| 【発明の名称】 |
昇降式搬送車 |
| 【発明者】 |
【氏名】島村 賢治
【氏名】弥久末 和久
【氏名】高岩 康幸
【氏名】井本 幸弘
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| 【要約】 |
【課題】手動で容易に載置物を昇降操作、介助作業及び移乗操作できる昇降式搬送車を提供すること。
【解決手段】搬送車(1)に、患者を昇降させる昇降機(3)と、介助者が出入りできる空間部(5)とが設けられ、前記昇降機(3)が複数個設けられ、各昇降機(3)に駆動源(11)が設けられ、前記複数個の駆動源(11)は、連動手段(40)に連結されて連動し、連動手段(40)は、駆動源(11)の駆動量を補正する補正機能(28)を有し、前記補正機能(28)は、駆動源(11)の延出位置又は角度、又は、担架載せ部(4)の位置又は角度を検出する検出器(31)を有する昇降式搬送車。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】搬送車(1)に、患者を昇降させる昇降機(3)と、介助者が出入りできる空間部(5)とが設けられたことを特徴とする昇降式搬送車。 【請求項2】昇降機(3)が複数個設けられ、各昇降機(3)に駆動源(11)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の昇降式搬送車。 【請求項3】複数個の駆動源(11)は、連動手段(40)に連結されて連動し、連動手段(40)は、駆動源(11)の駆動量を補正する補正機能(28)を有することを特徴とする請求項2記載の昇降式搬送車。 【請求項4】補正機能(28)は、駆動源(11)の延出位置又は角度、又は、担架載せ部(4)の位置又は角度を検出する検出器(31)を有し、該検出器(31)は、駆動源(11)の延出位置を検出する駆動源位置検出器(62)であり、又は、担架載せ部(4)の位置を検出する担架載せ部位置検出器(63)であり、又は、駆動源の角度を検出する駆動源角度検出器(64)であり、又は、担架載せ部(4)の角度を検出する担架載せ部角度検出器(65)であることを特徴とする請求項3記載の昇降式搬送車。 【請求項5】昇降機(3)は、速度制御器(30)で昇降速度が制御されることを特徴とする請求項1記載の昇降式搬送車。 【請求項6】担架載せ部(4)の昇降の開始直後に昇降速度は漸増し、所定の速度に至って昇降し、停止の暫時前は昇降速度を漸減し停止に至るように、昇降機3が制御されることを特徴とする請求項5記載の昇降式搬送車。 【請求項7】搬送車(1)は、台車部(2)と、台車部(2)に載設される昇降機(3)と、昇降機(3)に載設される担架載せ部(4)とからなり、担架載せ部(4)に垂下状に軸支されて空間部(5)にある可動水受盤(21)は、回動させて水平状に係止することが可能であり、更に、垂下状にある可動水受盤(21)が、担架載せ部(4)と共に下降する時、当該下降事象を感知した可動水受盤(21)は、水平方向に回動し又は上方向に移動し又は可動水受盤(21)自体が収縮することを特徴とする請求項1記載の昇降式搬送車。 【請求項8】昇降機(3)及び昇降機(3)を動かす駆動源(11)が1個であることを特徴とする請求項1記載の昇降式搬送車。 【請求項9】昇降機(3)は、連動する複数個の昇降機(3)からなり、それら昇降機(3)を動かす駆動源(11)が1個であることを特徴とする請求項1記載の昇降式搬送車。 【請求項10】搬送車(1)に、載置した患者を昇降させる駆動源(11)と、介助者が出入りできる空間部(5)とが設けられたことを特徴とする昇降式搬送車。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、身体障害者や養護老人等の入浴に供される昇降式搬送車に関する。 【0002】 【従来の技術】従来技術の実開昭50−30592号公報には、キャスター、下部フレ−ム、昇降装置、レール、上部フレ−ム、載置部、導入部、側面板、枠部材、ローラー、担架、ストッパー等からなる「医療用担架搬送車」が開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記従来装置は、載置した担架を昇降させることができるものであるが、中央に介助者が入れる空間部が無い。従来装置は担架の高さ調節はできるが、介助者が入る空間部が無いので、並置した浴槽等へ担架を移乗させる操作は容易にできないものであった。 【0004】又、搬送車を入浴に使用する場合、入浴中の入浴者の介護又は看視は、搬送車を除去移動させなければできず、搬送車の操作に多くの手数が掛かり、不都合であった。 【0005】又、搬送車を除去移動せずそのままの位置で、介助者が、入浴中の入浴者の介護又は看視できる装置が要望されていた。更に、従来装置では、浴槽内の入浴者の介助は浴槽縁が高いため容易ではなかったので、踏み台等に上がったやや高い位置から容易に行き届いた入浴介助できる装置が要望されていた。 【0006】本発明の目的は、上記課題を解決したものであり、手動で容易に載置物を昇降操作、介助作業及び移乗操作できる昇降式搬送車を提供することにある。 【0007】 【課題を解決しようとする手段】即ち本発明は、搬送車(1)に、患者を昇降させる昇降機(3)と、介助者が出入りできる空間部(5)とが設けられたことを特徴とする昇降式搬送車である。又、昇降機(3)が複数個設けられ、各昇降機(3)に駆動源(11)が設けられている。更に、複数個の駆動源(11)は、連動手段(40)に連結されて連動し、連動手段(40)は、駆動源(11)の駆動量を補正する補正機能(28)を有する。更に又、補正機能(28)は、駆動源(11)の延出位置又は角度、又は、担架載せ部(4)の位置又は角度を検出する検出器(31)を有し、該検出器(31)は、駆動源(11)の延出位置を検出する駆動源位置検出器(62)であり、又は、担架載せ部(4)の位置を検出する担架載せ部位置検出器(63)であり、又は、駆動源の角度を検出する駆動源角度検出器(64)であり、又は、担架載せ部(4)の角度を検出する担架載せ部角度検出器(65)である。又、昇降機(3)は、速度制御器(30)で昇降速度が制御される。更に、担架載せ部(4)の昇降の開始直後に昇降速度は漸増し、所定の速度に至って昇降し、停止の暫時前は昇降速度を漸減し停止に至るように、昇降機3が制御される更に又、搬送車(1)は、台車部(2)と、台車部(2)に載設される昇降機(3)と、昇降機(3)に載設される担架載せ部(4)とからなり、担架載せ部(4)に垂下状に軸支されて空間部(5)にある可動水受盤(21)は、回動させて水平状に係止することが可能であり、更に、垂下状にある可動水受盤(21)が、担架載せ部(4)と共に下降する時、当該下降事象を感知した可動水受盤(21)は、水平方向に回動し又は上方向に移動し又は可動水受盤(21)自体が収縮する。又、昇降機(3)及び昇降機(3)を動かす駆動源(11)が1個である。更に、昇降機(3)は、連動する複数個の昇降機(3)からなり、それら昇降機(3)を動かす駆動源(11)が1個である。更に又、搬送車(1)に、載置した患者を昇降させる駆動源(11)と、介助者が出入りできる空間部(5)とが設けられる。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の搬送車1を入浴に用いる場合、搬送車1を浴槽(図示省略)に横着けし、搬送車1上の担架(図示省略)を前記浴槽の上に移動させ、前記浴槽を上昇させ、前記担架上の入浴者を入浴させる。 【0009】担架3を浴槽1に移乗させる時、搬送車1の略中央部に設けられた空間部5に介助者が入り、操作容易に、前記担架を搬送車1から前記浴槽に入れ、又、前記浴槽から搬送車1へ引き戻す。搬送車1に設けらた昇降機3は、載置した患者を昇降させる。 【0010】搬送車1に設けられた複数個の昇降機3は、各昇降機3に設けられる駆動源11により作動する。 【0011】複数個の駆動源11は、連動手段40に連結されて連動する。連動手段40が擁する補正機能28は、駆動源11の駆動量を補正する。 【0012】補正機能28が有する検出器31は、駆動源11の延出位置(=ストローク)又は角度、又は、担架載せ部4の位置又は角度を検出する。検出器31が有する駆動源位置検出器62は、駆動源11の延出位置を検出する。検出器31が有する担架載せ部位置検出器63は、担架載せ部4の位置を検出する。 【0013】検出器31が有する駆動源角度検出器64は、駆動源11の角度を検出する。検出器31が有する担架載せ部角度検出器65は、担架載せ部4の角度を検出する。 【0014】速度制御器30は、昇降機3の昇降速度を制御する。 【0015】速度制御器30は、担架載せ部4の移動の開始直後に速度は漸増し、所定の速度に至って昇降し、停止の暫時前は速度を漸減し停止に至るように、昇降機3を制御する。 【0016】台車部2は、昇降機3と担架載せ部4を載設する。担架載せ部4は、可動水受盤21を垂下状に軸支する。 【0017】可動水受盤21は、回動して水平状に係止可能である。又、水受けに供しない時には垂下状にしておりこの時の垂下状にある可動水受盤21は、担架載せ部4と共に下降させると、台車部2に当たって回動し、担架載せ部4の下降を妨げない。又は、垂下状にある可動水受盤21は台車部2に当たって収縮し担架載せ部4の下降を妨げない。 【0018】台車部2に載設される昇降機3は1個の駆動源11で昇降する。或いは、昇降機3は複数の昇降機3でなり、これらの昇降機3は1個の駆動源11で作動する。搬送車1に設けらた駆動源11は、載置した患者を昇降させる。 【0019】 【実施例】図1乃至3に示す本発明の第1実施例に係る搬送車1は、台車部2と、台車部2上に載設される昇降機3と、昇降機3上に載設され担架載せ部4とからなる。搬送車1の長手方向(=前後方向)における略中央部には、左右が開口され、介助者が搬送車1中に出入りできる空間部5が設けられる。空間部5の他の例では、空間部5の左右のいずれか一方が開口される。 【0020】更に、搬送車1を移動させる時に掴む前・後取っ手6・7と、搬送車1の下部に設けられ搬送車1を床面に容易に走行させるキャスタ−8とからなる。キャスタ−8はストッパー(図示省略)付きである。 【0021】前記台車部2にあって空間部5の下部位置に、介助者が上る踏み台14が設けられる。 【0022】前記昇降機3は、搬送車1の前方に前昇降機9と、後方に後昇降機10とからなる。 【0023】前昇降機9と後昇降機10の各昇降機3に駆動源11が設けらる。駆動源11は具体的には電動アクチェーターである。前・後昇降機9・10に係る前・後駆動源12・13は、連動手段40に連結される。 【0024】前記担架載せ部4は、搬送車1の前方に前担架載せ部15と、後方に後担架載せ部16とからなる。 【0025】入浴に用いた場合に前記担架からの落下水を受け止める水受盤18が、担架載せ部4に載設される。即ち、前担架載せ部15に前水受盤19が載設され、後担架載せ部16に後水受盤20が載設される。 【0026】空間部5には可動の可動水受盤21が設けられ、該可動水受盤21は、前後に二分されており、前担架載せ部15に前可動水受盤22が垂下状に軸46(図2参照)で軸支され、後担架載せ部16に後可動水受盤23が垂下状に軸46で軸支される。 【0027】前・後可動水受盤22・23は、水平位置と垂下状位置との間を回動・固定可能に設けられる。即ち、垂下状位置にある前・後可動水受盤22・23を水平位置に回動させると、前・後可動水受盤22・23は水平位置に、引っ張りバネ24の収縮力により固定する。 【0028】水平位置にある前・後可動水受盤22・23を垂下状位置に回動させると、前・後可動水受盤22・23は垂下位置に、引っ張りバネ24の収縮力により固定する。 【0029】図3に電気的構成をブロック図で示している。上昇・下降・緊急停止操作部25・26・27は、駆動源11を伸縮作動に上昇、下降、緊急停止の指示を与えるものである。 【0030】駆動源11を連動させる連動手段40は、駆動源11の駆動量を補正する補正機能28と、駆動源11の駆動を制御する駆動源制御器29と、駆動源11の駆動速度を制御する速度制御器30とを有する。 【0031】補正機能28は、駆動源11又は担架載せ部4の移動状態を検出する検出器31と、検出器31の出力を比較する比較器41とを有する。具体的には、前・後駆動源12・13に添設され該駆動源12・13の延出位置を検出する駆動源位置検出器62(=前・後駆動源位置検出器32・33)であり、前記比較器41は前・後駆動源位置検出器32・33の二出力値を比較しそれらの値が同値になるよう駆動源制御器29を介して前・後駆動源12・13を駆動させる。 【0032】速度制御器30は、担架載せ部4の移動の開始直後に速度は漸増し、所定の速度に至って昇降し、停止の暫時前は速度を漸減し停止に至るように、昇降機3を制御する前・後漸増漸減制御器34・35を有する。更に、前・後漸増漸減制御器34・35は、前記担架載せ部4の移動の開始時に漸増後は一定速度で昇降するように、昇降機3を制御するものである。 【0033】上限・下限前検出器37・38及び上限・下限後検出器44・45は、前・後駆動源12・13のそれぞれの延出端及び収縮端を検出するもので、上限・下限前検出器37・38及び上限・下限後検出器44・45が作動すると前・後駆動源12・13が漸減停止する。 【0034】尚、図1中、17は前記担架を支持するレ−ル、25は、担架載せ部4が上昇するように駆動源11を駆動させる上昇操作部、26は、担架載せ部4が上昇するように駆動源11を駆動させる下降操作部、27は、担架載せ部4が緊急停止するように駆動源11の駆動を停止させる緊急停止操作部、39はペダル、42は4個のキャスター8に同時にロックを掛け或いは解除するために前記ストッパーを連結するストッパー連結具、69は電源、72は電源収納部である。 【0035】第1実施例の使用状態を述べる。第1実施例を入浴に使用する例では、介助者は、入浴者及び前記担架を載せた搬送車1を所定位置へ移動させた後、ペダル39を踏んで、キャスタ−8をロックする。 【0036】次に、上昇・下降操作部25・26を操作して搬送車1を昇降させ、適する高さに至らせる。例えば、介助者は、搬送車1を昇降調整し入浴者を洗浄に適する高さに至らせ、前記担架上の入浴者洗浄する。 【0037】或いは、浴槽(図示省略)上縁面と同高に至らせ、介助者は適宜踏み台14に上がり楽な姿勢で、前記担架を前記浴槽真上へ移乗させる。移乗後、介助者は、浴槽上又は浴槽内にいる入浴者を介助する。 【0038】搬送車1に設けられた前・後昇降機9・10は、各昇降機9・10に設けられる駆動源11により作動し、入浴者を昇降させる。上昇・下降操作部25・26は、上昇又は下降を指示し、駆動源11を伸・縮させる。 【0039】複数個の駆動源11は、連動手段40に連結されて連動する。連動手段40が擁する補正機能28は、駆動源11の駆動量即ちストロークの変化量を補正する。補正機能28により、前・後担架載せ部15・16は均衡して昇降する。補正機能28が有する前・後駆動源位置検出器32・33は、前・後駆動源12・13のそれぞれストロークを検出する。 【0040】比較器41は、前・後駆動源位置検出器32・33の両値を比較し、両値が異なると、出力を発し、駆動源制御器29を介して前・後駆動源12・13を適宜過大又は過小駆動し、前記両値が同じ値になるように作動させ、補正の機能を為す。 【0041】速度制御器30は、昇降機3の昇降速度を制御する。速度制御器30の前・後漸増漸減制御器34・35は、担架載せ部4の移動の開始直後に速度は漸増し、所定の速度に至って一定速度で昇降し、停止の暫時前は速度を漸減し停止に至るように、昇降機3を制御する。 【0042】即ち、担架載せ部4の昇降は、前・後漸増漸減制御器34・35が作動し、スロースタート及びスローストップする。更に、前・後漸増漸減制御器34・35は担架載せ部4の移動の開始直後に速度を漸増させ、所定の速度に至った時一定速度で昇降するように駆動源11を制御する。 【0043】例えば、電源69が低下し(=電源情報)、電流パルスの振幅が下がった時は、前・後漸増漸減制御器34・35により電流パルスのパルス幅を増して、駆動源11を一定速度に駆動する。又、昇降機3の機械的特性に起因して昇降速度が高さ位置ごとに異なる場合はその機械的特性(=機械情報)に対応して電流パルスのパルス幅を増減変化させて担架載せ部4が一定速度で昇降するように駆動源11を制御する。上述の電源情報や機械情報を駆動源制御器29に記憶させている。 【0044】前・後駆動源11の移動の上・下端では、上・下限前検出器37・38及び上・下限後検出器44・45が作動しスローストップする。 【0045】担架載せ部4に垂下状に軸支された前・後可動水受盤22・23は、回動して水平状に、引っ張りバネ24の引っ張り作用により係止可能である。 【0046】又、垂下状にした前・後可動水受盤22・23は、担架載せ部4と共に下降する時、該前・後可動水受盤22・23が直接にその下端が台車部2に当たって、軸46を中心に水平方向へ回動し、傾斜面を呈するようになる。この回動により前・後可動水受盤22・23は、担架載せ部4の下降を妨げることを回避する。 【0047】図4に示す本発明の第2実施例は、第1実施例における前駆動源12を除去し、後昇降機9と前昇降機10を連結具47で連結した連結式の昇降機に代えたものである。第2実施例では、電気的構成において、前駆動源12が無いのでこれへの供給電源等、及び、補正機能は不要であるから、構成が簡潔である。 【0048】図5に示す本発明の第3実施例は、第1実施例における前昇降機9及び前駆動源12を除去し、前担架載せ部15を支持腕48によって後担架載せ部16に固定する構成に代えたものである。 【0049】第3実施例では、前担架載せ部15は、後担架載せ部16に支持され一体的に昇降する。垂下状にある可動水受盤21は、担架載せ部4が下降する時、間接的に、台車部1に当って水平方向へ回動する。 【0050】詳しくは、担架載せ部4が下降すると台車部1に当接する当接具67が後駆動源13の適宜位置に取着され、担架載せ部4が下降した時該当接具67の作動変位を、可動水受盤21へ伝達する水受盤連結具36が、当接具67と可動水受盤21の間に連結される。 【0051】担架載せ部4が下降した時、当接具67及び連結具36を介して間接的に、可動水受盤21が水平方向へ回動する。 【0052】図6に示す本発明の第4実施例は、第1実施例におけるの前昇降機9及び前駆動源12を、前立設駆動源49のみで構成し、前昇降機9を削除し、及び、後昇降機3及び後駆動源13を、後立設駆動源50のみで構成し、後昇降機10を削除したものに代えている。 【0053】第4実施例では、前担架載せ部15は前立設駆動源49で昇降し、後担架載せ部16は後立設駆動源50で昇降する。前担架載せ部15と台車部2にわたって、及び、後担架載せ部16と台車部2にわたって、前・後担架載せ部16の高さを検出する前・後担架位置検出器51・52が、それぞれ設けられる。 【0054】第4実施例では、第1実施例における前・後駆動源位置検出器32・33を担架位置検出器63(=前・後担架位置検出器51・52)に代え、前・後駆動源11が作動時に、前・後担架位置検出器51・52の両出力信号を元に、前・後担架載せ部15・16の高さを均衡させる。図6中、70は台車部2に立設されるガイド枠、71は担架載せ部4側のフレ−ムに取着される枠ロ−ラ−、66は可動水受盤21の下端に設けられ、踏み台14に当って転動するロ−ラ−、である。 【0055】図7に示す本発明の第5実施例は、第1実施例における前・後駆動源位置検出器32・33を、駆動源11の傾斜角度を検出する駆動源角度検出器64(=前・後駆動源角度検出器53・54)に代えたものである。更に、第1実施例における前・後可動水受盤22・23を、台車部2に当って、該台車部2に押されて自動的に収縮する前・後収縮水受盤55・56に代えたものである。 【0056】第5実施例では、前・後駆動源12・13が作動時に、前・後駆動源位置検出器31・32の両出力信号を元に、前・後担架載せ部15・16の高さを均衡させる。第5実施例では、前・後担架載せ部15・16が下降すると垂下状にある前・後収縮水受盤55・56は、その収縮部57が台車部2に押され蔓巻きバネ58に抗して外筐部59に退入する。 【0057】又、前・後収縮水受盤55・56は、前・後担架載せ部15・16が上昇すると退入状態にある収縮部57が台車部2から離れ、蔓巻きバネ58の伸展力に押されて退入状態から進出状態の常態に戻る。 【0058】又、図7には、駆動源位置検出器32・33の他の実施例として、駆動源位置検出器32・33に代えて、前・後担架載せ部15・16の角度を検出する担架載せ部角度検出器60を付加例示している。 【0059】担架載せ部角度検出器60は、前担架載せ部15と後担架載せ部16の間に掛け渡された渡し枠61に取着される。渡し枠61はその両端を前担架載せ部15と後担架載せ部16に軸65・68で止められる。 【0060】担架載せ部角度検出器60は、前・後担架載せ部15・16の角度を検出し、前・後担架載せ部15・16が昇降時に、担架載せ部角度検出器60の出力信号を元に駆動源11を制御し、前・後担架載せ部15・16の角度の均衡を図るものである。通常は昇降時に前・後担架載せ部15・16が略水平を保つようにする。 【0061】図8に示す本発明の第6実施例は、第1実施例における可動水受盤21をスライド可動水受盤69に代えたものである。第6実施例では、担架載せ部4を下降させると垂下状のスライド可動水受盤69はその下端が台車部1に当ると台車部1に押されて上方へ動く。 【0062】図示を省略するが、担架載せ部4が下降する事象をセンサ−で電気的に検出し、可動水受盤21を検出信号に基づきモーターで水平方向へ回動させるという構成も可能である。 【0063】 【発明の効果】本発明は、搬送車1の略中央部に、介助者が出入りできる空間部5が設けられたものである。搬送車1を入浴に用いた場合には、搬送車1に載置される前記担架上の入浴者を、搬送車1と前記浴槽との間に移乗させる時、介助者は空間部5に入って該担架を操作できる。介助者は担架の移乗を、前屈みの苦しい姿勢になることなく、楽な姿勢で、容易に行なえ、好都合である。 【0064】又、身長の低い介助者は、搬送車1の側部から前記担架を前記浴槽へ移乗させることが甚だ困難であるといった従来装置の不都合を解消し、容易に担架を移乗させることができるようになり、好都合である。 【0065】又、入浴中の入浴者の介護又は看視が、搬送車1を除去移動させずにそのままの位置で容易にでき、搬送車1の操作に掛かる手数が減り、好都合である。 【0066】又、搬送車1に、載置した入浴者を昇降させる昇降機3が設けられているので、搬送車1を介助作業に最適の高さに調節でき、介助作業が容易になり、好都合である。 【0067】又、搬送時には、搬送車1を下降させ、入浴者を低位にして横揺れ等を少なくして、入浴者に不安感を与えず、安全に搬送でき、好都合である。 【0068】本発明は、昇降機3が複数個設けられ、各昇降機3に駆動源11が設けられているので、昇降作動の応答が良好となり、担架載せ部4が安定に昇降し、介助作業の能率が向上が期待でき、好都合である。 【0069】本発明では、複数個の駆動源11は連動手段40に連結されて連動し、連動手段40は、駆動源11の駆動量を補正する補正機能28を有するので、該補正機能28の作用により複数個の駆動源11が適宜その駆動量が補正され、複数個の昇降機3が均衡して昇降し、異常傾斜等することが無く、好都合である。 【0070】本発明に係る補正機能28は、前・後駆動源位置検出器32・33を有するので、駆動源11のストロ−クを逐次検出しこの検出値を元に、複数個の昇降機3を均衡させて昇降でき、担架載せ部4を、異常傾斜させること無く安全に昇降させることができ、好都合である。 【0071】補正機能28が前・後担架載せ部位置検出器51・52であるものでは、前・後担架載せ部15・16の位置を検出しこの検出値を元に、前・後担架載せ部15・16の高さ位置を均衡させながら昇降でき、好都合である。前・後担架載せ部位置検出器51・52を用いたものでは、駆動源11から見て前・後担架載せ部15・16の検出部材が末端の部材であるので、安全性が高い。 【0072】補正機能28が前・後駆動源角度検出器53・54であるものでは、前・後駆動源12・13の傾斜角度を検出しこの検出値を元に、複数の昇降機3を均衡させて移動でき、担架載せ部4を、異常傾斜させること無く安全に昇降させることができ、好都合である。 【0073】補正機能28が前・後担架載せ部角度検出器60・61であるものでは、前・後担架載せ部15・16の傾斜角度(=通常では0度の水平)を検出しこの検出値を元に、前・後担架載せ部15・16の角度を均衡させて昇降させることができ、好都合である。 【0074】前・後担架載せ部角度検出器60・61を用いたものでは、作動部材のうち末端の部材である担架載せ部4の角度を検出しこれを均衡させて移動できるので、高い安全性をもって、担架載せ部4を、異状傾斜させること無く安全に昇降させることができ、好都合である。 【0075】本発明に係る昇降機3は、速度制御器30で昇降速度が制御されるものであるから、入浴者に与える不快を可及的に減らす好適な態様の速度で担架載せ部4を昇降させることができ、好都合である。 【0076】本発明のに係る昇降機3は、速度制御器30で昇降速度がスロ−スタート、スローストップの作動に制御されるものであるから、担架載せ部4の移動の始・終の両端にあって、入浴者に与える衝撃とそれに伴う不快感及び不安感を可及的に減らすことができ、好都合である。 【0077】本発明は、担架載せ部4に垂下状に軸支されて空間部5にある可動水受盤21は、担架載せ部4と共に下降する時、台車部2に当たって回動し、又は、台車部2に当たって収縮し、一方、可動水受盤21は、回動させて水平状に係止することも可能であるから、可動水受盤21が垂下状にある時担架載せ部4を下降させても水受盤が台車部2にぶつかって破損することは無い。 【0078】又、可動水受盤21は必要に応じて可動水受盤21を水平にもできる。従って、可動水受盤21に係る構成は扱いが容易であり、好都合である。 【0079】本発明は、昇降機3を動かす駆動源11が1個であるから、複数個の駆動源11を設けるものに比して電気的な連動制御機構等が不要でありそれ故に電気的構成が簡素となり故障の減少を期待でき、又、製造コストも低減でき、好都合である。 【0080】本発明は、昇降機3は複数の昇降機3からなり、それら昇降機3を動かす駆動源11が1個であり、複数の昇降機3は機械的に連動するものであるから、複数個の駆動源11を設ける装置に比して電気的な連動制御機構等が不要であり、それ故に電気的構成が簡素となり、更に、担架載せ部4は、複数個の昇降機3で支持されるので1個の昇降機3で支持するものに比して揺れ等が少なく安定にして安全に支持され、好都合である。 【0081】本発明は、搬送車1に、載置した入浴者を昇降させる駆動源11と、略中央部に介助者が出入りできる空間部5とが設けられたものであるから、介助者は空間部5を利用して載置入浴者をの介助がし易く、更に、直接的に駆動源11で担架載せ部4を昇降させXフレーム等の昇降機構を省略したのでその分構成が簡素であり軽量にでき、然も安価にでき、好都合である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000103471 【氏名又は名称】オージー技研株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年2月5日(1999.2.5) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−225166(P2000−225166A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月15日(2000.8.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−29247 |
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