| 【発明の名称】 |
水虫抑制機 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 勝三
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 皮膚の水虫の原因である白癬菌の増殖を抑制する目的のため、患部の皮膚にせん断荷重と圧迫荷重を繰り返し加える機械【請求項2】 皮膚の水虫の原因である白癬菌の増殖を抑制する目的のため、皮膚にせん断荷重と圧迫荷重を繰り返し加える手持ちの電動機械【請求項3】 足の皮膚の水虫の原因である白癬菌の増殖を抑制する目的のため、足の皮膚にせん断荷重と圧迫荷重を繰り返し加える手持ちの電動機械【産業上の利用分野】水虫の治療に関する分野 |
【発明の詳細な説明】【従来の技術】 水虫の内、代表的なものが汗疱状白癬であり、足の裏の土踏まず、踵の周りや趾の付け根などに感染する。感染した後、暑い時に長い間靴を履いたままでいると皮膚に小さい水ぶくれ(小水疱)が複数できて、かゆみの自覚症状が生じ、靴を履いていることができなくなることもある。汗疱状白癬の症状は皮膚に白癬菌が感染し、増殖することにより発生する。白癬菌に感染していても、寒い時は白癬菌が増殖できないので、皮膚に小水疱は生じない。従って、感染部の外見の変化は無く、かゆみ等の自覚症状は無い。また、一度感染すると完治はきわめて難しく、僅かの胞子が生き残っているとまた次の初夏に増殖する。治療方法としては、抗白癬菌作用を有する物質を配合した軟膏または溶液を患部に塗布する方法と人工紫外線を患部に当てて白癬菌を殺菌して治療する方法が一般的である。このような治療を施しても、白癬菌は完全には死滅せず、次に靴下と靴を履くと靴の中の温度上昇と蒸れのために2、3時間で白癬菌は増殖し、患部は悪化する方向へ向かうのである。靴下と靴を履かないようにすることは、通常の人は難しいので、水虫が快方へ向かうのは気温が下がる秋になる。 【発明が解決しようとする課題】 本発明は足部に汗庖状白鮮が感染した人が、初夏から初秋の気温が高く、湿度も高い時、長い間靴を履いていると白癬菌が増殖し、足に小水疱が複数できて、かゆみの自覚症状を呈するが、これは患者に非常に苦痛を与えている。この課題を解決しようとするものである。 【課題を解決するための手段】 カビは温度条件、湿度条件、炭酸ガス濃度、PHによって増殖が左右されるといわれている。白癬菌はカビの一種類である。本発明はカビに対するこれらの増殖条件とは異なる条件に着目した。カビは繰り返し連続的に荷重の加わる面には増殖出来ないことに着目した。例えば、足の踵の一番体重のかかる部分には水虫は増殖しない。そこで本発明は、足の裏の皮膚の表面に白癬菌が感染して悪化した患部に、せん断荷重と圧迫荷重を繰り返し加える実験を行ったところ、1日1回20分のせん断荷重と圧迫荷重で2日ないし3日で水疱が消失し、かゆみも無くなった。しかも再度、靴下と靴を履いた時の白癬菌の増殖の度合いがきわめて少ないという結果が得られた。また、ここで加える程度の皮膚へのせん断荷重と圧迫荷重は、骨格等の正常な人の皮膚には全く悪影響は無い。 【発明の実施の形態】 【0001】図1に本発明の水虫抑制機の外観を示す。01電源コード、02取手、03スイッチ、04叩き回数調節器、05叩き強さ調節器、06本体、07打撃部より構成されている。図2に示すように01電源コードをAC100V、単相交流のコンセントに差し込み、02取手を持ち、03スイッチを入れて、07打撃部を08足の皮膚の患部に当ててせん断荷重と圧迫荷重を繰り返し加える。これは患部を07打撃部で連続的に叩くことと同じである。04叩き回数調節器で1分間の叩き回数を05叩き強さ調節器で叩き強さを調節する。叩き回数は1分間に180ないし900回で叩き強さは78Nないし108N程度が効果があり、足への痛みも感じない。図3は07打撃部が08足の皮膚にせん断荷重と圧迫荷重を加えている最中の状態を示している。07打撃部は円柱形で先端は直径約11mmで周囲に約1mmの円環があり、中央部は約1mmないし3mmの窪みがある。円環が当たっている09皮膚部分は圧迫荷重を受け、それより約1ないし2mm離れた10皮膚部分はせん断荷重を受ける。このような荷重の位置を少しづつずらしながら08足の皮膚全体に繰り返すと患部は全ての面にせん断荷重と圧迫荷重を受けることになる。07打撃部の先端の形状は図3に示す形状に限られず、皮膚にせん断荷重と圧迫荷重が加えられるものであればどのような形状であってもよい。 【0002】明細書の中で使用している「圧迫荷重」とは皮膚に対して垂直に皮膚の内部に向かって皮膚を圧迫する荷重を言う。また同じく「せん断荷重」とは圧迫荷重が作用している部分と圧迫荷重が作用していない部分の境界の皮膚に段差が付くように曲げられるように働く荷重を言う。また、水虫は主として足の皮膚に感染するが、体の他の部位、例えば手の皮膚にも同様に適用できる。 【0003】図4に本発明の水虫抑制機の電気回路図の一例を示す。01電源コード、03スイッチ、04叩き回数調節器、05叩き強さ調節器、07打撃部、11コイル、12鉄心、13圧縮コイルばね、14往復動部、15導体より構成されている。これらの要素は図1の02取手と06本体の内部に組み込まれている。01電源コードをAC100V、単相交流のコンセントに差し込み、03スイッチをONにすると15導体を通して電流が流れ、11コイルに電流が流れる。11コイルに電流が流れると12鉄心が電磁石となり14往復動部が磁性体で出来ているため、磁力により吸引され、12鉄心の方向に動く。14往復動部が12鉄心の方向に動く時13圧縮コイルばねは圧縮される。この直後に04叩き回数調節器で電気回路を一時的にOFFとすると磁力が無くなるので13圧縮コイルばねの復元力により14往復動部は元の位置に戻る。すなわち、04叩き回数調節器の電気回路を一時的にOFFにする間隔を1分間に180回ないし900回にすると14往復動部の先端に付けられた07打撃部が足の皮膚を連続的に叩くことになる。本回路図に05叩き強さ調節器を挿入し、調節できるようにすると叩き強さも調節できる。05叩き強さ調節器は可変抵抗器である。本回路図は本発明を実現するための最も簡単な電気回路図の一例を示したものであり、本発明を実現するためには他の電気回路であってもよい。 【0004】叩き強さ78Nないし108Nの理由は、叩き強さは強い方が白癬菌増殖の抑制効果があるが、皮膚に痛みが残らない108N程度に押さえるのがよい。1分間の叩き回数は治療時間短縮のため多い方が良いが、900回を超えると電磁石利用の構造上叩き強さが減少するので、白癬菌増殖の抑制効果が減少する。07打撃部の行程は4mmないし7mmが適している。行程約4mmないし7mmの理由も叩き強さを確保し、叩き回数を増加せしめるのに適度であるからである。 【0005】皮膚にせん断荷重と圧迫荷重を繰り返し加えることのできる機械は必ずしも図4に示すものに限られず図5に示すような電気回路であってもよい。01電源コード、03スイッチ、07打撃部、11コイル、15導体、16パルス選択器、17選択パルス時間長調節器、18磁性体管、19被吸引部、20コイルばね、21軸から構成されている。ここでは図4の04叩き回数調節器の役割りを果たすのが16パルス選択器であり、05叩き強さ調節器の役割りを果たすのが17選択パルス時間長調節器である。01電源コードをAC100V、単相交流のコンセントに差し込み、図2の02取手を持ち、07打撃部を08足の皮膚に押し付けると20コイルばねは圧縮され、21軸は図の下方向へ押されてこれに連結されているか又は一体の19被吸引部は18磁性体管内を下方向に動く。次に03スイッチをONにすると16パルス選択器で選択された交流の1個の1方向パルス電流が15導体を通して流れると11コイルにパルス電流が流れる。11コイルにパルス電流が流れると18磁性体管が電磁石となり19被吸引部が磁性体で出来ているため、磁力により吸引され、19被吸引部は図の上方向に動く。19被吸引部が上方向に動く時20コイルばねは開放されると同時に07打撃部で08足の皮膚を叩く。07打撃部を08足の皮膚に押し付け続けると16パルス選択器で選択された1個のパルス電流が終了すると電気回路は一時的にOFFになり磁力が無くなる。そうすると07打撃部は取手の押し付け力により08足の皮膚から押され、21軸は図の下方向へ移動し19被吸引部は元に戻るので20コイルばねは再び圧縮される。すなわち、16パルス選択器で電気回路を一時的にONにして選択するパルス数を1分間に180回ないし900回にすると、19被吸引部に21軸を介して連結された07打撃部が足の皮膚を連続的に叩くことになる。07打撃部の行程は4mmないし7mmが効果的である。16パルス選択器に17選択パルス時間長調節器を付属させ、1個のパルス時間長を調節し、1パルスの導通時間を短くできるようにすると、流れるパルス電流の通電時間も少なくなるので叩き強さも弱く調節できる。すなわち17選択パルス時間長調節器は大より小に叩き強さを調節できる。叩き強さは78Nないし108N程度がよい。本回路図は本発明を実現するために簡単な電気回路図の例を示したものであり、本回路に示されている要素以外に回路素子をサージ電圧から守るための保護回路等を必要とするのは当然のことである。 【0006】図6に示すように図4の07打撃部を22基部と23先端部に分割し、23先端部を交換できる構造とすることもできる。これは足の趾の間に圧迫荷重及びせん断荷重を加えるために、足の趾の間に入るように23先端部の直径を図3に示すより細い形状のものに付け替えることもできる。 【0007】図4、図5の01電源コードに連結する電源コンセントは必ずしもAC100V、単相交流コンセントに限られる訳ではなく、地域によってはAC200V、単相交流コンセントでも目的は十分達成できる。 【0008】図3の07打撃部の皮膚を叩く部分の形状は、図7に示すように24突起部、25窪み部の形状であっても皮膚にせん断荷重と圧迫荷重を加えることができる。その他種々の形状であっても目的を達成できる。 【発明の効果】 患部に本発明の水虫抑制機の処置を行うと、白癬菌の菌糸と胞子は皮膚のせん断荷重と圧迫荷重によってその後の増殖を著しく阻害され、きわめて持続力のある白癬菌抑制効果が発揮される。これを繰り返し毎日行うことにより、皮膚の水虫の再発抑制効果が薬剤で抑制した場合に比較して著しく高い。7ないし8時間靴を履いて歩き回った後に於いても効果が持続している。白癬菌を足全体に渡って完全に殺してしまう効果は無いと思われるが増殖を著しく阻害する効果があるため、小水庖の発生が見られない。従ってかゆみの自覚症状も発生しない。これにより汗疱状白癬が感染した人でも皮膚のただれやかゆみから解放されるので、完治と同一に感じることができる。従って患者は夏期に於いて汗疱状白癬のかゆみから解放されることができる。また、皮膚に塗布された薬剤は薬剤の効果が皮膚の深部に効果が達しないのに比較し、本考案は圧迫荷重とせん断荷重によって白癬菌抑制効果が皮膚の深部まで達する。皮膚の水ぶくれ(小水疱)は白癬菌が皮膚の深部で増殖したための体の反作用であるから、効果が深部に達するのは、薬剤の効果に比較し特筆すべき画期的な効果である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597133684 【氏名又は名称】田中 勝三
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| 【出願日】 |
平成11年4月26日(1999.4.26) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−135264(P2000−135264A) |
| 【公開日】 |
平成12年5月16日(2000.5.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−118835 |
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