| 【発明の名称】 |
皮膚接着テープ並びにシート |
| 【発明者】 |
【氏名】加瀬 建造
|
| 【要約】 |
【課題】顔面など柔らかな皮膚に接着しても皮膚に負担をかけないで、皮膚の血行を改善する皮膚接着テープ並びにシートを提供することを目的としている。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも縦糸か緯糸のいずれかに伸縮性糸が使用された基布の下面に、多数の伸縮性接着材層が、それぞれの間に布露出部をおいて間欠的に形成され、該伸縮性接着材層には接着材の軟性を維持させるための油脂が含まれていることを特徴とする皮膚接着テープ。 【請求項2】 前記伸縮性接着材層には、ビタミン剤、皮膚栄養剤、イオン交換素材、遠赤外線発振素材、磁性体の中から選択される一種以上が含まれていることを特徴とする請求項1に記載された皮膚接着テープ。 【請求項3】 前記伸縮性接着材層は、左右に蛇行する流水紋状で、屈曲部は幅広く、斜行部は細く設定されていることを特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載された皮膚接着テープ。 【請求項4】 少なくとも縦糸か緯糸のいずれかに伸縮性糸が使用された基布の下面に、接着材の軟性を維持させるための油脂が含まれた伸縮性接着材層の多数が、それぞれの層間に布露出部をおいて間欠的に形成され、該伸縮性接着材層には離形紙が貼付され、略方形に形成され、縦糸に沿う切割線により先端部に複数の多岐片が形成されたことを特徴とする皮膚接着シート。 【請求項5】 少なくとも縦糸か緯糸のいずれかに伸縮性糸が使用された基布の下面に、接着材の軟性を維持させるための油脂が含まれた伸縮性接着材層の多数が、それぞれの間に布露出部をおいて間欠的に形成され、該伸縮性接着材層には離形紙が貼付され、伸縮糸と直交方向に長い略楕円形に形成されたことを特徴とする皮膚接着シート。 【請求項6】 前記油脂が含まれた伸縮性接着材層にはビタミン剤、栄養剤、イオン交換素材、遠赤外線発振素材、磁性体の中から選択される一種以上が含まれていることを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載された皮膚接着シート。 【請求項7】 少なくとも縦糸か緯糸のいずれかに伸縮性糸が使用された基布の下面に、接着材の軟性を維持させるための油脂が含まれた伸縮性接着材層の多数が、それぞれの層間に布露出部をおいて間欠的に形成され、該伸縮性接着材層には離形紙が貼付され、これを所望の形状にプレス裁断して皮膚接着シートが形成され、特定形状の皮膚接着シートの複数が組合わされて吊下げ基板付きケースに収容一体に形成されたことを特徴とするケース入り皮膚接着シート。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は皮膚接着テープ並びにシートに係り、特に柔らかな顔面皮膚に接着して顔面皮膚表面を損なわず、皮膚下の血行を改良することのできる皮膚接着テープ並びにシートに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、身体の一部に接着して使用するテープ、例えば商標キネシオテープ、は基布の下面に接着材層が形成されており、背中、足、腕などに接着して使用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記身体接着テープは元来手足などに接着することを目的として開発されたため、目的に合わせて接着性がよい合成樹脂接着材が使用されている。これを例えば顔面の柔らかな皮膚に接着させると、テープを剥がす時に皮膚表面のケラチン質までも剥がすことになり、顔面の柔らかな皮膚を損なう虞れがある。この発明はこれらの実情に鑑みて顔面の柔らかな皮膚を損なうことがなく、主として顔面皮膚の皺やたるみを改善するために皮膚に接着させる皮膚接着テープ並びにシートを提供することを目的として開発されたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を解決し、目的を達成するために次のような技術的な手段を講じた。 【0005】すなわち、少なくとも縦糸か緯糸のいずれかに伸縮性糸が使用された基布の下面に、多数の伸縮性接着材層が、それぞれの間に布露出部をおいて間欠的に形成され、該伸縮性接着材層には、接着材の軟性を維持させる油脂が含まれている皮膚接着テープ、として構成されている。該油脂としては皮膚に優しい油脂が選択される。 【0006】前記伸縮性接着材層には、ビタミン剤、皮膚のための栄養剤、イオン交換素材、遠赤外線発振素材、磁性体の中から選択される一種以上を含ませることができる。 【0007】前記布露出部は、全面積に対して20%〜60%の範囲で形成されている皮膚接着テープ。 【0008】前記伸縮性接着材層は、左右に蛇行する流水紋状で、屈曲部は幅広く、斜行部は細く設定されている皮膚接着テープ。 【0009】少なくとも縦糸か緯糸のいずれかに伸縮性糸が使用された基布の下面に、接着材の軟性を維持させるための油脂が含まれた伸縮性接着材層の多数が、それぞれの間に布露出部をおいて間欠的に形成され、該伸縮性接着材層には離形紙が貼付され、略方形に形成され、縦糸に沿う切割線により先端部に多岐片が形成された皮膚接着シート。 【0010】少なくとも縦糸か緯糸のいずれかに伸縮性糸が使用された基布の下面に、接着材の軟性を維持させるための油脂が含まれた伸縮性接着材層の多数が、それぞれの間に布露出部をおいて間欠的に形成され、該伸縮性接着材層には離形紙が貼付され、伸縮糸と直交方向に長い略楕円形に形成された皮膚接着シート。 【0011】前記油脂が含まれた伸縮性接着材層にはビタミン剤、皮膚のための栄養剤、イオン交換素材、遠赤外線発振素材、磁性体、皮膚栄養素の中から選択される一種以上が含まれている皮膚接着シート。 【0012】 【作用】上記のように構成されたこの発明は、次のような作用を有している。 【0013】伸縮性接着材層には、接着材を軟性に維持するための油脂が含まれているので、合成樹脂、例えばアクリル樹脂接着材単独層よりも層の硬度が柔らかく、柔らかな皮膚に対して接着性が良いが、油脂が含まれている分だけ総量に対する接着材の含有量が少なく、強固な接着をしないため、剥がすときに容易に剥がすことができる。 【0014】伸縮性接着材層には接着材の軟性を維持させるための油脂が含まれているので、伸びがよく、そのため伸ばした状態で縮む力が弱い特性がある。その結果、テープやシートを伸ばした状態で皮膚に接着したとき、接着材層による縮む力が弱いので、柔らかな皮膚を弱い力で軽く引くという作用がある。 【0015】伸縮性接着材層は細帯状の物が、布露出部をおいて左右に蛇行する流水紋状に形成されているので、テープ、シートの縦方向に対して伸縮性接着材層が傾斜している。そのため、テープ、シートを縦方向に引延ばして皮膚に貼ったとき、伸縮性接着材層はコイルスプリングのように緩やかに伸びることになり、その収縮力も緩やかなので、柔らかな皮膚に負担をかけない。 【0016】縦糸に沿う切割線により先端部に多岐片が形成された皮膚接着シートにおいて、多岐片は縦方向に細長い物であるから、伸ばして皮膚に貼っても収縮する力は弱く、各多岐片単片は引き延ばしの長さを変化させることができるので、狭い面積内においても皮膚に対する効果的な使用をすることができる。 【0017】 【発明の実施の形態】この発明の実施の形態例を図面を参照して説明する。図1は身体接着テープの縦断面図、図2は平面図である。図において身体接着テープ1は基布2の下面に、接着材の軟性を維持させるための油脂の含まれた伸縮性接着材層7が形成されている。 【0018】前記基布2は織目の粗いガーゼのような平織生地であり、縦糸3は図3に示すように、普通糸4と伸縮糸5とが合撚されている。従ってこの縦糸3を縦に引張ると、捩れている普通糸4が直線状になる範囲での伸びがあり、手を離すと収縮する。ここで云う普通糸とは、天然繊維、半合成繊維、合成繊維をいい、伸縮糸とは、ゴム線、ウーリー糸など、引張ると伸びて手を離すと元の長さに戻る糸をいう。緯糸6は普通糸もしくは必要に応じて伸縮糸が使用される。この基布2は前記伸縮性のある縦糸3の伸びる範囲で伸ばすことができ、また、伸縮糸5の縮む範囲で収縮して元に戻る。 【0019】前記接着材の軟性を維持させるための油脂の含まれた伸縮性接着材層7は、例えばアクリル系合成樹脂接着材に、接着材を軟性化しその軟性を維持させるための油脂が混入されていて、図2に示すように基布2の下面に細線縞状の層7…の複数が隣接の層7…との間に布露出部8…を開けて、屈曲部7A…を左右に交互に向けて、前後の屈曲部7A…は斜行部7Bで連結されて蛇行する流水紋状に形成されている。該屈曲部7A…の層幅は広く、斜行部7B…の層幅は狭く設定されている。伸縮性接着材層7…の部分は通気性がないが、この布露出部8…部分は基布2が露出しているので十分な通気性が保持される。該伸縮性接着材層7の下面には離形紙9が貼付される。 【0020】合成樹脂接着材としては、例えばアクリル系接着材、シリコン樹脂系などが選択される。油脂としては例えばリノール油、松脂、紅花油、オリーブ油、椿油、ゴマ油、糠油、乳油、卵黄油、鮫肝臓油(スクアレン)、シリコン油その他皮膚に優しい油脂が選択される。該油脂には、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンAなどのビタミン剤を配合することができる。特に油溶性ビタミンは配合が容易である。また金属、トルマリン石、或いはイオン交換樹脂等イオン素材を配合することができる。更にセラミックその他の遠赤外線発振素材、あるいはコラーゲン、梅酢、葉緑素、カルシウムその他の皮膚のための栄養剤を配合することができる。 【0021】前記油脂を含む伸縮性接着材層7に配合される油脂の量は例えば0.3%ないし20%の範囲で任意に選択され、必要に応じて配合比はそれ以下又はそれ以上に任意に増減することができる。この場合、必要に応じて油脂の醗酵を防止するために、ショウガエキス、わさびエキス、植物アルカロイド、酢その他任意の防腐剤を添加することができる。また補助的に公知の粘度調整剤、賦形材、充填材、アルギン酸などの糊剤、或いは磁石末等磁性体などを添加することができる。 【0022】油脂の含まれた伸縮性接着剤層7は、接着材の軟性を維持させるための油脂が含まれているので、層7…の硬度が合成樹脂接着材単独に比して非常に柔らかい特性がある。そのことは柔らかな皮膚における感触が柔らかく、柔らかな皮膚の動きに対する負担が軽いという特性がある。同時に伸縮性接着材層7は伸性が優れており、そのことは伸ばした状態で引張力が弱いと云う特性があるので、伸ばした状態で皮膚に貼付したときに引張る力が皮膚に無理な負担をかけない特性がある。 【0023】また油脂の含まれた伸縮性接着材層7は細帯縞状の複数が左右に蛇行する流水紋状に形成されているので、細帯状の層7…のそれぞれは、基布2の伸びる方へちょうどコイルスプリングのような形状となっており、皮膚接着テープ1の縦方向への引伸ばしに対して負担をかけずに伸びが生じ、皮膚接着テープ1を引伸ばして皮膚に貼付した状態でこの伸縮性接着材層7による引張りが皮膚に負担をかけない特性がある。 【0024】前記油脂の含まれた伸縮性接着材層7は左右への蛇行状で各層7…の両側に布露出部8が形成されているので、布露出部8…は通気性にすぐれている。そして、布露出部8…の形成面積の割合が、テープ1の全面積に対して20%ないし60%の範囲で形成されるとき、通気性は良好であると同時に、油脂の含まれた伸縮性接着材層7…の全面積に対する割合も小さくなるので、皮膚に対する接着負担もそれだけ軽くなる特性がある。 【0025】前記縦糸3は図3に示したように、普通糸4と伸縮糸5とが合撚されているので、双方4,5とも実長よりも捩れている分だけ縦糸3の長さが短かくなっている。これを引伸ばしたとき、捩れて丈が短くなっている普通糸4が実長に近づく範囲でこの縦糸3は伸ばすことができる。その伸ばした状態においても双方4,5とも捩れているので、伸縮糸5はやはり図3に示すようなコイルスプリング状になっていて、縮む力も直線状の物より弱いものとなっている。その結果、これを使用した基布2の縦方向での伸びは緩やかであり、これを伸ばして皮膚に貼付した時の皮膚に対する引張り負担が軽い特性がある。 【0026】次に使用方法について説明する。皮膚接着テープ1は、例えば幅5センチ程度、長さ20センチないし30センチ程度に切断し、適度に縦割切線を入れて、縦に引っ張った状態で首筋、太股などの皮膚に貼付する。例えば打ち身などによる内出血のある部分に貼付しておくと、三時間程度で、そのテープ1が貼着されている部分の内出血痕がなくなる。これはテープ1が皮膚上層を波板状に軽く引き寄せることから、内部の皮下筋肉が持ちあがってリンパ液の流通を促し、毛細血管に対する筋肉の負担が軽くなって停滞していた血液が内部に回収されるためと考えられている。 【0027】この場合、特に油脂を含む伸縮性接着材層7が、布露出部8部分の間隔をおいた縞状になっているために、伸びたものが収縮するときに皮膚表面を縮緬皺のように軽く引き寄せることによって、下部の筋肉が波板のように部分的に持ちあげられて、毛細血管に対する負担を軽くする。 【0028】人の細胞に含まれている不飽和脂肪酸の中のプロスタグランジン・アイ(I)型は、人が老化すると水分を失うと云われ、また、水分を失うから老化するともいわれている。その結果、皮膚に皺が生じる。美しい肌を昔からみずみずしいというのはまさに水分の豊かな皮膚の美称といえる。細胞に水分や脂肪が欠乏するのは、結果的に見ると血液の循環に必要な毛細血管が細くなり、詰まり、血液の循環が悪化するために、栄養分の補給が乏しくなるためと考えられている。 【0029】この血液の循環をよくし、栄養を補給するための手段として、二っの手段がある。一っはビタミンE、C、B群を一緒に摂取することによる総合効果によって、毛細血管を活性化し血液の循環をよくすることであり、この場合、十分に水分を摂取することによって、粘りのある血を薄めて循環をよくさせることも老化防止の効果があるといわれている。他の一っは皮膚そのものに対する外的ケアである。 【0030】外的ケアは、皮膚に適度の刺激を与えて皮膚の血の循環をよくすることによって、皮膚に栄養分と水を与えるものであり、基本的にはマッサージがあり、冷温刺激などが古くから利用されている。ただ、顔面は複雑な形状をしており、皮膚が繊細微妙であるため、目尻の小皺、額の小皺、頬の小皺、目の下のたるみ、などをなくす目的でマッサージをすると摩擦炎症が生じるなどの問題もあって困難なものであった。 【0031】図4は前記皮膚接着テープ1を裁断して特定の形状にした皮膚接着シート10の平面図である。この全体構造は前記の皮膚接着テープ1と同じである。図4に示すものは、目の下のたるみを取るための皮膚接着シート10である。大きさは縦糸に対して横長として、横は25ミリないし30ミリの、インゲン豆状の略変形楕円形である。この形状、大きさは任意に変化させることができる。 【0032】この使用方法は、皮膚接着シート10の離形紙を剥がして、図5に示すように、目の下のたるみ部分に、縦糸方向に伸ばして油脂を含む伸縮性接着材層7を皮膚に接着させる。この目の下のたるみは老化現象の一っで、リンパ液の流れが悪く溜まっているものなので、これを流れやすくする必要がある。従って、皮膚接着シール10を貼付して、その部分の皮膚を顔の上下方向に縮緬皺状に縮めることによって、皮膚に圧迫されていた中の筋肉が楽に収縮できるようになって、溜っているリンパ液が分散されるのでたるみが解消される。 【0033】図6は第二形態例を示す皮膚接着シート11の平面図である。前記形態例と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。この形態例は、図示するように、平面方形のシート11であり、縦糸に沿った複数の切割線12…によって複数の多岐片13…が形成されている。この大きさは、例えば縦横3センチ程度のものから、縦長にすることもできる。 【0034】この使用方法は、図5に示すように、例えば喉に貼付することによって、喉に生じる横皺を取ることができる。すなわち横皺に対して、多岐片13…を縦糸長手方向に伸ばして貼付することによって、皺と皺の間の皮膚を縮緬皺のように引寄せて持ちあげることで下部毛細血管の活性化を図り血液の循環を活発化させることができ、横皺を小さくさせていくことができる。 【0035】また、図5に示すように、目尻の皺、鼻横の皺、額の縦皺、額の横皺などに対して、使用することによって、同様に小皺を小さくさせることができる。この場合、油脂の含まれた伸縮性接着材層7にビタミン剤を含ませたものは、皮膚に吸収されて皮膚の栄養を高め、或いはビタミンEにより皮膚の酸化を防止することができる。 【0036】油脂を含む伸縮性接着材層7に、アルミニウム微細粉末、トルマリン石微粉末などマイナスイオン素材を配合するとき、マイナスイオンが皮膚に対してイオン交換作用をして酸化を緩和する。また、遠赤外線発振素材を配合するときは、保温効果により血行を高める効果がある。配合された油脂がスクアレンや卵黄油、紅花油のようなものであれば、その油脂自体の持つ特珠な皮膚栄養素が皮膚に栄養をあたえ、活性化させる。 【0037】図7に示された皮膚接着シール11は、切割線12…が五筋形成されている。この皮膚接着シート11は図8に示すように、各切割線12…を足の指に当てるようにして足の裏に接着する。これによって、足の裏の指の付け根部分における血行を活性化させることができる。皮膚接着シール11は通気性が良いので蒸れることはない。 【0038】図9は前記皮膚接着シート10,11を収容して店頭販売するためのケースの斜視図である。このケース14は厚紙からなる基板15の片面に透明プラスチック製の皿状容器16が接着されている。基板15には、図示するように、上方に釘孔17が開孔されており、中央部には左右と上の三方にミシン孔による開口線18によって開口部19が形成されている。この中には図5に示されたいくつかの異なった形状の皮膚接着シート10,11を、例えば目元・目尻用、額・眉間用、頬・首筋用などに組合わせて、その幾組かをケース14に収容して販売する。 【0039】購入者は、前記基板15の開口線18を切って開口部19を折曲げることによって中の皮膚接着シール10,11を取り出して使用することができる。該開口部19は基端部が基板15の中央寄りになっているので、元のように閉めることによって未使用分を保存することができる。 【0040】なお、この発明は前記形態例に限定されるものではなく、目的に沿って適宜設計変更をすることができる。シールは使用する部位に合わせて好ましい形状を任意に設定することができる。 【0041】 【発明の効果】上記のように構成されたこの発明は次のような優れた効果を有している。 【0042】まず縦糸が普通糸と伸縮性糸とを合撚したものなので、伸縮糸はコイルスプリングのような形状になっている。従ってこれを使用した基布は、引伸ばすときに直線的な伸縮糸よりも緩やかな伸びかたをし、このシートを皮膚に貼付したとき、伸縮糸の収縮も緩やかなので、皮膚の引張りに対する負担が軽い効果がある。 【0043】油脂を含む伸縮性接着材層は、合成樹脂接着材に軟性を与えるための油脂が混合されているので、接着材層の硬度が合成樹脂接着材単体よりも柔らかで、その結果、伸性に優れており、柔らかな皮膚に対する感触にすぐれ、かつ剥離性に優れている効果がある。 【0044】接着材の接着度は、対象物に対する接着面積の多いほど接着性が高くなる。その点で、油脂を含む伸縮性接着材層は、合成樹脂接着材に油脂が混合されているので、合成樹脂接着材の接着度100に対して、油脂が混合された比率に比例して接着性が低下する。しかし油脂はそれ自体で皮膚に対する接着性を有している。従って、例えばアクリル樹脂系接着材では、皮膚に接着させて剥離させる時にケラチン質まで剥離するほどの接着性が高いが、油脂を混合したことによって、ケラチン質は剥離せず、必要かつ十分な接着性を保持させることができ、顔面などの柔らかな皮膚に負担をかけない効果がある。 【0045】油脂を含んだ伸縮性接着材層は、細帯状のものが縞状になって左右に蛇行する流水紋状に形成されているので、各細帯状の接着材層は基布の伸縮方向に対してコイルスプリングのように配置されていることになり、基布の伸縮に対して容易に追従し、また、接着材層の収縮力が皮膚を引張ることによる負担をかけないという効果がある。 【0046】油脂を含む伸縮性接着材層は細帯状のものが両側に布露出部を隔てて縞状に形成されて、布露出部の面積が全体の20%ないし60%に構成される時、通気性が非常に優れて、皮膚が蒸れない効果がある。 【0047】油脂を含む伸縮性接着材層は、細帯状のものが縞状で左右に蛇行する流水紋状に形成されているので、皮膚に接着したときに皮膚面を縞状に把握して、基布が収縮したとき、接着されていない布露出部における皮膚が浮上がるために、その皮膚の浮きあがりは流水紋状となり、下の毛細血管全体をバランスよく活性化させることができる効果がある。 【0048】油脂を含む伸縮性接着材層に、ビタミン剤、栄養剤、イオン交換材、遠赤外線発振素材、磁性体、皮膚栄養素などが選択して配合される時は、それぞれの持つ特珠な作用を皮膚に与えて皮膚の活性化を促進させる効果がある。 【0049】油脂を含む伸縮性接着材層は、油脂としてスクアレン、卵黄油、紅花油などを使用している時は、油脂自体の持つ特珠な皮膚栄養素が皮膚の栄養になる効果がある。 【0050】以上のような、皮膚に対する負担の軽い接着性があり、基布を引き伸ばした状態で顔面に貼着させることによって、水分を失い皺の生じた部分の血行を活性化させて皺を軽減させる効果がある。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】396016386 【氏名又は名称】株式会社キネシオ
|
| 【出願日】 |
平成11年2月26日(1999.2.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083183 【弁理士】 【氏名又は名称】西 良久
|
| 【公開番号】 |
特開2000−245771(P2000−245771A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月12日(2000.9.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−49583 |
|