| 【発明の名称】 |
吸収性製品 |
| 【発明者】 |
【氏名】筒井 克志
【氏名】月村 仁
【氏名】仲田 洋一
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| 【要約】 |
【課題】装着者の排出する液体等を速やかにシート材の端部方向に導いて、広い範囲で吸収体を機能させることにより、尿等の液体を外部に漏らすことなく、完全に内側にシールできる吸収性製品を提供すること。
【解決手段】液体不透過性の第1のシート材11と、液体透過性の第2のシート材22と、前記第1のシート材と第2のシート材との間に配置された吸収体16とを備えており、前記第2のシート材の表面には、第1の液体搬送部で包囲するように形成された初期吸収部35と、前記第2のシート材の初期吸収部の近傍から、斜めに延びるように配置された第2の液体搬送部31,32,33,34とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 液体不透過性の第1のシート材と、液体透過性の第2のシート材と、前記第1のシート材と第2のシート材との間に配置された吸収体とを備えており、少なくとも前記第2のシート材の下に位置する吸収体の密度を部分的に高くすることにより設けた、第1の液体搬送部によって包囲するように形成された初期吸収部と、前記初期吸収部の近傍から、斜めに延びるように、吸収体の密度を部分的に高くすることにより設けた第2の液体搬送部とを備えることを特徴とする、吸収性製品。 【請求項2】 前記第1及び第2の液体搬送部は、少なくとも前記第2のシート材の下に位置する吸収体に凹状の溝を形成することにより設けられており、前記第2の液体搬送部である凹状の溝は、溝の延びる方向に沿って断続的に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の吸収性製品。 【請求項3】 前記初期吸収部は、略円形もしくは略楕円形でなる凹状の溝により包囲されて形成されていることを特徴とする、請求項1または2にいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項4】 前記第2の液体搬送部である凹状の溝は、前記初期吸収部を包囲する第2の液体搬送部である凹状の溝と接続されていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項5】 前記第2のシート材は所定の幅を有して一方向に長い形状でなり、前記第2の液体搬送部である凹状の溝は、前記初期吸収部の近傍から、第2のシート材の隅部に向かって延びていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項6】 前記第2の液体搬送部である凹状の溝は、前記初期吸収部にて交差するように配置されていることを特徴とする、請求項5に記載の吸収性製品。 【請求項7】 前記第2の液体搬送部である凹状の溝の第2のシート材の隅部に位置する端部どうしを接続するように、第2のシート材の両側縁部に沿って、第3の液体搬送部である側縁溝がそれぞれ設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の吸収性製品。 【請求項8】 前記初期吸収部は、身体前部側の体液排泄部に対応する位置に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項9】 前記初期吸収部は、身体後部側の体液排泄部に対応する位置に設けられていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項10】 前記第2の液体搬送部である凹状の溝のうち、使用者の身体の前面側に設けられた溝だけが前記初期吸収部を包囲する凹状の溝と接続されていることを特徴とする、請求項4ないし9のいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項11】 前記第1及び/または第2の液体搬送部である凹状の溝の上に、吸収材を配置したことを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項12】 液体不透過性の第1のシート材と、液体透過性の第2のシート材と、前記第1のシート材と第2のシート材との間に配置された吸収体とを備えており、少なくとも前記第2のシート材の下に位置する吸収体に設けた凹状の溝で包囲するように形成された初期吸収部と、前記初期吸収部の近傍から、斜めに延びるように配置された凹状の溝部とを備えることを特徴とする、吸収性製品。 【請求項13】 前記凹状の溝部は、溝の延びる方向に沿って断続的に設けられていることを特徴とする、請求項12に記載の吸収性製品。 【請求項14】 前記初期吸収部は、略円形もしくは略楕円形でなる凹状の溝により包囲されて形成されていることを特徴とする、請求項12または13にいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項15】 前記凹状の溝部は、前記初期吸収部を包囲する凹状の溝と接続されていることを特徴とする、請求項12ないし14のいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項16】 前記第2のシート材は所定の幅を有して一方向に長い形状でなり、前記凹状の溝部は、前記初期吸収部の近傍から、第2のシート材の隅部に向かって延びていることを特徴とする、請求項12ないし15のいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項17】 前記凹状の溝部は、前記初期吸収部にて交差するように配置されていることを特徴とする、請求項16に記載の吸収性製品。 【請求項18】 前記凹状の溝部の第2のシート材の隅部に位置する端部どうしを接続するように、第2のシート材の両側縁部に沿って、それぞれ側縁溝部が設けられていることを特徴とする、請求項17に記載の吸収性製品。 【請求項19】 前記初期吸収部は、身体前部側の体液排泄部に対応する位置に設けられていることを特徴とする、請求項12ないし18のいずれかに記載の吸収性製品。 【請求項20】 前記初期吸収部は、身体後部側の体液排泄部に対応する位置に設けられていることを特徴とする、請求項12ないし18のいずれかに記載の吸収性製品。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば使い捨てのオシメ等に適用される尿等の液体の吸収製品の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】このような吸収製品として、例えば従来の使い捨てのオシメは、例えば図12に示すように構成されている。一般に、このようなオシメ1は、使用者が装着した状態において、尿や便等の排泄部を覆い得るように、前後に長い形状でなっている。このオシメ1の外面となる箇所には、液体不透過性のシート材2が適用され、その内側には尿等の液体を吸収するための吸収体が配置され、さらにその内側で使用者の肌と接触する箇所には、液体を透過するシート材3が配置されている。 【0003】そして、一般にこのようなオシメ1は、使用者が装着したときに、使用者の股を包囲するように、ギャザー等でなるシール手段4を備えている。このシール手段4により、尿等の液体がオシメ1の外部に流れて、下着等を汚してしまうことを防止している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、このようなオシメ1では、これを装着して使用中に、尿等の液体が短時間に多量に排泄される場合がある。この場合には、排泄された尿は、使用者の肌に当接している液体透過性のシート材3の表面のある箇所に集中して当たることになる。 【0005】この液体透過性のシート材3の下には、上述したように吸収体が配置されて、この尿等を吸収するようになっているが、実際には一瞬で多量に排泄された尿が所定箇所に集中するために、吸収体は尿等をこの短時間では吸収しきれず、シート材3の表面で拡がり、シート材3の長さ方向の端部にまで届いてその下の吸収体に吸収される前に、横方向の股部等から漏れてしまうことがあった。 【0006】特に、使用者がオシメ1を装着した状態で排尿されると、多量の尿が一時に背中の方向(オシメ1の長さ方向)に移動し、その長さ方向端部から漏れてしまうことがある。上述のいずれの場合においても、オシメ1の隅部に相当するシート材3の端部付近の下にある吸収体は、尿等の液体を吸収することができず、図12において、例えば斜線で示すような領域に配置された吸収体が機能しないという問題があった。 【0007】本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、装着者の排出する液体等を速やかにシート材の端部方向に導いて、広い範囲で吸収体を機能させることにより、尿等の液体を外部に漏らすことなく、完全に内側にシールできる吸収性製品を提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の発明にあっては、液体不透過性の第1のシート材と、液体透過性の第2のシート材と、前記第1のシート材と第2のシート材との間に配置された吸収体とを備えており、少なくとも前記第2のシート材の下に位置する吸収体の密度を部分的に高くすることにより設けた、第1の液体搬送部によって包囲するように形成された初期吸収部と、前記初期吸収部の近傍から、斜めに延びるように、吸収体の密度を部分的に高くすることにより設けた第2の液体搬送部とを備える、吸収性製品により、達成される。 【0009】請求項1の構成によれば、第2のシート材は、排泄された尿等の液体を透過してその下の吸収体に吸収させるように機能する。第1のシート体は、吸収材に保持された前記液体成分が外部にしみださないように機能する。ここで、上記構成において、初期吸収部は、その周囲を第1の液体搬送部により包囲されていることから、この初期吸収部に当たった尿等の液体は、きわめて短時間に周囲の液体搬送部に吸引される。このために、初期吸収部は、一瞬で比較的多量の液体成分を吸収することができると考えられる。ここで、本発明の液体搬送部は、吸収体の密度を部分的に高くすることにより形成される。つまり、吸収体の密度を部分的に高くすると、密度が低い周囲部分と比べて、毛細管現象により、水分を速やかに吸収することができる。したがって、尿等の液体成分を搬送したい方向にそって、吸収体の密度を高めた領域を形成すると、速やかに液体を上記方向に搬送することができる。したがって、排泄時においては、一時に多量に排泄された尿等の液体成分は、直ちに初期吸収部に吸収され、これを包囲する第1の液体搬送部、初期吸収部近傍に配置された第2の液体搬送部を通って案内される。この場合、第2の液体搬送部は、初期吸収部の近傍から、斜めに延びるように設けられているから、吸収体の、特に、隅の領域に対して、尿等の液体を適切かつ速やかに導くことができる。 【0010】請求項2の発明は、請求項1の構成において、前記第1及び第2の液体搬送部は、少なくとも前記第2のシート材の下に位置する吸収体に凹状の溝を形成することにより設けられており、前記第2の液体搬送部である凹状の溝は、溝の延びる方向に沿って断続的に設けられていることを特徴とする。 【0011】請求項2の構成によれば、第1及び第2の液体搬送部の形成に際して、吸収体を押圧して凹状の溝とすることにより、この溝の下側の吸収材の密度が高くなることにより設けている。これにより、容易に高密度な領域を形成できるとともに、水分は、溝の下側の材料の密度が高い箇所に急速に吸い込まれる。第2の液体搬送部である凹状の溝は、前記初期吸収部から断続的に延びている。この場合、溝の下側に入り込んだ液体成分は、溝が途切れた箇所まで急速に搬送された後、密度の粗い吸収体にしみ込むが、これに続く溝の下側部分にさらに吸引されることになる。このため、第2の液体搬送部としての凹状の溝は断続的に形成する場合にも、断続的に延びる方向に沿って液体の搬送方向を案内することができ、液体成分を適切に導くことができる。 【0012】請求項3の発明は、請求項1または2の構成において、前記初期吸収部が、略円形もしくは略楕円形でなる凹状の溝により包囲されて形成されていることを特徴とする。 【0013】請求項3の構成によれば、略円形もしくは楕円形の溝が包囲することにより形成される初期吸収部では、この溝による吸引力が全ての方向に等しく働くので、尿等の液体成分は初期吸収部を中心に等しく全ての方向に広がる。この場合、初期吸収部は、溝により完全に包囲されている必要はなく、溝は一部で途切れてても、液体の搬送の方向性を与えることができるので、初期吸収部を画成するに足る形状で形成されていればよい。 【0014】請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの構成において、前記第2の液体搬送部である凹状の溝は、前記初期吸収部を包囲する第1の液体搬送部である凹状の溝と接続されていることを特徴とする。 【0015】請求項4の構成によれば、第2のシート表面に形成した第2の液体搬送部である凹状の溝は、初期吸収部を囲む第1の液体搬送部である凹状の溝と接続されることによって、尿等の液体が、より早いスピードで導かれる。 【0016】請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの構成において、前記第2のシート材は所定の幅を有して一方向に長い形状でなり、前記第2の液体搬送部である凹状の溝は、前記初期吸収部の近傍から、第2のシート材の隅部に向かって延びていることを特徴とする。 【0017】請求項5の構成によれば、一方向に長い形状でなる第2のシートの下部にある吸収体の、特に隅部に対して、尿等の液体を適切に導くことができる。 【0018】請求項6の発明は、請求項5の構成において、前記第2の液体搬送部である凹状の溝は、前記初期吸収部にて交差するように配置されていることを特徴とする。 【0019】請求項6の構成によれば、凹状の溝の交差位置に排泄された尿等の液体を、この交差部から周囲に向かって適切に導くことができる。ここで、交差部とは、溝自体が交差していなくても、溝の内側の延長方向が交差する構成となっていればよい。 【0020】請求項7の発明は、請求項6の構成において、前記第2の液体搬送部である凹状の溝の第2のシート材の隅部に位置する端部どうしを接続するように、第2のシート材の両側縁部に沿って、第3の液体搬送部である側縁溝がそれぞれ設けられていることを特徴とする。 【0021】請求項7の構成によれば、第2のシート材の横方向に尿等の液体が移動した場合に、この液体が第3の液体搬送部である側縁溝に導かれるので、特に横もれを防止することができる。 【0022】請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかの構成において、前記初期吸収部が、身体前部側の体液排泄部に対応する位置に設けられていることを特徴とする。 【0023】請求項8の構成によれば、特に男性使用者の体液排泄部に対応して、本発明の作用を発揮することができる。 【0024】請求項9の発明は、請求項1ないし7のいずれかの構成において、前記初期吸収部が、身体後部側の体液排泄部に対応する位置に設けられていることを特徴とする。 【0025】請求項9の構成によれば、特に男性使用者の体液排泄部に対応して、あるいは、男性,女性に係わらず、寝た状態で製品を装着する場合に、本発明の作用を発揮することができる。 【0026】請求項10の発明は、請求項4ないし9のいずれかの構成において、前記第2の液体搬送部である凹状の溝のうち、使用者の身体の前面側に設けられた溝だけが前記初期吸収部を包囲する凹状の溝と接続されていることを特徴とする。請求項10の構成によれば、使用者がオシメを装着した状態で、仰向けに寝た状態において、排尿等があった場合に、最も尿等を導きにくい身体の前面側に尿等を送ることができる。 【0027】請求項11の発明は、請求項1ないし10のいずれかの構成において、前記第1及び/または第2の液体搬送部である凹状の溝の上に、吸収材を配置したことを特徴とする。 【0028】また、上記目的は、請求項12の発明にあっては、液体不透過性の第1のシート材と、液体透過性の第2のシート材と、前記第1のシート材と第2のシート材との間に配置された吸収体とを備えており、少なくとも前記第2のシート材の下に位置する吸収体に設けた凹状の溝で包囲するように形成された初期吸収部と、前記初期吸収部の近傍から、斜めに延びるように配置された凹状の溝部とを備える、吸収性製品により、達成される。 【0029】請求項13の発明は、請求項12の構成において、前記凹状の溝部が、溝の延びる方向に沿って断続的に設けられていることを特徴とする。 【0030】請求項14の発明は、請求項12または13の構成において、前記初期吸収部が、略円形もしくは略楕円形でなる凹状の溝により包囲されて形成されていることを特徴とする。 【0031】請求項15の発明は、請求項12ないし14の構成において、前記凹状の溝部は、前記初期吸収部を包囲する凹状の溝と接続されていることを特徴とする。 【0032】請求項16の発明は、請求項12ないし15の構成において、前記第2のシート材が所定の幅を有して一方向に長い形状でなり、前記凹状の溝部は、前記初期吸収部の近傍から、第2のシート材の隅部に向かって延びていることを特徴とする。 【0033】請求項17の発明は、請求項16の構成において、前記凹状の溝部が、前記初期吸収部にて交差するように配置されていることを特徴とする。 【0034】請求項18の発明は、請求項17の構成において、前記凹状の溝部の第2のシート材の隅部に位置する端部どうしを接続するように、第2のシート材の両側縁部に沿って、それぞれ側縁溝部が設けられていることを特徴とする。 【0035】請求項19の発明は、請求項12ないし18の構成において、前記初期吸収部が、身体前部側の体液排泄部に対応する位置に設けられていることを特徴とする。 【0036】請求項20の発明は、請求項12ないし18の構成において、前記初期吸収部が、身体後部側の体液排泄部に対応する位置に設けられていることを特徴とする。 【0037】 【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。 【0038】図1は、本発明の実施形態による吸収性製品の一例としてのオシメの全体を示す概略斜視図であり、図2はこのオシメの内側を上にして示した上面図である。また、図3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面図である。 【0039】図1のオシメ10は、外側に第1のシート材11を有し、図3に示すように、その内側には、吸収体16を配置し、さらに内側には、第2のシート材12を備えている。上記第1のシート材11は、液体を通さないが、好ましくは水蒸気を透過させて蒸れを防止でき、ある程度可撓性を備えている材料が選択されることにより、オシメ10の内側の内容物(汚物)が外部に漏れ出ないようになっている。このため、この第1のシート材11の材質としては、薄いプラスチックフィルム,具体的には、ポリエチレンフィルムやポリエチレンラミネート紙等が選択される。 【0040】第2のシート材12は、直接使用者の肌に触れるため、肌を必要以上に損なうことなく、肌触りのよい点等を考慮して、これに適した材料が選択される。さらには、第2のシート材12は、液体を透過させ、特に速やかに液体成分が透過されるのに適した材質の繊維として、種々の天然繊維、合成繊維、あるいはこれらの組み合わせから適宜選択される。上記合成繊維としては、例えばポリエステルやポリプロピレンのファイバーを素材として、液体透過性をよくするように形成した繊維が好適である。 【0041】上記第1のシート材11及び第2のシート材は、例えば図示のように、オシメとして使用した場合に適した大きさと形状にされて、重ねて固定される。この固定方法は、例えば周縁部の全部または一部やこれより内側の箇所において、接着したり、縫着したりして、適宜固定される。互いに重ねた第1のシート材11と第2のシート材12は、吸収性製品としてオシメを構成する場合には、例えば図2のような形状にされる。 【0042】図2において、このオシメ10は、全体としてほぼ長方形を呈しており、各長辺を構成する互いに対向する縁部17及び18は、図示しないが、その中央付近において内側に曲線状に凹部となった股ぐり部を設けてもよい。また、オシメ10は、縦方向(図において上下の方向)にほぼ三分される3つの領域を有しており、図において上から第1の領域21、第2の領域22、第3の領域23を備えている。第1の領域21は、使用者がオシメ10を装着した場合の尻から腰下部の後側に対応する領域に対応しており、第2の領域22は、使用者の会陰を含む股部に対応し、第3の領域23は、使用者の腰下部の前側の領域に対応している。 【0043】図3に示すように、上記第1のシート材11と第2のシート材12の間には吸収体16が配置される。この吸収体16は、第2のシート材12を透過して浸透した液体成分を吸収して、保持する役割を果たす。したがって、液体吸収性に優れる材質のものが使用される。このような材料としては、例えば吸収体としてのパルプに吸収材であるポリマーを混合したり、パルプにポリマーを散布したりして形成するパルプ吸収体もしくは後述するポリマーが好適である。ここで、パルプは、例えば木材を機械的または化学的処理して、抽出したセルロース繊維の集合体であり、これを線状またはシート状にしたものが用いられる。吸収材としてのポリマーは、例えば吸水性の重合体が適しており、例えばポリアクリル酸塩系共重合体、澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、澱粉−アクリル酸グラフト共重合体、ポリビニルアルコール−アクリル酸塩共重合体、カルボキシメチルセルロース変成物等が挙げられる。さらに、この吸収体16には、殺菌剤を含有させることができ、これにより、尿中の尿素から細菌がアンモニアを生成することが防止できる。これにより、肌あれを生じる事などを有効に防止できる。このような殺菌剤としては、例えば塩化ベンザルコニウム、グルコン酸クロルヘキシジン等が挙げられる。 【0044】この実施形態では、吸収体16は、第1の吸収体16aと第2の吸収体16bとに分けて、重ねて収容されている。すなわち、図3及び図4に示されているように、第2のシート材12の下には、ティッシュ21を配して、その下に第1の吸収体16aが配置され、この第1の吸収体16aの下には、ティッシュ22で包んだ第2の吸収体16bが配置されている。 【0045】さらに、オシメ10には、第1のフラップ部13及び第2のフラップ部14が形成されている。上記第1及び第2のフラップ部は、図2に示すように、オシメ10の互いに対向する各側縁部17,18に沿って設けられている。ここで、「外側」とは、図2の仮想線CLを基準として、この仮想線CLに関して、CLに近い方を「内側」とし、これから離れる方向を「外側」とする。 【0046】第1のフラップ部13は、図2に示すように、オシメ10の各側縁において一定の幅で長手方向に延びるようにそれぞれ形成されている。この第1のフラップ部13は、図3及び図4に示すように、上記した第1のシート材11の側縁部を外方に延長した部分と、後述する第2のフラップ部を形成する材料の側縁部とを重さねて、帯状に形成したものである。 【0047】この第1のフラップ部13は、ある程度の剛性と可撓性を備えた材料により形成され、例えば、ポリオレフィン系不織布あるいはポリエステル系不織布と薄いプラスチックフィルムの組み合わせ,ポリエステル系不織布等とポリエチレンフィルムの組み合わせ等が適している。このため、第1のフラップ部13は、使用者がオシメ10を装着した時に、その股部付近の両太股部の内周側の曲線形状に追随して、これを包囲し、かつこの太股部に当接して密着できるように、その形が保持されるようになっている。これにより、第1のフラップ部13は、後述する使用者の排泄物を股部近傍の太股付近においてシールする役割を果たす。 【0048】第2のフラップ部14は、図3及び図4に示されているように、上記第1のフラップ部13に隣接して、これより内側(図2の仮想線CL側)に配置されている。この第2のフラップ部14は、図2に示されているように長手方向に延びる帯状の部材15で形成されている。つまり、図3及び図4に示されているように、帯状の部材15の内側側面14aは、その先端側が折り返されて、例えばゴム状の長い弾性材料17が長手方向にそって挿通されている。そして、帯状部材15の中間付近は、第2のシート材12の側縁部と固定されている。 【0049】一方、帯状部材15の外側縁部は、第1のシート材11の側縁部に重ねて固定されることによって、上述したように第1のフラップ13を形成している。この第1のフラップ13の端部にも長手方向に沿ってゴム状の長い弾性材料19が挿通固定されている。これにより、第1のフラップ13は、使用者の股部に密着する股ギャザーとして機能する。 【0050】ここで、第2のフラップ部14を構成する帯状部材15は、第1のフラップ13と同様に、一定の剛性と可撓性とを備えた防水性の性質のものが適しており、例えばポリエステル系やポリオレフィン系の不織布にて形成されている。これにより、この第2のフラップ部14は、使用者の排泄物もしくはその液体成分が外側に漏れださないように、第1のフラップ13の内側で阻止するように作用する。特に、この第2のフラップ部14は、弾性材料17の作用により、第2の領域22付近では、図3に示すうように、その端部14aが起立して使用者の肌に密着するように作用することにより、液体等のシール性が向上することになる。 【0051】さらに、本実施形態では、図2に示すように、第2のシート材12の表面(使用者の肌に当接する側)に初期吸収部35が設けられている。図2の例では、この初期吸収部35は、オシメ10の略中心付近に設けられているが、この位置が必ずしも適切であるわけではなく、この初期吸収部35を設ける位置については、後述する。 【0052】初期吸収部35は、例えば図示のように第2のシート材12の表面及びその下の吸収体16を凹状に加工して形成した第1の液体搬送部としての凹状の溝36を設け、この凹状の溝36で囲むことにより、その内側に形成されるものである。この凹状の溝36は、例えばエンボス加工等の手法により、図4に示されているように、第2のシート材12及び吸収体16を、図4の上方から押圧することにり、溝となる部分を押して圧縮し、凹部となるようにして形成されている。この場合、第2のシート材12の表面は加工せず、吸収体16のみに凹部を設けるようにしてもよい。この凹状の溝36は、図2に示すようにリング状でなり、その内側が円形の初期吸収部35となっている。 【0053】ここで、第1の液体搬送部36は、吸収体16の密度を部分的に高くすることにより形成されるものである。つまり、吸収体の密度を部分的に高くすると、密度が低い周囲部分と比べて、毛細管現象により、水分を速やかに吸収することができる。したがって、尿等の液体成分を搬送したい方向にそって、吸収体の密度を高めた領域を形成すると、速やかに液体を当該方向に搬送することができる。このような液体搬送部の好適な構成例として、上記凹状の溝36が設けられている。すなわち、吸収体16を押圧して凹状の溝とすることにより、この溝の下側の吸収材の密度が高くなることにより設けている。これにより、水分は、毛細管現象により、溝の下側の材料の密度が高い箇所に急速に吸い込まれる。 【0054】したがって、初期吸収部35は、使用者により尿等が排出された時に、先ず当たる箇所に形成されていて、その尿等は初期吸収部35自体に直接吸収されるだけでなく、第1の液体搬送部36により初期吸収部35の周囲に急速に吸い込まれて搬送される。そして、この第1の液体搬送部である凹状の溝36の下側から材料密度の薄い吸収体でなる初期吸収部35に対して、その周囲から吸収保持されるようになっている。 【0055】尚、第1の液体搬送部は、上述のような凹状の溝36に限らず、これを凹状の溝としなくても、厚みは同じにして、所定の領域の吸収体の材料を周囲より高い密度にすることにより、形成してもよい。 【0056】さらに、第2のシート材12の表面は、図2に示すように、第2の液体搬送部が設けられている。この実施形態では、第2の液体搬送部は、斜めに延びる4本の凹状の溝31,32,33,34として形成されている。これらの溝の形成方法は上述の溝36と同じであり、同一の構造である(図3参照)。したがって、凹状の溝31,32,33,34は、図示のように第2のシート材12及び吸収体16を、上方から押圧して、溝となる部分を押して圧縮し、凹部となるようにしてもよいし、第2のシート材12の表面は加工せず、吸収体16のみに凹部を設けるようにしてもよい。これら凹状の溝31,32,33,34は、図示の場合、それぞれ、一端側が上記初期吸収部35の周囲の凹状の溝36と接続しており、他端側は斜めに延びて、特に第2のシート材12の下の吸収体16の隅部に達している。したがって、第2のシート材12の表面には、初期吸収部35を中心としてほぼアルファベットのX字状に凹状の溝31,32,33,34の内側の仮想の延長部が初期吸収部35の中心で交差するようになっている。 【0057】本実施形態は以上のように構成されており、次にその作用を説明する。この実施形態のオシメ10は、図2にて説明したオシメ10の各領域21、22,23をそれぞれ使用者の身体の各対応部位に合わせて着用する。このような着用状態において、使用者が尿や糞、血液等の排泄物を排出した時には次のように作用する。 【0058】好ましくは、使用者の身体の排泄部は、初期吸収部35に当接もしくは対向しており、排泄された尿等の液体成分は、先ずこの初期吸収部35に当たる。尿の排泄の場合には、きわめて短い時間に多量の尿が放出されるが、この多量の尿等は、は初期吸収部35自体に直接吸収されるだけでなく、第1の液体搬送部36により初期吸収部35の周囲の溝36の下側の材料密度が高い領域に急速に吸い込まれてリング状に搬送される。そして、この第1の液体搬送部である凹状の溝36の下側から材料密度の薄い吸収体でなる初期吸収部35に対して、その周囲から吸収保持される。 【0059】一方、溝36の下側に導かれた尿等は、初期吸収部35の周囲にあってこれを包囲している第2の液体搬送部である凹状の溝31,32,33,34の下側に吸収される。これにより、尿等のかなりの部分は、第2のシート材12の表面上の一部領域にとどまることなく、凹状の溝31,32,33,34の延びる方向に沿って溝の下側を速やかに移動しつつ、材料密度の高い領域の周囲から吸収体16に吸収される。ここで、凹状の溝31,32,33,34は、図示の場合、それぞれ、一端側が上記初期吸収部35の周囲の凹状の溝36と接続しており、材料密度を高くした領域が連続することから、その分初期吸収部35から凹状の溝31,32,33,34に液体成分が速やかに移動することができる。 【0060】これにより、尿等の液体成分は、第2のシート材12の隅部に至る全ての面に広がりつつ吸収されるから、従来のように吸収体16の隅部が機能しないうちに尿等の液体成分がオシメ10の股部等から漏れてしまうことがない。 【0061】ここで、各凹状の溝31,32,33,34は、初期吸収部35の周囲の溝36と接続されていることから、この溝36の下側に吸収された尿等が直ちに各溝31,32,33,34の下側に吸収されて、迅速に広がる効果がある。したがって、好ましくは溝36は、初期吸収部35の周囲を完全に囲むことが好ましいが、一部が途切れていても各溝31,32,33,34に接続されていれば、ほぼ同様の効果がある。 【0062】また、製造上の都合等により、各溝31,32,33,34と初期吸収部35の周囲の溝36の接続を省略する場合には、好ましくは使用者の身体の前部側に位置される溝32,33だけを接続し、31,34は、接続しないようにしてもよい。これにより、オシメ10を使用者が装着して寝た姿勢をとった時には、尿等を使用者の身体の前面側に導きやすることができる。これにより、この姿勢にて尿等が使用者の背後に集中的に導かれて吸収しきれずに、背面側の端部から漏れてしまうことが防止できる。 【0063】図5は、本発明の第2の実施形態を示す上面図である。図において、第1の実施形態と同一の符号を付した箇所は、共通する構成であるから、重複する説明は省略し、以下相違点を中心に説明する。第2の実施形態のオシメ40にあっては、初期吸収部35は、第1の実施形態と比べると、装着した場合の身体の前面側にあたる第3の領域23の位置に設けられている。 【0064】また、第2の液体搬送部としての凹状の溝41,42,43,44は、図示するように点線状にのびている。つまり、各溝を形成するエンボス列は、断続的に延びている。 【0065】第2の実施形態にかかるオシメ40は以上のように構成されており、第1の実施形態と同様の作用効果を発揮するが、これに加えて次の作用効果を発揮する。すなわち、初期吸収部35は、第3の領域23に位置しているために、特に男性の使用者に関しては、その排泄部に対応させることができる。これによって、男性使用者の場合には、その身体の排泄部が初期吸収部35に当接しやすい。このため排泄された尿が直ぐに初期吸収部35に吸収されるために、第2のシート材12上に滞留することがない。 【0066】また、凹状の溝41,42,43,44は、断続的に設けられている。このため、溝の下側の材料密度が高い領域に吸収された液体成分は、溝が途切れた箇所で材料密度が低い吸収体にしみ込むが、これに続く溝の下側の材料密度が高い箇所にさらに吸引されることになる。このようにして、尿等の液体成分は溝の延びている方向に沿って作用する吸引力によって、導かれることになる。これにより、排泄された尿等は、その分速やかに吸収されることになる。 【0067】図6は、本発明の第3の実施形態を示す上面図である。図において、第1の実施形態と同一の符号を付した箇所は、共通する構成であるから、重複する説明は省略し、以下相違点を中心に説明する。第3の実施形態のオシメ50にあっては、第1の初期吸収部51と第2の初期吸収部52とが設けられており、第1の初期吸収部51は、第3の領域23に位置し、第2の初期吸収部52は、第2の領域22に位置している。 【0068】また、第1の初期吸収部51の周囲の第1の液体搬送部である凹状の溝36から、身体の後方に対応する方向に第2の液体搬送部である凹状の溝53,54,55が形成されている。このうち、溝53と55は吸収体の後方の隅部に向かって斜めに延びており、溝54は、後方に延びている。第2の初期吸収部52の周囲の第1の液体搬送部である凹状の溝36から、身体の前方に対応する方向に、第2の液体搬送部である凹状の溝56,57,58が形成されている。このうち、溝56と58は吸収体の前方の隅部に向かって斜めに延びており、溝57は、前方に延びている。 【0069】本実施形態は以上のように構成されており、第1の実施形態と同様の作用効果を発揮するとともに、つぎのような作用効果を有している。第1及び第2の初期吸収部51と52は、使用者の身体の前部と股部中心付近の各排泄部に対応している。このため、各排泄部からの液体成分を別々に吸収し、案内することができる。 【0070】特に、第1の初期吸収部51は、身体の中央部に対応しており、各溝53,54,55は、これより後方に延びていることから、使用者が寝た状態において排泄した場合にも、オシメ50の身体後ろ側に相当する部分の吸収体16の全域にわたって排泄された液体成分を吸収することができる。 【0071】また、第1及び第2の初期吸収部との間にも凹状の溝59を設けていることから、これらの間にも適切に液体を移動させて吸収することができる。 【0072】図7は、本発明の第4の実施形態を示す上面図である。図において、第1の実施形態と同一の符号を付した箇所は、共通する構成であるから、重複する説明は省略し、以下相違点を中心に説明する。第4の実施形態のオシメ60にあっては、第1の実施形態と比較すると、第2の液体搬送部である凹状の溝31,32の各端部をつなぐ溝61と、溝33,34の各端部をつなぐ溝62を備えている点が異なっている。この凹状の溝61と62は第3の液体搬送部である。 【0073】これらの溝61と62とは、第2のシート材12の下の吸収体16の側縁部に沿って延びている。そして、この側縁部は、股部17及び18の内側に位置している。これらの溝61及び62の構造は、他の凹状の溝31,32,32,33と同じである。 【0074】本実施形態は以上のように構成されており、第1の実施形態と同様の作用効果を発揮するとともに、つぎのような作用効果を有している。使用者により排泄された尿等の液体成分は、製品の短手方向である横方向に漏れ出ようとした場合にも、各股部17,18に達する前に各溝61,62の下側の材料密度が高い箇所に吸収される。これによって、溝の下側のの材料密度が高い箇所からその周囲の材料密度が低い吸収体16に吸収されて、外部に漏れることが防止される。したがって、本実施形態では、第3の液体搬送部である各溝61,62が尿等を案内するとともに、第1及び第のフラップ部13,14の作用により、股部からの漏れがほぼ完全に防止される。尚、この実施形態に付加して、例えば溝61,62の内側に同様の溝を平行に複数設けるとさらに完全に横漏れを防止できる。 【0075】図8は、本発明の第5の実施形態を示す上面図であり、図9はそのC−C線断面図である。図において、第1の実施形態と同一の符号を付した箇所は、共通する構成であるから、重複する説明は省略し、以下相違点を中心に説明する。本実施形態のオシメ70は、第1の実施形態と比較すると、その第1の液体搬送部76と、第の液体搬送部71,72,73,74の構成が異なる。すなわち、第1の液体搬送部76は、初期吸収部35を包囲するように形成した凹状の溝でなり、特にその溝内には、吸収材が収容されている。同様に、第2の液体搬送部71,72,73,74は、初期吸収部35から、斜めに延びるように設けた凹状の溝でなり、特にその溝内には、吸収材が収容されている。 【0076】図10は、このように液体搬送部としての凹状の溝に吸収材を配置した状態を詳しく示すために、溝72の部分を拡大して示した斜視図であり、第1の液体搬送部も第2の液体搬送部もこれと同じ構成である。図において、第2の液体搬送部の一部である溝79は、上述したように、例えばエンボス加工等の手法により、第2のシート材12及び/または吸収体16を、上方から押圧することにり、溝となる部分を押して圧縮し、凹部となるようにして形成されている。これにより、吸収体16aの溝79の下側に部分75は、吸収体の材料の密度が高い領域となっている。この部分が液体搬送部の本体となる。この液体搬送部の本体である部分75には、上述のように尿等の液体が毛細管現象い基づいて急速に搬送される。 【0077】この時、部分75を搬送される尿等の液体は、吸収体16aの他の領域との境界部分77,77を介して、この他の領域側へ吸収されつつ、部分75を搬送されるのである。そして、溝79内に例えば上述したポリマー等の吸収材79が、製造工程においてポリマー散布の手法により配置されている。このため、部分75を搬送される液体は、境界77,77だけでなく、この部分75の上の境界78からも、溝72内の吸収材79によって吸収されることができる。このため、オシメ70にあっては、第1の実施形態の作用効果を発揮できるだけでなく、これに加えて、より多量の尿等の液体を吸収保持することができるのである。 【0078】さらに、図10のように、吸収体16a内に吸収材79を混入させないで、溝72内に配置することにより、所定量の吸収材79を、液体に接触しやすい溝72内に集めることになるので、高価な吸収材79を無駄なく機能させることができる。また、より多くの吸収材79を利用できる場合には、図11に示すように、溝72内だけでなく、吸収体16a内にも散在させるようにパルプ吸収材として構成することもでき、この場合には、より多量の液体を吸収保持することができる。 【0079】本発明は上述の実施形態に限定されない。上述の実施形態ではオシメについて説明したが、本発明は、オシメ以外のこれより小さな吸収性製品,例えば女性用生理用品や、失禁用の補助吸収性製品等種々の製品に応用することができる。また、図1のオシメに使用者が装着する上で便利な固定用のテープ等の有意な構成を付加して、所謂パンツタイプとした製品も本発明の範囲である。さらにまた、例えば図2のオシメ10において、領域21と23を長さ方向にやや延長し、この領域21と23の両側縁どうしを重ねて固定し、はくことができる製品としたものも本発明の範囲である。また、上述の各実施形態の各構成部分を任意に組み合わせてもよい。 【0080】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、装着者の排出する液体等を速やかにシート材の端部方向に導いて、広い範囲で吸収体を機能させることにより、尿等の液体を外部に漏らすことなく、完全に内側にシールできる吸収性製品を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000112288 【氏名又は名称】ピジョン株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月29日(1999.11.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096806 【弁理士】 【氏名又は名称】岡▲崎▼ 信太郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−225145(P2000−225145A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月15日(2000.8.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−338133 |
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