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【発明の名称】 大腿骨構成要素
【発明者】 【氏名】ロビン・シドニー・マクウッド・リング

【氏名】グレアム・アラン・ギー

【氏名】アンドリュー・ジョン・ティンパリー

【氏名】ジョン・アンドリュー・ストーラー

【要約】 【課題】本発明は、セメントにより骨髄腔内に固定するための先細いえりのない(collarless)ステムを有し、エクセター型(“Exeter” type)の代用股関節の大腿構成要素を提供すること。

【解決手段】セメントにより骨髄腔内2に固定するための先細いえりのないステム11を有する代用股関節の大腿骨構成要素であって、前記ステムの近位端にある横方向に突出している踵状部15がはめ込まられるべき大腿骨の大転子内に延びうることを特徴とする
【特許請求の範囲】
【請求項1】 セメントにより骨髄腔内に固定するための先細いえりのないステムを有する代用股関節の大腿骨構成要素であって、前記ステムの近位端にある横方向に突出している踵状部がはめ込まられるべき大腿骨の大転子内に延びうることを特徴とする大腿骨構成要素。
【請求項2】 前記踵状部の遠位表面が実質的に凹状であることを特徴とする、請求項1に記載の大腿骨構成要素。
【請求項3】 前記踵状部の遠位表面が実質的に凸状であることを特徴とする、請求項1に記載の大腿骨構成要素。
【請求項4】 前記踵状部の遠位表面が実質的に平面であることを特徴とする、請求項1に記載の大腿骨構成要素。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメントにより骨髄腔内に固定するための先細いえりのない(collarless)ステムを有し、エクセター型(“Exeter” type)の代用股関節の大腿構成要素に関する。
【0002】
【従来の技術】英国特許第1409054号の明細書に開示されている種類として、エクセター型の大腿構成要素は良く知られており、それは寛骨臼窩(acetabular socket)と共働するためのボールヘッドを備えるくびれ部を有する。このくびれ部は、先細いえりのないステムに接続されている。このように、ステムが移植片のくびれ部に結合する領域内において骨またはセメントに配置するためのえりは存在しない。このタイプのステムは、骨セメント内にスライドするのを助けるために研磨仕上げられるように改良されている。本発明はこのタイプの大腿構成要素に関する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】移植後において、ステムの回転をできるだけ抑制するために固定部材を設けることが好ましいことが分かった。本発明は、この構造を利用した大腿構成要素を提供することを意図する。
【0004】たとえば、英国特許第1409054号の明細書に開示されているこのタイプの大腿構成要素の公知の構造には、通常、大腿構成要素の側部は、縦軸線に対して直線的形状または先細い形状であり、そして、ボールヘッドを備えるくびれ部に当てはまるように湾曲しており、近位端にある肩部に直接につながっている。このような構成要素は、リーマ仕上げすることによって骨髄腔にはめ込められる。しかしながら、大転子(greater trochanter)内の骨にスペースが存在するので、本発明による大腿構成要素は、このスペースを利用して、移植後のステムが回転に対してより大きい抵抗力を持たせることができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、セメントにより骨髄腔内に固定するための先細いえりのないステムを有する代用股関節の大腿骨構成要素であって、前記ステムの近位端にある大きく横方向に突出している(大きく膨らんだ)踵状部が、はめ込まられるべき大腿骨の大転子内に延びうることを特徴とする。
【0006】このように、この踵状部の遠位表面の部分は、公知のえりのないステムより大きい横方向部分を提供でき、それによって特にステムの回転に抵抗できる。本発明の大腿構成要素をはめるために、骨髄腔をブローチ加工して、大転子内にキャビティを形成することが必要である。本発明は多様な方法で実施できるが、以下に、例として1つの実施態様を添付の図面を参照して詳述する。本発明の内容はこの実施態様には限らない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示されているように、大腿骨の横断面は参照番号1により示されている。大腿骨の骨髄腔2は大腿構成要素を受け入れられるようにブローチ加工され、そして、参照番号3により示されている大転子において、骨髄腔2は、露出した骨髄腔部分4を経由して大転子3内に(大腿構成要素を)差し込めるように横方向に開かれている。準備処理済みの骨髄腔の近位部分は、傾斜度のある部分5を有する。このような骨髄腔内で使用するために特別に適応された大腿構成要素が、参照番号10により示され、それはステム11、近位部分12と、ボールヘッド(図示せず)を受ける差し込み部14が設けられているくびれ部13を含んでなる。
【0008】近位部分12につなぐステムの近位端は、装着されると大転子3にくる、大きく横方向に突出している(拡大されている)踵状部15を有する。図1から分かるように、近位部分12の特別の大きく広げられた形状により、踵状部15に遠位表面16ができる。かかる遠位表面16は、凹状、凸状及び平面状であることができるが、この大腿構成要素の横方向幅を広げることは、荷重を受けねじれ変位に対する抵抗力を生み出す広い接触領域を設けるだけではなく、一般的な負荷を吸収することもできる。本発明は、標準の形状の大腿構成要素に比べて大きい利点を有し、充分健康な骨であれば大多数の患者に装着できる。
【出願人】 【識別番号】399040058
【氏名又は名称】ベノワスト・ジラール・エ・コンパーニ
【出願日】 平成11年12月21日(1999.12.21)
【代理人】 【識別番号】100060069
【弁理士】
【氏名又は名称】奥山 尚男 (外3名)
【公開番号】 特開2000−225130(P2000−225130A)
【公開日】 平成12年8月15日(2000.8.15)
【出願番号】 特願平11−362171