| 【発明の名称】 |
歯科技工用作業模型の成形兼用カバ―及び咬合器 |
| 【発明者】 |
【氏名】島 文男
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| 【要約】 |
【課題】咬合器への作業模型の取り付け取り外しを極めて簡単にできるようにし、作業性を向上させ、かつ作業模型をできるだけ汚損しないように保護する成形兼用カバー及び咬合器を提供することである。
【解決手段】咬合器の基台1と支持台2とに、回動及び揺動自在の保持板10を取り付ける。この保持板10はノブ19を回すことによって位置が固定されるようになっており、保持板10の外面に磁石板12が設けられている。一方、歯形部T1 を有する作業模型のベース部は、成形兼用カバー100によって成形された状態のまま被覆されており、このカバー100の底面に磁石板115が設けられ、保持板10の磁石板12に吸着させて咬合器に装着する。他方、対合歯模型の歯形部T2 はベース部材20に固着され、このベース部材20の底面に設けられた磁石板22を保持板10の磁石板12に吸着させて、対合歯模型を咬合器に装着する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ほぼ半楕円形の底壁の端縁と周縁に沿ってそれぞれ端壁と周壁を設けた容器状外面保護部材と、一端が解放した対向する一対の挟持板を有する挟持部材と、咬合器への係止手段が備えられ、前記挟持部材の解放端が前記外面保護部材の半楕円形先端部を向くように外面保護部材内に着脱自在に嵌合された歯科技工用作業模型の成形兼用カバー。 【請求項2】 前記係止手段が磁性吸着体より成る請求項1に記載の歯科技工用作業模型の成形兼用カバー。 【請求項3】 前記外面保護部材の底壁に貫通窓が設けられ、外面保護部材内に嵌合された挟持部材を前記貫通窓から押し出して取り外し可能にした請求項1又は2記載の歯科技工用作業模型の成形兼用カバー。 【請求項4】 前記挟持部材の中央部を縦断して前記外面保護部材の半楕円形先端部内面まで延びる隔板が前記挟持部材に設けられた請求項1〜3のいずれかに記載された歯科技工用作業模型の成形兼用カバー。 【請求項5】 前記外面保護部材の底壁外面に、咬合器に係止したときの位置決め手段を設けた請求項1〜4のいずれかに記載の歯科技工用作業模型の成形兼用カバー。 【請求項6】 ほぼ半楕円形の板状体より成り、この裏面に咬合器への係止手段及び位置決め手段を設けた対合歯模型又は作業模型のベース部材。 【請求項7】 歯形部とベース部から成る作業模型において、請求項1〜5のいずれかの成形兼用カバーが前記ベース部に被せられたことを特徴とする歯科技工用作業模型。 【請求項8】 請求項6のベース部材表面に、対合歯の歯形部が固着された対合歯模型。 【請求項9】 基台の一端から起立するコラムの先端に支持アームを回動自在に取り付けて基台と支持アーム先端部の支持台が対向可能とした咬合器において、前記基台と支持台の対向面に、請求項1〜5のいずれかの成形兼用カバー又は請求項6のベース部材のいずれかを着脱自在に係止可能な保持板を設けたことを特徴とする咬合器。 【請求項10】 前記保持板が前記基台及び支持台に回動及び揺動可能かつ位置固定可能に取り付けられた請求項9に記載の咬合器。 【請求項11】 前記保持板の位置が基台又は支持台に対して接近又は離反可能に取り付けられた請求項9又は10に記載の咬合器。 【請求項12】 前記保持板の表面に磁性吸着体を設けた請求項9〜11のいずれかに記載の咬合器。 【請求項13】 前記保持板の表面に、請求項5に記載の成形兼用カバー又は請求項6に記載のベース部材の位置決め手段に対応する位置決め手段を設けた請求項9〜12のいずれかに記載の咬合器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の技術分野】この発明は、咬合器に着脱容易な歯科技工用作業模型の成形兼用カバー及びその作業模型を容易に装着できる咬合器に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば歯冠修復物を製作する場合、下顎又は上顎の作業模型とそれに咬合する対合歯模型を咬合器に装着して、対合歯模型と作業模型の咬み合せ具合が適正になるよう調節しながら技工作業を行なっている。 【0003】 【発明の課題】ところで、上記咬合器は、概略、図20に示すように、基台1のコラム1aの上端に、ピン2を介して支持アーム3を回動自在に取り付けたものであって、作業模型を取り付ける場合には、図21に示すように、基台1上に石膏ペーストS1 を盛り上げ、また予め咬み合せをロウ等で固定しておいた対合歯模型M2 と作業模型M1 の上面にも石膏ペーストS2 を盛り上げ、必要に応じて支持アーム3の下面にも少量の石膏ペーストS3 を付着し、両模型M1 、M2 をペーストS1上に置き、支持アーム3を作業模型M1 の上に倒し、その状態で模型M1 、M2の位置を調整し、周囲にはみ出した余分な石膏ペーストを手の指やヘラ等で除去している。 【0004】このように、咬合器に作業模型及び対合歯模型を装着する作業は非常に面倒であり、石膏硬化後に模型を取り外すのも非常に手間がかかり作業性が良くない問題がある。そのほか、模型底面に固着した石膏を削り取る必要も生じる。 【0005】また、歯冠修復物等を製作する作業場は、石膏粉の他に金属粉やセラミック粉、ロウの切り屑等の塵埃が散乱して非常に汚れており、これらの塵埃が作業模型に付着するため、その清掃に手間がかかる問題がある。 【0006】そこで、この発明の課題は、咬合器への作業模型の取り付け取り外しが極めて簡単に出来るようにし、作業性を大幅に向上させることである。 【0007】この発明の他の課題は、作業模型をできるだけ汚損しないように保護することである。 【0008】 【課題の解決手段】上記の課題を解決するために、この発明の成形兼用カバーは、ほぼ半楕円形の底壁の端縁と周縁に沿ってそれぞれ端壁と周壁を設けた容器状外面保護部材と、一端が解放した対向する対の挟持板を有する挟持部材と、咬合器への係止手段を備え、前記挟持部材の解放端が前記外面保護部材の半楕円形先端部を向くように外面保護部材内に着脱自在に嵌合されるようにしたのである。 【0009】前記係止手段は、磁性吸着体によって形成するのが好ましい。また、外面保護部材の底壁に貫通窓を形成し、この貫通窓から挟持部材を押すことよって取り外し可能にしておくのがよい。この挟持部材の中央部を隔板で仕切り、この隔板を外面保護部材の先端まで延ばすと、片顎模型用の成形兼用カバーとなる。 【0010】これらの成形兼用カバーの底壁外面に、咬合器に係止したときの位置決め手段を設けておくのが好ましい。 【0011】対合歯模型用としては咬合器に係止できる手段と位置決め手段を設けたベース部材を用意しておき、前記成形兼用カバー及びベース部材をそれぞれ作業模型及び対合歯模型に取り付け、咬合器に装着する。咬合器には、これら成形兼用カバー及びベース部材を係止できる保持板が設けられている。この保持板には磁性吸着体が埋め込まれ、前記成形兼用カバー及びベース部材の磁性吸着体を吸着する。このとき保持板に位置決め手段を設けておき、前記成形兼用カバー及びベース部材を位置決めする。 【0012】 【実施の形態】以下、この発明の実施形態を図1乃至図20に基づいて説明する。図1乃至図5は、全顎模型のベース部を保護するカバーを示し、このカバーは成形型としても用いられる。図1、2に示すように、全顎模型用カバー100は、作業模型のベース部の外面保護部材110と、ベース部底面の挟持部材120より成る。外面保護部材110は、平面形状がほぼ半楕円形の底壁111の周囲に沿って周壁112と端壁113を有し、底壁111を取り囲む容器状になっている。周壁112及び端壁113の高さは全周にわたってほぼ均一であるが、両壁共にやや外側に開くテーパ状にしておくのがよい。この端壁113の中央部に、後述する挟持部材120の端板を嵌め込む縦凹部113aが形成され、この凹部113aに連続して、先端が円弧状になった平面から見てテーパ形の凹部111a(図2)が底壁111に設けられ、この凹部111aの先端部近辺に貫通窓114が設けられている。 【0013】前記挟持部材120は、図1及び図3に示すように、前記底壁111の凹部111aと対応する形状及び厚さを有する下挟持板121と、舌状上挟持板122と、これらの上下挟持板121と122を接続する端板123より成り、下挟持板121の裏面には、前記貫通窓114に嵌り込む磁石板124が固着されている。そしてこの挟持部材120は、図3及び図4に示すように、前記外面保護部材110の凹部111aと113aにぴったりと嵌り込み、底壁111と下挟持板121は面一になる。なお、外面保護部材110の底面には、図3及び図5に示すように、断面がほぼ三角形のリブ115が縦横の中央線に沿って90°の間隔で設けられている。この機能については後述する。また上挟持板122は、トレイ状に窪んだ形状になっているが、これは全顎模型のベース部内面に適合させるためである。 【0014】図6及び図7は、前歯部模型に使用する成形兼用カバーを示す。図6と図7は前歯部の範囲が異なるだけで構造は全顎模型用カバー100と同じである。図中、符号200は成形兼用カバー、210は外面保護部材、211は底壁、211aは半長円状凹部、212は周壁、213は端壁、213aは縦凹部、214は貫通窓、215はリブ、220は挟持部材、221は下挟持板、222は上挟持板、223は端板、224は磁石板である。図8は片顎模型に使用する成形兼用カバーを示す。図示のように、カバー300は、外面保護部材310と挟持部材320より成る。外面保護部材310は、ほぼ半楕円形底壁311の周囲に周壁312と端壁313を有する容器状をなし、端壁313には縦凹部313aが設けられ、この縦凹部313aに連続して平面テーパ形凹部311aが底壁311に設けられている。このテーパ形凹部311aの先端は周壁312の先端部内面まで延び、その中央部に設けられた縦凹部312aに連通している。 【0015】前記挟持部材320は、前記テーパ形凹部311aに適合して嵌り込む下挟持板321と舌状の上挟持板322より成り、これらの挟持板321と322は、端板323及び隔板325によって接続されている。隔板325は両挟持板321、322の中央部を外面保護部材310の周壁311先端内面まで延びている。そして隔板325の先端には、縦係止片326が形成され、周壁312内面の縦凹部312aに嵌り込んでいる。なお、図中、符号314は底壁311に設けられた貫通窓、315は底壁311の下面に設けられたリブ、324は下挟持板321の下面に固着された磁石板である。 【0016】上記成形兼用カバー100を用いた作業模型の成形方法について説明する。図9及び図10に示すように、図3の状態のカバー100内に離型剤を塗布した後、石膏ペーストS4 を充填し、その上面に予め形成された歯形部T1 をその底面がカバー100の周縁と同一平面になるよう圧着する。勿論、歯形部T1 に予め設けられたダウエルピンはカバー100の石膏ペーストS4 内に挿し込む。そして余分なペーストS4 は、指やヘラで除去した後硬化するまで待つ。硬化後は、カバー100を被せたままで取り扱うが、必要に応じて下面の磁石板124の部分を上に押すと、図11のように、成形されたベース部Bが挟持部材120と共に外面保護部材110から外れる。さらに挟持部材120を取り外したい場合には、図11の右方鎖線矢印方向に挟持部材120を引き抜けばよい。 【0017】他の前歯部模型用カバー200、片顎模型用カバー300の使用法も同様である。ただし、片顎模型用カバー300の場合は、隔板325の左右いずれかに石膏ペーストを充填すればよい。 【0018】このようにして形成した作業模型を装着する咬合器を図12及び図13に基づいて説明する。図12に示すように、基台1の一端から支持コラム1aがほぼ直角に延び、支持コラム1aの上端には、ピン2を介して支持アーム3が回動自在に取り付けられている。支持アーム3の反対側には、ストップピース4が一体に延び、支持コラム1aの上端からストップピース4と同方向に延びる支持ピース5には、ねじピン6がねじ込まれ、ピン6の先端がストップピース4に当接して、支持アーム3の回動を制限している。従って、ねじピン6を回動することにより、支持アーム3の基台1に対する接近または離反の度合を調節することができる。そして、ねじピン6は、ピン6にねじ結合したナット7によって位置が固定される。 【0019】前記支持アーム3の先端部に設けられた支持台8の下面及び基台1の上面には、それぞれ保持板10が取り付けられている。この保持板10は、図12及び図13に示すように、ほぼ半楕円形で、そのフラットな表面のほぼ中央部に凹部11が設けられ、この凹部11内に磁石板12が固着されている。また、この凹部11を中心にして互に90°の角度をもって断面が3角形の保持溝13が4個放射状に設けられている。これらの溝13の外端は、保持板10の周縁に解放されている。そして溝13の形状及び配置は、前記カバー100、200、300の下面に設けられたリブ115、215、315の形状及び配置に対応している。 【0020】前記保持板13の裏面には、ほぼ中央部にステム(stem)14が設けられ、このステム14の先端にはボール15が設けられている。一方、基台1及び支持台8には、ソケット16が形成され、このソケット16に前記ボール15がゆるくかつ抜け出さないように嵌り込んでいる。従って、保持板10は、回動及び揺動自在に基台1及び支持台8に取り付けられている。また、前記ソケット16の内周には、ねじ溝が形成され、このねじ溝にねじ17が係合している。このねじ17の先端は凹球面18になっており、ねじ17のノブ19を回動すると、ねじ17の先端の凹球面18がボール15を押してソケット16の端部内面に圧接し、ボール15を自由に動かないよう保持する。即ち支持板10は、回動及び揺動できなくなり、その位置で固定される。ねじ17のノブ19を逆に回動すると、ボール15は圧接から解放され再び自由に回動及び揺動可能となる。 【0021】図14は咬合器の他の例を示す。図示のように、保持板10の裏面には、中空の球面部材33が固着され、この球面部材の中央には開口33aが形成されている。中空球面部材33は、それぞれ基台1及び支持台8の先端部に設けられた凹所31、32に嵌り込んでいる。この凹所31、32の内周面31a、32aは、前記球面部材33の球面に適合する球面状になっている。そして、前記中空球面部材33の内面には、それとほぼ同一曲面を有する球面状支持板34が挿入され、この支持板34にはねじ棒35が固着されている。このねじ棒35は球面部材33の開口33aを適当な間隙を持って貫通し、さらに凹所31、32の中央に設けた孔31b、32bを貫通して、それぞれ基台1及び支持台8の外面から突出している。このねじ棒35の外端には、ノブ36がねじ結合している。このノブ36を回転させると、支持板34がノブ36の方向に引き寄せられ、中空球面部材33を凹所31、32の内周面31a、32aに圧接して保持板10の位置を固定する。また、ねじ棒35は、中空球面部材33の開口33aに相当の間隙を持って挿入されているため、球面部材33は傾斜角度を自在に調節することができ、任意の角度において前述のようにノブ36を回すことにより位置を固定することができる。 【0022】次に、対合歯模型を前記咬合器に取り付けるためのベース部材について説明する。図15及び図16に示すように、ベース部材20は、ほぼ半楕円形のフラットな板状体であって、裏面のほぼ中央部に凹部21が設けられ、この凹部21内に磁石板22が固着されている。そして凹部21を中心にして、互に90°の角度を隔てて4個の断面3角形状リブ23が設けられている。これらのリブ23の形状及び配置は、図13に示す前記咬合器の保持板10の保持溝13の形状及び配置に対応している。 【0023】上記ベース部材20の表面に対合歯の歯形部を固着する。その方法として接着剤、特に瞬間接着剤を用いてもよいが、予め粘着剤を塗布しておいてもよい。その場合には、図17に示すように、ベース部材20の表面に、粘着剤層24と離型紙25を交互に複数層形成し、対合歯模型を接着する都度外面から順次離型紙25を剥離していくようにすれば、複数回の使用に耐える。なお、符号26は、離型紙25に設けたタブである。また、後述するように、このベース部材20は、従来の通常の工程で製作した作業模型にも使用することができる。 【0024】上記作業模型と対合歯模型を前記咬合器に装着する一例を説明する。勿論、装着手順は以下の方法に限らず都合のよい方法を任意に選択することができる。まず、図18に示すように、前記図9で形成した作業模型にカバー100を被せた状態のまま、対合歯模型の歯形部T2 とバイト(咬み合せ)をロウで固定する。この歯形部T2 の下面に前記図15、16のベース部材20を固着する。そして図19に示すように、作業模型のカバー100の裏面に設けた磁石板124を咬合器の保持板10に設けた磁石板12に吸着させる。このとき、カバー100のリブ115を保持板10の溝13に嵌め込んで保持板10とカバー100との位置決めを行なう。また、上下の保持板10は固定せずに自由に回動及び揺動できるようにしておく。この状態で基台1の保持板10の磁石板12と対合歯模型のベース部材20に設けた磁石板22を吸着させ、かつ保持溝13にリブ23を嵌め合せ保持板10に対してベース部材20の位置を固定する。そして作業模型の歯形部T1 と対合歯模型の歯形部T2 が基台1及び支持台8に対してほぼ並行に配列された状態になるよう模型を動かし(上下支持板10が回動及び揺動可能になっている)、上下のノブ19を回して位置を固定する。図14の咬合器を用いる場合もほぼ同様である。 【0025】以上のほか、予め対合歯模型の歯形部T2 にベース部材20を固着せず、先にベース部材20を基台1の支持板10に取り付けておいてもよい。また、作業模型と対合歯模型のバイトを固定せず、別々に上下保持板10に取り付けた後に調整する方法もある。 【0026】その他のカバー200付き前歯部模型、カバー300付き片顎模型の装着方法も同様にして行なわれ、また同様に種々の装着手順を選択することができる。また、以上の実施形態において、ベース部材20に対合歯模型を固着する例を示したが、前述の成形兼用カバーを用いずに従来の工程で製作した作業模型のベース部を直接ベース部材20に固着すれば、図12及び図14に示す咬合器に装着することができる。 【0027】図20は、保持板10のステム14を回動及び揺動自在に保持するソケットを上下動可能に調節できるようにした例を示す。図示のように、支持台8(基台1でもよい)に、ねじ孔8aを設け、このねじ孔8aに、ソケット部材16aをねじ込んで上下に位置調節可能にしておく。そしてナット16bにより、ソケット部材16aの位置を固定できるようにする。 【0028】上記の実施形態において、カバー100及びベース部材20の咬合器への着脱自在の係止手段として、磁石板と磁石板とを吸着させる例を示したが、勿論一方が磁石板他方が強磁性体であってもよい。また、スナップボタンのような圧入による係止手段や粘着物質を用いる係止手段などでもよい。そして係止手段は挟持部材と外面保護部材のいずれに備えられていてもよい。さらに、位置決め手段としてリブと保持溝を用いたが、突起とそれが嵌り込む凹部のような凹凸を用いたものであればどのようなものでもよい。 【0029】 【発明の効果】この発明によれば、以上のように、成形兼用カバーを用いて作業模型のベース部を成形しかつカバーを取り付けたままで作業模型を取り扱うことができるようにしたので、成形と作業模型の保護を同一物で行なうことができ、作業模型の汚損を防止することができ、また,咬合器に石膏で作業模型及び対合歯模型を取り付ける作業、さらにその後の取り外しや咬合器及び作業模型の清掃作業がなくなるので、作業性が大巾に向上し、石膏使用量が減少してコスト削減に役立つばかりでなく、清掃作業中の石膏の飛散がなく作業環境を改善することができる。 【0030】そのほか、咬合器に作業模型を取り付ける際に、作業模型のダウエルピンを石膏が押し上げて浮き上るようなことがなくなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592239590 【氏名又は名称】株式会社シケン
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| 【出願日】 |
平成11年9月21日(1999.9.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−201952(P2000−201952A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月25日(2000.7.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−267621 |
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