| 【発明の名称】 |
眼科装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩瀬 英明
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| 【要約】 |
【課題】被検者を確実に特定でき、円滑な眼科測定を行うことが可能な眼科装置を提供する。
【解決手段】被検者の識別情報が記録されたIDカード2がカード読取機3により読み取られ、その読み込まれた識別情報に従ってデータ記憶部5から被検者の測定データが自動的に検索されて表示部1b、4aに表示される。また、被検者の測定データは被検者の識別情報を付してデータ記憶部5に保存される。このような構成では、IDカードに被検者の識別情報が記録されているので、このIDカードを読み取ることにより、被検者を確実に識別することができ、被検者の測定データを自動的に参照して表示したり、あるいは測定データを読み取られた被検者の識別情報とともにデータベースに記憶、保存することが可能になる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 被検者の識別情報が記録されたIDカードを読み取る手段と、眼科測定装置と、被検者の測定データを表示する表示部と、被検者の測定データを保存するデータ記憶部と、IDカードから読み込まれた識別情報に従ってデータ記憶部から当該被検者の測定データを検索して表示部に表示するとともに、被検者の測定データを被検者の識別情報を付してデータ記憶部に保存する手段と、を有することを特徴とする眼科装置。 【請求項2】 前記識別情報から被検者の氏名を特定でき、特定された氏名を音声で問いかけ本人であることを確認できることを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。 【請求項3】 前記測定データをIDカードに書き込むことを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、眼科装置、さらに詳細には、被検者の眼科測定データを表示し、そのデータを記憶、保存できる機能を有する眼科装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、眼科測定装置で測定されたデータは、被検者の識別情報、例えばID番号を付してデータ記憶部に記憶されるので、その測定データを参照データとして呼出すとき、あるいは被検者の測定時には、その識別情報を入力して呼出しあるいは測定を行っている。しかし、識別情報の入力は手で行わなければならないので、データ操作に手間がかかり、また誤入力により処理が中断され、円滑な測定が保証されない、という問題があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、被検者を確実に特定でき、円滑な眼科測定を行うことが可能な眼科装置を提供することをその課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するために、被検者の識別情報が記録されたIDカードを読み取る手段と、眼科測定装置と、被検者の測定データを表示する表示部と、被検者の測定データを保存するデータ記憶部と、IDカードから読み込まれた識別情報に従ってデータ記憶部から当該被検者の測定データを検索して表示部に表示するとともに、被検者の測定データを被検者の識別情報を付してデータ記憶部に保存する手段とを有する構成を採用している。 【0005】このような構成では、IDカードに被検者の識別情報が記録されているので、このIDカードを読み取ることにより、被検者を確実に識別することができる。従って、被検者の測定データを自動的に参照して表示したり、あるいは測定データを読み取られた被検者の識別情報とともにデータ記憶部に保存することが可能になり、円滑な眼科測定が保証される。 【0006】また、識別情報から被検者の氏名を特定できるようにし、特定された氏名を音声で問いかけ本人であることを確認できるようにすることにより被検者の特定、確認をより確実にすることが可能になる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。 【0008】図1(A)には、本発明の一実施形態に係わる眼科装置が図示されている。この眼科装置は、被検眼の検眼部1aと、データ表示部1bと、操作ボタン1cと、応答スイッチ1dなどを備えた視力計として構成された眼科測定装置1を有している。この眼科測定装置1には、IDカード2が挿入されるカード読取機3が接続されており、IDカード2をカード読取機3で読み取ることによりIDカード2に記録されている被検者の識別情報などのデータをデータ表示部1bに表示させることができる。 【0009】また、眼科測定装置1は、データ表示部4aを有するモニタ4と、キーボード6、マウス7などの入力手段と、データ記憶部5を備えたコンピュータにも接続されている。測定データ、識別情報などは、眼科測定装置1のデータ表示部1b、モニタ4のデータ表示部4aに同様に表示され、また操作は眼科測定装置の操作ボタン1c、あるいはコンピュータのキーボード6、マウス7を介して行われるので、表示ないし操作は、眼科測定装置1側でも、あるいはコンピュータ側でも同様に行うことができる。 【0010】次に、このような構成において、被検者と対面して眼科測定を行なう対面測定のときの流れを図2を参照して説明する。電源をONにすると、システムが立ち上がるので、ステップS1においてIDカード2をカード読取機3に挿入し、IDカードの内容を読み取る。図3(A)に示したように、IDNo.(ID番号)、氏名などの被検者の識別情報がデータ表示部1b、4aにでるので、本人に間違いないかを検者が確認した後、測定をするか、その前に過去の測定データを参照するかどうかを選択する(ステップS2)。 【0011】「参照」を選択した場合は、ステップS3でID番号でデータ記憶部のデータベースにアクセスして被検者の過去の測定データを呼出し、これを一覧表示させる。この状態が図3(B)に図示されており、一覧の中にあるデータ10を指示して「詳細」を選択することにより、図3(D)に示したような被検者の詳細なデータをデータ表示部1b、4aに表示させることもできる(ステップS4)。 【0012】続くステップS5で、詳細なデータを参照した結果に基づき、検者が新たな測定が必要と判断した場合は、ステップS6で測定を行い、また測定が不要と判断した場合にはステップS9に進む。測定が必要とされた場合には、図3(C)に示したような表示が行われるので、ステップS6で動体視力、静止視力あるいはその両方を測定するかどうか、あるいはこれらの測定を左眼、右眼、あるいは両眼に対して行うかなどを選択する。なお、前回選択した測定と同じときは、この選択作業を省略することができる。 【0013】静止視力を測定する場合はステップS7で静止視力を、動体視力を測定する場合はステップS8で動体視力を、またその両方を測定する場合は、それぞれステップS7とステップS8の測定を連続して行う。なお、動体視力を測定する場合は、視標速度も選択しておく。 【0014】測定結果は、図3(D)と同じような画面表示となる図3(E)で表示されるので、ステップS9で図3(E)の測定結果を見て、次の被検者を測定するか、測定をやり直すか、あるいは終了するかを判断する。測定が正常に行われたと判断された場合は、ステップS10でその測定結果がデータ記憶部5に蓄積されたデータベースに新たな測定データとしてIDカードで読み取ったID番号で記録される。その後、ステップS1に戻って次の被検者を測定するため新たなIDカードを読み込む。 【0015】ステップS9で測定が正確にできなかったと判断された場合は、「再測定」を選択してステップS2に戻って測定をやり直す。測定を終了する時は、ステップS11でステップS10と同様に測定データをデータベースに記録してシステムを終了する。 【0016】次に、図1(A)の眼科装置で、被検眼の自動測定を行う場合の実施形態について図4と図5を参照して説明する。 【0017】電源をオンにしてシステムを立ち上げると、図5(A)に示した画面がデータ表示部1b、4aに現れるので、ステップS20で測定プログラムを設定・選択する。ここで、静止視力か動体視力か、単眼、あるいは両眼かなどを選択して、設定終了を押すと、測定プログラムが確定し、自動測定のスタンバイ状態となる。 【0018】続いて、ステップS21でIDカード2をカード読取機3に差し込み、IDカードの内容を読み取る。その内容に応じて「××××さんですね。正しいときは手元のスイッチを押してください。」とのアナウンスが流され、音声で氏名が問い合わされて被検者の確認が行われる(ステップS22)。一定時間後までに被検者から応答スイッチ1dによる応答がないと、正しく認識されなかったとして「もう一度IDカードを差し込んでください」というアナウンスが流れ、前回と同様の問いかけが行われるので、ステップS23でIDカードの再度の読取が行われ、ステップS24で被検者の氏名の再確認が行われる。2回目でも名前の一致がなかった場合には被検者が所持しているIDカードが正しくないとして、「そのIDカードは使用できません。受付にお越しください。」というアナウンスがなされ、そのIDでの測定を中止しIDカードの確認を行わせる(ステップS25)。その後、ステップS21に戻り、IDカードの読み取りを行う。 【0019】ステップS22、S24でIDカードが正常に読み取られ、被検者が応答スイッチ1により応答して氏名が正しいと確認されると、ステップS26で自動的に測定が開始され、音声で「これから視力測定をはじめます」というアナウンスが流れ、設定・選択された測定プログラムが実行される(ステップS27)。被検者の誘導は音声ガイダンスで行われ、測定結果は、図5(B)に示したように順次データ表示部1b、4aに表示されるので、測定途中でも検者はその確認を行うことができる。 【0020】ステップS28で、測定結果や応答速度があらかじめ設定された許容範囲に入っているかどうかで測定が正しいかどうかを判断し、正しく測定されてないと「もう一度測定を行います」とのアナウンスが流され、「再測定」のボタンを押してステップS26に戻り再測定を行う。正しい場合は、ステップS29において、「お疲れ様でした。検査は終了しました」とのアナウンスがなされ、ID番号とともに、測定結果がデータ記憶部5のデータベースに記憶される。またこのときデータ表示部1b、4aに表示されている測定結果は他人に見られないように画面から消去されるように設定しておくこともできる。 【0021】その後ステップS30で、次の被検者の測定、測定プログラムの変更、終了が選択される。次の被検者を測定する場合は、ステップS21に戻り、新しいIDカードを読み込ませれば、自動的に次の被検者の測定が開始される。測定プログラムを変更する場合は、ステップS20に戻り測定プログラムの選択・設定をもう一度行う。また測定を終了する場合は、電源をオフにしてシステムを終了させる。 【0022】他の実施形態としては、カード読取機3に代えて、図1(B)に図示したようなカード読み取り、書き込み機3’を眼科測定装置1に接続するようにすることもできる。この実施形態では、読み書き可能なIDカードあるいはメモリカードのような記録媒体2’を使用することができ、IDカード又はメモリカードに記録された識別情報あるいは測定データなどをカード読み取り、書き込み機3’から読み取ることができ、また測定データをIDカード又はメモリカードに書き込み記録することが可能になる。従って、この実施形態では、図2のステップS10、S11、あるいは図4のステップS29で行なわれる測定データの記録は、読み書き可能なIDカードあるいは他の読み書き可能な記録媒体に行なうことが可能になり、測定データの記録は、読み書き可能な記録媒体2’あるいはデータ記憶部5のデータベース、あるいは読み書き可能な記録媒体2’とデータ記憶部5のデータベースの両方に行なうことが可能になる。 【0023】なお、図1では、眼科測定装置としてデータ表示機能付き視力計が例示されているが、本発明は、このような視力計に限定されるものではなく、他の眼科測定装置、例えば眼底カメラ、視野計などにも同様に適用させ、同様な効果を得ることができ、またデータ表示機能を持たない測定装置でも本発明を十分実現することが可能である。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように、本発明では、IDカードに被検者の識別情報が記録されているので、このIDカードを読み取ることにより、被検者を確実に識別することができる。従って、被検者の測定データを自動的に呼出して表示したり、あるいは測定データを読み取られた被検者の識別情報とともにデータベースに記憶、保存することが可能になり、円滑な眼科測定が保証される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000163006 【氏名又は名称】興和株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月19日(1999.4.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075292 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 卓
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| 【公開番号】 |
特開2000−300516(P2000−300516A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月31日(2000.10.31) |
| 【出願番号】 |
特願平11−110330 |
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