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【発明の名称】 有効な光学スリット生成のための構成素子群
【発明者】 【氏名】インゴ コシュミーデル

【氏名】ギュンター リンク

【氏名】ディートマー スタインメッツ

【氏名】イーゴン ルーター

【要約】 【課題】ガイドバー(7)は温度の影響下で妨害を受けずに移動方向に膨張し得て、而もスリット平行性が影響されることのない光学スリット生成のための構造素子【解決手段】スリットランプとして用いられる有効な光学スリット(1)を生成するための二つのスリット顎(2.1、2.2)を持ち、それらにガイドレーン(10.1、10.2)がそれぞれ一本ずつ配置されていて、スリット顎(2.1、2.2)が、その直線ガイド装置に沿って移動でき、両者間でスリット(1)を形成する、スリット幅Sの変更可能な構成素子群において、光学スリット生成のための構造素子では、ガイドレーン(10.1、10.2)が、本体に固定した引張固定ポジションからスリット顎(2.1、2.2)の移動方向に飛び出ているガイドバー(7)の線分に設けられている

【解決手段】スリットランプとして用いられる有効な光学スリット(1)を生成するための二つのスリット顎(2.1、2.2)を持ち、それらにガイドレーン(10.1、10.2)がそれぞれ一本ずつ配置されていて、スリット顎(2.1、2.2)が、その直線ガイド装置に沿って移動でき、両者間でスリット(1)を形成する、スリット幅Sの変更可能な構成素子群において、光学スリット生成のための構造素子では、ガイドレーン(10.1、10.2)が、本体に固定した引張固定ポジションからスリット顎(2.1、2.2)の移動方向に飛び出ているガイドバー(7)の線分に設けられている
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ガイドレーンが、本体に固定した引張固定ポジションからスリット顎の移動方向に飛び出ているガイドバーの線分に設けられていて、有効な光学スリットを生成するための二つのスリット顎を持ち、それらにガイドレーンがそれぞれ一本ずつ配置されていて、スリット顎がその直線ガイド装置に沿って移動でき、両者間でスリットを形成することを特徴とするスリット幅Sの変更可能な構成素子群【請求項2】 ガイドレーン(10.1、10.2)が、引張固定装置(8)から互いに逆方向に出ている片持状態の二つのガイドバー(7)の突出線分に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の構成素子群【請求項3】 ガイドレーン(16.1、16.2)が、引張固定ポジション(18)から同一方向に突出しているガイドバー(17)の二つの線分に構成されていて、引張固定ポジション(18)と相対する側のガイドバー(17)の末端線分が浮遊状態で設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の構成素子群【請求項4】 引張固定ポジション(18)とそれに相対する浮遊状態で設置されていることを特徴とするガイドバー(17)の末端線分の中間にガイドバー(17)用の撓み付与手段が設けられていて、その撓み手段によって両ガイドレーン(16.1、16.2)が一直線になるように修正されることが可能なことを特徴とする、請求項3に記載の構成素子群【請求項5】 撓み付与手段としてガイドバー(7)と同じ膨張係数を持つ素材で作られているねじ込みピン(20)が使用されていることを特徴とする、請求項4に記載の構成素子群【請求項6】 ガイドレーン(10.1、10.2、16.1、16.2)に対置して、スリット顎(2.1、2.2)の固定された滑りガイド装置または転がりガイド装置付きスライダー(3.1、3.2)が取り付けられていることを特徴とする、上記請求項の一つに記載の構成素子群【請求項7】 スライダー(3.1、3.2)に、ガイドレーン(10.1、10.2、16.1、16.2)を包み込むように転がりガイド装置が設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の構成素子群【請求項8】 ガイドレーン(10.1、10.2、16.1、16.2)を滑らせるためにスライダー(3.1、3.2)にV字型切り込み溝が設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の構成素子群【請求項9】 スライダー(3.1、3.2)とガイドレーン(10.1、10.2、16.1、16.2)間に前応力生成用として引張バネおよび/または圧縮バネが設置されていて、バネの一方の端が台架本体に固定され、もう一方の端がスライダー(3.1、3.2)の一つに掛けてあることを特徴とする、請求項8に記載の構成素子群【請求項10】 使用されている引張バネ(12.1、12.2)のバネ作用力が、第一成分F1により対応ガイドレーン(10.1、10.2、16.1、16.2)に対するスライダー(3.1、3.2)の前応力を惹き起こすように、第二成分F2により、移動方向でのスライダー(3.1、3.2)間の距離、つまりスリット幅Sの調整に用いられる調整ユニット(4)の楕円調整面(4.1、4.2)に対するスライダー(3.1、3.2)の前応力を惹き起こすように引張バネが配置されていることを特徴とする、請求項9に記載の構成素子群【請求項11】 バネ作用力が、その第三成分F3により止め縁(15)に対するスライダー(3.1、3.2)の前応力を惹き起こすように、それによってスリット顎(2.1、2.2)の移動方向周囲での回転が阻止されるように引張バネ(12.1、12.2)が配置されていることを特徴とする、請求項10に記載の構成素子群【請求項12】 前応力の収容または楕円調整面(4.1、4.2)とスライダー(3.1、3.2)間の摩擦を最小限にするために、転がり軸受け(6.1、6.2)が配置されていることを特徴とする、請求項10または11に記載の構成素子群
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特にスリットランプとして用いられる有効な光学スリットを生成するための二つのスリット顎を持ち、それらにガイドレーンがそれぞれ一本ずつ配置されていて、スリット顎がその直線ガイド装置に沿って移動でき、両者間でスリットを形成するという、スリット幅Sの変更可能な構成素子群に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光学機器ではその構造上、幾何学的に異なった形態のライトフィールドを、ほぼ均一な照射光で形成することがよく必要になる。ライトフィールドの形態としては、特にスリット幅が平行に精確に区切れるような、幅と長さを調整できるスリットライトが必要になることが多い。そのようなコントラストに富んだ、シャープな輪郭を持ったスリットライトの生成には、前提条件として、スリット形成用の構成要素を精確に誘導するガイド装置および非常に精密な縁構造を持つスリット顎が必要である。
【0003】有効な光学スリットを生成する構成素子群としての代表的な応用例は、眼科診断に頻繁に使用されるスリットランプである。その主要構成要素は立体顕微鏡と投射装置であり、両者は支持系統の上に相互間の位置調整のもとで移動可能なように配置されている。投射装置は幾何学的に異なったライトフィールドを生成することが可能である。投射装置は、通常ライトフィールド面の中央が観察面の中央と重なるように立体顕微鏡に連結されている。
【0004】このような適用形態では、例えば「0」から14mmに到るまで微細にわたり無段階調整のできるスリット幅が必要になる。ここで「0」というのは、スリットが完全に密閉された状態のことである。スリットの長さは例えば0.3〜14mmとすることができるが、これらの条件のほか、スリットはさらに光学軸の周りを少なくとも±90°移動できなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】スリット形成光学素子群において度重なり起きる大きな問題は、発熱光源の収容されたランプケーシングの近辺が機能的制限を受けて熱偏差を惹き起こし、そのためスリット平行性に悪影響を及ぼし、その結果としてスリット顎ガイド装置にスリットライト生成に関して、つまり温度の影響如何に拘わらず生成スリットライトの品質が保証されるように要求される点である。
【0006】現技術レベルの公知のスリット顎ガイド装置には滑り摩擦または転がり摩擦を基礎にした直線ガイド素子が備わっていて、スリット幅の変更のため、しかるべき形態に構成された滑走または回転ガイド素子を通じて相互に移動できる二つのスリット顎が、本体側に配置されたガイドレーンに隙間無くぴったり結合している。
【0007】この点に関しては公知のどの技術解決策にしても、スリット顎に対する熱および機械的影響が依然として予想外に大きく、それに伴いスリット平行性が思いのほか損なわれるというのが欠点であり、そのことより例えばスリットが完全には密閉状態にならないことが認め得る。公知の解決策は既に多数あるが、この点では依然開発が必要である。その場合の開発目標としては加害性影響の抑制およびそれによる改善効果に照準されている。本発明の課題は、上述のような現技術レベルを踏まえて、有効な光学スリット生成用としての上記種類の構成素子群を改良して、スリットライトの平行性に対する外的影響を一段と抑制することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記種類のような、本発明に基づく有効な光学スリット生成のための構造素子では、ガイドレーンが、本体に固定した引張固定ポジションからスリット顎の移動方向に飛び出ているガイドバーの線分に設けられている。ガイドバーがこのように部分的に突出していることにより、スリット顎は妨害を受けずに温度の影響下で所定方向に膨張し得る。その際、スリット平行性が影響されることはない。
【0009】本発明のバリエーションのうち代表的な実施態様によると、引張固定ポジションから互いに逆方向に出ている片持状態の二つのガイドバー突出線分にガイドレーンが構成されている。それにより両線分を逆向きに任意幅で広げることによって長さ変更時の調整が可能としている。
【0010】本発明の別な実施態様では、ガイドレーンが引張固定ポジションから同一方向に突出しているガイドバーの二つの線分に構成されている。この場合引張固定ポジションと相対する側のガイドバーの末端線分は浮動状態で設置されている。それにより引張固定ポジションからこの方向での長さ変更時における調整が可能である。ガイドバーは移動方向に広げることができるが、移動方向に垂直なポジション変更は不可能である。
【0011】以上のほか有利な態様として、引張固定ポジションとそれに相対する滑走可能な末端線分の中間にガイドバー用の撓み付与手段が設けられているものもある。その場合撓み付与手段によって両ガイドレーンが一直線になるように修正することが可能である。バーをこの手段で屈曲させ、両ガイドレーンが一直線になるように調整した場合、スリットの平行性がそれによって影響を受けることがある。それ故、本発明に基づく構成素子群を、例えばスリットランプなどの光学装置に組み込む前に、特にスリット平行性が最適状態になるように調整を実施するという方法もある。
【0012】これに関連して非常に実用的な実施態様があるが、それによればガイドバー撓み手段としてねじ込みピンが使用されており、それによってスリット縦方向でのガイドバーの撓みが達成される。この場合ガイドバー、ガイドバー装着装置およびねじ込みピンはできる限り膨張係数の小さい同一素材、特に特殊鋼から成っているのが好ましく、そうであれば温度の影響が原因で起こる長さ変化が補正される。
【0013】本発明のまた別な態様では、ガイドレーンに対置して、スリット顎の固定された滑りガイド装置または転がりガイド装置付きスライダーが取り付けられている。転がりガイド装置は、例えばガイドレーンを包み込むように構成することができる。
【0014】これに代わるものとして、ガイドレーンを滑らせるために、スライダーにV字型切り込み溝を設けることもできる。この関係では、スライダーとガイドレーン間に前応力生成用として、引張バネおよび/または圧縮バネを設置すると有利である。バネの一方の端は台架本体に固定され、もう一方の端はスライダーの一つに掛けてある。それにより、V字型切り込み溝は常に対応のガイドレーンに接触を持ち、而も常にガイド装置の方向に向くようになる。
【0015】この実施態様で引張バネを使用する場合、それはそのバネ作用力の第一成分F1により対応ガイドレーンに対するV字型切り込み溝の前応力を、第二成分F2により移動方向でのスライダー間の距離調整に用いられる調整ユニットに対するそれぞれのスライダーの前応力を惹き起こすように配置されている。
【0016】このように、スライダーまたはスリット顎に対応するそれぞれのバネにより、ガイドレーンに対するV字型切り込み溝の接合、および調整ユニットに対するスライダーの接合が保証される。加えて引張バネは、そのバネ作用力の第三成分F3によって、実施例でのより詳しい説明の通り、スリット顎の移動方向周囲での回転が阻止されるように配置することができる。
【0017】調整ユニットとスライダー間の摩擦を最小限にするためには転がり軸受けの配置が可能であり、効果的である。これを媒介にして調整動作が調整ユニットからスライダーに伝達される。この部分における摩擦の減少と共に、調整ユニットの回転時にはスライダーのほうに向き、それによってスリット平行性にずれの危険性をもたらす縦揺れモーメントの作用は小さくなる。
【0018】引張バネをスライダーに掛けるに際しては、それが少なくともスライダーと調整ユニット間の摩擦を小さくするのに用いられる転がり軸受けのほぼ軸内にあれば特に有利である。V字型切り込み溝とガイドレーンとを最高の滑走相手状態にするため、V字型切り込み溝および/またはガイドレーンの表面に摩擦引き下げ用コーティング、例えばDLC層を付与することが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下では本発明を二つの実施例に基づき詳しく説明する。関連の各図面はそれぞれ次のものを表している。図1はスリット幅Sの変更できる、有効な光学スリット1の生成のための構造素子を描いたものである。スリット1は二つのスリット顎2.1と2.2との間隙として構成され、両スリット顎はそれぞれR1方向とR2方向とに移動できるように設置されている。
【0020】スリット顎2.1および2.2は、それらが取り付けられているそれぞれ対応のスライダー3.1および3.2を通じて、楕円調整面4.1および4.2を持ち、回転軸5の周りを回転できるように設置されている調整ユニット4と結合している。調整ユニット4を回転軸5の周囲で回転させることによって、楕円調整面4.1および4.2と回転軸5との距離を変更することが可能である。
【0021】この距離が拡大するように調整ユニット4(例えば手動型タイプ)を回転させれば、当該の距離変更は抽象的に描かれた玉軸受6.1および6.2の外レース(リング)、玉本体および(スライダー3.1、3.2に堅固に結合している)内レースを通じてスライダー3.1および3.2に伝達される。それによりスライダー間に距離変化が生じてスリット1の幅Sが拡大する。
【0022】スリット顎2.1、2.2の平行性を確保するには、スライダー3.1、3.2の精確な直線移動が必要である。この目的にはガイドバー7が用いられるが、これは引張固定装置8(図2参照)によりフレーム9本体の所定位置に固定されている。図2から判るとおり、ガイドバー7には、同じ長さの二つのガイドレーン10.1および10.2が両側に配置されており、設定ポジションに片持固定されていて、そこから互いに逆方向に突き出ている。
【0023】スライダー3.1、3.2は、滑り移動手段か転がり移動手段のいずれかの方法によって、ガイドレーン10.1、10.2に結合させることができる。以下では滑り移動手段を例として、そのタイプに沿って本発明を説明する。ガイドレーン10.1、10.2の横断面は円形であるが、一方スライダー3.1、3.2にはV字型切り込み溝が設けられていて、ガイドレーン10.1、10.2がそれにはまって滑るようになっている。例えば、V字型切り込み溝および/またはガイドレーン10.1、10.2にDLC層を被覆すれば、比較的摩擦の少ない一対の滑り移動手段が得られる。
【0024】V字型切り込み溝の実効面11は、図2の波線21で表した部分である。側面図として描かれた図2には、さらにスライダー3.1、3.2、ガイドレーン10.1、10.2付きガイドバー7およびガイドバー7を中央に固定する引張固定装置8のあるのが認められる。
【0025】図3(図2のB−B切断面)にはガイドバー7の円形切断面が認められる。ガイドバーは引張固定装置8内にはめ込まれており(殆ど、隙間なく一対の滑り移動手段を構成)、ターンバックル(図示されていない)で締め付けられている。V字型切り込み溝とガイドレーン10.1、10.2の接触を確実にするために、引張バネ12.1および12.2が設置されていて、それぞれの一端がボルト13(図2および図3参照)に掛けられている。ボルト13はフレーム9に、即ち本体に固定されている。
【0026】引張バネ12.1、12.2の他の一端はそれぞれが向き合うように、スライダー3.1、3.2のほぼ幾何学的中央に配置されているボルト14に掛けられている。ボルト14には玉軸受6.1、6.2の内レースも配置されている。それにより、両引張バネ12.1、12.2の分力F1がガイドバー7の方向に働き、両スライダー3.1、3.2それぞれに作用して、V字型切り込み溝を対応のガイドレーン10.1、10.2に安定固定させる効果を生んでいる。
【0027】その上、バネ分力F2が、それぞれスライダー3.1、3.2の移動線上、つまり分力F2の作用方向が、移動方向R1およびR2(図1参照)とは逆方向に働いて、玉軸受6.1、6.2の外レースが楕円調整面4.1、4.2に安定設置されるように構成されている。調整ユニット4の楕円調整面4.1、4.2は側面図で見れば楕円曲線15を描いており、それは図2の波線21で示された部分である。
【0028】楕円調整面4.1、4.2と回転軸5との距離が小さくなるように調整ユニット4を回転させると、分力F2は復元力として作用し、スライダー3.1、3.2をR1およびR2とは逆方向に移動させるのでスリット1の幅Sが狭まる。両引張バネ12.1、12.2のバネ定数は、分力F1がスライダー3.1、3.2の移動ポジションに拘わらず、どこでもほぼ同じ大きさになるように選定すべきである。このような配置の大きな長所は、バネ分力F1およびF2がスリット顎2.1、2.2に対し均等に作用して、それらの傾斜が防止されるところにある。
【0029】図3からは、スライダー3.1、3.2が、分力F3により惹起された縦揺れモーメントによってガイドレーン10.1、10.2周囲で衝撃を受けた際に、そのモーメントを止め縁15によって受け止めるように、引張バネ12.1、12.2の力作用が方向付けられていることも最終的に認められる。それによりスライダー3.1、3.2が捻れによって移動方向から逸脱するという事態が防止される。
【0030】図4にはこれ迄の例とは異なる発明の実施態様が示されており、それによると引張固定ポジション18で本体固定(例えば圧縮接合)され、この引張固定ポジション18からフレーム9方向に突き出しているガイドバー17の二つの区分にガイドレーン16.1および16.2が設けられている。
【0031】これに関連して図4から明らかなように、本体固定されている引張固定部とは反対側に位置するガイドバー17の末端部は滑り接合部19で移動できるように配置されている。この配置により温度の影響下でのガイドバー17の長さ変化が保証されている。この場合ではガイドバー17とフレーム9間の滑り接合部19内で相対的移動が起こるからである。
【0032】スライダー3.1、3.2は第一の例と同様ガイドレーン16.1、16.2と組み合わされている。これらのガイドレーンでは第一の例と同様、スライダー3.1、3.2またはスリット顎2.1、2.2の直線移動がなされる。図4によればスリット1はガイドレバー17に対して直角に構成される。そのことから、(勿論、構成素子群すべての部品が高精度に製造されているとの前提に立ってのことだが)ガイドレーン16.1、16.2が、互いに一直線に並んだときに、スリット1の平行性が保証されるというのは容易に想像できる。
【0033】この一直線配列が、構成素子群の光学機器への組み込み前には既に最高度に達成し得るように、本発明の特殊な態様では、引張固定ポジション18と滑り接合部19間のほぼ中央辺りで、ネジ込みピン20をフレーム9に対して矢印R3の方向にはめ込んでいる。ネジ込みピン20をはめ込むことにより偏差修正でき、両ガイドレーン16.1、16.2が調整されて一直線に並ぶので、スリット1の平行性も確保される。しかも、ガイドバー17、フレーム9およびネジ込みピン20用に同一で最低限の膨張係数を持つ素材が選択されていれば、温度の影響は自動補整される。
【0034】以上のほか、V字型切り込み溝がスライダー3.1、3.2全体に通して構成されているのではなく、両端間にフライス削りが施されているのでスライダー3.1、3.2がバランスを崩して移動方向へ傾くのを防止する利点もある。図5は図4の側面からの断面図であり、ねじ込みピン20がガイドバー17にねじ込まれた様子を表したものである。
【出願人】 【識別番号】396000455
【氏名又は名称】カール ツァイス イエナ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【出願日】 平成12年3月8日(2000.3.8)
【代理人】 【識別番号】100071098
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 省躬
【公開番号】 特開2000−287932(P2000−287932A)
【公開日】 平成12年10月17日(2000.10.17)
【出願番号】 特願2000−62968(P2000−62968)