| 【発明の名称】 |
手術用顕微鏡等の機器取り付け架台 |
| 【発明者】 |
【氏名】今井 正
|
| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】先端部に顕微鏡等の機器をを取り付ける支柱(1)及び該支柱をその下端部で固定する支柱固定板(2)並びに該支柱固定板をその長手方向の両側端部で着脱可能に連結する2個の脚部(3)とから構成され、支柱(1)は支柱固定板(2)の、各脚部(3)間の中央部に固定され、支柱(1)を固定した支柱固定板(2)を各脚部(3)から外し、この支柱固定板(2)を180度回転させてその前後方向を逆にして、再び各脚部(3)と連結させると、支柱(1)が各脚部(3)の上記の中心を結ぶ線よりも後方に位置するように支柱固定板(2)が形成されている手術用顕微鏡等の機器取り付け架台。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 先端部に顕微鏡等の機器を取り付ける支柱(1)及び該支柱をその下端部で固定する支柱固定板(2)並びに該支柱固定板を連結する一対の脚部(3、3′)とから構成される手術用顕微鏡等の機器取り付け架台において、支柱固定板(2)は、板状であって、その両側端部で脚部(3、3′)と着脱可能に連結され、支柱(1)は、支柱固定板(2)上の、脚部(3、3′)の支柱固定板(2)の連結部の中心線aより前方の、両脚部(3、3′)間の中心となる位置に固定されており、上記支柱固定板(2)を脚部(3、3′)から外し、180度回転させてから、再び脚部(3、3′)と前と同じ位置で連結すると、支柱(1)が上記の連結部の中心線よりも後方に移動するような形状に支柱固定板(2)が形成されていることを特徴とする手術用顕微鏡等の機器取り付け架台。 【請求項2】 請求項1に記載の取り付け架台に顕微鏡が取り付けられた手術用顕微鏡。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は手術用顕微鏡等の機器を取り付ける架台に関し、さらに詳しくは、支柱の位置を中心部から後方部に変更可能とした手術用顕微鏡等の機器取り付け架台に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、手術用顕微鏡としては、顕微鏡を取り付ける支柱が顕微鏡取り付け架台の左右の脚部で囲まれる面の中央部に取り付けられているものが使用されている。手術用顕微鏡は、ベッド使用するときはベッドの傍に置いて使用されるが、顕微鏡取り付け架台の脚部前方部をベッドの下に入れたり、使用勝手により支柱位置を変えたい場合には、支柱取り付け位置を上記目的に適うように別途製作した手術用顕微鏡を用いなければならなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のように別途製作していたのでは、使用者の希望で使用現場で支柱位置を変更することはできず、その場で支柱の位置を変更することができる手術用顕微鏡等の機器取り付け架台が要望されている。従って、本発明の目的は、使用場所で顕微鏡等の機器を取り付ける支柱の位置を変更することができる手術用顕微鏡等の機器を取り付け架台を提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明は、先端部に顕微鏡等の機器を取り付ける支柱(1)及び該支柱をその下端部で固定する支柱固定板(2)並びに該支柱固定板を連結する一対の脚部(3、3′)とから構成される手術用顕微鏡等の機器取り付け架台において、支柱固定板(2)は、板状であって、その両側端部で脚部(3、3′)と着脱可能に連結され、支柱(1)は、支柱固定板(2)上の、脚部(3、3′)の支柱固定板(2)の連結部の中心線より前方の、両脚部(3、3′)間の中心となる位置に固定されており、上記支柱固定板(2)を脚部(3、3′)から外し、180度回転させてから、再び脚部(3、3′)と前と同じ位置で連結すると、支柱(1)が上記の連結部の中心線よりも後方に移動するような形状に支柱固定板(2)が形成されていることを特徴とする手術用顕微鏡等の機器取り付け架台である。 【0005】 【発明の実施の形態】次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳細に説明する。従来の手術用顕微鏡等の機器の取り付け架台においては、顕微鏡等をその先端部に取り付ける支柱は支柱固定板に固定され、この支柱固定板はその両側端部が一対の脚部に溶接等で着脱できないように取り付けられている。支柱は、両脚部間のほぼ中央部に位置するように支柱固定板に固定されている。一例の斜視図を図1に示す。従って、上記の顕微鏡等の取り付け架台の脚部を診療ベッド、処置ベッドあるいはこれらに準ずるベッド、その他の台の下に入れると、脚部の半分はベッドの外に出ており、術中に障害となることがある。このような場合や手術用顕微鏡を狭い部屋や壁面に障害物を置いてある部屋で使用する場合には、手術用顕微鏡の支柱の位置を変更したくても変更することができなかった。 【0006】本発明の顕微鏡等の機器取り付け架台は、一例の平面図(顕微鏡等は省略してある)を図2(1)に示すように、その先端部に顕微鏡を取り付ける支柱1とその下端部で支柱を固定する支柱固定板2及び一対の脚部3、3′とから構成され、支柱固定板2が脚部3、3′の連結部にボルト等4で着脱可能に連結されている。そして、支柱1は、支柱固定板2上の、脚部3、3′の支柱固定板2の連結部の中心線aよりも前方の、両脚部3、3′間の中心となる位置に固定され(この状態を通常状態と称する)、次に、両脚部3、3′から支柱固定板2をボルト等4を外して取り外し、支柱固定板2を180度回転させてその前後方向を逆にしてから(図2(2))、再度、脚部3、3′と連結した場合には(図2(3))、通常状態では上記の位置にある支柱1の位置が、上記の連結部の中心線よりもHだけ後方に移動するような形状に支柱固定板2が形成されていることが特徴である。支柱固定板を上記のように形成することで、支柱の位置を、必要により、使用現場で変更することが可能である。 【0007】本発明の顕微鏡等の機器取り付け架台の各部の材質は、特に制限されないが、顕微鏡等の機器の重量を支える必要から金属が好ましい。又、顕微鏡等の機器取り付け架台の安定性を保つために、脚部及び支柱固定板は、支柱先端部の重量とバランスする重量となるように形成する。そして、支柱固定板には支柱及びその先端部の顕微鏡等の機器の全荷重が掛かるので、それに耐える強度を有するような板状に形成する。このような条件を満たし、意匠性を考慮して脚部の形状や大きさ(長さ、幅、厚み)は決められ、又、支柱固定板の大きさや形状は、これらの条件と前記の支柱の位置変更ができる条件をも満たすように形成される。このような条件を満たす限りは、脚部や支柱固定板の形状や大きさ等は特に制限されない。支柱は通常円筒状に形成される。 【0008】支柱固定板と脚部との連結は、連結された脚部と支柱固定板とで支柱及びその先端部の顕微鏡等の荷重を支えるに足る強度が得られる連結法であれば特に制限されない。例えば、上記の荷重に十分に耐える強度を有する連結板を連結部の脚部と支柱固定板に跨ってあてがい、ボルトで脚部及び支柱固定板と連結板とを固定することで連結させることができる。支柱の位置を変更する場合にはボルトを外して支柱固定板を脚部から外し、外された支柱固定板を、その前と後ろが逆になるように180度回転させ、その状態で再び脚部と連結させると、支柱は先の位置よりも後方に移動し、支柱の取り付け位置が変更される。尚、脚部の支柱固定板が連結される位置は、最初に支柱固定板を連結した位置と、脚部から外して180度回転させてから再び連結する位置とは同じである。 【0009】 【実施例】次に図面を参照して本発明を更に具体的に説明する。図3に本発明の顕微鏡等の機器取り付け架台の1例として手術用顕微鏡り付け架台の斜視図(但し、先端部の顕微鏡等は省略してある。)を示す。手術用顕微鏡取り付け架台10は、先端部に顕微鏡等を取り付け、他端部を固定する支柱1とこれを固定する支柱固定板2及び支柱固定板をその両側端部5で着脱可能にボトル(不図示)等で連結する脚部3とから構成される。図2(1)に示すように、支柱固定板2には、支柱1が、両脚部3の両脚部間の中心部に固定されている。この状態を通常の状態とする。該中心部は、図示の脚部3、3′の支柱固定板2の連結部(その長さは支柱固定板の側端部の長さと同じである。)の中心線aよりも前方にある。 【0010】図2(2)に示すように、脚部から外した支柱固定板2を、180度回転させて前方向と後方向を逆転させ、これを再度、両脚部3に取り付けると支柱1は、図2(3)に示すように両脚部3の上記の中心線aよりも後方に位置するようになる(位置変更状態)。支柱の位置が変更された本発明の顕微鏡等の機器取り付け架台の1例の斜視図を図4に、これをベッドの下に入れた状態の斜視図を図5に示す。これらの図においては、支柱固定板2は、V字形に形成され、その側端部5、5′(脚部の連結部でもある)で、通常の状態及び位置変更状態ともに両脚部の同じ位置で連結される。 【0011】図3及び図4における支柱固定板2と脚部3との連結は、図6に示すように支柱固定板2脚部3の支柱固定板連結部の裏面に連結板6をあてがい、ボルトで固定して連結した例である。 【0012】尚、支柱固定板2の形状は、通常の状態及び位置変更状態で、支柱の位置が上記の位置となる形状であればどのような形状でも良く、特に限定されない。例えば、図7に示すような(a)丸味を有するV字形、(b)台形状、(c)円弧状、(d)凸字状等が挙げられる。 【0013】 【発明の効果】以上の本発明によれば、使用場所において必要に応じて、支柱の位置を容易に変更することができる顕微鏡取り付け架台が提供される。この架台に顕微鏡を取り付けた手術用顕微鏡は眼科用に好適なものである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591281895 【氏名又は名称】株式会社イナミ
|
| 【出願日】 |
平成11年3月24日(1999.3.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077698 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 勝広 (外1名)
|
| 【公開番号】 |
特開2000−271149(P2000−271149A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月3日(2000.10.3) |
| 【出願番号】 |
特願平11−79788 |
|