| 【発明の名称】 |
摩擦測定による皮膚の特性把握装置及び方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】ヤン−ミン チェン
【氏名】ジャン−クロード パヴィ
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| 【要約】 |
【課題】皮膚の特性を把握するための装置と方法を提供する。
【解決手段】ヒトの皮膚の特性把握装置は、測定アーム1を有する摩擦測定手段2,5,7,8からなり、その測定アーム1の第1の端部には測定先端部と、その最端部に及ぼされる摩擦力を測定可能な測定センサ3とが取り付けられており、測定アームの第2の端部は、第1の端部の直線的な移動を可能せしめる支持体2内に取り付けられている。増幅器7と、信号の処理装置8と視覚化手段9がセンサに付随している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ヒトの皮膚の特性を把握する装置であって、皮膚の表面を移動するために設けられた測定先端部(21)を有する摩擦測定手段(2,5,7,8)を備えることを特徴とする特性把握装置。 【請求項2】 上記摩擦測定手段は測定アーム(1)を有し、この測定アームの第1の端部には、上記測定先端部(21)と当該測定先端部(21)に及ぼされる摩擦力を測定可能な測定センサ(3)とが取り付けられており、前記測定アームの第2の端部は、前記第1の端部の直線的な移動を可能せしめる支持体(2)内に設置されていること特徴とする、請求項1に記載の特性把握装置。 【請求項3】 上記第1の端部は、連接されたターミナルロッド(17)を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の特性把握装置。 【請求項4】 上記ロッド(17)は、平行でない少なくとも2つの軸芯(15,16)によって関節連接されていること特徴とする、請求項3に記載の特性把握装置。 【請求項5】 上記測定アーム(1)は少なくとも一つの調節可能な質量部(5,19)を有することを特徴とする、請求項2から4のいずれか1つに記載の特性把握装置。 【請求項6】 上記測定先端部(21)は半球状の最端部を備えていることを特徴とする、請求項2から5のいずれか1つに記載の特性把握装置。 【請求項7】 上記測定先端部(21)は組織片で被覆されていることを特徴とする、請求項2から6のいずれか1つに記載の特性把握装置。 【請求項8】 上記センサ(3)はその信号を増幅器(7)に送信し、この増幅器(7)は、視覚化手段(9)又は記録手段である処理装置(8)に前記信号を送信することを特徴とする、請求項2から7のいずれか1つに記載の特性把握装置。 【請求項9】 ヒトの皮膚の特性把握方法であって、皮膚と当該皮膚の表面を移動する測定先端部(21)の間の摩擦力を摩擦測定手段(2,5,7,8)によって測定するこを含むことを特徴とする特性把握方法。
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【発明の詳細な説明】【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトの皮膚の特徴把握に関する。 【0001】 【従来の技術】弾性、圧縮性、湿度などのある種の特性を測定することによって、ヒトの皮膚の特性を把握しようとする方法は多数存在する。例えば、米国特許第4206769号には、そのような特性を測定する測定機器について記載されている。また、フランス特許公開第2749793号公報は、皮膚と剃刀の格子(グリル)の間に生じる摩擦の程度を連続的に測定するための一体的な摩擦センサを備えた電気剃刀を開示している。但し、当該電気剃刀においては、測定結果は剃るレベルを修正するために利用されるが、ヒトの皮膚の特性を把握するためには利用されない。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、美容に関する技術分野においては非常に頻繁に実用されると考えられるこれらの方法は、ヒトの皮膚の特定の様相だけを考慮している。従って、本発明は、ヒトの皮膚の特性を把握するための他の装置及び方法を提供することを目的とする。 【0003】 【課題を解決するための手段】上記の目的は、本発明によれば、摩擦測定手段、すなわち対向する2つの表面の間の摩擦力を測定する装置を含むことを特徴とするヒトの皮膚の特性把握装置によって、および、皮膚と皮膚面の上を移動する測定先端部の間の摩擦力を摩擦測定手段によって測定することからなる前記特性把握装置を使用する方法によって達成される。上記移動の速度は、好ましくは、0.1mm/minと100mm/minの間である。 【0004】好ましくは、前記摩擦測定手段は測定アームを有し、この測定アームの第1の端部には測定先端部と当該測定先端部に及ぼされる摩擦力を測定可能な測定センサとが取り付けられており、測定アームの第2の端部は、第1の端部の直線的な移動を可能せしめる支持体内に取り付けられている。 【0005】好ましくは、前記第1の端部は連接されたターミナルロッドを備えており、このロッドは好ましくは、平行でない少なくとも2つの軸芯によって、測定先端部が被験者の皮膚の測定対象面を自由に追随することを可能とされている。 【0006】前記アームは、例えば随意に付加可能なウェイトおよび/又はスライド式ウェイトによる、少なくとも一つの調節可能な質量部(マス)を有し、好ましくは0.1Nと10Nの間の加重を加えることができるのがよい。 【0007】好ましくは、前記測定先端部は、例えば5mmと200mmの間の半径の半球状の最端部を備えている。測定先端部は、例えば貼付による組織片、特に押し付けるだけで貼付可能な組織片で被覆されているのが好ましい。この組織片は、植物性、動物性、鉱物性、或いは合成の有機繊維をベースにした、織られた材料で構成することができる。織られた材料は、静摩擦係数と動摩擦係数の間の相違が僅かであるという利点を有する。 【0008】前記装置は更に、センサに接続してセンサの信号、特に応力と摩擦力の各信号を受け、これらを視覚化する装置又は記録部(アーカイブ)に送る増幅器を備えている。本発明の他の特徴および利点は、添付図面に図示された本発明の実施形態及びそれに関する下記の記載から理解されるだろう。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明による装置は、本質的に、行程の長さが可変の直線的な動きを実現可能とするモータを備えた支持体2に支持された測定アーム1を備えている。測定アーム1はその末端において、ヒトの腕4の上の測定先端部に支持されるように図示されている三次元圧電気センサ3を備えている。ライン6はセンサ3から発信される応力と摩擦力とを表す信号を、測定結果の実行と記録および/又は掲示(モニタディスプレイ9、プロッターなどの上に)のために、先ず増幅器7に、次にマイクロコンピュータ8に送る。 【0010】図2と図3は、測定アーム1の端部の実施形態の詳細を示す。測定アーム1は、垂直な軸部材10によって終わる第1の部位を有し、この第1の部位は、走行移動可能な状態で支持体2に支持されている。この軸部材10には、ヨーク11がネジ12によって高さ調整可能な状態で固定されている。ヨーク11のホーク部13の中には、回転軸部材16を支持するための口金14が、軸部材15によって揺動可能に固定されており、この回転軸部材16には、全般的に水平な(但し口金14のヒンジのために傾斜することができる)ロッド17が高さ調整可能に固定されている。ロッド17はその末端部にブシュ部18を備える。このブシュ部18の一端にはセンサ3が、他端には、例えば20gの固定ウェイト5が取り付けられている。ロッド17の長手方向に沿って、例えば、やはり20gの可動ウェイトが、摺動可能且つネジ20によって位置固定可能となっている。全体としては非常に軽い(一つの実施形態では150g以内)。使用されるセンサ3は、この実施形態では、Kistler 9251Aと呼ばれるセンサであり、測定先端部21は半球状(半径は30mm)の最端部を備えた円筒状であり、ロッド17が水平な時、ヒンジ軸15の高さに在る。駆動モータを備える支持体2が達成する前後動の速度は例えば、約40秒の間に0.05mm/sである。 【0011】被験者の前腕に対して試験を実行した。この試験のために、センサの測定先端部21は、被験者の腕に対する対向面の役割をする貼付け組織片によって被覆した。当該試験の結果、時間(したがって皮膚の表面に対する測定先端部の移動)に対する摩擦力の信号が、図4及び5のようなグラフとして作図された。 【0012】試験中の摩擦力の変化は、人によって相違するが、同一人物に対しては再現性が高いこと、したがって、この人物の特徴であることが判明した。また、同一人物に対して最初の試験から2日後に同じ試験を行った場合、摩擦力の変化は同一であることも判った。 【0013】摩擦力の信号の第1の部分(図4及び5においてAで示す)は、特に皮膚と筋肉で構成される全体構造の弾性変形に対応している。皮膚と測定先端部の間における第1の移動の際の静摩擦係数である。信号の後続部分は、静摩擦係数と動摩擦係数を同時に含んでいる。信号の強度および周波数は、人物によって非常に異なり、その姿体、皮膚の生目(テクスチャー)、毛、脂肪や、皮膚と筋肉構造のせん断における態様に結びつく情報を含んでいる可能性がある。 【0014】本発明の装置と方法は、特に、被験者の通常の検出プロファイルに対する(特に必ずしも肉眼では検出可能でない皮膚病に起因する)異常性を検出し、又は通常の検出プロファイルへの回復を検出することによって、熟練した医者が患者の皮膚に手で触れることにより推察することができる程度に匹敵する情報を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599161823 【氏名又は名称】サントル テクニーク デ アンデュストリ メカニーク
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| 【出願日】 |
平成12年3月10日(2000.3.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086380 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 稔 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−271094(P2000−271094A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月3日(2000.10.3) |
| 【出願番号】 |
特願2000−66606(P2000−66606) |
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