| 【発明の名称】 |
電気手術装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】晴山 典彦
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| 【要約】 |
【課題】凝固終了検知の条件を変えることで、ユーザの選択に応じて出力制御の凝固レベルを変えることができる電気手術装置を提供する。
【解決手段】生体組織に関連して配置された処置具に高周波電源装置から高周波電力を供給して、生体組織の凝固あるいは切開を行なう電気手術装置であって、組織の凝固を行なうに先立って、凝固終了時の凝固レベルを可変可能に設定する設定入力部12と、凝固動作時における組織の凝固状態を検出し、設定入力部12により設定された凝固レベルと、検出された凝固状態とに基づいて、高周波電源装置から出力される高周波出力を制御する制御手段(CPU13、出力制御部16)とを具備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 生体組織に関連して配置された処置具に高周波電源装置から高周波電力を供給して、生体組織の凝固あるいは切開を行なう電気手術装置であって、組織の凝固を行なうに先立って、凝固終了時の凝固レベルを可変可能に設定する設定手段と、凝固動作時における組織の凝固状態を検出する検出手段と、前記設定手段により設定された凝固レベルと、前記検出手段により検出された凝固状態とに基づいて、前記高周波電源装置から出力される高周波出力を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする電気手術装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電気手術装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】高周波電力により生体組織を凝固あるいは切開して処置を行なう電気手術装置が従来より知られている。このような電気手術装置では、電気手術装置本体内部で高周波電力を発生させて、この高周波電力を装置本体に接続されたモノポーラ処置具あるいはバイポーラ処置具に供給して生体組織の処置を行なっている。 【0003】特開平8−196543号公報は、生体組織が高周波電力により処置される間、当該組織のインピーダンスを監視するインピーダンス監視装置を開示しており、より詳細には、最小インピーダンスを測定して、この最小インピーダンスの関数を組織凝固が終了する時点でのインピーダンス決定に用いている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した特開平8−196543号公報を含む従来の技術は、凝固終了検知の条件は固定されていたので凝固レベルを任意に変更することはできなかった。 【0005】本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、凝固終了検知の条件を変えることで、ユーザの選択に応じて出力制御の凝固レベルを変えることができる電気手術装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明の電気手術装置は、生体組織に関連して配置された処置具に高周波電源装置から高周波電力を供給して、生体組織の凝固あるいは切開を行なう電気手術装置であって、組織の凝固を行なうに先立って、凝固終了時の凝固レベルを可変可能に設定する設定手段と、凝固動作時における組織の凝固状態を検出する検出手段と、前記設定手段により設定された凝固レベルと、前記検出手段により検出された凝固状態とに基づいて、前記高周波電源装置から出力される高周波出力を制御する制御手段とを具備する。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。 【0008】(第1実施形態)第1実施形態はユーザによる凝固レベルの設定に応じて出力制御、ここでは出力停止(オートストップ)の電流条件を変えることを特徴としている。 【0009】図1は第1実施形態に係る電気手術装置の内部構成を示す図である。商用電源9には、所望の高周波電力を発生する電源回路10が接続されている。この電源回路10には、操作内容による出力モードに対応した波形を発生する波形発生回路11と、本電気手術装置全体を制御するためのCPU13とが接続されている。これら波形発生回路11及びCPU13には、波形発生回路11からの微小な信号を増幅するためのアンプ15と、CPU13からの制御信号に基づいてアンプ15の出力を制御する出力制御部16とが接続されている。 【0010】出力トランス17は、その一次側がアンプ15に接続され、その二次側が電流センサ18を介して端子21a及び21bに接続されている。端子21a、21bにはアクティブラインを介してバイポーラ処置具22a及びバイポーラ電極22bが接続されている。 【0011】なお、図1では処置具としてバイポーラ処置具を示しているが、図2に示すようにモノポーラ処置具23、モノポーラ電極23aを接続するようにしてもよい。この場合には、帰還電極25が帰還用のラインを介して端子21bに接続される。また、A/D変換部20は、電流センサ18の出力とCPU13との間に接続される。CPU13にはさらに、フットスイッチ8と設定手段としての設定入力部12と告知部14とが接続されている。 【0012】第1実施形態では高周波出力は、制御手段としてのCPU13、出力制御部16によりアンプ15を制御することで高周波出力の制御が行なわれる。 【0013】図3は設定入力部12の構成を示す図であり、ユーザによる凝固レベルの設定を可能にする設定スイッチ12Bと、設定された凝固レベルを表示するための凝固レベル表示部12Aとを備えている。凝固レベル表示部12Aには設定スイッチ12Bを押す毎に凝固レベルが、1→2→3→4→1と変化しながら凝固レベル表示部12Aに表示されるとともに、各凝固レベル1,2,3,4の設定に対応して出力停止の電流値Istop=0.6A、0.5A、0.4A、0.2Aが設定される。 【0014】図4は高周波電流(I)の特性と電源回路10の出力との関係を示しており、出力停止の電流条件を満たしたときにアンプ15の出力が停止されることを示している。 【0015】以下、図5のフローチャートを参照して第1実施形態の動作を説明する。 【0016】電気手術装置の定電力出力を開始するためのフットスイッチ8がON(ステップS1)されると、次に初期設定を行なう(ステップS2)。ここでは、設定入力部12を介してユーザにより入力された設定電力P1=40Wが出力電力に関する変数Poutに代入されるとともに凝固レベルの設定が行われ、ここでは出力停止の電流条件としての電流値Istopが設定される。ユーザが入力した設定値は次回の手術に使用するためにCPU13内の記憶部に格納される。 【0017】次にフットスイッチ8がOFFされたかどうかを判断し(ステップS3)、OFFされた場合には出力電力Poutに0を代入して(ステップS5)高周波出力を停止して本フローを終了する。また、OFFされていない場合には、電流センサ18により検知された電流値Iを測定し(ステップS4)、次にこの測定した電流値Iが設定した電流値Istopを下回ったかどうかを判断し(ステップS6)、NOの場合はステップS3に戻る。また、所定時間後に測定した電流値Iが設定した電流値Istopを下回った場合にはステップS6の判断がYESとなるのでステップS7に移行して出力電力Poutに0を代入して(ステップS7)高周波出力を停止するとともに、告知部14において、スピーカからの音声出力(ブザー発音)、あるいはLEDを点灯(ステップS8)させることによりユーザに知らせた後、本フローを終了する。 【0018】上記した第1実施形態によれば、凝固終了検知の電流条件を変えることで、ユーザの選択に応じてオートストップ時の凝固レベルを変えることができる。 【0019】(第2実施形態)以下に本発明の第2実施形態を図面を参照して説明する。第2実施形態はユーザによる凝固レベルの設定に応じて出力停止の電圧条件を変えることを特徴としている。 【0020】図6は第2実施形態に係る電気手術装置の内部構成を示す図である。この構成は基本的に第1実施形態と同様であるが、電流センサ18の代わりに電圧センサ19が設けられている点が異なる。 【0021】第2実施形態においても図3に示すような設定入力部12の構成を利用して電圧条件を設定することができる。ただしこの場合は、各凝固レベル1,2,3,4の設定に対応して出力停止の電圧値Vstop=60V、90V、120V、150Vが設定される。 【0022】図7は高周波電圧(V)の特性と電源回路10の出力との関係を示しており、出力停止の電圧条件を満たしたときにアンプ15の出力が停止されることを示している。 【0023】以下、図8のフローチャートを参照して第2実施形態の動作を説明する。 【0024】電気手術装置の定電力出力を開始するためのフットスイッチ8がON(ステップS11)されると、次に初期設定を行なう(ステップS12)。ここでは、設定入力部12を介してユーザにより入力された設定電力P1=40Wが出力電力に関する変数Poutに代入されるとともに凝固レベルの設定が行われ、ここでは出力停止の電圧条件としての電圧値Vstopが設定される。 【0025】次にフットスイッチ8がOFFされたかどうかを判断し(ステップS13)、OFFされた場合には出力電力Poutに0を代入して(ステップS15)高周波出力を停止して本フローを終了する。また、OFFされていない場合には、電圧センサ19により検知された電圧値Vを測定し(ステップS14)、次にこの測定した電圧値Vが設定した電圧値Vstopを越えたかどうかを判断し(ステップS16)、NOの場合はステップS13に戻る。また、所定時間後に測定した電圧値Vが設定した電圧値Vstopを越えた場合にはステップS16の判断がYESとなるのでステップS17に移行して出力電力Poutに0を代入して(ステップS17)高周波出力を停止するとともに、告知部14において、スピーカからの音声出力(ブザー発音)、あるいはLEDを点灯(ステップS18)させることによりユーザに知らせた後、本フローを終了する。 【0026】上記した第2実施形態によれば、凝固終了検知の電圧条件を変えることで、ユーザの選択に応じてオートストップ時の凝固レベルを変えることができる。 【0027】(第3実施形態)以下に本発明の第3実施形態を図面を参照して説明する。第3実施形態はユーザによる凝固レベルの設定に応じて出力停止のインピーダンス条件を変えることを特徴としている。 【0028】図9は第3実施形態に係る電気手術装置の内部構成を示す図である。この構成は上記した図1及び図6を足しあわせた構成であり、A/D変換部20の代わりにインピーダンス算出部24が設けられている。 【0029】第3実施形態においても図3に示すような設定入力部12の構成を利用してインピーダンス条件を設定することができる。ただしこの場合は、設定される出力停止のインピーダンス条件としてP_dZ(インピーダンス変化率(Ω/sec))、P_mZ(掛け算定数)、P_Z(インピーダンス値(Ω))の3種類の変数が用いられ、各凝固レベル1,2,3,4の設定に対応して以下のように決められている。 【0030】凝固レベル1:P_dZ=300、P_mZ=3、P_Z=300凝固レベル2:P_dZ=400、P_mZ=3、P_Z=400凝固レベル3:P_dZ=500、P_mZ=4、P_Z=500凝固レベル4:P_dZ=600、P_mZ=4、P_Z=600図10はインピーダンス(Z)の特性と電源回路10の出力との関係を示しており、出力停止のインピーダンス条件を満たしたときにアンプ15の出力が停止されることを示している。 【0031】以下、図11のフローチャートを参照して第3実施形態の動作を説明する。 【0032】電気手術装置の定電力出力を開始するためのフットスイッチ8がON(ステップS21)されると、次に初期設定を行なう(ステップS22)。ここでは、設定入力部12を介してユーザにより入力された設定電力P1=40Wが出力電力に関する変数Poutに代入されるとともに、インピーダンス最小値に関する変数Zminに10KΩが代入される。また、ユーザによる凝固レベルの設定によるP_dZ、P_mZ、P_Zが設定される。また、判断変数Cn1=0、判断変数Cn2=0が代入される。 【0033】次にフットスイッチ8がOFFされたかどうかを判断し(ステップS23)、OFFされた場合には出力電力Poutに0を代入(ステップS25)して高周波出力を停止して本フローを終了する。また、OFFされていない場合には、インピーダンスZとインピーダンスZの変化率dZとを算出する(ステップS24)。次に、算出したインピーダンスZがインピーダンス最小値Zminよりも小さいかどうかを判断し(ステップS26)、YESの場合には算出したインピーダンスZをインピーダンス最小値Zminに代入(ステップS27)してステップS23に戻る。 【0034】一方、ステップS26の判断がNOの場合には、次に図12のステップS28に進んで、算出したインピーダンス変化率dZがP_dZに等しいかあるいはそれよりも大きいかどうかを判断する。ここでYESの場合には判断変数Cn1に1を代入して(ステップS29)、ステップS30に進む。また、ステップS28での判断がNOの場合には直ちにステップS30に進む。 【0035】ステップS30では、インピーダンスZがインピーダンス最小値Zminに掛け算定数P_mを乗算した結果に等しいかあるいはそれよりも大きいかどうかを判断する。ここでYESの場合には判断変数Cn2に1を代入して(ステップS31)、ステップS32に進む。また、ステップS30での判断がNOの場合には直ちにステップS32に進む。 【0036】ステップS32では、判断変数Cn1×Cn2が1に等しいかどうかを判断する。ここで、YESの場合には出力電力Poutに0を代入(ステップS33)して高周波出力を停止するとともに、告知部14において、スピーカからの音声出力(ブザー発音)、あるいはLEDを点灯(ステップS34)させることによりユーザに知らせた後、本フローを終了する。 【0037】また、ステップS32での判断がNOの場合にはインピーダンスZがインピーダンス最小値Zmin+初期設定のインピーダンス値P_Zに等しいかあるいはそれよりも大きいかどうかを判断し(ステップS35)、YESの場合には上記したステップS33以降を実行する。また、NOの場合には図11のステップS23に戻る。 【0038】上記したことからわかるように第3実施形態では、インピーダンスが次の条件a)、b)のどちらかを満たしたときに高周波出力を停止するようにしている。 a)インピーダンス変化率dZがP_dZ以上を少なくとも一度示し、かつ、インピーダンス値Zがインピーダンス最小値Zmin×P_m以上になった場合。 【0039】b)インピーダンス値Zがインピーダンス最小値Z_min+P_Z以上になった場合。 【0040】上記した第3実施形態によれば、凝固終了検知のインピーダンス条件を変えることで、ユーザの選択に応じてオートストップ時の凝固レベルを変えることができる。 【0041】(第4実施形態)以下に本発明の第4実施形態を図面を参照して説明する。第4実施形態はユーザによる凝固レベルの設定に応じて出力停止の遅延時間を変えることを特徴としている。 【0042】第4実施形態に係る電気手術装置の内部構成は上記した第3実施形態と同様である。また、第4実施形態においても図3に示すような設定入力部12の構成を利用して出力停止の遅延時間を設定することができる。ただしこの場合は、各凝固レベル1,2,3,4の設定に対応して出力停止の遅延時間T=0秒、1秒、2秒、3秒が設定される。また、インピーダンス条件としてのP_dZ(インピーダンス変化率)、P_mZ(掛け算定数)、P_Z(インピーダンス値)は、P_dZ=300(Ω/sec)、P_mZ=3、P_Z=500(Ω)に固定される。 【0043】以下に本発明の第4実施形態の動作を説明する。第4実施形態においても図11のフローチャートが共通に用いられるが、ここではステップS22の初期設定において遅延時間Tが設定される。異なる点は図11のA−B間の工程を示すフローチャートとして第4実施形態では図13に示すフローチャートが用いられる。図11のフローチャートについてはすでに説明したので、ここでは図13のフローチャートについてのみ説明する。まず、ステップS38において、算出したインピーダンス変化率dZがP_dZ(ここでは300(Ω/sec))に等しいかあるいはそれよりも大きいかどうかを判断する。ここでYESの場合には判断変数Cn1に1を代入して(ステップS39)、ステップS40に進む。また、ステップS38での判断がNOの場合には直ちにステップS40に進む。 【0044】ステップS40では、インピーダンスZがインピーダンス最小値Zminに掛け算定数P_m(ここでは3)を乗算した結果に等しいかあるいはそれよりも大きいかどうかを判断する。ここでYESの場合には判断変数Cn2に1を代入して(ステップS41)、ステップS42に進む。また、ステップS40での判断がNOの場合には直ちにステップS42に進む。 【0045】ステップS42では、判断変数Cn1×Cn2が1に等しいかどうかを判断する。ここで、YESの場合にはステップS44に進んで遅延時間Tが経過するまで待機する。遅延時間Tが経過したときにステップS44の判断がYESとなってステップS45に進む。ステップS45では出力電力Poutに0を代入して高周波出力を停止するとともに、告知部14において、スピーカからの音声出力(ブザー発音)、あるいはLEDを点灯(ステップS46)させることによりユーザに知らせた後、本フローを終了する。 【0046】また、ステップS42の判断がNOの場合にはステップS43に進んでインピーダンスZがインピーダンス最小値Zmin+初期設定のインピーダンス値P_Z(ここでは500(Ω))に等しいかあるいはそれよりも大きいかどうかを判断し、YESの場合には上記したステップS44以降を実行する。また、NOの場合には図11のステップS23に戻る。 【0047】上記したことからわかるように第4実施形態では、インピーダンスが次の条件a)、b)のどちらかを満たした後、遅延時間Tが経過したときに高周波出力を停止するようにしている。 【0048】a)インピーダンス変化率dZが+300Ω/sec以上を少なくとも一度示し、かつ、インピーダンス値Zがインピーダンス最小値Zmin×3以上になった場合。 【0049】b)インピーダンス値Zがインピーダンス最小値Z_min+500Ω以上になった場合。 【0050】上記した第4実施形態によれば、ユーザによる遅延時間の選択に応じてオートストップ時の凝固レベルを変えることができる上に、同一のしきい値(電流、電圧、インピーダンスなど)条件を用いるので検知のバラツキがないという効果がある。 【0051】(第5実施形態)以下に本発明の第5実施形態を説明する。第5実施形態は上記した第1〜第4実施形態を組み合わせたものであり、図14は第1実施形態に係る電気手術装置の内部構成を示す図である。この場合の設定入力部12は図15に示すような構成であり、ユーザは電流選択ボタン12C、電圧選択ボタン12D、インピーダンス選択ボタン12E、遅延時間選択ボタン12Fのうち任意のボタンを押すことにより任意の出力停止条件を指定することができ、この後、設定スイッチ12Bを押すことで凝固レベルを設定することができる。上記の設定が行なわれた後は、各設定に応じて上記した各実施形態に従って処理が行われる。 【0052】上記した第5実施形態によれば所望の出力停止条件を設定することができる。 【0053】なお、上記した具体的実施形態には以下のような構成の発明が含まれている。 【0054】(1)生体組織に関連して配置された処置具に高周波電源装置から高周波電力を供給して、生体組織の凝固あるいは切開を行なう電気手術装置であって、組織の凝固を行なうに先立って、凝固終了時の凝固レベルを可変可能に設定する設定手段と、凝固動作時における組織の凝固状態を検出する検出手段と、前記設定手段により設定された凝固レベルと、前記検出手段により検出された凝固状態とに基づいて、前記高周波電源装置から出力される高周波出力を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする電気手術装置。 【0055】(2) 前記高周波電源装置からの高周波電流と高周波電圧とを検出して組織のインピーダンスを算出し、このときのインピーダンス値が前記設定手段により設定された可変のインピーダンス条件を満たしたときに前記制御手段により前記高周波出力を制御する(1)に記載の電気手術装置。 【0056】(3) 前記可変のインピーダンス条件が、インピーダンス変化率とインピーダンス値とを組み合わせた条件であることを特徴とする(2)に記載の電気手術装置。 【0057】(4) 前記インピーダンス条件は、インピーダンス変化率が所定の値以上を少なくとも1度示し、かつインピーダンス値がインピーダンス最小値の所定倍以上になった場合、あるいは、インピーダンス値がインピーダンス最小値より所定値以上大きい場合、のいずれか一方を満たすことを特徴とする(3)に記載の電気手術装置。 【0058】(5) 前記インピーダンス条件を満たして高周波出力を制御するにあたって、聴覚的、視覚的方法の少なくとも1つの方法によりユーザに告知する手段を有することを特徴とする(1)に記載の電気手術装置。 【0059】(6) 前記電気手術装置からの高周波電流と高周波電圧とを検出して高周波出力を制御するためのしきい値を算出し、このしきい値に到達してから設定により可変の遅延時間が経過したときに高周波出力を制御することを特徴とする(1)に記載の電気手術装置。 【0060】(7) 前記インピーダンス条件が、インピーダンス変化率とインピーダンス値とを組み合わせた条件であることを特徴とする(6)に記載の電気手術装置。 【0061】(8) 前記遅延時間が経過して高周波出力を制御する際に、聴覚的、視覚的方法の少なくとも1つの方法によりユーザに告知する手段を有することを特徴とする(6)に記載の電気手術装置。 【0062】(9) 前記高周波電源装置からの高周波電流を検出して、検出された電流値が、設定により可変の電流しきい値を下回ったときに高周波出力を制御する(1)に記載の電気手術装置。 【0063】(10) 前記高周波電源装置からの高周波電圧を検出して、検出された電圧値が、設定により可変の電圧しきい値を越えたときに高周波出力を制御する(1)に記載の電気手術装置。 【0064】(11) 前記設定手段は、生体組織のインピーダンス、高周波電流、高周波電圧のうち少なくとも2つの各々を設定可能な設定部を有することを特徴とする(1)に記載の電気手術装置。 【0065】 【発明の効果】本発明によれば、凝固終了検知の条件を変えることで、ユーザの選択に応じて出力制御の凝固レベルを変えることができる電気手術装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月14日(1999.1.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−201944(P2000−201944A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月25日(2000.7.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−7523 |
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