| 【発明の名称】 |
移動型X線装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】奥 功一郎
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| 【要約】 |
【課題】走行時に他の物との接触や衝突を避ける保護機能を付加した移動形X線装置を提供することにある。
【解決手段】走行モータ11により固定車輪2を回転させて走行する移動手段を備えたX線装置において、周囲の物との距離を検出する距離検出器9をバンバー13に、走行する速度を検出するロータリーエンコーダ10を前記固定車輪2に備え、検知される物との距離により走行速度の制御をハンドル15とハンドル検出器14と、走行回路11と、ロータリーエンコーダ10と、ブレーキ16で行い、また検知された走行速度により走行ハンドル15と、ハンドル検出器14と、演算回路12と、距離検出器9により物との距離の調整を計る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電動走行にて、病院内を回診するための移動手段を備えたX線装置において、周囲の物体との距離を測定する検出器と、走行する速度を検出する速度検知器を備え、前記検出器の検出した距離により走行速度を制御する手段、または前記速度検知器により検知した走行速度により周囲の物体との距離を制限する手段を備えことを特徴とする移動型X線装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、移動形X線装置の走行制御に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の移動形X線装置は、移動時において、他の物との接触や衝突から装置そのものや周囲の他の物を守るため、移動方向にバンバーを設ける、または、物が当たった場合には検知器が働き走行を制限するものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の移動形X線装置は、移動台車にゴムやプラスチック製のバンバー設けて装置が建物などの他の物に接触や衝突した際のガードとしていた。しかしバンバーは移動形X線装置の保護にはなっても接触や衝突した物や人の保護には衝撃緩衝装置が付属しているわけではないのであまり役立たなかった。またバンバーそのものが接触した場合に働く検出器を設けたものもあるが、接触してからブレーキをかけるシステムとなっているため、低速での走行には有効であっても、高速での走行時には移動形X線装置の慣性力が大きいためバンバーのみではその衝撃を吸収できなかった。そして高速で走行するときの検出器を付けようとするとその機構が複雑化、大形化してしまう問題があった。 【0004】本発明の目的は、上記移動形X線装置の抱える問題を解決し、走行時の接触や衝突を避ける保護機能を付加した移動形X線装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記問題を解決するために、電動走行にて、病院内を回診するための移動手段を備えたX線装置において、周囲の物体との距離を測定する検出器と、走行する速度を検出する速度検知器を備え、前記検出器の検出した距離により走行速度を制御する手段、または前記速度検知器により検知した走行速度により周囲の物体との距離を制限する手段を備えた構成とされる。 【0006】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明による病院内を回診する移動形X線装置の全体の構成を示すブロック図である。図1において、1は移動台車で、2は移動台車1を支持しその向きが一定な2個の固定車輪、3は移動台車1を支持しその向きが変化する自在車輪、4はX線装置が搭載され上下に移動するスライダーを支持する支柱、5はスライダー、6はスライダーとX線装置を繋ぐ支持アーム、7はX線管装置、8はX線を制御する移動台車4内の装置とX線装置7とを結んでいるケーブル、9aはバンバーの前部に固定されている前方向距離検出器、9bはバンバーの横部に固定されている横方向距離検出器、10は2個の固定車輪2の回転量を検出する2個のロータリーエンコーダ、11は2個の固定車輪2を各々独立して駆動する2個のモータ、12は随時距離検出器9とロータリーエンコーダ10の信号を読み取り、走行モータ11の制御を行う演算回路、13は他の物との接触時、又は衝突時移動形X線装置の衝撃を和らげるバネ,ゴム等の緩衝材でなるバンバー、14はハンドルの操作状態を検出するハンドル検出器、15は移動台車1の走行方向,加速,減速を制御する走行ハンドル、16は固定車輪2の走行速度を規制するように走行回路17に制動をかけるブレーキ、17は走行速度を制御する走行回路である。 【0007】上記構成でなる移動形X線装置は、病室内を異動して病室内の患者ベッドサイドにてX線撮影を行えるようになっている。この移動に際しての走行ハンドル15の操作は、前方向に押すと固定車輪2は回転して前進し、引くと逆転して後退するようになっていて、左右独立してハンドルの操作量を変えることで装置の進行方向を変えることができる。右の走行ハンドル15を押すと右の固定車輪2が回転するため左方向に移動台車1は曲がり、左の走行ハンドル15を押すと左の固定車輪2が回転するため右方向に移動台車1は曲がる。走行ハンドル15を握るとブレーキ6は解除され、離すとブレーキが掛る様になっている。上記ハンドル操作により運転操作ができる。 【0008】次に、本発明の特徴とする移動台車の移動速度を制御する手段について説明する。移動台車1のハンドル15を動かすとハンドル検出器14により信号が演算回路12より走行モータ11へ入り始動する仕組みになっている。始動すると、距離検出器9a,9bは常に周囲の所定の範囲の物体との距離を測定しその信号を随時演算回路12へ発信している。またロータリーエンコーダ10は常に走行モータ11の回転量を測定し、その信号を随時演算回路12へ発信している。前方向距離検出器9a、横方向距離検出器9bによりその時々の他の物との距離を、ロータリーエンコーダ10により走行速度を、ハンドル検出器14により走行ハンドル15の操作を検出してその信号を随時演算回路へ送信している。一方演算回路12では随時距離検出器9a,9bとロータリーエンコーダ10及び検出器14の信号を読み取り、その時々他の物との距離と走行の速度を検出しており、または操作者がハンドル15を操作して移動台車1が移動により障害物との距離が40センチメートル以内に近ずくと自動的に検出器9a,9bが検知し、演算回路12の制御により固定車輪2にブレーキ16によりブレーキを掛けて回転速度を落とし、ハンドル操作の時間を稼ぎ障害物と接触または衝突するのを避けることができる。また走行速度が2Km/h以内であれば障害物との距離を20センチメートル以内に近ずくと走行回路17はブレーキ16を動作させ、逆に障害物との距離が20センチメートル以内に近ずくと2Km/h以上にならないように制御して移動形X線装置の他の物との距離と走行速度を一定の値に制限して接触や衝突による被害より移動形X線装置と他の物を守る。 【0009】本実施例では距離検出器を前方向距離検出器9aと横方向距離検出器9bの2種類としているが種類は幾つあってもかまわず、個数は幾つあってもかまわない。また検出器が接触や衝突による衝撃により、スプリング、ゴムにより移動方向に引き込み衝撃を吸収する構造にしても良いし、走行速度の検出にはロータリーエンコダー10を使用しているが速度検出器であれば他の速度検出器出も良いし、ある速度を超えた場合は音声信号を発して異常を周囲に知らせても良い。また本実施例では制御方式をフィードバック制御を前提としているが他の制御方式を使用しても良い。 【0010】 【発明の効果】本発明によれば、移動形X線装置の移動時における移動速度の制限と周囲の物との距離の制限をするようにしたので他の物との接触や衝突を防げる効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000153498 【氏名又は名称】株式会社日立メディコ
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| 【出願日】 |
平成11年1月12日(1999.1.12) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−201914(P2000−201914A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月25日(2000.7.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−5517 |
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