| 【発明の名称】 |
血圧計用ポンプ |
| 【発明者】 |
【氏名】小楠 実
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| 【要約】 |
【課題】コンパクトで、寿命が長く、低騒音で、電波障害が発生しない血圧計用ポンプを提供することにを課題とする。
【解決手段】ダイヤフラム105,吸気弁119,排気弁129を有するポンプ101と、ダイヤフラム105を振幅させる駆動手段とを有する血圧計用ポンプであって、駆動手段として、リニア直流モータ201を用いる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ダイヤフラム,吸気弁,排気弁を有するポンプと、前記ダイヤフラムを振幅させる駆動手段とを有する血圧計用ポンプであって、前記駆動手段として、リニア直流モータを用いたことを特徴とする血圧計用ポンプ。 【請求項2】 前記リニア直流モータは、ムービングマグネット型のリニア直流モータであることを特徴とする請求項1記載の血圧計用ポンプ。 【請求項3】 前記リニア直流モータは、ムービングコイル型のリニア直流モータであることを特徴とする請求項1記載の血圧計用ポンプ。 【請求項4】 前記リニア直流モータは、発振器を含む駆動回路を内蔵することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の血圧計用ポンプ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤフラム,吸気弁,排気弁を有するポンプと、前記ダイヤフラムを振幅させる駆動手段とを有する血圧計用ポンプに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、電池駆動の携帯血圧計が市場に提供されている。図11及び図12は、このような電池駆動の携帯血圧計に用いられているポンプの一例を示すものである。図11は正面要部断面であり、図12の切断線A-Aでの断面を示し、図12は図11の上面図である。 【0003】図において、直流モータ1の出力軸3には、カラー5が取り付けられている。このカラー5には、出力軸3に対して、所定角度傾斜し、先端が出力軸3と同軸上にある駆動軸7が設けられている。 【0004】駆動軸7には、駆動軸7が遊嵌する筒状の支持部9aが中央部に設けられ、同心円上に等間隔で穴9bが3つ形成された円板9が取り付けられている。従って、出力軸7が回転すると、駆動軸7が傾斜した状態で回転し、円板9の穴9b付近が順次上下動するようになっている。 【0005】直流モータ1が取り付けられるケース11の上面には、同心円状に等間隔で3つの穴11aが形成されている。13はゴム等の弾性材でなるダイヤフラムである。このダイヤフラム13はケース11の穴11aに嵌合する釣鐘状のダイヤフラム部15と、円筒状の排気弁体部17とからなっている。この排気弁体部17には、母線方向に切り込みがダイヤフラム部15に対応して設けられている。 【0006】ダイヤフラム部15の底面には、駆動部19が形成され、この駆動部19は円板9の穴9bに嵌合している。ケース11の上面を覆うように設けられた蓋体21の中央部には、自然状態のダイヤフラム13の排気弁体部17が内壁面に押接する円筒部23が形成されている。 【0007】又、蓋体21上には、ダイヤフラム部15に対応して、吸気弁25が設けられている。次に、上記構成の動作を説明する。 【0008】直流モータ1が駆動されると、円板9の穴9b付近が順次上下動し、それに応じてダイヤフラム13のダイヤフラム部15の容積が周期的に変化する。駆動部19が下降してダイヤフラム部15の容積が増える場合は、ダイヤフラム13の排気弁体部17は円筒部23の内壁面に密着し、吸気弁25が開いて外部の空気がダイヤフラム部15内に取り込まれる。 【0009】駆動部19が上昇し、ダイヤフラム部15の容積が減る場合は、吸気弁25が閉じ、ダイヤフラム13の排気弁体部17は円筒部23の内壁面より離れ、ダイヤフラム部15内の空気は円筒部23より排出される。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成の血圧用ポンプには、以下のような問題点がある。 (1) ダイヤフラム13のダイヤフラム部15を駆動する駆動手段として、直流モータ1と、駆動軸7,円板9,駆動部19からなり、直流モータ1の回転運動を上下動運動(直線運動)に変換する機構とが必要である。 【0011】従って、機構が複雑で、場所をとる問題点がある。更に、可動部分、すなわち、駆動軸7,円板9,駆動部19から騒音が発生し、これらの部品の寿命が短い問題点もある。 【0012】(2) 直流モータ1は、ブラシを用いてコイルに給電しているので、機械的には騒音が発生し、電気的には電波障害が発生する問題点がある。更に、寿命も短い問題点もある。 【0013】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その第1の目的は、コンパクトな血圧計用ポンプを提供することにある。第2の目的は、寿命が長い血圧計用ポンプを提供することにある。 【0014】第3の目的は、低騒音の血圧計用ポンプを提供することにある。第4の目的は、電波障害が発生しない血圧計用ポンプを提供することにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求項1記載の発明は、ダイヤフラム,吸気弁,排気弁を有するポンプと、前記ダイヤフラムを振幅させる駆動手段とを有する血圧計用ポンプであって、前記駆動手段として、リニア直流モータを用いたことを特徴とする血圧計用ポンプである。 【0016】ダイヤフラムを駆動する駆動手段として、リニア直流モータを用いたことで、従来の血圧用ポンプで必要であった回転運動を直線運動に変える機構が不要となり、コンパクトとなる。 【0017】リニア直流モータはブラシを用いないので、又、回転運動を直線運動に変える機構がないので、寿命が長くなり、又、低騒音である。リニア直流モータはブラシを用いていないので、電波障害が発生しない。 【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の前記リニア直流モータは、ムービングマグネット型のリニア直流モータであることを特徴とする血圧計用ポンプである。 【0019】ムービングマグネット型のリニア直流モータを用いることで、コイルへの給電が容易となる。請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の前記リニア直流モータは、ムービングコイル型のリニア直流モータであることを特徴とする血圧計用ポンプである。 【0020】移動子(可動部)が軽量となるので、消費電力が少なくなると共に、応答性がよい。請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の前記リニア直流モータは、発振器を含む駆動回路を内蔵することを特徴とする血圧計用ポンプである。 【0021】リニア直流モータは、発振器を含む駆動回路を内蔵することにより、リニア直流モータと駆動回路とを別個に設ける場合と比較して、結線が簡略化でき、ノイズに対するするシールドも容易となる。 【0022】 【発明の実施の形態】(1) 第1の実施の形態例図1〜図4を用いて説明する。 【0023】図1に示すように、本実施の形態例の血圧計用ポンプは、大別してポンプ部101と、リニア直流モータ部201とに大別される。最初に、ポンプ部101の構成を説明する。ポンプケース103の開放された上面には、ダイヤフラム105の周縁を挟むように蓋107がねじ109を用いて取り付けられている。 【0024】ダイヤフラム105の中央部には、スピンドルホルダ111が固着されている。蓋107の中央部には、円筒状の空気吐出口113が形成されている。更に、蓋107には、小穴117と、小穴117の近傍で、小穴117を中心とする略同心円状に3つの吸気口115が形成されている。 【0025】小穴117には、ゴム等の弾性材でなる吸気弁119が設けられている。吸気弁119は、図3に示すように、蓋107の内壁面に押接し、吸気口115を塞ぐかさ部119aと、かさ部119aに接続され、小穴117を挿通し、外部まで延びる首部119bと、首部119bに設けられ、蓋107の外壁面に当接し、吸気弁119の小穴117からの抜け止めを行なう抜け止め部119cとからなっている。 【0026】蓋107の内壁面には、空気吐出口113を塞ぐ排気弁プレート121がOリング123を介して取り付けられている。排気弁プレート121には、小穴125と、小穴125の近傍で、小穴125を中心とする略同心円状に3つの排気口127が形成されている。 【0027】小穴125には、ゴム等の弾性材でなる排気弁129が設けられている。この排気弁129の構造は、吸気弁119と同一なので説明は省略する。次に、リニア直流モータ部201の説明を行なう。 【0028】ポンプケース103に取り付けられる下面が開放された有底円筒状のモータケース203の内壁面には、コイル205,207が設けられている。尚、本実施の形態例では、モータケース203の材質は透磁率の高い材質を選択した。 【0029】モータケース203の上面には、穴209が設けられ、この穴209には、ベアリング211を保持するベアリングホルダ213が取り付けられている。一方の端部がスピンドルホルダ111に取り付けられたスピンドル215は、ベアリング211により直線移動可能(矢印A方向、矢印B方向)に保持されている。 【0030】上面が開放された有底円筒状のヨーク219の下面には、穴221が設けられ、この穴221には、スピンドル215の他方の先端部に取り付けられたスピンドルホルダ217が嵌合し、ヨーク219と、スピンドル215とは一体となって矢印A,B方向に直線移動可能であり、この移動はダイヤフラム105へ伝達されるようになっている。 【0031】更に、スピンドルホルダ111とベアリング211との間には、スピンドル215を巻回するように配置されたコイルスプリング225が、スピンドルホルダ217とベアリング211との間には、スピンドル215を巻回するように配置されたコイルスプリング227が配置されている。 【0032】ヨーク219の外周面には、着磁方向が半径方向の円筒状の磁石231,233がコイル205,207に対向するように設けられている。従って、磁石231→コイル205→モータケース203→コイル207→磁石233→ヨーク219→磁石231なる磁気回路を有するムービングマグネット型のリニア直流モータが形成されている。 【0033】モータケース203の開放面である下面側には、コイル205,207へ駆動電流を供給する駆動回路251と、モータケース203の開放面を塞ぐ蓋241が設けられている。 【0034】本実施の形態例の駆動回路251としては、図4に示すように無安定マルチバイブレータ(発振回路)261と、駆動トランジスタ263とで構成し、コイル205,207へ100Hz以下のパルス電流(オンオフ電流)を供給するようにした。 【0035】尚、駆動回路として、OPアンプやコンパレータ等のICを用いた発振回路であってもよい。更に、上記構成の駆動回路は、オンオフのパルス電流を出力するが、交番電流(正負の電流が交互に流れる電流)であってもよいし、波形も方形波や正弦波であってもよい。 【0036】次に、上記構成の血圧計用ポンプの動作を図1を用いて説明する。駆動回路251よりコイル205,207へパルス電流が供給される。電流がオンのときにはコイル205,207に発生する推進力の反力により、ヨーク219,スピンドルホルダ217,磁石231,磁石233,スピンドル215が矢印A方向に移動する。この時、コイルスプリング225が圧縮され、電流がオフになると、コイルスプリング225の弾性反発力によりヨーク219,スピンドルホルダ217,磁石231,233,スピンドル215が矢印B方向へ移動し、元位置まで復帰する。 【0037】このヨーク219,スピンドルホルダ217,磁石231,磁石233,スピンドル215の往復動はパルス電流が供給されている間中行なわれる。ヨーク219,スピンドルホルダ217,磁石231,磁石233,スピンドル215が往復動することにより、ダイヤフラム105が振幅する。 【0038】ヨーク219,スピンドルホルダ217,磁石231,磁石233,スピンドル215が矢印B方向へ移動すると、ダイヤフラム105内の圧力が下降する。すると、吸気弁119の首部119bが延び、かさ部119aと蓋107との押接が解除され、吸気口115から外気がダイヤフラム105内へ入る。 【0039】ヨーク219,スピンドルホルダ217,磁石231,磁石233,スピンドル215が矢印A方向へ移動すると、ダイヤフラム105内の圧力が上昇する。すると、排気弁129の首部が延び、かさ部と蓋107との押接が解除され、排気口127,それにつながる空気吐出口113からダイヤフラム105内の空気が出て行く。 【0040】上記構成によれば、ダイヤフラム105を駆動する駆動手段として、リニア直流モータを用いたことで、従来の血圧用ポンプで必要であった回転運動を直線運動に変える機構が不要となり、コンパクトとなる。 【0041】リニア直流モータはブラシを用いないので、又、回転運動を直線運動に変える機構がないので、寿命が長くなり、又、低騒音である。リニア直流モータはブラシを用いていないので、電波障害が発生しない。 【0042】又、リニア直流モータ内に発信回路261を有した駆動回路251を内蔵したことにより、リニア直流モータと駆動回路とを別個に設ける場合と比較して、結線が簡略化でき、ノイズに対するするシールドも容易となる。 【0043】更に、本実施の形態例では、ムービングマグネット型のリニア直流モータを用いることで、コイル205,207への給電が容易となる。 (2) 第2の実施の形態例図5及び図6を用いて第2の実施の形態例を説明する。尚、本実施の形態例と第1の実施の形態例との相違点は排気弁であり、他の部分は第1の実施の形態例と同一であるので、第1の実施の形態例を示す図1から図4と同一部分には、同一符号を付し、重複した説明を省略する。 【0044】図5に示すように、空気吐出口113が形成された蓋301には、ねじ303を用いて、筒部材305が取り付けられている。この筒部材305の外筒面には、外筒面に押接するゴムチューブ307が設けられている。 【0045】図6に示すように、筒部材305の外筒面には、吐出口309が形成されている。このような構成の動作を説明すると、ヨーク219,スピンドルホルダ217,磁石231,磁石233,スピンドル215が矢印A方向へ移動すると、ダイヤフラム105内の圧力が上昇する。 【0046】すると、ゴムチューブ307の筒部材305の外周面との押接が解除され、ゴムチューブ307と筒部材305との隙間よりダイヤフラム105内の空気が出て行く。 【0047】上記構成においても、第1の実施の形態例と同様な効果を得ることができる。尚、排気弁は、上記実施の形態例に限定するものではない。例えば、図7に示すように、蓋351にねじ353を用いて板ばね355の一方の端部側を取り付け、板ばね355の他方の端部側に排気口357を封止するゴムプレート359を設けてもよい。 【0048】(3) 第3の実施の形態例図8を用いて第3の実施の形態例を説明する。尚、本実施の形態例と第1の実施の形態例との相違点はリニア直流モータ部であり、他の部分は第1の実施の形態例と同一であるので、第1の実施の形態例を示す図1から図4と同一部分には、同一符号を付し、重複した説明を省略する。 【0049】リニア直流モータ部400のモータケース203の内壁面には、着磁方向が厚さ方向のリング状の磁石401が設けられている。モータケース203の穴209には、略円筒状のヨーク403が取り付けられている。 【0050】ヨーク403の内周部には、スピンドル215を矢印A方向、矢印B方向へ直線移動可能に保持するベアリング405が設けられている。更に、スピンドルホルダ111とベアリング405との間には、スピンドル215を巻回するように配置されたコイルスプリング411が、スピンドルホルダ217とベアリング405との間には、スピンドル215を巻回するように配置されたコイルスプリング413が配置されている。 【0051】スピンドルホルダ217には、ヨーク403と磁石401との間の空間に配置され、磁石401と対向するコイル421が巻回された筒状のボビン423を保持するボビンホルダ425が設けられている。 【0052】従って、磁石401→コイル421→ヨーク403→モータケース203→磁石401なる磁気回路を有するムービングコイル型のリニア直流モータが形成されている。 【0053】次に、上記構成の血圧計用ポンプの動作を図8を用いて説明する。駆動回路251よりコイル421へパルス電流が供給される。電流がオンのときにはコイル421に発生する推進力により、コイル421,ボビン423,ボビンホルダ425,スピンドルホルダ425,スピンドル215が矢印A方向に移動する。この時、コイルスプリング411が圧縮され、電流がオフになると、コイルスプリング411の弾性反発力によりコイル421,ボビン423,ボビンホルダ425,スピンドルホルダ425,スピンドル215が矢印B方向へ移動し、元位置まで復帰する。 【0054】このコイル421,ボビン423,ボビンホルダ425,スピンドルホルダ425,スピンドル215の往復動はパルス電流が供給されている間中行なわれる。コイル421,ボビン423,ボビンホルダ425,スピンドルホルダ425,スピンドル215が往復動することにより、ダイヤフラム105が振幅し、空気吐出口113より空気が吐出される。 【0055】上記構成によれば、ダイヤフラム105を駆動する駆動手段として、リニア直流モータを用いたことで、従来の血圧用ポンプで必要であった回転運動を直線運動に変える機構が不要となり、コンパクトとなる。 【0056】リニア直流モータはブラシを用いないので、又、回転運動を直線運動に変える機構がないので、寿命が長くなり、又、低騒音である。リニア直流モータはブラシを用いていないので、電波障害が発生しない。 【0057】又、リニア直流モータ内に発信回路261を有した駆動回路251を内蔵したことにより、リニア直流モータと駆動回路とを別個に設ける場合と比較して、結線が簡略化でき、ノイズに対するするシールドも容易となる。 【0058】更に、本実施の形態例では、ムービングコイル型のリニア直流モータを用いたことで、移動子(可動部:コイル421,ボビン423,ボビンホルダ425,スピンドルホルダ425,スピンドル215)が軽量となるので、消費電力が少なくなると共に、応答性がよい。 【0059】(4) 第4の実施の形態例図9を用いて第4の実施の形態例を説明する。尚、本実施の形態例と第1の実施の形態例との相違点はリニア直流モータ部であり、他の部分は第1の実施の形態例と同一であるので、第1の実施の形態例を示す図1から図4と同一部分には、同一符号を付し、重複した説明を省略する。 【0060】リニア直流モータ部500のモータケース203の内壁面には、着磁方向が半径方向の円筒状の磁石501が設けられている。磁石501の上部には、スピンドル215が遊挿する貫通穴503が形成された上部ヨーク505が設けられている。この上部ヨーク505は、モータケース203の内壁面に接続される円板部507と、円板部507に連設された円筒部509から構成されている。 【0061】磁石501の下部には、上部ヨーク505の円筒部509が遊挿する貫通穴513が形成された円板上の下部ヨーク515が設けられている。上部ヨーク505の上部には、モータケース203の内壁面に設けられる円環状のダンパブラケット521を介して上部ダンパ523が設けられている。 【0062】下部ヨーク515の下部には、モータケース203の内壁面に設けられる円環状のダンパブラケット531を介して下部ダンパ533が設けられている。上部ダンパ523,下部ダンパ533の中央部には、それぞれスピンドル215に固着されたスピンドルホルダ525,535が取り付けられている。 【0063】従って、スピンドル215は矢印A方向,矢印B方向に略直線移動可能となっている。更に、スピンドルホルダ535には、上部ヨーク505の円筒部509と下部ヨーク515との間の空間に配置されコイル541が巻回された筒状のボビン543が設けられている。 【0064】従って、磁石501→下部ヨーク515→コイル541→上部ヨーク505の円筒部509→上部ヨーク505の円板部507→磁石501なる磁気回路を有するムービングコイル型のリニア直流モータが形成されている。 【0065】次に、上記構成の血圧計用ポンプの動作を図9を用いて説明する。駆動回路251よりコイル541へパルス電流が供給される。電流がオンのときにはコイル541に発生する推進力により、コイル541,ボビン543,スピンドルホルダ535,スピンドル215が矢印A方向に移動する。この時、上部ダンパ523,下部ダンパ533が上方へ変形し、電流がオフになると、上部ダンパ523,下部ダンパ533の弾性反発力によりコイル541,ボビン543,スピンドルホルダ535,スピンドル215が矢印B方向へ移動し、元位置まで復帰する。 【0066】このコイル541,ボビン543,スピンドルホルダ535,スピンドル215の往復動はパルス電流が供給されている間中行なわれる。コイル541,ボビン543,スピンドルホルダ535,スピンドル215が往復動することにより、ダイヤフラム105が振幅し、空気吐出口113より空気が吐出される。 【0067】上記構成によれば、ダイヤフラム105を駆動する駆動手段として、リニア直流モータを用いたことで、従来の血圧用ポンプで必要であった回転運動を直線運動に変える機構が不要となり、コンパクトとなる。 【0068】リニア直流モータはブラシを用いないので、又、回転運動を直線運動に変える機構がないので、寿命が長くなり、又、低騒音である。リニア直流モータはブラシを用いていないので、電波障害が発生しない。 【0069】又、リニア直流モータ内に発信回路261を有した駆動回路251を内蔵したことにより、リニア直流モータと駆動回路とを別個に設ける場合と比較して、結線が簡略化でき、ノイズに対するするシールドも容易となる。 【0070】更に、本実施の形態例では、ムービングコイル型のリニア直流モータを用いたことで、移動子(可動部:コイル421,ボビン423,ボビンホルダ425,スピンドルホルダ425,スピンドル215)が軽量となるので、消費電力が少なくなると共に、応答性がよい。 【0071】(5) 第5の実施の形態例図10を用いて第5の実施の形態例を説明する。尚、本実施の形態例と第4の実施の形態例との相違点はリニア直流モータ部のダンパの数量の違いであり、他の部分は第4の実施の形態例と同一であるので、第4の実施の形態例を示す図8と同一部分には、同一符号を付し、重複した説明を省略する。 【0072】リニア直流モータ部600のモータケース203の内壁面には、着磁方向が厚さ方向のリング状の磁石601が設けられている。磁石601の下部には、下部ヨーク605が設けられている。この下部ヨーク605は、モータケース203の内壁面に接続される円板部607と、円板部607に連設された円筒部609から構成されている。 【0073】磁石601の上部には、下部ヨーク605の円筒部609が遊挿する貫通穴613が形成された円板上の上部ヨーク615が設けられている。上部ヨーク615の上部には、モータケース203の内壁面に設けられる円環状のダンパブラケット621を介してダンパ623が設けられている。 【0074】ダンパ623の中央部には、スピンドル602に固着されたスピンドルホルダ625が取り付けられている。従って、スピンドル602は矢印A方向,矢印B方向に略直線移動可能となっている。 【0075】更に、スピンドルホルダ625には、下部ヨーク605の円筒部609と磁石601との間の空間に配置されコイル641が巻回された筒状のボビン643が設けられている。 【0076】従って、磁石601→下部ヨーク605→コイル641→上部ヨーク615→磁石601なる磁気回路を有するムービングコイル型のリニア直流モータが形成されている。 【0077】次に、上記構成の血圧計用ポンプの動作を図10を用いて説明する。駆動回路251よりコイル641へパルス電流が供給される。電流がオンのときにはコイル641に発生する推進力により、コイル641,ボビン643,スピンドルホルダ625,スピンドル602が矢印A方向に移動する。この時、ダンパ623が上方へ変形し、電流がオフになると、ダンパ623の弾性反発力によりコイル641,ボビン643,スピンドルホルダ625,スピンドル602が矢印B方向へ移動し、元位置まで復帰する。 【0078】このコイル641,ボビン643,スピンドルホルダ625,スピンドル602の往復動はパルス電流が供給されている間中行なわれる。コイル641,ボビン643,スピンドルホルダ625,スピンドル602が往復動することにより、ダイヤフラム105が振幅し、空気吐出口113より空気が吐出される。 【0079】上記構成によれば、ダイヤフラム105を駆動する駆動手段として、リニア直流モータを用いたことで、従来の血圧用ポンプで必要であった回転運動を直線運動に変える機構が不要となり、コンパクトとなる。 【0080】リニア直流モータはブラシを用いないので、又、回転運動を直線運動に変える機構がないので、寿命が長くなり、又、低騒音である。リニア直流モータはブラシを用いていないので、電波障害が発生しない。 【0081】又、リニア直流モータ内に発信回路261を有した駆動回路251を内蔵したことにより、リニア直流モータと駆動回路とを別個に設ける場合と比較して、結線が簡略化でき、ノイズに対するするシールドも容易となる。 【0082】更に、本実施の形態例では、ムービングコイル型のリニア直流モータを用いたことで、移動子(可動部:コイル641,ボビン643,スピンドルホルダ625,スピンドル602)が軽量となるので、消費電力が少なくなると共に、応答性がよい。 【0083】尚、第4の実施の形態例では、ダンパを2枚用いたことで、小振幅用に好適であり、第5の実施の形態例では、ダンパを1枚用いたことで、小振幅,小荷重用に好適である。 【0084】 【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明によれば、ダイヤフラムを駆動する駆動手段として、リニア直流モータを用いたことで、従来の血圧用ポンプで必要であった回転運動を直線運動に変える機構が不要となり、コンパクトとなる。 【0085】リニア直流モータはブラシを用いないので、又、回転運動を直線運動に変える機構がないので、寿命が長くなり、又、低騒音である。リニア直流モータはブラシを用いていないので、電波障害が発生しない。 【0086】請求項2記載の発明によれば、ムービングマグネット型のリニア直流モータを用いることで、コイルへの給電が容易となる。請求項3記載の発明によれば、移動子(可動部)が軽量となるので、消費電力が少なくなると共に、応答性がよい。 【0087】請求項4記載の発明によれば、リニア直流モータは、発振器を含む駆動回路を内蔵することにより、リニア直流モータと駆動回路とを別個に設ける場合と比較して、結線が簡略化でき、ノイズに対するするシールドも容易となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000112565 【氏名又は名称】フオスター電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月11日(1999.1.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085187 【弁理士】 【氏名又は名称】井島 藤治 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−201901(P2000−201901A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月25日(2000.7.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−4058 |
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