| 【発明の名称】 |
電子内視鏡装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】樋口 充
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| 【要約】 |
【課題】従来の画素混合読出し方式に代わる全画素読出し方式を提案すると共に、これらの方式を選択できるようにする。
【解決手段】画素混合読出し方式回路部を有する電子内視鏡装置に、遮光期間を利用しながらCCD11から全画素信号を読み出す全画素読出し方式回路基板33を選択的に取付け可能に構成すると共に、マイコン14によりこの全画素読出し方式回路基板33が存在するか否かを判別し、この回路基板33が存在する場合は全画素読出し方式の処理を実行する。また、モニタ上には、画素混合読出し方式又は全画素読出し方式のいずれの方式が動作中であるかを文字、図柄等で表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 撮像素子から画素信号を上下水平ライン間で混合して読み出す画素混合読出し方式の回路部と、所定の遮光期間を利用しながら上記撮像素子から全画素信号を読み出す全画素読出し方式の回路部とのいずれか一方を標準で装着し、他方を選択的に取付け可能に構成し、上記の選択的な取付けが可能な回路部が存在するか否かを判別し、この回路部の存在が検出された場合は当該回路部の方式の動作を実行するように制御する制御回路を備えてなる電子内視鏡装置。 【請求項2】 上記画素混合読出し方式又は上記全画素読出し方式のいずれの方式が動作中であるかを示す表示をモニタ画面上に付したことを特徴とする上記請求項1記載の電子内視鏡装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電子内視鏡装置、特に従来の画素混合読出し方式に加え、全画素を読み出す全画素読出し方式を選択的かつ容易に利用することができる電子内視鏡装置の構成に関する。 【0002】 【従来の技術】電子内視鏡装置において使用される固体撮像素子、例えばCCD(Charge Coupled Device)では、光電変換素子により画素単位で蓄積される電荷を読み出すことにより、画像信号(ビデオ信号)が得られるようになっている。このようなCCDで、同時式電子内視鏡装置に使用されるものでは、その上面に画素単位でMg(マゼンタ)、Cy(シアン)、G(グリーン)、Ye(イエロー)の色フィルタが配置され、これによってカラー画像が形成される。 【0003】そして、従来の色差線順次混合読出し(画素混合読出し)方式によれば、CCDから上下水平ラインの画素の蓄積電荷が加算混合されて読み出され、これによって奇数フィールドと偶数フィールドのビデオ信号が例えば1/60秒のタイミングで順次形成される。その後、これらの奇数フィールド信号と偶数フィールド信号は、インターレース走査されて1フレームの画像として形成され、この画像がモニタ上に動画として表示される。更に、このような電子内視鏡装置では、操作部にフリーズスイッチが配置されており、このフリーズスイッチが押されたときには、そのときの静止画が形成、表示される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の画素混合読出し方式においては、1フレーム画像を形成するための奇数フィールド画像と偶数フィールド画像との間(2回の露光の間)に、1/60秒の時間のずれがあり、この間に内視鏡自体のブレや被観察体の動き等があると、画質(解像度、色ずれ等)が低下するという問題がある。 【0005】また、電子内視鏡装置では、信号の蓄積時間を変える電子シャッタ機能が多く採用されており、これによれば、近距離で明るい場所等において蓄積時間を短くすれば画質の向上を図ることができる。しかし、上記の1/60秒のタイムラグがあるため、静止画等においては、蓄積時間を短くした効果が十分に享受できないという不都合もある。 【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来の画素混合読出し方式に代えて、高画質の画像を得ることができる全画素読出し方式を提案すると共に、使用者などの状況に応じてこれらの方式を選択できる電子内視鏡装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る電子内視鏡装置は、撮像素子から画素信号を上下水平ライン間で混合して読み出す画素混合読出し方式の回路部と、所定の遮光期間を利用しながら上記撮像素子から全画素信号を読み出す全画素読出し方式の回路部とのいずれか一方を標準で装着し、他方を選択的に取付け可能に構成し、上記の選択的な取付けが可能な回路部が存在するか否かを判別し、この回路部の存在が検出された場合は当該回路部の方式の動作を実行するように制御する制御回路を備えてなることを特徴とする。請求項2に係る発明は、上記画素混合読出し方式又は上記全画素読出し方式のいずれの方式が動作中であるかを示す表示をモニタ画面上に付したことを特徴とする。 【0008】上記の構成によれば、例えば標準で画素混合読出し方式回路基板が装着され、他方の全画素読出し方式回路基板はコネクタ等で取付けが可能な状態とされる。そして、この全画素読出し方式回路基板の取付け状態が制御回路で判別され、当該回路基板の存在が検出されないときは、従来と同様の画素混合読出し方式で固体撮像素子から2水平ラインの画素混合信号が読み出され、これに基づいて動画及び静止画が形成される。 【0009】一方、全画素読出し方式回路基板の存在が検出されたときには、当該方式により固体撮像素子から全画素の信号が読み出される。即ち、例えば、1/60秒毎の期間(垂直同期期間)内での露光(露光時間は任意)により蓄積された電荷につき、次の遮光期間(遮光手段で遮光される)で例えば奇数ラインの信号を読み出し、次の期間(露光期間)で偶数ラインの信号を読み出すことにより、1回の露光で得られた全画素の信号を抽出する。 【0010】そして、例えば上記の奇数ラインと偶数ラインの信号は、後に上下ライン同士で混合され、最終的には従来と同様の混合信号とされて奇数フィールド及び偶数フィールドの信号となり、これらの信号から動画が形成される。一方、フリーズ信号に基づき静止画も表示されるが、この全画素読出し方式では、1回の露光で得られた画像データに基づいて静止画が形成されることになり、この静止画は上記画素混合読出し方式の場合と比較して高画質となる。 【0011】請求項3の発明によれば、例えば全画素読出し方式の動作中は”H”、画素混合読出し方式の動作中は”L”がモニタ画面上に表示され、この文字表示で動作方式が容易に確認できることになる。 【0012】 【発明の実施の形態】図1には、実施形態の第1例である電子内視鏡装置の回路構成が示され、図2には固体撮像素子の色フィルタの構成と画素混合読出し方式及び全画素読出し方式の両処理が示されている。図1の電子内視鏡装置は、電子スコープの先端部に色フィルタを備えたCCD11が設けられており、このCCD11の色フィルタは、図2(A)に示されるように、画素単位で例えば偶数ラインにMg(マゼンタ)、Cy(シアン)のフィルタ、奇数ラインにG(グリーン)、Ye(イエロー)のフィルタが交互に配置される。そして、カラー画像処理においては、これらの色フィルタを介して得られた信号を混合演算することによりカラー画像信号が形成される。 【0013】このCCD11には、これを駆動するためのCCD駆動回路12が接続され、この駆動回路12はマイコン14によって制御されることにより、画素混合読出し方式と全画素読出し方式の両方の駆動を行う。例えば、全画素読出し方式の場合は、1回の露光でCCD11に蓄積された全画素分の蓄積データを、奇数ラインと偶数ラインに分けて読み出すための時間がずれた2種類のパルス(P1,P2)を上記CCD駆動回路12から供給し、これにより上記奇数ラインの信号と偶数ラインの信号を別々に順次読み出す。一方、画素混合読出し方式では1種類の読出しパルスを各ラインに与える。なお、上記マイコン14は当該装置の統括制御を行うと共に、上記の両方式で画像処理をするための切換え制御を実行することになる。 【0014】一方、上記CCD11には、アナログ信号をデジタル変換するA/D変換器15が設けられ、このA/D変換器15の後段に、aルートを介して画素混合読出しモードと全画素読出しモードを切り換える方式切換え器16、ビデオ信号に対し所定のカラー画像処理を実行するデジタルシグナルプロセッサ(DVP)17が設けられる。このDVP17は、内部にタイミングジェネレータ(TG)を含み、例えばホワイトバランス、ガンマ補正、輪郭補正、像位置の制御、拡大処理等等の各種の処理を行う。 【0015】このDVP17の後段には、奇数フィールドデータ及び偶数フィールドデータを記憶する第4メモリ18及び第5メモリ19、そして切替え回路20、D/A変換器21が設けられる。標準の画素混合読出し方式では、上記方式切換え器16がaルートを選択しており、このaルートを介して入力されるビデオ信号に基づき、上記の構成で動画と静止画を形成することになる。 【0016】また、電子内視鏡装置の光源部では、ランプ24、絞り25が設けられ、このランプ24の出力光がライトガイド26によりスコープ先端まで導かれる。上記ランプ24は、ランプ駆動回路27で点灯駆動され、上記絞り25は絞り制御回路28で制御されており、この絞り制御回路28は輝度信号に基づき画面の明るさが一定となるように絞り25の開口量を可変制御する。そして、当該例では、全画素読出し方式の処理のために、上記絞り25とライトガイド26の入射端との間に、例えば半円状板からなる遮光板30が配置され、この遮光板30は遮光板制御回路31で回転駆動される。この遮光板30と遮光板制御回路31は、全画素読出し方式の実行時に、1/60秒毎のサイクルとなるフィールドO/E信号の期間において交互に光を遮断し、1回の露光で得られた全画素を読み出せるようにする。 【0017】そうして、当該例では、図示されるように既に全画素読出し方式回路基板33が取り付けられているが、この回路基板33は、着脱自在となるコネクタ等の一般的な接続手段により装置の所定の位置に取付け・接続可能とされ、この取付けは選択的でかつ任意となる。この全画素読出し方式回路基板33には、例えば奇数ラインの画像データを記憶する第1メモリ34、偶数ラインの画像データを記憶する第2メモリ35、上記第1メモリ34のデータをそのまま記憶し、読出しのタイミングを1/60秒だけ遅らせるための位相調整用の第3メモリ36、混合回路37、メモリ制御回路38を実装する。 【0018】即ち、CCD11で得られた全画素信号は、奇数ラインのデータと偶数ラインのデータに分けられた状態で、それぞれのメモリ34,35に一旦格納され、第1メモリ34の奇数ラインデータは1/60秒遅れて第2メモリ35の偶数ラインデータと同一位相にされる。その後、次段の混合回路37では、第3メモリ25の奇数ラインの画素データと第2メモリ24の偶数ラインの画素データが加算混合され、上記の画素混合読出し方式と同様の画素混合信号が形成される。 【0019】このような全画素読出し方式回路基板33は、その取付け状態が上記マイコン14により判別されることになる。例えば、非接続時におけるコネクタ等の所定の端子の出力状態をLowとし、当該回路基板33が取り付けられたとき、LowからHighの状態に切り換わるように設定することにより、全画素読出し方式回路基板33の存在を検出することができる。そして、この回路基板33の存在を確認した場合は、マイコン14は上記方式切換え器16により信号ラインをaルートからbルートに切り換え(映像信号取込み時)、CCD駆動回路12や遮光板制御回路31についても全画素読出し方式の処理に切り換えることになる。なお、この電子内視鏡装置では、スコープの操作部にフリーズスイッチが設けられており、このフリーズスイッチからのフリーズ信号をマイコン14が受け取ることにより、静止画形成動作が実行される。 【0020】第1例は以上の構成からなり、まず図2により、上記画素混合読出し方式と全画素読出し方式の処理の相違を説明する。図2(A)に示されるように、画素単位で色フィルタが設けられたCCD11では、走査線数に対応して、0ラインからNラインまで水平ラインが設けられ、この水平ラインの画素データを転送ラインに転送して読み出すように構成される。そして、画素混合読出し方式では、図2(B)に示されるように、CCD11から直接、0ライン+1ライン,2ライン+3ライン,4ライン+5ライン…の加算信号〔o(奇数ライン)+e(偶数ライン)〕と、1ライン+2ライン,3ライン+4ライン,5ライン+6ライン…の加算信号〔(o+e)’〕が1期間(1/60秒)毎に交互に読み出される(この両信号は異なる露光期間で得られる)。そして、これらの信号は、図2(D)に示されるように、奇数(Odd)フィールドデータ及び偶数(Even)フィールドデータとして第4及び第5メモリ18,19に出力される。 【0021】一方、全画素読出し方式では、図2(C)に示されるように、1回の露光で得られた全画素信号につき、1,3,5…の奇数ラインの信号(遮光期間)と、0,2,4…の偶数ラインの信号(次の期間)が読み出される。その後、混合回路37により、これらの奇数ラインと偶数ラインの信号同士が図示の実線〔o+e〕と点線〔(o+e)’〕のように加算され、最終的には、図2(D)の奇数フィールドデータと偶数フィールドデータとなって第4及び第5メモリ18,19に出力される。 【0022】図3には、上記マイコン14での方式切換え動作が示されており、図示されるように、ステップ101では全画素読出し方式回路基板33が存在するか否かの判定が行われ、”NO”のときはステップ102にて画素混合読出し方式の動作を実行し、”YES”のときはステップ103にて全画素読出し方式の動作を実行する。 【0023】図4には、上記全画素読出し方式処理が実行されている場合の黒レベル信号の抽出処理が示されており、当該例では全画素読出し方式のときでも、オプティカルブラック信号についてはaルートを通して得られる黒レベル信号をクランプする。例えば、図4(A)のようなCCD11から出力された水平同期したビデオ信号に対し、図4(B)のオプティカルブラックパルス(OBP)が与えられるが、このパルスに基づいて図1の方式切換え回路16を切換え動作させ、図4(C)に示されるように、信号入力ルートをオプティカルブラック期間だけaルートに切り換えており、これによって静止画表示後から動画表示へ戻る際の色再現性の悪化を防止している。 【0024】即ち、全画素読出し方式における静止画の形成処理では、第1及び第2メモリ34,35に格納された画像データを繰り返し読み出すので、次のデータの書込みが禁止され、後段のDVP17では古いデータ(数期間前のデータ)に基づいてクランプ処理が実行される。このため、静止画から動画へ移行する際に信号の黒レベルが大きく変化することが生じ得る。当該例では、カラー処理の基準である黒レベルの信号だけはaルートを介して最新のものを入力することにより、動画移行時の黒レベルの変動を抑制し、良好な色再現性が得られるようにしている。 【0025】次に、各方式での信号処理の動作を説明する。図5及び図6には、画素混合読出し方式(A方式)の画像処理タイミングが示されており、上述したように、上記全画素読出し方式回路基板33の存在が検出されない場合は、画素混合読出し方式が実行される。図5は、動画形成時の処理タイミングであり、図5(A)に示されるように、画像処理では例えば1/60秒毎のフィールドO(Odd)/E(Even)信号が用いられる。また、図5(B)のように、光源光はライトガイド26を介して常に与えられ、図5(C),(D)のように、読出しパルスは同一のものとなる。 【0026】そして、CCD11からは図2(B)で説明した画素混合信号がaルートを介して出力され、図5(E)のように、第4メモリ18には、O1のフィールド期間で蓄積された(o+e)1、O2の期間で蓄積された(o+e)2、O3の期間で蓄積された(o+e)3 … の混合信号が書き込まれ、第5メモリ19には、E1のフィールド期間で蓄積された(o+e)1’、E2の期間で蓄積された(o+e)2’、E3の期間で蓄積された(o+e)3’ … の混合信号(組合せラインが異なるもの)が書き込まれる。その後、これらのビデオ信号は、図(G),(H)に示されるように、1期間遅れて読み出され、これがモニタに出力されることによりモニタ上に動画が表示される。 【0027】図6は、フリーズ信号に基づいて形成される静止画のタイミングであり、例えば図6(B)に示されるタイミングでフリーズトリガーを出力したとすると、図(C)のように、O1期間(図A)の露光で蓄積された(o+e)1の混合信号が第4メモリ18に書き込まれ、また、図(D)のように、次のE1期間の露光で蓄積された(o+e)1’の混合信号が第5メモリ19に書き込まれ、その後のこれらのメモリ18,19への書込みが禁止される。そして、これらのビデオ信号は図(E),(F)に示されるように繰り返し読み出されることにより、モニタ上に静止画が表示される。 【0028】図7乃至9には、全画素読出し方式(B方式)の画像処理タイミングが示されており、上記全画素読出し方式回路基板33の存在が検出された場合に、この全画素読出し方式が上記マイコン14により実行される。図7及び図8は、動画形成時の処理タイミングであり、この場合は、図7(A)のフィールドO/E信号に相応して図1の遮光板30が回転駆動されることにより、図7(B)のように、例えば奇数フィールド期間(1/60秒)毎に光が出力される。また、図7(C)のような1/30秒毎の読出しパルスP1とこのパルスP1と1期間ずれた、図7(D)の読出しパルスP2がCCD11に与えられる。 【0029】そうすると、CCD11からは図2(C)で説明した奇数ラインと偶数ラインの信号がbルートを介して入力され、図7(E)のように、第1メモリ34には、O1のフィールド期間で蓄積されたo1、O2の期間で蓄積されたo2、O3の期間で蓄積されたo3 … の奇数ライン信号が書き込まれ、第2メモリ35には、E1のフィールド期間で蓄積されたe1、E2の期間で蓄積されたe2、E3の期間で蓄積されたe3 … の偶数ラインの信号が書き込まれる。 【0030】そして、これらの奇数及び偶数ライン信号は、図8(G),(H)のように2回ずつ読み出されるが、この図8(G)の点線の丸で示した読出し信号については、第3メモリ36へ書き込まれ、図8(I)のように、この第3メモリ36のビデオ信号も2回ずつ読み出される。次に、この図8(H),(I)の信号は、混合回路37で図2(C)のように画素混合され、図8(J)のように、第4メモリ18には、o1+e1、o2+e2、o3+e3 … の信号が書き込まれ、第5メモリ19には、(o1+e1)’、(o2+e2)’、(o3+e3)’ … の信号が書き込まれる。その後、これらのビデオ信号は、図(L),(M)に示されるように、1期間遅れて読み出され、これがモニタに出力されることによりモニタ上に動画が表示される。 【0031】図9は、フリーズ信号に基づいて形成される静止画のタイミングであり、例えば図9(B)に示されるタイミング(実線位置でも点線位置でもよい)でフリーズトリガーを出力したとすると、図9(C)のように、O1期間の露光で蓄積されたo1の信号が第1メモリ34に書き込まれ、その後の例えば3期間が書込み禁止とされ、また、図9(D)のように、上記のO1期間の露光で蓄積されたe1の信号が第2メモリ35に書き込まれ、その後の例えば3期間が書込み禁止とされる。 【0032】そして、これらの信号は、図9(E),(F),(G)のように、繰り返し読み出され、混合回路37で加算混合される。次に、図9(H)のように、第4メモリ18には、o1+e1の信号が書き込まれ、第5メモリ19には、(o1+e1)’の信号が書き込まれ、その後は書込み禁止とされる。次に、これらのビデオ信号は、図(J),(K)に示されるように、1期間遅れて繰り返し読み出されることにより、モニタ上に静止画が表示される。 【0033】このような実施形態例の全画素読出し方式では、1回の露光で得られた画素信号によって1枚の画像を形成できるので、高画質となり、特に静止画での観察において有用となる。また、黒レベル信号はaルートを介して常に最新のものを入力するので、静止画表示後であっても色再現性を良好に維持することが可能となる。 【0034】図10及び11には、現在動作中の処理方式をモニタ上に表示する第2例の構成が示されている。この第2例は、上記第1例と同様の構成において図10に示されるように、DVP17と第4及び第5メモリ18,19の間に、キャラクタジェネレータを含む文字混合回路40を設けており、この文字混合回路40によって、文字画像を映像信号に付加することができる。これによれば、図11に示されるように、モニタ41の画面右上等に方式を示す文字等が表示され、当該例では、例えば画素混合読出し方式がN、全画素読出し方式がHで表される。なお、この表示は図柄等でもよい。 【0035】上記実施形態例では、全画素読出し方式回路基板33を選択的に取付け可能としたが、この回路基板33を標準で装着し、逆に画素混合読出し方式の回路基板を取付け可能にしてもよい。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、画素混合読出し方式回路部と遮光期間を利用しながら撮像素子から全画素信号を読み出す全画素読出し方式の回路部とを選択的に取付け可能に構成すると共に、これらの回路部が存在するか否かの判別を行い、例えば上記全画素読出し方式回路部が存在する場合は当該方式の動作を実行するようにしたので、従来の画素混合読出し方式に代えて、全画素読出し方式を容易に利用することができ、また使用者は各種の状況を考慮して高画質画像を選択することが可能となる。 【0037】また、請求項2の発明によれば、現在の表示画像が画素混合読出し方式又は全画素読出し方式のいずれの方式で得られたものであるかをモニタ画面上で容易に確認できるという利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005430 【氏名又は名称】富士写真光機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月11日(1999.1.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098372 【弁理士】 【氏名又は名称】緒方 保人
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| 【公開番号】 |
特開2000−201889(P2000−201889A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月25日(2000.7.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−3954 |
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