| 【発明の名称】 |
デジタル放射線撮影におけるコンフィグレ―ションの調整方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】クレア・シシェルー
【氏名】アグネス・ル ロー
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| 【要約】 |
【課題】特定の較正セルの使用は必要とせず、少数のパラメータだけが必要とされる、デジタル放射線撮影におけるコンフィグレーションの調整方法を提供する。
【解決手段】この方法は、事前露光画像を形成し、そこから平均事前露光検出器信号レベルを抽出し、それを事前露光放射線量レベルに変換すること、等価放射線厚みを決定すること、被検幅の組成を推定すること、および露光のコンフィグレーションと露光mA.sを確立することからなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 デジタル放射線撮影におけるコンフィグレーション制御の方法であって、(a)デジタル検出器の画像受信機上に、選択されたコンフィグレーションおよび低い値の事前mA.sを使用して、被検臓器部位の事前露光画像を形成するステップと、(b)前記事前露光画像内の関心のある部位を選択し、それから平均事前露光信号レベルSignal_level_preを抽出するステップと、(c)前記平均事前露光信号レベルを下記の関係式を使用して事前露光線量レベルIR dose preに変換するステップであって、【数1】
上式で、IR_dose_ref、Signal_level_refおよびIR_gain_refがそれぞれ線量、平均信号レベルおよび前記検出器の事前の較正ステップで取得された利得であり、Signal_level_preおよびIR_gain_preがそれぞれ平均事前露光信号レベルおよび事前露光ステップの事前検出器の利得であるステップと、(d)下記の関係式を使用して等価放射線厚みを決定するステップであって、【数2】
上式で、rad_thicknessが前記等価放射線厚みであり、IR_dose_refがステップ(c)で決定された前記事前露光線量であり、mA.spreがmA.sの事前露光値であり、【数3】
であり、係数Ajiが選択されたコンフィグレーションを特徴付け、一度だけ確立され、また係数Aが前記検出器の較正ステップで確立されるコンフィグレーションに対応するステップと、(e)前記被検臓器部位の組成を推定し、下記の関係式を使用して露光のmA.sを計算することにより露光コンフィグレーションを確立するステップであって、【数4】
上式で、IR_dose_targetがオペレータにより選択された線量であり、scfpreおよびscfexpが、それぞれ事前露光および露光中のコンフィグレーションに従った転換率であるステップとを含む方法。 【請求項2】 前記RI_dose_refが、前記検出器の前記画像受信機上に配置された線量計を使用して較正ステップで決定される請求項1に記載の方法。 【請求項3】 前記Signal_level_refが、前記線量計の除去後、前記線量計の配置位置において画像受信機上で直接測定される請求項2に記載の方法。 【請求項4】 較正中に標準の使用条件をシミュレートする所与の厚みのフィルタが前記画像受信機の前に配置される請求項1ないし3のいずれか一項に記載の方法。 【請求項5】 前記コンフィグレーションに対応する前記係数Aが、前記較正ステップで確立された係数Aの表中から選択される請求項4に記載の方法。 【請求項6】 前記係数Aの表が、すべての可能なコンフィグレーションについて露光のパラメータであるトラック、フィルタ、焦点のサイズ、グリッドの有無、受信機により受信され、下記の関係式が使用されるIR_dose_calの量を決定することにより確立され、【数5】
上式で、ma.Scalが較正で使用されるmA.sであり、lucite_thicknessが前記画像受信機の前に挿入された前記フィルタの厚みである請求項5に記載の方法。 【請求項7】 転換率scfが各コンフィグレーションについて下記の関係式を使用して決定され、(VI)scf=exp[(G0(kV)+G1(kV)rad_thickness+G2(kV)(rad_thickness)2] 上式で、rad thicknessが前記等価放射線厚みであり、Gi(kV)がコンフィグレーションにより異なる、モデルから1度だけ設定される係数である、前記請求項のいずれか一項に記載の方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放射線撮影装置、特にデジタル乳房造影法における露光のパラメータの調整方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、放射線撮影装置においては、選択された焦点トラック(二重焦点トラックを備えるデバイスの場合)、使用されるフィルタ、管に印加される電圧(kV)、グリッドの有無、接点の拡大、および陽極電流と露光時間の積(mA.s)など、いわゆるコンフィグレーションをコンフィグレーションする露光のパラメータが、最初に、グリッドの有無、および拡大または接点についてはユーザによるパラメータの選択から、またパラメータkV、焦点トラック、フィルタおよびmA.sについてはユーザの選択に応じてパラメータの自動最適化(AOP)の表から決定される。次に、被検臓器部位が低いmA.s値を用いて事前露光され、被検臓器部位の特性、特に等価放射線厚みが決定され、この後に露光のパラメータが、これらの特性に基づき調整される。 【0003】さらに詳細には、事前露光の時点で、自動露光制御(AEC)セルが使用され、等価放射線厚みがAECセルの信号から決定される。等価放射線厚みの良い推定値を得るために、AEC較正セルを使用して60もの異なるパラメータを決定する必要がある。次に、被検臓器部位の組成の推定と露光のパラメータ(コンフィグレーション)の調整が、mA.sの最初の推定値を用いて実施される。 【0004】事前に決定されたコンフィグレーションによる被検臓器部位の露光中に、AECセルは連続的にmA.s値を更新していく。 【0005】上記で説明した方法に関する詳細については、欧州特許明細書第0402244号および欧州特許明細書第0465360号を参照のこと。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記で説明したコンフィグレーションの調節方法には、特定の較正デバイス、すなわちAECセルが必要であり、かつ多数のパラメータの決定が必要となるという欠点がある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の一実施態様は、特定の較正セルの使用は必要とせず、少数のパラメータだけが必要とされる、デジタル放射線撮影装置におけるコンフィグレーションの調整方法である。 【0008】本発明の一実施態様は、各コンフィグレーションについて単一の画像しか必要とせず、検出器の信号を使用して露光コンフィグレーションの調整を直接実施するコンフィグレーションの調整方法である。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態では、デジタル放射線撮影におけるコンフィグレーションの調整方法は、以下のステップを含む。 (a)デジタル検出器の画像受信機上に、選択されたコンフィグレーションおよび低い値(通常は1から4の値)の事前mA.sを使用して被検臓器部位の事前露光画像を形成するステップ。 (b)事前露光画像内の関心のある部位を選択し、それから平均事前露光信号レベルSignal_level_preを抽出するステップ。 (c)平均事前露光信号レベルを下記の関係式を使用して事前露光線量レベルIR_dose_preに変換するステップ。 【数6】
上式で、IR_dose_ref、Signal_level_refおよびIR_gain_refはそれぞれ線量、平均信号レベルおよび検出器の事前の較正ステップで取得された利得であり、Signal_level_preおよびIR_gain_preはそれぞれ平均事前露光信号レベルおよび事前露光ステップの検出器の利得である。 (d)下記の関係式を使用して等価放射線厚みを決定するステップ。 【数7】
上式で、rad_thicknessは等価放射線厚み、IRdose_refはステップ(c)で決定された事前露光線量であり、mA.s preはmA.sの事前露光値であり、【数8】
である。 【0010】係数【数9】
は選択されたコンフィグレーションを特徴付け、一度だけ確立され、また係数Aは検出器の較正ステップ中に確立されるコンフィグレーションに対応する。 (e)被検臓器部位の組成を推定し、下記の関係式を使用して露光のmA.sを計算することにより露光コンフィグレーションを確立するステップ。 【数10】
上式で、IR_dose_targetはオペレータにより選択された線量であり、scfpreおよびscfexpは、それぞれ事前露光中および露光中のコンフィグレーションに従った転換率である。 【0011】転換率scfは、下記の関係式を使用して計算される。 (VI)scf=exp[(G0(kV)+G1(kV)rad_thickness+G2(kV)(rad_thickness)2] 上式で、rad thicknessは放射線厚みであり、係数Gi(kV)は下記関係式に従ったモデルから一度だけ確立される。 【数11】
上式で、係数【数12】
はコンフィグレーションを特徴付けるパラメータである。scf転換率を決定するには、9個のBji係数があれば十分である。 【0012】関係式(II)および(III)の結果、コンフィグレーションを特徴付けるために、パラメータが9個だけ使用される。 【0013】IR_dose_ref、Signal_level_refおよび係数Aの値を取得できるようにする較正ステップについて、次に説明する。 【0014】IR_dose_refを決定するために、検出器の画像受信機上に線量計が設置され、できるだけ標準的な操作条件に近づけるために、既知の厚みのフィルタ(たとえば5cmのルサイト板)がレシーバと線量計の前に配置され、所与のコンフィグレーションを用いて検出器に放射線が露光される。線量計により、IR_dose_refの測定値が得られる。 【0015】線量計が取り外され、Signal_level_refの量が線量計の位置において、検出器の画像受信機上で直接測定される。 【0016】係数Aを決定するために、常にルサイト板を通して、線量計を設置せずに、露光のパラメータのすべての可能なコンフィグレーションのために検出器に放射線が照射される。その露光のパラメータは、焦点トラック、フィルタ、焦点幅およびグリッドの有無であり、また検出器の平均信号レベルが各コンフィグレーションについて検出器上で測定され、関係式(I)に類似の関係式を使用してIRdose calに変換される。次に、係数Aが下記の関係式を使用してすべてのコンフィグレーションについて決定される。 【数13】
上式で、mA.scalは較正中に使用されたmA.sに対応し、lucite_thicknessは較正時に挿入されたフィルタの厚みであり、また関数Fi(kV)は以前に定義されている。 【0017】コンフィグレーションの関数として本発明の方法の中で選択されて使用される係数Aの表が、このようにして取得される。 【0018】被検臓器部位の組成の推定は、従来どおりである。すなわち、マンモグラフィにおいては、被検胸部の組成が、機械的厚みと放射線厚みとの関係から(平均的場合では、胸部は50%の腺繊維および50%の脂肪組織を含む)従来のように推定される。 【0019】本発明の範囲および限界から逸脱せずに、開示された実施形態に対して当業者による構造および/または関数および/またはステップについての様々な変更が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598093495 【氏名又は名称】ジーイー・メディカル・システムズ・エス アー
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| 【出願日】 |
平成11年11月29日(1999.11.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064621 【弁理士】 【氏名又は名称】山川 政樹
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| 【公開番号】 |
特開2000−157524(P2000−157524A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月13日(2000.6.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−337338 |
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