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【発明の名称】 胆汁モニタ用プローブ
【発明者】 【氏名】岡 正朗

【要約】 【課題】食道又は胃の中の胆汁の濃度測定において、プローブが生体を傷つけることなく、かつ正確な測定ができるようにすること。

【解決手段】プローブ1のハウジング部は、管2と樹脂8とから構成され、先端部は滑らかな形状とされている。このハウジング部の中に発光素子3と、受光素子4と、これらに接続された導線を有するケーブル5と洗浄用液体供給用の管6が配置されている。ハウジング部の先端近傍には流体通路7(貫通孔)が設けられている。発光素子3の発光面と受光素子4の受光面はこの流体通路7内に露出して対向している。管6の先端部は流体通路7の途中で連通している。プローブ1が被験者の食道又は胃の中に留置されると、発光素子3から照射された光は流体通路を横切って受光素子4に至る。受光素子4は、透過光の強度に応じた電気信号を出力し、この信号は導線を介して外部に導出される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 長軸状であり、先端を滑らかな形状とされ、その先端近傍において長手方向に交差する方向に貫通孔を備えた可撓性のハウジング部と、前記ハウジング部の内部に設けられ、前記貫通孔を照射光が横切るように対向配置された発光素子および受光素子と、前記ハウジング部の内部に設けられ、前記発光素子および受光素子にそれぞれ接続された複数の導線と、を具備する胆汁モニタ用プローブ。
【請求項2】 ハウジング部は、発光素子および受光素子と、これらの導線とを収容し、対向する一対の孔部が先端近傍に設けられた可撓性の第1の管状部材と、前記一対の孔部を結ぶ貫通孔が形成されるようにして前記第1の管状部材の内部の少なくとも先端部分に充填されると共に前記第1の管状部材の先端を略半円球状に覆う可撓性を有する充填材と、から形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の胆汁モニタ用プローブ。
【請求項3】 ハウジング部の内部には貫通孔の途中に設けられた開口部に洗浄用液体を前記ハウジング部の基端側から導く洗浄用液体流路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の胆汁モニタ用プローブ。
【請求項4】 洗浄用液体流路は第2の管状部材から形成され、ハウジング部は、発光素子および受光素子と、これらの導線と、前記第2の管状部材とを収容し、対向する一対の孔部が先端近傍に設けられた可撓性の第1の管状部材と、前記一対の孔部を結ぶ貫通孔が形成されるようにして前記第1の管状部材の内部の少なくとも先端部分に充填されると共に前記第1の管状部材の先端を略半円球状に覆う可撓性を有する充填材と、から形成されたものであることを特徴とする請求項3に記載の胆汁モニタ用プローブ。
【請求項5】 発光素子は複数個であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の胆汁モニタ用プローブ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食道又は胃への胆汁の逆流をモニタするためのプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】食道又は胃への胆汁の逆流をモニタすることは、種々の病気の診断にきわめて有用である。このモニタを行うため、従来は主に2つの方法により胆汁濃度を測定していた。
(i)食道又は胃の中に留置した管から食道内液又は胃液を採取し、これを分析する。
(ii)光ファイバを内部に有するプローブを食道又は胃の中に留置して光学的に測定する。
【0003】連続測定を行う場合には(ii)の方が優れている。本発明は(ii)に関するものである。従来のこの種の測定に用いられるプローブは、ダイジェスティブ ディジーズ アンド サイエンス誌 (Digestive Disease and Sciences) Vol. 38,No.7 (July 1993) p.1297-1300 、ジ アメリカン ジャーナル オブ サージェリー誌 (THE AMRERICAN JOURNAL OF SURGERY)VOLUME 169 JANUARY 1995 p.98-99 に示すように構成されていた。すなわち可撓性を有する管の中には複数本の光ファイバが設けられている。管の先端部には支持部材が設けられ、この支持部材には略半球状の反射部材が取り付けられている。反射部材の底面は光を反射する反射面となっており、光照射用の光ファイバから照射された光はこの反射面で反射されて受光用の光ファイバの先端面で受光されるようになっている。
【0004】光照射用および受光用それぞれの光ファイバの基端側には信号処理装置が接続されている。信号処理装置は、光照射用の光ファイバに、胆汁に対し特に吸光度が大きい波長の光を供給し、受光用の光ファイバから得られる光を電気信号に変換し、この信号に基づいて胆汁濃度を検出する。
【0005】このプローブが被験者の胃の中に留置されているならば、胃の中の液体は光ファイバの先端面と反射面の間に存在する。前記波長は胆汁に対し特に吸光度が大きいので、その受光した光の強度は胆汁濃度に応じて変化し、これに基づいて胃の中の胆汁濃度を連続測定することができる。プローブが食道内に留置されていても同様である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のプローブは、管の先端に設けられた反射部材の周縁部により生体が傷つけられていた。また、異物が反射部材と管との間に残留したときは、測定が不可能になるので一旦体内からプローブを取り出してこれを除かなければならなかった。また、光ファイバによって光を導いていたので、光量の損失が大きく、高濃度の胆汁測定の場合にはノイズが大きくなり測定精度に問題があった。
【0007】本発明はこのような従来の欠点に鑑みなされたもので、その目的は、生体を傷つけることく正確に測定をすることができるようにすることであり、また、測定光路に異物が残留した場合でもプローブを体内から取り出すことなく、容易に異物を取り除くことができるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るプローブは、長軸状であり、先端を滑らかな形状とされ、その先端近傍において長手方向に交差する方向に貫通孔を備えた可撓性のハウジング部と、前記ハウジング部の内部に設けられ、前記貫通孔を照射光が横切るように対向配置された発光素子および受光素子と、前記ハウジング部の内部に設けられ、前記発光素子および受光素子にそれぞれ接続された複数の導線と、を具備する構成となっている。
【0009】このプローブが被験者の胃の中に留置されると、プローブの貫通孔は胃の中の液体で満たされる。発光素子から照射された光はこの貫通孔を横切って受光素子に至る。受光素子は、透過光の強度に応じた電気信号を出力する。この信号は導線を介してプローブから導出される。プローブが食道内に留置された場合でも同様である。
【0010】請求項2に係るプローブは、請求項1に係るプローブにおいて、そのハウジング部は、発光素子および受光素子と、これらの導線とを収容し、対向する一対の孔部が先端近傍に設けられた可撓性の第1の管状部材と、前記一対の孔部を結ぶ貫通孔が形成されるようにして前記第1の管状部材の内部の少なくとも先端部分に充填されると共に前記第1の管状部材の先端を略半円球状に覆う可撓性を有する充填材と、から形成されたものであることを特徴とする。
【0011】このプローブの内部に配置される発光素子、受光素子、導線はすべて充填材により固定されると共に、この充填材により貫通孔が形成される。
【0012】請求項3に係るプローブは、請求項1に係るプローブにおいて、ハウジング部の内部には貫通孔の途中に設けられた開口部に洗浄用液体を前記ハウジング部の基端側から導く洗浄用液体流路が設けられていることを特徴とする。
【0013】ハウジング部の基端側から洗浄用液体流路に洗浄用液体を供給するならば、洗浄用液体は貫通孔の途中で噴出する。これにより貫通孔は洗浄される。
【0014】請求項4に係るプローブは、請求項3に係るプローブにおいて、洗浄用液体流路は第2の管状部材から形成され、ハウジング部は、発光素子および受光素子と、これらの導線と、前記第2の管状部材とを収容し、対向する一対の孔部が先端近傍に設けられた可撓性の第1の管状部材と、前記一対の孔部を結ぶ貫通孔が形成されるようにして前記第1の管状部材の内部の少なくとも先端部分に充填されると共に前記第1の管状部材の先端を略半円球状に覆う可撓性を有する充填材と、から形成されたものであることを特徴とする。
【0015】このプローブの内部に配置される発光素子、受光素子、導線および第1の管状部材はすべて充填材により固定されると共に、この充填材により貫通孔が形成される。
【0016】請求項5に係るプローブは、請求項1乃至4のいずれかに記載のプローブにおいて、発光素子が複数個であることを特徴とする。
【0017】このプローブでは、複数波長の光が貫通孔内の測定対象に照射され、それらの透過光の強度に応じた電気信号が導出される。
【0018】
【発明の実施の形態】本実施の形態のプローブを図1および図2に示す。図1は本プローブの先端部の外観を示し、図2はその縦断面を示す。これらの図を参照して、本プローブ1の構成を説明する。
【0019】可撓性を有する管2の先端近傍には1対の孔部2a、2bが対向して設けられている。この管2は外径4mm 、材質はPVCである。管2の内部であって、孔部2a、2bの近傍には、発光素子3と受光素子4が対向配置されている。発光素子3は波長470nm (青色)の光を発生するLEDであり、管2の先端側に設けられている。受光素子4はフォトダイオードである。発光素子3の発光面と、受光素子4の受光面との間は約1mm となっている。
【0020】管2の内部には更に、ケーブル5が設けられており、ケーブル5は4本の導線を備え、そのうち2本づつが発光素子3と受光素子4にそれぞれ接続されている。管2の内部には更に、先端部を樹脂9(図2参照)で閉塞された可撓性の管6が設けられている。この管6の外径は約1.2mm 、材質はポリエチレンである。
【0021】管2の先端内部は、孔部2a、2bを両端とする流体通路7が形成されるようにしてエポキシレジンの樹脂8によって充填されている。流体通路7の直径は約3.4mm である。発光素子3および受光素子4は、樹脂8により管2に固定されており、ケーブル5および管6もその先端部分は樹脂8により管2に固定されている。発光素子3の発光面、受光素子4の受光面はそれぞれ流体通路7内に現われ、相互に対向している。管2の先端は更に樹脂8によって略半円球状に形成されている。管2と樹脂8によりハウジング部が構成される。
【0022】図2に示すように、管6には孔部6aが設けられており、流体通路7はその中ほどでこの孔部6aを介して管6の内部と連通している。孔部6aの直径は0.7mm である。管2の基端側は、ケーブル5および管6が導出されている。
【0023】このプローブ1を使用して胃の中の胆汁の濃度をモニタするシステムは、図3に示すような構成となる。本システムは、プローブ1、信号処理装置10および洗浄用液体供給装置20から構成される。
【0024】信号処理装置10は、ケーブル5の導線を介してプローブ1の発光素子3に電力を供給して駆動する光源駆動部11、ケーブル5の導線を介して受光素子4から与えられる信号を増幅する増幅部12、増幅部12の出力から胆汁の濃度を求める変換処理部13、この変換処理部13の出力を表示する表示部14、同じくその出力を記録する記録部15とから構成されている。
【0025】洗浄用液体供給装置20は操作者の操作によりプローブ1の管6に洗浄用液体を供給する装置である。ここで洗浄用液体は水である。
【0026】次にプローブ1の作用を、システムの動作と共に説明する。まず操作者は、プローブ1を被験者の胃の中に入れて留置する。このときプローブ1の先端部は滑らかな形状であり、先端近傍に長手方向に直交する方向に流体通路7の貫通孔が設けられているだけの形状であるので、体内の移動の際に体内を傷つけることはない。
【0027】次に操作者は信号処理装置10の動作を開始させる。このとき、プローブ1の流体通路7は胃の中の液体で満たされている。発光素子3から照射された光は流体通路7内の液体を透過して受光素子4に至る。この光の波長は、470nm であるから、ビリルビンに対し吸光度が大きい波長である。胆汁色素の主成分はビリルビンである。したがって、その透過光の強度は胆汁の濃度に応じて変化する。
【0028】受光素子4は、受光した光の強度に応じた電気信号を出力する。この信号はケーブル5の導線を介して増幅部12に至り、ここで増幅され、変換処理部13に至る。変換処理部13では、与えられた信号から吸光度を求め、予め記憶している「吸光度−胆汁濃度対照テーブル」を参照して胆汁濃度を求め、これを表示部14と記録部15とに出力する。表示部14はこれを表示し、記録部15はこれを記録する。
【0029】この測定中、プローブ1の流体通路7に異物が入ると、検出される光が極端に弱くなるので、表示部14はこれに応じた表示を行う。操作者はこの表示を見て洗浄用液体供給装置20を操作し、管6に洗浄用液体を送り込む。この洗浄用液体は管6の孔部6aを経て流体通路7に噴出する。これにより流体通路7内の異物は流体通路7の外へ排出されるので、プローブ1を被験者の体内から取り出すことなく、測定を続行することができる。なお、上記のような異常が生じたときにその異常を検出し、これを音と光で操作者に報知する手段を設けても良い。また、この洗浄は異常発生時に装置が自動的に行うようにしても良い。この場合、洗浄用液体供給装置20は、検出光の強度に基づいて異常事態を検出する手段と、この検出に応じて洗浄用液体の供給を行う手段とを備えるものとなる。
【0030】測定終了後、プローブ1を被験者の体内から取り出す際にも、本プローブ1は上記のように滑らかな形状であるので、被験者の体内を傷つけることはない。以上はプローブ1を胃の中に留置した場合の説明であるが、プローブ1を食道内に留置した場合も同様である。
【0031】次に第2の実施の形態を説明する。図4に示すように、この実施の形態のプローブ30は、2つの発光素子31a,31bとこれらの照射光を受光する1つの受光素子32を備え、これら発光素子31a,31bに接続される4本の導線と受光素子32に接続される2本の導線を有するケーブル33を備えている。発光素子31aは波長470nm (青色)の光を発生するLED であり、発光素子31bは波長565nm (緑色)の光を発生するLED である。他の構成、すなわち、発光素子と受光素子とは管の中に樹脂で固定され、この樹脂によって発光素子と受光素子との間に流体通路が形成されていること、この流体通路に洗浄用液体を導くための管を設けること、は第1の実施の形態と同様であり、同じ要素には同じ番号を付している。
【0032】このプローブ30を用いて胆汁濃度をモニタするシステムは、図5に示すような構成となる。すなわち、このシステムはプローブ30の中の管6に洗浄用液体を供給する洗浄用液体供給装置20と、プローブ30の中の発光素子31a,31bに電力を供給すると共に、受光素子32の出力信号を処理する信号処理装置40とを備えている。
【0033】信号処理装置40は、ケーブル33の導線を介してプローブ30の2つの発光素子31a,31bに電力を供給して駆動する光源駆動部41と、ケーブル33の導線を介して受光素子32から与えられる信号を増幅すると共に光源駆動部41の駆動のタイミングに応じて2つの波長の信号にそれぞれ分けるアナログ信号処理部42と、アナログ信号処理部42の出力から胆汁の濃度を求める変換処理部43と、この変換処理部43の出力を表示する表示部44と、同じくその出力を記録する記録部45とから構成されている。
【0034】次にプローブ30の作用を、このシステムの動作と共に説明する。まず操作者は、プローブ30を被験者の胃の中に入れて留置する。第1の実施の形態におけるプローブ1と同様に、このプローブ30も滑らかな形状であるので、このプローブ30を体内に挿入、配置する際の移動時に体内を傷つけることがない。
【0035】次に操作者は、信号処理装置40の動作を開始させる。このとき、プローブ30の流体通路7は胃の中の液体で満たされている。光源駆動部41は発光素子31a,31bを交互に駆動して点滅させる。発光素子31a,31bから照射された光は流体通路7内の液体を透過して受光素子32に至る。発光素子31aから照射された光の波長は470nm であり、ビリルビンに対し吸光度が大きい波長である。発光素子31bから照射された光の波長は565nm であり、ビリベルジンに対し吸光度が大きい波長である。したがって、それぞれの透過光の強度はビリルビン、ビリベルジンの濃度に応じて変化する。
【0036】受光素子32は、受光した光の強度に応じた電気信号を出力する。この信号はケーブル33の導線を介してアナログ信号処理部42で増幅されると共に2つの波長470nm 、565nm の信号にそれぞれ分けられ、変換処理部43に至る。変換処理部43では、2つの波長470nm 、565nm の信号値からそれぞれの波長の光の吸光度を求め、これらの差を取り、予め記憶している「2つの波長の吸光度の差−胆汁濃度対照テーブル」を参照して胆汁濃度を求める。ここで、2つの波長の吸光度の差を取るのは次の理由による。
【0037】胆汁色素の主成分はビリルビンであるが、酸化生成物であるビリベルジンも少量ではあるが一定の割合で含まれている。したがって2つの波長470nm 、565nmの吸光度はいずれも胆汁濃度を反映し、これら吸光度の差も胆汁濃度を反映している。ここで2つの波長の吸光度には、それぞれ胃液など胆汁以外のものによる成分も含まれている。しかしこれらの吸光度の差は、胃液などの成分が除去されたものとなり、精度良く胆汁濃度に対応する。
【0038】変換処理部43で求められた胆汁濃度は、表示部44により表示され、記録部45により記録される。
【0039】この測定中、流体通路7内に異物が入ったとき、操作者はプローブ30を胃の中に留置した状態で洗浄用液体供給装置20を操作し、流体通路7内を洗浄することができる。これは第1の実施の形態と同じである。またプローブ30を食道内に留置した場合も同様である。
【0040】以上2つの実施の形態において、変換処理部13および変換処理部43では、予め記憶した対照テーブルを用いて胆汁濃度を求めるようにした。しかし、これらの手段を、例えばランバート・ベールの法則に基づいた式など、所定の式を使って、与えられた信号を、計算によって胆汁濃度に変換する手段としても良い。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、プローブの先端部を滑らかな形状としたので、このプローブが体内を移動する際に体内を傷つけることがない。また、プローブに発光素子、受光素子を設け、これらが対向した間に測定対象が直接存在するようにしたので、光量の損失が少なくなる。このため、高濃度の胆汁測定の場合であってもノイズが小さくなり、精度良く測定することができる。
【0042】また本発明によれば、洗浄用液体を測定通路に噴出させることができるようにしたので、測定通路に異物が入っても外部からの操作で除去することができ、連続して胆汁濃度をモニタすることが容易となる。
【出願人】 【識別番号】598159791
【氏名又は名称】岡 正朗
【出願日】 平成10年11月19日(1998.11.19)
【代理人】 【識別番号】100074147
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 崇
【公開番号】 特開2000−152915(P2000−152915A)
【公開日】 平成12年6月6日(2000.6.6)
【出願番号】 特願平10−328982