| 【発明の名称】 |
臓器活動の視覚的表示のためのシステム及び方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】ガイステルト ヴォルフガング
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| 【要約】 |
【課題】臓器の正確かつ信頼度の高い視覚的表示を可能にする。
【解決手段】臓器の活動を表示するためのシステムは、第1の信号を発生させるための画像形成超音波装置2と、第1の信号から臓器10または臓器の一部の画像表現を得るための再構成ユニット7と、臓器10の活動を表す第2の信号、特に電気信号を空間的に解析して測定するための測定装置3と、第2の信号によって活動が表される臓器10の部位を第2の信号に対して位置情報として関連付ける関連付けユニット6と、画像表現、第2の信号、及び関連付けされた位置情報から臓器または臓器の一部の画像を形成し、該画像は互いに空間的に関連付けられた画像表現と臓器の活動とを含む視覚表示ユニット8とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 臓器、特に心臓の活動を視覚的に表示するためのシステムであって、第1の信号を発生させるための画像形成超音波装置(2)と、前記第1の信号から臓器(10)または臓器の一部の画像表現を得るための再構成ユニット(7)と、臓器(10)の活動を表す第2の信号、特に電気信号を空間的に解析して測定するための測定装置(3)と、前記第2の信号に対して第2の信号によって活動が表される臓器(10)の部位を位置情報として関連付ける関連付けユニット(6)と、前記画像表現、前記第2の信号、及び前記関連付けされた位置情報から前記臓器(10)または臓器の一部の画像を形成する視覚表示ユニット(8)であって前記画像は互いに空間的に関連付けられた前記画像表現と前記臓器(10)の活動とを含む前記視覚表示ユニット(8)と、を備えるシステム。 【請求項2】 前記臓器(10)または臓器(10)の一部の3次元的画像表現が可能であるように前記超音波装置(2)と前記再構成ユニット(7)とが構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。 【請求項3】 前記第2の信号を測定するための前記測定装置(3)は、前記臓器(10)の活動を局所的に測定するための少なくとも1個の電極(41a、41c)を有することを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。 【請求項4】前記測定装置(3)は、少なくとも1個の接触電極(41a、41c)または、前記臓器(10)の電気的活動を非接触的に測定するための電極(41a、41c)を有するカテーテル(4)を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシステム。 【請求項5】前記カテーテル(4)は超音波信号を受信または発信するための少なくとも1個の超音波トランスデューサ(44)を備えることを特徴とする請求項4に記載のシステム。 【請求項6】前記カテーテル(4)は2次元的または3次元的に配置された複数の電極(41a、41c)を備えることを特徴とする請求項4または5に記載のシステム。 【請求項7】 前記カテーテル(4)に対して動かすことが可能であるように配置される超音波トランスデューサ(44)を備えることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のシステム。 【請求項8】 前記超音波装置(2)または前記関連付けユニット(6)は前記関連付けされた位置情報が前記超音波トランスデューサ(44)からの信号の補助によって自動的に第2の信号に関連付けられるように構成されることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のシステム。 【請求項9】 前記少なくとも1個の超音波トランスデューサ(44)は前記電気的活動の局所的測定のための電極(41)としても機能することを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載のシステム。 【請求項10】前記画像中に前記カテーテル(4)の空間的位置が含まれることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載のシステム。 【請求項11】前記少なくとも1個の電極(41a、41c)は更に組織の切除を行うための高周波エネルギー源として構成されることを特徴とする請求項4乃至10のいずれか1項に記載のシステム。 【請求項12】前記第2の信号は心電図(ECG)データを含むことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシステム。 【請求項13】臓器、特に心臓の活動を視覚的に表示するための方法であって、超音波測定によって臓器(10)または臓器(10)の一部の画像表現、好ましくは3次元的画像表現を得ることと、臓器(10)の活動を表す第2の信号、特に電気信号を前記画像表現と組み合わせて臓器(10)または臓器(10)の一部の画像を形成し、該画像は互いに空間的に関連付けられた前記画像表現と前記臓器(10)の活動とを含むこととを含む方法。 【請求項14】特定時刻における第2の信号が前記画像表現と新たに組み合わされることにより前記画像は連続的にまたは一定の時間間隔をおいて更新されることを特徴とする請求項13に記載の方法。 【請求項15】前記画像表現またはその一部が更新されることにより前記画像は連続的にまたは一定の時間間隔をおいて更新されることを特徴とする請求項13または14に記載の方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、臓器の活動の視覚的表示のためのシステム及び方法に関する。本発明は特に心臓の活動の視覚的表示のためのシステム及び方法に関する。 【0002】 【従来の技術】今日心臓の不整脈の診断及び治療において、カテーテルがしばしば使用される。カテーテルは心臓内に導入され、電気生理学的な信号の測定や不整脈の原因となる心組織の切除を行う。カテーテルを使用して心臓の異なる部位における電気的な活動を電極によって局所的に測定する方法が公知である。カテーテルは更に、電磁場などによって心臓内におけるカテーテルの位置の検出を可能にする特殊なセンサを有するように構成される場合もある。このようにして測定されたデータを利用して心臓の電気的活動は3次元的に表現され、医師による分析などが行われる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような装置においては、空間的情報がカテーテルが一旦置かれた位置においてのみしか得られないため、比較的不正確で不完全な情報しか得られなかった。更に、局所的な位置関係が心拍によって変化したりすることなどにより、カテーテルの特定の位置の再現には困難が伴う。また、心臓内の重要な位置において信号が全く記録されない場合もあり、これにより空間的に表現される心電図において深刻な誤差が生じる。 【0004】したがって本発明の目的は、臓器、特に心臓の活動の視覚的表示のためのシステム及び方法を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明に基づく臓器の活動を視覚的に表示するためのシステムは、第1の信号を発生させるための画像形成超音波装置と、第1の信号から臓器または臓器の一部の画像表現を得るための再構成ユニットと、臓器の活動を表す第2の信号、特に電気信号を空間的に解析して測定するための測定装置と、第2の信号に対して該第2の信号によって活動が表される臓器の部位を位置情報として関連付ける関連付けユニットと、画像表現、第2の信号、及び関連付けされた位置情報から臓器または臓器の一部の画像を形成し、該画像は互いに空間的に関連付けられた画像表現と臓器の活動とを含む視覚表示ユニットとを備える。 【0006】また、本発明に基づく臓器、特に心臓の活動を視覚的に表示するための方法は、超音波測定によって臓器または臓器の一部の画像表現、好ましくは3次元的画像表現を得ることと、臓器の活動を表す第2の信号、特に電気信号を画像表現と組み合わせて臓器または臓器の一部の画像を形成し、該画像は互いに空間的に関連付けられた画像表現と臓器の活動とを含む。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明をその方法と装置について、図1〜図2に基づき以下に詳細に説明する。図1には本発明に基づくシステムの一実施例の基本的な構成要素が概略的に示されており、全体は参照符号1として示されている。臓器10の活動を視覚的に表示するための本発明に基づくシステム1は、第1の信号を発生するための画像形成超音波装置2、第1の信号から臓器10または臓器の一部の画像表現を形成する再構成ユニット7、臓器10の活動を示す第2の信号を空間的に解析し、測定するための測定装置3、第2の信号によってその活動が表される臓器10の各部分と第2の信号とを位置情報として関連付けるための関連付けユニット6を備える。システム1は更に、画像表現、第2の信号、及び関連付けされた位置情報から臓器10または臓器10の一部の画像を形成するための視覚表示ユニット8を備える。形成される画像は、互いに空間的に関連付けられた画像表現と臓器10の活動とを含む。 【0008】以下、実際的な重要な例として、活動が視覚的に表示される臓器が心臓である場合を例にとって説明する。ここで臓器の活動を表す第2の信号は、カテーテル4を用いて心臓内にて測定される心臓10の電気活動信号(ECG信号)である。 【0009】画像形成超音波装置2は、超音波信号を発信し、画像化される身体の部分から反射されるエコー信号を受信するための測定ヘッド22を備える。測定ヘッド22は超音波モジュール21により制御される。測定ヘッド22は受信したエコー信号を超音波モジュール21に送信する。超音波モジュール21によりエコー信号に増幅、または濾過といったプロセシングが行われ、信号は第1の信号として再構成ユニット7に伝送される。再構成ユニット7は、公知の2次元または3次元画像形成の手順により、第1の信号を臓器10の画像表現を可能にするフォーマットに変換する。 【0010】超音波装置2及び再構成ユニット7は臓器10または臓器10の一部の3次元的(3D)な画像表現が可能であるように構成されることが好ましい。ここで云う「3次元的」な表現とは、画像表現が実際に3次元的であるか、許容可能な程度に平面的であるが空間的、立体視的な表現方法または投射法によって3次元的な印象を与えることを意味する。 【0011】欧州特許出願第97811021.1号には、非常に短時間、すなわちほぼリアルタイムにて心臓の3次元的画像表現を可能にする特徴を有する超音波装置が開示されている。超音波による心臓のこうした3次元的な画像形成は経食道的に行われることが好ましい。常に最新の3次元画像によって心臓のほぼ連続的な画像が形成されることにより、こうした形式の超音波システムは本発明に基づくシステムまたは方法において特に好適であり、また心臓内における器具の案内及び位置の特定を行ううえでも好適である。このような高速画像形成3D超音波装置の実施形態の詳細な説明については欧州特許出願第97811021.1号を参照されたい。 【0012】本発明に基づくシステムまたは方法において、上述の超音波装置に加え、他の公知の画像形成超音波装置の使用も可能であることは自明である。ここで、超音波装置は必ずしも3次元画像形成用のものである必要はなく、本発明に基づくシステムまたは装置において2次元的な超音波画像用の超音波装置を使用することも可能である。 【0013】関連付けユニット6は超音波装置2に組み込むことも可能である。更に、再構成ユニット7、超音波モジュール21、視覚表示ユニット8、または関連付けユニット6を、超音波装置2の一部を構成するユニットとして構成することも可能である。 【0014】ここでは心臓10の電気活動信号である、第2の信号の測定のための測定装置3は、本実施例においては、活動信号の局所的な測定のために心臓内に導入されるカテーテル4、カテーテルからの信号を受信する制御測定ユニット5を含む。カテーテル4は心臓内において公知の手段により案内される。理解を容易にするため、図2にカテーテル4の可能な実施形態を概略断面図にて示した。この構成は心臓10の電気活動信号を局所的に測定するための少なくとも1個の電極41a、41cを備える。図2では一例として、活動信号を測定するための3個の電極41a、41cが示されており、2個の環状電極41aがカテーテル4のジャケットの表面に配置され、1個の電極41cがカテーテル4の末端部に配置されている。電極41a、41cは活動信号を測定するため、接触電極または非接触電極として構成することが可能である。電極41a、41cは、電極によって測定された活動信号を制御測定ユニット5に送信するため、接続線42a、42cを介して制御測定ユニット5に接続される。活動信号は電極41a、41cにより単極または双極式に測定される。 【0015】カテーテル4は更に、超音波信号の受信または発信のための少なくとも1個の超音波トランスデューサ44を備え、これにより心臓10内におけるカテーテル4の位置、すなわち電極41a、41cの位置を超音波によって容易かつ確実に特定することが可能である。この位置の特定に関し以下に更に詳細に説明する。各超音波トランスデューサ44は2個の電極41a、41bの間に配置される圧電材料にて形成されたトランスデューサ層43を有する。図2に示された実施例においては各超音波トランスデューサ44は環状に形成され、カテーテル4の外周を取り巻くように配置される。図2において、電極41a、41bの厚さは誇張されているが通常、電極41a、41bはトランスデューサ層43の表面に施される導電性コーティングである。トランスデューサ層43によって発生せられる電気信号は電極41a、41bによってピックアップされ、接続線42a、42bを介して制御測定ユニット5に供給される。これに対し、制御測定ユニット5から接続線42a、42b及び電極41a、42bを介してトランスデューサ層43に伝送される電気的なインパルスによってトランスデューサ層43を励起して超音波信号を発生させることも可能である。 【0016】上記の記載において既に述べたように、電極41aは2重の機能を有する。すなわち、電極41aは心臓10の活動信号の局所的な測定を行う一方で、超音波トランスデューサ44の一部を形成する。超音波トランスデューサ44が電気的活動の局所的な測定を行ううえでも機能することにより小型かつ経済的なカテーテル4を構成することが可能なため有利である。 【0017】超音波トランスデューサ44を環状に形成する代りにプレート状に形成することも可能であり、この場合、超音波トランスデューサ44はカテーテル4を全周にわたって取り巻くことはない。更に、カテーテル4がプレート状超音波トランスデューサ44及び環状トランスデューサ44の両方を備えることも可能である。超音波トランスデューサ44は他の形状を有するように構成したり、カテーテルの内部に配置することも可能である。 【0018】活動を測定するための超音波トランスデューサ44と電極41aとを互いに構造的に分離することも可能であることは自明である。できるだけ効率的かつ迅速な局所的活動信号の測定を行ううえで、図2に示されるようにカテーテル4が複数の電極41a、41cを含むことにより、心臓の異なる領域からの複数の活動信号を同時に測定することが可能であるため有利である。電極41a、41cは直線に沿って1次元的に配置することも可能であるが、表面上において2次元的に配置することも可能であり、末端部領域が空間的に広がっているカテーテルの場合におけるように3次元的に配置することも可能である。超音波トランスデューサ44の電極41aとして機能するトランスデューサ層43の導電性コーティングを互いに電気絶縁された複数の部分に分割し、活動信号の測定のための複数の電極を形成することも可能である。 【0019】複数の電極41a、41cを有する場合、カテーテルの空間的位置、ひいては個々の電極41a、41cの位置をより容易かつ確実に決定するうえで、複数の超音波トランスデューサ44を更に備えることが特に有利である。また、超音波トランスデューサ44をカテーテル4に対して動くことが可能であるように配置することも可能である。これにより超音波トランスデューサ44をカテーテル4に対して動かし、各電極の空間的位置を決定することが可能である。 【0020】システムを使用する際にはまず、超音波装置2の測定ヘッド22が、この場合心臓10である画像化されるべき身体の部分の付近に配置される。この際、測定ヘッド22は食道内に導入されることが好ましいが、これは食道から特に良好な心臓の画像が得られることによる。測定ヘッド22により受信された超音波エコー信号を利用して、超音波モジュール21及び再構成ユニット7により、好ましくは3次元の心臓の画像表現が得られる。先に引用した欧州特許出願第97811021.1号に開示されるような画像形成超音波装置2を使用した場合、こうした画像化はほぼリアルタイムにて行われるため、心臓の最新の視覚表示が可能である。 【0021】カテーテル4は公知の方法を用いて心臓10内に導入される。カテーテル4が電気的活動信号の測定のための電極41a、41cを何個有するかに応じて、例として非接触式に局所的な電気的活動を連続測定するためにカテーテル4を心臓10内の別の位置に案内するか、あるいは、局所的な電気的活動を心臓10の異なる部位において同時に測定する。この後、測定信号は接続ライン42a、42cを介して制御測定ユニット5に送信される。 【0022】心臓10のリアルタイムの3次元画像表現により、補助的な手段を用いることなく、心臓10内のカテーテル4の現在位置を3D表現にて確認することが可能である。したがって、例として操作者は操作の際、手動にて活動信号を位置情報に関連付けることが可能である。位置情報は、測定される活動信号によって表される心臓10の特定部位の位置を示し、カテーテル4の現在位置は関連付けユニット6に入力される。 【0023】しかし、心臓10内におけるカテーテル4の位置の特定は好ましくは超音波にて行われる。この場合、カテーテル4は上述したように少なくとも1個の超音波トランスデューサ44を備える。以下の記述において理解を助けるため、カテーテル4は超音波トランスデューサ44を1個だけ備えるものと仮定する。以下の説明はカテーテル4が複数の超音波トランスデューサ44を備える場合にも敷衍され得ることは自明である。 【0024】超音波トランスデューサ44において受動作動または能動作動のいずれかを指定することが可能である。ここで「受動」とは超音波トランスデューサ44が超音波信号の受信にのみ使用されることを意味し、「能動」とは超音波トランスデューサ自体が超音波信号を発信可能であることを意味する。 【0025】3次元画像を形成する際、超音波装置2の測定ヘッド22は超音波信号を発信する。超音波信号は他の物体と共にカテーテルの超音波トランスデューサ44に対しても入射する。超音波トランスデューサ44の受動作動においては、トランスデューサに超音波が入射すると、トランスデューサはこれに応じた情報を関連付けユニット6あるいは超音波モジュール21に向けて発信する。測定ヘッド22から超音波またはパルスが発信される時刻及び方向は既知であるため、超音波の伝播する速さ、超音波エコー信号が測定ヘッド22によって受信される時刻、カテーテル4の超音波トランスデューサ44に超音波が到達する時刻は超音波トランスデューサ44の位置、ひいては電極41a、41cの空間的位置に関連付けることが可能である。このようにして、信号によりその活動が表される心臓10の部位の位置情報を活動信号に対して関連付けることが可能である。 【0026】超音波トランスデューサ44が能動作動される場合、トランスデューサは測定ヘッド22からの超音波パルスを電気信号に変換し、この電気信号をトランスポンダに送信する。このトランスポンダは例として制御測定ユニット5に組み込むか、または別の構成要素として設置することが可能である。ここでトランスポンダより信号が発信され超音波トランスデューサ44に送られると超音波トランスデューサ44から超音波信号が発信される。この超音波信号は測定ヘッド22によって受信され、更に超音波モジュール21に送信される。超音波トランスデューサ44により発信される超音波信号は、画像化されるべき身体部分からのエコー信号と容易に区別され得るよう、変調、特定の長さや強度といった特性を有することが好ましい。このようにして超音波装置2により超音波トランスデューサ44の位置、すなわち電極41a、41cの空間的位置が決定される。またこれにより個々の活動信号と固有の位置情報とが関連付けられる。 【0027】したがって超音波トランスデューサ44により受動作動、能動作動の両方において心臓10内のカテーテル4の位置は自動的に決定され得る。これは、関連付けユニット6が超音波装置2に対して適当に配置されている場合、関連付けユニット6によって第2の信号のそれぞれ、すなわち特定部位における活動信号のそれぞれに対し、超音波トランスデューサ44からの信号の補助により、その活動信号が心臓10のどの部位に対応するかを特定する位置情報が自動的に関連付けられ得ることによる。 【0028】複数の電極41a、41cが用いられている場合、心臓10内におけるカテーテル4の空間的位置及び向きを検出するため、カテーテル4の表面または内部に複数のトランスデューサ44が配置されることが特に有利である。これにより極めて容易かつ確実に心臓10の形態と電気的活動信号とが自動的に関連付けられる。 【0029】関連付けユニット6により各活動信号に対して位置情報が関連付けられた後、活動信号は位置情報と共に視覚表示ユニット8に送信される。視覚表示ユニット8は幾何学的な形状から心臓10の画像を形成する。この形状は画像表現のための再構成ユニット7により与えられるデータ及び位置情報が関連付けられた活動信号によって与えられ、画像は画像表現と活動信号とが互いに空間的に関連付けられることにより形成される。このことは心臓の電気的活動が3次元的な画像表現に重ね合わせられることを意味する。好ましい別例においては心臓10内のカテーテル4の空間的位置は画像内に含まれる。 【0030】画像は様々な異なる方法によって表現される。例として、ECGの時間的な伝播は関連付けられた位置において数字や記号にて表現することが可能である。空間的、時間的に解析されたECGを、フォルスカラーを用いてデフィニットカラーが予め設定可能な初期の時刻に対する時間の遅れのそれぞれに対して指定されるようにして表すことも可能である。更に、活動の伝播を、移動する波面として表すことも可能である。 【0031】モニター、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)や陰極線管などの様々な視覚表示手段を用い、3D眼鏡を適宜組み合わせて使用することにより3次元的に好ましく表現された画像及び活動信号を得ることが可能である。 【0032】連続的または一定の時間間隔をおいた非連続的な画像の更新については多くの別例が可能である。例として好ましい3次元画像表現を1回だけ形成し、対応する第2の信号をこの画像表現に繰返し組み合わせるか新たに画像表現を形成することも可能である。画像表現は必要に応じてその都度、あるいは設定可能な一定の時間間隔をおいて更新することも可能である。更に、先に引用した欧州特許出願第97811021.1号に開示されるような高速超音波システム2を使用することにより、好ましい3次元画像表現をほぼリアルタイムにて連続的に更新することも可能である。更に、画像表現の一部のみを連続的、あるいは一定の時間間隔をおいて不連続的に更新することも可能である。例としてカテーテルが一時的に置かれている部位などの、対象となる心臓の領域が示されるように画像表現の一部を更新することが可能である。 【0033】本発明に基づくシステムは経食道的心臓画像化及びECG測定のために好適に構成されているが、他の実施形態も可能である。例として画像表現のための超音波信号の測定は、体内に測定ヘッド22を導入することなく、体外にて行うことも可能である。更に、例えば表面ECGのように、体外から第2の信号(活動信号)を測定することが可能であるように測定装置3を構成することも可能である。この場合、例として、測定装置3は心臓または臓器10の電気的活動を局所的に測定するための少なくとも1個の電極を備え、この電極を体表において使用する。 【0034】心臓10の電気生理学的な検査に加え、本発明に基づくシステムまたは方法は組織の切除に有利に用いることが可能である。組織を変性させるために高周波のエネルギーがしばしば利用される。本発明に基づくシステムの上述の実施例において、カテーテル4の電極41a、41cの少なくともいずれか一方を組織を切除するための高周波エネルギー源として構成することも可能である。したがって診断に加え、心臓の不整脈などの治療を行うことも可能である。こうした実施形態においては高周波用の制御、供給装置が配置されなければならないことは自明である。特に組織の切除においては、カテーテルを含む心臓の3次元画像化をほぼリアルタイムにて提供することが可能な高速超音波装置が有利である。これは、心臓10内におけるカテーテル4の位置の特定、案内、及び必要に応じ病変の発生の観察を確実かつ容易に行うことが可能であることによる。 【0035】本発明に基づくシステムまたは装置は心臓の検査や治療にその用途が限定されるものではなく、他の臓器または他の第2の信号に対しても用いることが可能である。これにより例として、圧力、温度、化学的パラメータなどの臓器の機能に関連する他のパラメータを求めることが可能である。 【0036】 【発明の効果】本発明に基づくシステム及び方法によれば、臓器の活動の正確かつ信頼度の高い視覚的表示が可能となり、臓器の活動の空間的及び時間的な変化が視覚的に理解しやすい形で表示される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597111017 【氏名又は名称】ズルツァー・オシィプカ・ゲーエムベーハー 【氏名又は名称原語表記】Sulzer Osypka GmbH
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| 【出願日】 |
平成11年2月16日(1999.2.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068755 【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣
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特開2000−242(P2000−242A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月7日(2000.1.7) |
| 【出願番号】 |
特願平11−36916 |
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