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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】平野 章浩

【氏名】周防 和馬

【氏名】近藤 也寸志

【氏名】宮原 敏文

【氏名】谷口 善宏

【要約】 【課題】集塵室内への集塵袋の着脱を容易にした電気掃除機を提供することを目的としている。

【解決手段】本体下51に形成した集塵室52の開口部を覆う集塵室蓋61を閉成したときに口芯74と吸気口65とを密着状態にするよう附勢し、集塵室蓋61を開口したときには附勢を解除するように構成することにより、集塵袋73の着脱の際には、口芯74と吸気口65との密着状態への附勢を解除してあるため、口芯74への接触抵抗が軽減され、集塵袋73の着脱が容易になるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 モ−タ−を配設したモ−タ−室と、口芯を有し吸い込んだ塵埃を集積する集塵袋と、前記集塵袋を着脱自在に収納する集塵室と、前記集塵室の前部壁に設けられた吸気口と、前記集塵室を開閉自在に覆う集塵室蓋とで構成され、集塵室蓋を閉成したときに前記口芯と吸気口とを密着状態にするよう附勢し、集塵室蓋を開口したときには附勢を解除することを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】 モーターを有するモーター室と、口芯を有し吸込んだ塵埃を集積する集塵袋と、前記集塵袋を着脱自在に収納する集塵室と、前記集塵室の前部壁に設けられた吸気口と前記集塵室を開閉自在に覆う集塵室蓋とで構成され前記集塵室下面に傾斜部を形成した位置決めリブと前記前部壁との間で前記口芯下部を保持して前記集塵室下面に対して一定の傾斜角に前記口芯を保持し、閉動作時に前記口芯の上端部に当接して口芯上部を吸気口側へ移動させる傾斜部を有すると共に閉時に口芯部の後面と上面を吸気口側へ附勢して保持するリブを前記集塵室蓋に形成したことを特徴とする電気掃除機。
【請求項3】 モーターを有するモーター室と、口芯を有し吸込んだ塵埃を集積する集塵袋と、前記集塵袋を着脱自在に収納する集塵室と、前記集塵室の前部壁に設けられた吸気口と前記集塵室を開閉自在に覆う集塵室蓋とで構成され前記集塵室下面に傾斜部を形成した位置決めリブと前記前部壁との間で前記口芯下部を保持して前記集塵室下面に対して一定の傾斜角に前記口芯を保持し、閉動作時に前記口芯の上端部に当接して口芯上部を吸気口側へ移動させる傾斜部を有すると共に閉時に口芯部の後面と上面を吸気口側へ附勢して保持するリブを前記集塵室蓋に形成し、前記前部壁の上方に回動自在に軸支され、ばねにて附勢し口芯の上部を引掛けて保持する爪部を有する支持体を配設したことを特徴とする電気掃除機。
【請求項4】 モーターを有するモーター室と、口芯を有し吸込んだ塵埃を集積する集塵袋と、前記集塵袋を着脱自在に収納する集塵室と、前記集塵室の前部壁に設けられた吸気口と前記集塵室を開閉自在に覆う集塵室蓋とで構成され前記集塵室下面に傾斜部を形成した位置決めリブと前記前部壁との間で前記口芯下部を保持して前記集塵室下面に対して一定の傾斜角に前記口芯を保持し、閉動作時に前記口芯の上端部に当接して口芯上部を吸気口側へ移動させる傾斜部を有すると共に閉時に口芯部の後面と上面を吸気口側へ附勢して保持するリブを前記集塵室蓋に形成し、前記口芯の上部後方を支持する支持リブを口芯の両側近傍に配設したことを特徴とする電気掃除機。
【請求項5】 支持リブの下側を上側よりも後方に形成したことを特徴とする請求項4記載の電気掃除機。
【請求項6】 前部壁及び吸気口の上部を下部よりも外方へ傾斜させて形成したことを特徴とする請求項1〜5記載の電気掃除機。
【請求項7】 吸気口を形成した集塵室の壁の集塵室側上方に回動軸を中心として回動自在に構成された支持体を配設し、前記支持体は吸気口を構成した集塵室の前部壁よりも集塵室側に突出し、ばねなどの弾性体によって口芯に当接するように附勢された口芯当て部を構成し、前記口芯当て部は支持リブ上端よりも下方で口芯に当接する位置に配設したことを特徴とする請求項4〜6記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集塵袋に口芯を有した電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機は、実開昭61−197936号公報などに示されているように口芯の上下をそれぞれ回動自在に構成した支持体の爪部と本体下に形成した位置決めリブとに引っ掛けて保持する構成が一般的であった。
【0003】以下、図12に従って説明する。
【0004】1は前方に集塵室2を形成し、後方に塵埃吸引用のモ−タ−(図示せず)を配設した電気掃除機本体(以下、本体という)であり、3は前記集塵室2の前部壁4に形成した吸気口5と連通し、ホ−スの接続パイプ(図示せず)を挿入する吸気孔6を形成するとともに前記吸気口5と吸気孔6をエア−タイトする逆止弁7を保持するフロントカバ−である。8は前記集塵室2内に着脱自在に配設され、吸い込んだ塵埃を集積する口芯9を有した集塵袋であり、前記口芯9は本体1の集塵室2前部下面に設けられた位置決めリブ10と同じく集塵室2前部の吸気口5上方に配置され、ばね11によって集塵室2側に附勢され、回動軸12を中心として回動自在とし、前記口芯9の上部を引っ掛けて保持する爪部13を形成した支持体14によって逆止弁7に密着するように保持されている。前記支持体14上部には上方へ延設したストッパ−15を形成している。16は前記集塵室2の上部開口部を開閉する集塵室蓋であり、本体1の前部壁4上方に形成した凹部17に係合する係合部18を形成するとともに集塵室2に集塵袋8を挿入していないときに前記支持体14のスト−パ−15に当接して集塵室蓋16の閉成を阻止するリブ体19を形成している。また本体1の下面前部及び側面後部にはそれぞれ移動用のキャスタ−ロ−ラ−20とロ−ラ−21を配設している。
【0005】上記した構成により、集塵室2に集塵袋8を取り付けてないときには、口芯9がないため支持体14が集塵室2側に回動し、ストッパ−15が集塵室蓋16のリブ体19と当接する位置に移動することにより、集塵室蓋16の閉成が阻止され、集塵袋8が取り付いてないことを使用者に認知させるものである。また、口芯9の上部に支持体14の爪部13を引っ掛けて集塵室2に集塵袋8を取り付けているときには、支持体14が集塵室2前部壁4側に回動し、ストッパ−15がリブ体19と当接しない位置に移動することにより、集塵室蓋16の閉成が行えるものである。
【0006】また、支持体14を配置せずに集塵袋8を取り付ける構成としては、特開昭59−189818号公報などに示されている構成があった。図13、14に示すように本体1に設けた支持リブA22と支持リブB23とによって口芯9を挟み込んで保持し、逆止弁7と密着させるものである。集塵室2の前部壁4の下方に外部と連通した穴24を有し、口芯9と当接する笛体25を配置し、集塵室2に集塵袋8を取り付けてないときには、口芯9がないため本体1を運転すると前記笛体25の穴24から外気が流入して笛音が発生することにより、集塵袋8が取り付いてないことを使用者に認知させるものである。
【0007】また、吸気口5を集塵室蓋16側に配置させた構成としては、実開昭63−64351号公報などに示されている構成があった。図15、16に示すように本体1の後方にサポ−トゴムマエ26とサポ−トゴムウシロ27によって保持された塵埃吸引用のモ−タ−28を配設したモ−タ−室29を形成し、集塵室蓋16は本体上30に設けられた軸31によって回動自在に集塵室2開口部を開閉し、本体1の集塵室2の開口部に配設したタイトパッキン32によって集塵室2は集塵室蓋16とエア−タイトされている。また、集塵室蓋16は吸気口5を配置した内壁33とともにホ−スの接続パイプを接続する吸気孔6を形成した回転体34を保持している。集塵室2前部壁4上方には回動軸12を中心として回動自在でばね11によって上方に附勢された支持体14を配設し、前記支持体14には上方に延設されたストッパ−15が構成され、集塵袋8が取り付けられていないときに前記ストッパ−15に当接するリブ体19が集塵室蓋16に形成されており、集塵室蓋16の閉成が阻止され、集塵袋8が取り付いてないことを使用者に認知させるものである。口芯9が支持体14に保持され集塵袋8が取り付けられているときには内壁33が口芯9に当接し口芯9を下方へ押すことにより、支持体14が集塵室2側に回動し、前記ストッパ−15が前部壁4から離れリブ体19と当接しない位置に移動して集塵室蓋16の閉成が行えるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記図12に示すような構成では集塵袋8の着脱の際に支持体14の爪部13から口芯9を着脱しなければならず、着脱しにくい、手間が掛かる、面倒であるなどの課題を有し、また、図13、図14に示すように支持体14を用いない構成においてもごみ洩れを防止するために、口芯9を逆止弁7と密着させる必要があり集塵袋8の着脱の際に口芯9を支持リブA22、支持リブB23の間で擦らせるとともに逆止弁7にも擦らせながら着脱させるため、それぞれの摩擦抵抗が大きく非常に着脱しにくく、使用性が悪いものであった。
【0009】また、図15、図16に示すような集塵袋8の着脱が比較的容易な集塵室蓋16に吸気口5を有する構成では、集塵室蓋16に吸気口5を構成するための別部品が必要であり、また、ホ−スなどでモ−タ−28の制御などを行なうものにあっては、吸気口5部に電気配線などが必要になるため可動部である集塵室蓋16の構成が非常に複雑となり、部品点数が増す、組立て困難、重量アップ、コストアップなど多くの課題を有していた。
【0010】本発明は、これらの課題を解消するものであり、簡単な構成で集塵袋の着脱性を改善し、使用性を向上させるとともに集塵袋の取り付けが容易にまた、確実に行なえる電気掃除機を提供することを目的としているものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、モ−タ−を配設したモ−タ−室と、口芯を有し吸い込んだ塵埃を集積する集塵袋と、前記集塵袋を着脱自在に収納する集塵室と、前記集塵室の前部壁に設けられた吸気口と、前記集塵室を開閉自在に覆う集塵室蓋とで構成され、集塵室蓋を閉成したときに前記口芯と吸気口とを密着状態にするよう附勢し、集塵室蓋を開口したときには附勢を解除するように構成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1及び2記載の発明は、モ−タ−を配設したモ−タ−室と、口芯を有し吸い込んだ塵埃を集積する集塵袋と、前記集塵袋を着脱自在に収納する集塵室と、前記集塵室の前部壁に設けられた吸気口と、前記集塵室を開閉自在に覆う集塵室蓋とで構成され、集塵室蓋を閉成したときに前記口芯と吸気口とを密着状態にするよう附勢し、集塵室蓋を開口したときには附勢を解除するように構成したことにより、集塵袋の取り付けは口芯を集塵室に挿入し、集塵室蓋を閉じることにより口芯が吸気口側に移動して吸気口と密着状態になるよう附勢して、集塵袋が確実に取り付けられ、また、集塵袋の取り外しは集塵室蓋を開口することにより、附勢が解除され、口芯が吸気口の抵抗をほとんど受けずに外すことができ、集塵袋の着脱が容易に行なえ、使用性の向上が図れるものである。
【0013】本発明の請求項3記載の発明は、モーターを有するモーター室と、口芯を有し吸込んだ塵埃を集積する集塵袋と、前記集塵袋を着脱自在に収納する集塵室と、前記集塵室の前部壁に設けられた吸気口と前記集塵室を開閉自在に覆う集塵室蓋とで構成され前記集塵室下面に傾斜部を形成した位置決めリブと前記前部壁との間で前記口芯下部を保持して前記集塵室下面に対して一定の傾斜角に前記口芯を保持し、閉動作時に前記口芯の上端部に当接して口芯上部を吸気口側へ移動させる傾斜部を有すると共に閉時に口芯部の後面と上面を吸気口側へ附勢して保持するリブを前記集塵室蓋に形成し、前記前部壁の上方に回動自在に軸支され、ばねにて附勢し口芯の上部を引掛けて保持する爪部を有する支持体を配設したしたことにより、集塵袋を取り付けるときには口芯を集塵室に挿入し、集塵室蓋を閉じることにより口芯が吸気口側に移動して吸気口と密着状態となるとともに口芯の上部が支持体の保持部に保持されて集塵袋が確実に取り付けられ、また、集塵袋の取り外しは口芯を支持体の保持部から外さなければならないが、集塵室蓋を開けたときに口芯が吸気口から離れることによる口芯からの塵埃の飛び出し、こぼれが防止でき、集塵室内に塵埃がこぼれにくくなりこぼれた塵埃がモ−タ−に侵入する可能性を低下させモ−タ−の破損防止が図れるものである。
【0014】本発明の請求項4記載の発明は、上記構成で前記口芯の上部後方を支持する支持リブを口芯の両側近傍に配設したことにより、支持リブ内に口芯を支持することで口芯の位置規制が行なえ、口芯の上方が押さえリブにて押さえられる位置に確実に位置するとともに支持リブが口芯挿入時の案内となるため挿入位置が明確となリ、かつ、容易に行なえるものである。
【0015】本発明の請求項5記載の発明は、前記支持リブの下側を上側よりも後方に形成したことによリ、集塵袋の着脱時に支持リブの上側で口芯の位置規制ができ、位置決めリブから口芯下部が外れた状態では支持リブの下側を上側よりも後方に形成しているため、口芯下部が吸気口の軸方向での隙間が大きくなり、口芯が吸気口と接触しにくくなり集塵袋の着脱性が向上するものである。
【0016】本発明の請求項6記載の発明は、前部壁及び吸気口の上部を下部よりも外方へ傾斜させて形成したことよリ、集塵袋を取り付ける際に上方より、集塵室の底面がおよび吸気口が容易に目視でき取付け性が向上するとともに塵埃が溜まった集塵袋を取り出す際に前部壁が下部より上部が広いスぺ−スを有するため、集塵袋の着脱性が向上するものである。
【0017】本発明の請求項7記載の発明は、吸気口を形成した集塵室の前部壁の集塵室側上方に回動軸を中心として回動自在に構成された支持体を配設し、前記支持体に吸気口を構成した集塵室の前部壁よりも集塵室側に突出し、ばねなどの弾性体によって口芯に当接するように附勢された口芯当て部を構成し、前記口芯当て部は保持リブ上端よりも下方で口芯に当接する位置に配設したことよリ、支持リブ内に口芯を支持することで口芯の位置規制が行なえ、口芯の上方が押さえリブにて押さえられる位置に位置させ、さらに支持リブ上端よりも下方で口芯に当接する口芯当て部によって後方に押され、支持リブ上端を中心として口芯上部が吸気口側に位置することとなり、口芯が集塵袋側に反ったり、変形した場合でも押さえリブによって押さえることが可能となり、口芯上端面に押さえリブが乗り上げて集塵室蓋が閉まらないなどの、集塵袋の誤装着を防止するものである。
【0018】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を図1〜図3を用いて説明する。
【0019】51は前方に集塵室52を形成し、後方に塵埃吸引用のモ−タ−53を内蔵するモ−タ−室54などを配設した本体下であり、前記モ−タ−53は前部をサポ−トゴムマエ55、後部をサポ−トゴムウシロ56によって支持され、モ−タ−53の前方の本体下51に形成された隔壁57によって集塵室52と分離され、かつ、隔壁57に形成された格子58を有する連通口59によって集塵室52と連通している。60は本体下51のモ−タ−室54上方の開口部を覆う本体上であり、集塵室52上方の開口部を開閉自在に覆う集塵室蓋61の回動中心となる軸体62を形成している。
【0020】63は前記集塵室52の前部壁64に取り付けられ、吸気口65を有し弾性材で形成された逆止弁であり、ホ−スの接続パイプ(図示せず)を挿入する吸気孔66を形成したフロントカバ−67によって保持され、前記吸気孔66とエア−タイトをして集塵室52と連通している。前記集塵室蓋61前方にはフロントカバ−67上部に形成した凹部68に係合する係合部69を配設し、集塵室蓋61を閉じた状態で係止するものであり、前記係合部69の前方に集塵室蓋61を開口するときに指の引っかけとなる引っ掛け部70が形成され、前記係合部69の後方に本体下51の前部壁64などとタイトパッキン71を介してエア−タイトするタイトリブ72が形成されている。
【0021】73は前記集塵室52内に着脱自在に配設され、吸い込んだ塵埃を集積する集塵袋であり、前記逆止弁63に当接してタイトを行ないごみ洩れを防止する口芯74を有し、吸気口65と連通する吸気穴75を口芯74に形成している。本体下51の集塵室52前部下面に設けられた位置決めリブ76は口芯74下部を正規の取付け位置に誘い込むように上方が後側に傾斜した下部誘い込み部77を形成している。集塵室蓋61のタイトリブ72後方に設けられ、口芯74を後方から押さえて口芯74上部の位置規制を行なう押さえリブ78は、下方が後側に傾斜した上部誘い込み部79を形成するとともに口芯の上面に当接する当て部80を形成している。
【0022】81は電気掃除機を持ち運びするときに用いるサゲテであり、82、83はそれぞれ本体下51の前部底面、後部側面に取り付けられた移動用のキャスタ−ロ−ラ−、ロ−ラ−である。
【0023】上記構成による作用は以下の通りである。
【0024】図2、3に示すように集塵袋73を集塵室52に取りつけるときには、口芯74下部を下部誘い込み部77に沿って位置決めリブ76に挿入すると前記位置決めリブ76と前部壁64とによって口芯74下部を保持し逆止弁63の下側によって口芯74の吸気穴75の下方部分が支持されることにより口芯74は本体下51下面に対して一定の傾斜(θ)で保持される。
【0025】口芯74が一定の傾斜(θ)で保持された状態で集塵室蓋61を閉じる途中で傾斜(α)を有した上部誘い込み部79が口芯74の上部後面に当接し、口芯74は上部誘い込み部79の傾斜(α)に沿って前部壁64側に移動し、集塵室蓋61を閉じた時には押さえリブ78によって口芯74上部の後面と上面が保持され、口芯74は吸気口65を有した逆止弁63と密着状態となり、正規の取付け状態に位置するものである。
【0026】また、集塵室蓋61を開口すると口芯74上部を保持するものがないため、前記一定の傾斜(θ)までの間に口芯74上部は後方に移動し、容易にそのまま集塵袋73を取り外すことができるものである。
【0027】このように口芯74下部を集塵室52内の位置決めリブ76に挿入して集塵室蓋61を閉じるだけで口芯74が保持され、集塵袋73が確実に取り付けられることとなり、また集塵室蓋61を開けるだけで口芯74の支持が解放されて上部が後方へ移動し、取り外し易くなることで集塵袋73の着脱性が向上するものである。
【0028】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を図4、5を用いて説明する。なお、上記第1の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0029】集塵室52の前部壁64上方に、ばね84によって集塵室52側に附勢され、回動軸85を中心として回動自在とし、前記口芯74の上部を引っ掛けて保持する爪部86を形成した支持体87を配置している。
【0030】上記構成による作用は以下の通りである。
【0031】集塵袋73を集塵室52に取りつけるときは、実施例1と同様に行なえかつ集塵室蓋61を閉じるだけで口芯74の上部が支持体87に形成した爪部86によって保持され容易に集塵袋73の取り付けが行なえるとともに集塵室蓋61を開口したときには支持体87に形成した爪部86によって口芯74上部が保持されており、集塵袋73に集積した塵埃が口芯74の吸気穴75から飛び出したり、こぼれたりするのが防止でき、直接塵埃がモ−タ−53内に侵入するのを防止し、モ−タ−53の破損防止が図れるものである。
【0032】(実施例3)次に本発明の第3の実施例を図6、7を用いて説明する。なお、上記第1〜2実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0033】本体下51の集塵室52内に位置決めリブ76よりも後方で前部壁64と隙間(L1)を有し、口芯74の後方を位置決めリブ76よりも高い位置で支持する支持リブ88を口芯74の両側近傍に配設して前記支持リブ88によって口芯74は本体下51下面に対して一定の傾斜(θ)で保持される。
【0034】上記構成による作用は以下の通りである。
【0035】集塵袋73を集塵室52に取りつけるときには支持リブ88が位置決めリブ76よりも高い位置から形成されているため、口芯74挿入時の案内となり、挿入が容易になるとともに確実に口芯74の位置規制が行なえるものである。
【0036】口芯74が本体下51下面に対して一定の傾斜(θ)に保持された後は上記第1の実施例と同様にして集塵室蓋61を閉じるだけで口芯74は正規の取り付け状態に位置し、同様の動作となる。
【0037】(実施例4)次に本発明の第4の実施例を図8、9を用いて説明する。なお、上記第1〜3の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0038】本体下51の集塵室52内に形成した支持リブ88は吸気口65の軸方向において下側88Aを上側88Bよりも後方に形成している。つまり、支持リブ88上側88Bの前部壁64との隙間(L1)よりも下側88Aの前部壁64との隙間(L2)を大きくなるように構成している。
【0039】上記構成による作用は以下の通りである。
【0040】支持リブ88の上側88Bは口芯74の傾斜角度(θ)を規制するために一定の隙間(L1)しか構成できないが,集塵袋73を集塵室52に着脱するときには支持リブの上側88Bで口芯74の前後方向を支持し、下側88Aの広い隙間(L2)が構成されていることにより、位置決めリブ76から外れた位置では口芯74下部を後方に傾けて逆止弁63と接触させずに着脱ができ,集塵袋73の着脱性がさらに向上するものである。
【0041】(実施例5)次に本発明の第5の実施例を図10を用いて説明する。なお、上記第1〜4の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0042】本体下51の集塵室52の前部壁64の上部を下部よりも外方へ傾斜させて形成している。
【0043】上記構成による作用は以下の通りである。
【0044】集塵室52の前部壁64の上部が下部よりも外方へ傾斜していることにより、集塵袋73を取り付ける際に上方より、集塵室52の下面および吸気口65が容易に目視でき取付け性が向上するとともに塵埃が溜まった集塵袋73を取り出す際にも前部壁64が下部(L3)より上部(L4)が広いスぺ−スを有するため、集塵袋73の着脱性が向上するものである。
【0045】(実施例6)次に本発明の第6の実施例を図11を用いて説明する。なお、上記第1〜5の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0046】集塵室52の前部壁64の集塵室52側上方に回動軸89を中心として回動自在に構成された支持体90を配設し、前記支持体90には集塵室52の前部壁64よりも集塵室52側に突出し、ばね91によって口芯74に当接するように附勢された口芯当て部92を構成している。
【0047】前記口芯当て部92は支持リブ88上端よりも下方で口芯74に当接する位置に配設している。
【0048】上記構成による作用は以下の通りである。
【0049】支持リブ88上端よりも下方で口芯74に当接する位置に口芯当て部92を配設したことよリ、支持リブ88内に口芯74を支持することで口芯74の位置規制を行なって、口芯74の上方が押さえリブ78にて押さえられる位置に正しく規制させ、さらには、支持リブ88上端よりも下方で口芯74に当接する口芯当て部92によって同当接部が後方に押され、支持リブ88上端を中心として口芯74上部が吸気口65側にたわんで移動することとなり、口芯74が集塵袋73側に反ったり、変形していた場合でも口芯74の上部が正しく押さえリブ78によって押さえることが可能となり、口芯74上端面に押さえリブ78が乗り上げて集塵室蓋61が閉まらない、また、集塵袋73の誤装着などの問題を防止するものである。
【0050】
【発明の効果】本発明の請求項1及び2記載の発明によれば、モ−タ−を配設したモ−タ−室と、口芯を有し吸い込んだ塵埃を集積する集塵袋と、前記集塵袋を着脱自在に収納する集塵室と、前記集塵室の前部壁に設けられた吸気口と、前記集塵室を開閉自在に覆う集塵室蓋とで構成され、集塵室蓋を閉成したときに前記口芯と吸気口とを密着状態にするよう附勢し、集塵室蓋を開口したときには附勢を解除するように構成したことにより、集塵袋の取り付けは口芯を集塵室に挿入し、集塵室蓋を閉じることにより口芯が吸気口側に移動して吸気口と密着状態となるよう附勢して集塵袋が確実に取り付けられ、また、集塵袋の取り外しは集塵室蓋開口することにより、附勢が解除され、口芯が吸気口の抵抗をほとんど受けずに外すことができ、集塵袋の着脱が容易に行なえ、使用性の向上が図れるものである。
【0051】本発明の請求項3記載の発明は、モ−タ−を配設したモ−タ−室と、口芯を有し吸い込んだ塵埃を集積する集塵袋と、前記集塵袋を着脱自在に収納する集塵室と、前記集塵室の前部壁に設けられた吸気口と、前記集塵室を開閉自在に覆う集塵室蓋とで構成され、集塵室蓋を閉成したときに前記口芯と吸気口とを密着状態にするよう附勢し、集塵室蓋を開口したときには附勢を解除するように構成としたことにより、集塵袋を取り付けるときには口芯を集塵室に挿入し、集塵室蓋を閉じることにより口芯が吸気口側に移動して吸気口と密着状態となるとともに口芯の上部が支持体の保持部に保持されて集塵袋が確実に取り付けられ、また、集塵袋の取り外しは口芯を支持体の保持部から外さなければならないが、集塵室蓋を開けたときに口芯が吸気口から離れることによる口芯からの塵埃の飛び出し、こぼれが防止でき、集塵室内に塵埃がこぼれにくくなりこぼれた塵埃がモ−タ−に侵入する可能性を低下させモ−タ−の破損防止が図れるものである。
【0052】本発明の請求項4記載の発明は、上記構成で前記口芯の上部後方を支持する支持リブを口芯の両側近傍に配設したことにより、支持リブ内に口芯を支持することで口芯の位置規制が行なえ、口芯の上方が押さえリブにて押さえられる位置に確実に位置するとともに支持リブが口芯挿入時の案内となるため挿入位置が明確となリ、かつ、容易に行なえるものである。
【0053】本発明の請求項5記載の発明は、集塵室の吸気口を形成した前部壁の下端部に前記口芯下部の位置を規制する位置決めリブを形成し、吸気口の軸方向において前記支持リブの下側を上側よりも後方に形成したことによリ、集塵袋の着脱時に支持リブの上側で口芯の位置規制ができ、位置決めリブから口芯下部が外れた状態では支持リブの下側を前記位置決めリブよりも後方に形成しているため、口芯が吸気口の軸方向での隙間が大きくなり、口芯が吸気口と接触しにくくなり集塵袋の着脱性が向上するものである。
【0054】本発明の請求項6記載の発明は、集塵室の吸気口を形成した前部壁の上部を下部よりも外方へ傾斜させて形成したことよリ、集塵袋を取り付ける際に上方より、集塵室の底面および吸気口が容易に目視でき取付け性が向上するとともに塵埃が溜まった集塵袋を取り出す際に前部壁が下部より上部が広いスぺ−スを有するため、集塵袋の着脱性が向上するものである。
【0055】本発明の請求項7記載の発明は、吸気口を形成した集塵室の壁の集塵室側上方に回動軸を中心として回動自在に構成された支持体を配設し、前記支持体に吸気口を構成した集塵室の前部壁よりも集塵室側に突出し、ばねなどの弾性体によって口芯に当接するように附勢された口芯当て部を構成し、前記口芯当て部は保持リブ上部よりも下方で口芯に当接する位置に配設したことよリ、支持リブ内に口芯を支持することで口芯の位置規制が行なえ、口芯の上方が押さえリブにて押さえられる位置に位置させ、さらに支持リブ上部よりも下方で口芯に当接する口芯当て部によって後方に押され、支持リブ上部を中心として口芯上部が吸気口側に位置することとなり、口芯が集塵袋側に反ったり、変形した場合でも押さえリブによって押さえることが可能となり、口芯上端面に押さえリブが乗り上げて集塵室蓋が閉まらない、集塵袋の誤装着などを防止するものである。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成11年5月7日(1999.5.7)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2000−354571(P2000−354571A)
【公開日】 平成12年12月26日(2000.12.26)
【出願番号】 特願平11−126633