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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】中井 康一

【氏名】小寺 定基

【氏名】小林 利造

【氏名】藤吉 俊行

【氏名】森 好弘

【氏名】西山 高裕

【要約】 【課題】掃除機本体に内蔵した電動送風機からの排気をホース及びパイプを介して吸込具等に還流するようにしたものにおいて、最適なホースを備えた電気掃除機を提供する。

【解決手段】電動送風機14を内蔵した掃除機本体1に連結されるホース21、パイプ32及び吸込具33に、吸気流路と電動送風機14からの排気を還流する排気流路を形成してなる電気掃除機であって、前記ホース21を外側ホース22と内側ホース23で構成して排気流路と吸気流路を形成し、前記外側ホース22及び内側ホース23に長尺の部材を巻回して管状に形成した可撓性ホースを用い、前記内側ホース23の巻回方向と外側ホース22の巻回方向とを同方向とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 電動送風機を内蔵した掃除機本体に連結されるホース、連結パイプ及び吸込具に、吸気流路と電動送風機からの排気を還流する排気流路を形成してなる電気掃除機であって、前記ホースを外側ホースと内側ホースで構成して排気流路と吸気流路を形成すると共に、前記外側ホース及び内側ホースに長尺の部材を巻回して管状に形成した可撓性ホースを用い、前記内側ホースの巻回方向と外側ホースの巻回方向とを同方向としたことを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】 前記内側ホースにて吸気流路を形成すると共に前記外側ホースと前記内側ホースとの間にて排気流路を形成したことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
【請求項3】 前記掃除機本体と前記ホースとの連結部に外側パイプと内側パイプからなる2重構造のホース接続部を設け、前記外側パイプの外周及び内側パイプの外周に前記ホースが係合される係合部を管軸方向に対して傾斜してそれぞれ設け、該係合部同士の傾斜を同方向としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機。
【請求項4】 前記パイプと前記ホースとの連結部に外側パイプと内側パイプからなる2重構造のホース接続部を設け、前記外側パイプの外周及び内側パイプの外周に前記ホースが係合される係合部を管軸方向に対して傾斜してそれぞれ設け、該係合部同士の傾斜を同方向としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機。
【請求項5】 前記ホース接続部の外側パイプと内側パイプとは別体で構成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電気掃除機。
【請求項6】 前記内側パイプを外側パイプに回動自在に支持したことを特徴とする請求項5に記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は電気掃除機に係わり、特に掃除機本体に内蔵した電動送風機からの排気をホース及びパイプを介して吸込具等に還流するようにした排気還流(循環)式の電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な床移動型の電気掃除機においては、掃除機本体に内蔵した電動送風機からの排気を総て本体背面側等に形成された排気口から外部に排出するようにしているが、電動送風機からの排気が総て排出されるため、かなりの勢いで外部に吹き出される。従って、この排気風によって床面や絨毯上に沈滞する塵埃が舞い上がって、部屋中に拡散するという不具合が生じる。
【0003】このような外部に吹き出される排気風を減らしたり、集塵効果を上げる等の目的で、従来より、例えば実公昭39−36553号公報や特開平9−135795号公報等に開示されているように、掃除機本体に連結されるホース、パイプ及び吸込具に、吸気流路と共に電動送風機からの排気の一部又は全部を還流する排気流路を形成して成る電気掃除機が提案されている。
【0004】上記のものでは、ホース及びパイプを二重構造に構成して、内側に吸気流路を形成し、外側に排気流路を形成するようにしているが、ホースの具体的な構造については何ら考慮されていないものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、掃除機本体に内蔵した電動送風機からの排気をホース及びパイプを介して吸込具等に還流するようにしたものにおいて、最適なホースを備えた電気掃除機を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1の手段は、電動送風機を内蔵した掃除機本体に連結されるホース、連結パイプ及び吸込具に、吸気流路と電動送風機からの排気を還流する排気流路を形成してなる電気掃除機であって、前記ホースを外側ホースと内側ホースで構成して排気流路と吸気流路を形成すると共に、前記外側ホース及び内側ホースに長尺の部材を巻回して管状に形成した可撓性ホースを用い、前記内側ホースの巻回方向と外側ホースの巻回方向とを同方向としたものである。
【0007】上記構成において、前記内側ホースにて吸気流路を形成すると共に前記外側ホースと前記内側ホースとの間にて排気流路を形成することが望ましい。
【0008】前記掃除機本体と前記ホースとの連結部に外側パイプと内側パイプからなる2重構造のホース接続部を設け、前記外側パイプの外周及び内側パイプの外周に前記ホースが係合される係合部を管軸方向に対して傾斜してそれぞれ設け、この係合部同士の傾斜を同方向とすることが望ましい。
【0009】また、前記パイプと前記ホースとの連結部に外側パイプと内側パイプからなる2重構造のホース接続部を設け、前記外側パイプの外周及び内側パイプの外周に前記ホースが係合される係合部を管軸方向に対して傾斜してそれぞれ設け、この係合部同士の傾斜を同方向とする。
【0010】そして、前記ホース接続部の外側パイプと内側パイプとは別体で構成されていることが望ましい。
【0011】また、前記内側パイプを外側パイプに回動自在に支持することが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図8に本発明の第1の実施形態を示し、以下、これらの図に基づいて説明する。
【0013】1は掃除機本体で、図2に示すように上ケース2と、下ケース3と集塵蓋4から構成されており、掃除機本体1の前方側には後述する本体側ホース接続部17が接続されるホース接続口5が形成され、後方側にはスリット状の排気穴6が形成されている。この掃除機本体1内の底部には、隔壁7により掃除機本体1内の上部空間と仕切られ、前記ホース接続口5と連通する排気流路B1と、前記排気穴6と連通する外部排気流路Cとが形成されている。この隔壁7には隔壁7の上方の空間を前後に区画する区画壁8が立設されている。
【0014】9は前記区画壁8の前方側に形成された集塵室で、前方側に前記ホース接続口5と同心円上にホース差込口9aが形成されている。この集塵室9内には集塵袋10を着脱自在に固定する集塵袋取付ケース11が着脱自在に収納されており、装着状態で集塵袋10の開口が前記集塵室9のホース差込口9aに対向するようにしている。
【0015】12は前記区画壁8に取り付けられた微塵フィルタで、前記集塵袋10の後方側に位置して微細な塵埃を除去するようになっている。
【0016】13は前記区画壁8の後方側に形成された電動送風機収納室で、内部に電動送風機14が収納される。この電動機収納室13の下方側には、電動機収納室13と前記排気流路B1及び外部排気流路Cを連通するように開口13aが形成されており、電動送風機14の駆動により電動送風機14からの排気が、下ケース3に立設されたリブ15により分流され、前記開口13aから前記排気流路B1を介してホース接続口5側に導かれると共に、一部は前記開口13aから外部排気流路C、排気穴6に設けられた排気フィルタ16を介して排気穴6から掃除機本体1外に排気される。
【0017】17は後述するホース21に接続されてホース接続口5に装着される本体側ホース接続部で、図3及び図4に示すように円筒状の外側パイプ18と、この外側パイプ18に複数の支持リブ19aにより一体形成された内側パイプ19とからなる2重構造をしている。
【0018】前記外側パイプ18のホース接続口5に装着される一端側にはホース接続口5に設けられた被係止部5aに係止される係止爪18aが形成される一方、他端側にはネジ状に形成された外側リブ18bが管軸方向に対して傾斜して形成されている。
【0019】前記内側パイプ19は、ホース接続口5に装着される一端側をホース差込口9aから集塵室9内に突出するように外側パイプ18より長く形成されている。一方、他端側は外側パイプ18より長く形成され、外周側に外側パイプ18の外側リブ18bと同方向に傾斜する内側リブ19bが形成されている。20は本体側ホース接続部17のホース21が接続される側を覆うように設けられた円筒状のカバーである。
【0020】前記本体側ホース接続部17は前記係止爪18aを前記掃除機本体1のホース接続口5に係止することで、前記本体側ホース接続部17の内側パイプ19が前記集塵室9内に突出して集塵室9内と連通し、内側パイプ19内が吸気流路A2となる。また、外側パイプ18は掃除機本体1内の排気流路B1と連通し、外側パイプ18と内側パイプ19との間が排気流路B2となる。
【0021】21は本体側ホース接続部17及び後述するホース接続部27に装着されるホースで、図5に示すように外側ホース22と内側ホース23とからなる2重構造になっている。
【0022】前記外側ホース22は図6に示すように長尺状の部材を螺旋状に巻回することで管状に形成され、この接合部22a及び長尺状の部材にそれぞれ螺旋状の突部22b、22cが形成されている。そして、この突部22bに信号線としての導電性のコイル22dが、突部22cに保形性を有するコイル線22eが内装されている。外側ホース22のコイル線22d、22eによりホース21の強度が保たれるようになっている。尚、この外側ホース22は半透明な材料にて形成されている。
【0023】一方、内側ホース23は図7に示すように長尺状の部材を螺旋状に巻回することで管状に形成され、その接合部23a及び長尺状の部材にそれぞれ螺旋状の突部23b、23cが形成されており、不透明な材料にて形成されている。
【0024】このホース21は、先ず、内側ホース23の巻回方向を本体側ホース接続部17の内側リブ19bの傾斜と同方向にして内側ホース23を内側リブ19bにねじ込まれる。この際、内側パイプ19のホース21が接続される一端側は外側パイプ18より突出しているので、この突出した部分に一旦内側ホース23を引っかけるようにして挿入して装着できる。したがって、内側ホース23の装着が容易になっている。
【0025】次に、内側ホース19の場合と同様に外側ホース22の巻回方向を本体側ホース接続部17の外側リブ18bの傾斜と同方向にして外側ホース22を外側リブ18bにねじ込み、ホース21の本体側ホース接続部17への装着が完了する。
【0026】この際、内側ホース23内は本体側ホース接続部17の吸気流路A2に連通され、吸気流路A3となる一方、外側ホース22と内側ホース23との間は本体側ホース接続部17の排気流路B2に連通され、排気流路B3となる。
【0027】また、内側ホース23の巻回方向と外側ホース22の巻回方向とは同方向としているので、内側ホース23及び外側ホース22は屈曲され易い方向や捻られやすい方向が同方向となる。従って、掃除機本体1を使用中にホース21がねじられたり屈曲されたりした際に、外側ホース22及び内側ホース23は互いに追従してねじられたり屈曲されたりするので、外側ホース22及び内側ホース23はそれぞれのねじりや屈曲に対して互いに抵抗となることなく、ホース21のしなやかさが確保される。
【0028】24は一端側にホース21が接続され、他端側に後述する連結パイプ32が装着されるグリップ部で、連結パイプ32が装着されるハンドル部35と、一端側にホース21が接続され、他端側がハンドル部35に装着されるホース接続部27とから構成されている。
【0029】前記ホース接続部27は、円筒状の外側パイプ28と、この外側パイプ28に支持リブ29aで一体形成された内側パイプ29とからなる2重構造をしており、ホース21が接続される側を覆うようにカバー31が設けられている。
【0030】前記外側パイプ28及び内側パイプ29の外周には前記本体側ホース接続部17の外側リブ18b及び内側リブ19bと同じ傾斜の外側リブ28aと内側リブ29aがそれぞれ形成されており、ホース21の外側ホース22と内側ホース23を同方向にねじって装着できるようになっている。これにより、組立作業が容易になっている。
【0031】この際、外側パイプ28と内側パイプ29との間はホース21の排気流路B3と連通し、排気流路B4となる。また、内側パイプ29内はホース21内の吸気流路A3と連通し、吸気流路A4となる。
【0032】前記ハンドル部35は、への字状の管状部25と、管状部25の上方に延設されたハンドル26とで構成されており、連結パイプ32が装着される装着口25aが形成され、装着口25aの上部にはクランプ25bが設けられている。また、内部には装着口25aと連通し、前記内側パイプ29の端部が挿入される円筒部30が形成されており、円筒部30内を内側パイプ29の吸気流路A4に連通して吸気流路A5とすると共に、円筒部30の外側とグリップ部24の外郭との間を内側パイプ29と外側パイプ28で形成された排気流路B4に連通し、排気流路B5としている。
【0033】32はクランプ25bに係止されてグリップ部24の装着口25aに装着される連結パイプで、2本のパイプ32aを連結することで形成されている。この連結パイプ32は、断面略円形の外側筒状部32bと、この外側筒状部32bと偏心し、上部が外側筒状部32bに一体形成された内側筒状部32cとから構成されており、内側筒状部32cと外側筒状部32bとで三日月状の空間を形成している。そして、この連結パイプ32はグリップ部24に装着した際に、内側筒状部32cがグリップ部24の吸気流路A5に連通して内部に吸気流路A6を形成すると共に、外側筒状部32b及び内側筒状部32cの間はグリップ部24の排気流路B5に連通して排気流路B6を形成する。
【0034】また、上記排気流路B6を通る排気は、掃除機本体1の集塵袋10や微塵フィルタ12を介して塵埃が取り除かれたきれいな空気であるため、内側筒状部32cのように塵埃詰まりを考慮した断面略円形に形成する必要がない点に着目して、本実施形態では上述の如く前記排気流路B6を断面略三日月形として、外側筒状部32bが断面略円形になるように形成している。
【0035】33は連結パイプ32に接続される吸込具で、連結パイプ32が接続される継手管33a、33bは同心円状の二重構造に形成され、上記連結パイプ32との嵌合部分は連結パイプ32と同様の形状をしている。
【0036】而して、上記のように構成された電気掃除機の使用時には、電動送風機14の吸引によって、吸込具33から吸い込んだ塵埃の混じった空気が連結パイプ32の吸気流路A5、ホース21の吸気流路A3を通って掃除機本体1内に取り込まれる。掃除機本体1内では、集塵袋10で塵埃が取り除かれ、更に微塵フィルタ12を介して清浄化された空気が電動送風機14に吸引され、その電動送風機14を冷却する。
【0037】そして、電動送風機14からの排気の一部は掃除機本体1の排気穴6から外部へ排出され、その他は掃除機本体1の排気流路B1からホース21の排気流路B3を通る。この際、外側ホース22の突部22b、22cの方向と内側ホース23の突部23の方向が同方向に形成されているため、突部23による外側ホース22と内側ホース23との間を流れる空気に対する通気抵抗が減少し、ホース21の排気流路B3内での損失を抑えることができる。
【0038】そして、ホース21の排気流路B3を通った後は、連結パイプ32の排気流路B6を通って、吸込具33に環流し、この排気風により舞い上げられた塵埃と共に再び連結パイプ32の吸気流路A6へと循環することになる。
【0039】上述の如く排気の一部を還流させることにより、外部へ吹き出される排気風が低減し弱くなるので、掃除中の部屋の埃が舞い上がるのを効果的に抑制することができる。
【0040】尚、上記実施の形態では、ホース接続部はハンドル部を介して連結パイプに装着されるようにしたが、ホース接続部のへ字状に形成し、ホース接続部に直接、連結パイプが装着されるようにしてもよい。
【0041】図9乃至図17に第2の実施の形態を示し、これらの図に基づき説明する。第2の実施の形態においては本体側ホース接続部17の外側パイプ18と内側パイプ19とを別体とし、ホース接続部27の外側パイプ28と内側パイプ29とを別体としたものである。尚、上記第1の実施の形態と同一の部品は同一の符号を符して説明を省略する。
【0042】51はホース21に接続されて掃除機本体1に装着される本体側ホース接続部で、図9に示すように円筒状の外側パイプ52と内側パイプ53とから構成されている。
【0043】この外側パイプ52には、図10に示すように掃除機本体1へ装着される一端側にホース接続口5に係止される係止爪52aが形成される一方、他端側に上記第1の実施の形態と同様の外側リブ52bが形成されている。54は前記係止爪52aを上方から押さえる押さえ板である。
【0044】前記内側パイプ53は外側パイプ52とは別体で形成され、外周には掃除機本体1へ装着される一端側に複数の支持リブ53aが形成されている。この支持リブ53aは外側パイプ52の内周と当接するように形成されており、内側パイプ53を外側パイプ52内に支持するようになっている。
【0045】また、内側パイプ53の略中央には雌ネジ部53cが形成されており、前記押さえ板54を固定する取付ネジ55を外側パイプ52の内周から突出し、この取付ネジ55をこの雌ネジ部53cに螺合することで内側パイプ53が外側パイプ52に固定されるようになっている。
【0046】一方、内側パイプ53の他端側には上記第1の実施の形態と同様に外側リブ52bと同方向に傾斜した内側リブ53bが形成されており、この内側リブ53bに内側ホース23がねじ込まれて装着されるようになっている。
【0047】上記構成の本体側ホース接続部17の組立は、ホース21の巻回方向を内側リブ53b及び外側リブ52bと同方向にし、ホース21の内側ホース23を外側ホース22より引き出す。そして、内側ホース23を内側リブ53bにねじ込んで装着した後、外側ホース22を外側リブ52bにねじ込んで装着する。最後に、押さえ板54を固定する取付ネジ55により内側パイプ53を外側パイプ52内に固定し、完了する。
【0048】この際に、内側パイプ53と外側パイプ52とは別体となっており、内側ホース23を外側ホース22より引き出して内側パイプ53に装着できるので、取り付け作業が容易になる。
【0049】次に、一端側にホース21が接続されて後述するグリップ部24に装着されるホース接続部65について説明する。
【0050】65は一端側にホース21が接続されて後述するグリップ部61に装着されるホース接続部で、円筒状の外側パイプ63と、円筒状の内側パイプ64とからなる2重構造をしている。66はホース接続部65のホース21が接続される側を覆うように設けられたカバーである。
【0051】外側パイプ63の一端側には図15に示すように外側ホース22がねじ込まれる外側リブ63aが上記第1の実施の形態と同様に本体側ホース接続部51の外側リブ52bと同方向に形成されている。一方、他端側の内周には端部から所定の距離だけ凹んだ位置に突部63bが形成されている。
【0052】前記内側パイプ64は図16に示すように外側パイプ63と別体に形成されている。そして、一端側に外側ホース22がねじ込まれる内側リブ64aが上記第1の実施の形態と同様に本体側ホース接続部51の内側リブ53bと同方向に形成されている一方、外周には管軸方向に支持リブ64bが形成されている。この支持リブ64bは外側パイプ63の内周と当接するように形成されており、内側パイプ64を外側パイプ63内に回転自在に支持するようになっている。また、外側パイプ63の他端側の突部63bと当接させることで、内側パイプ64の一端側を外側パイプ63のホース21が接続される一端側と面一とすると共に、内側パイプ64の他端側が外側パイプ63の他端側より突出するようにしている。
【0053】上記ホース接続部65の組立は、ホース21の巻回方向を内側リブ64b及び外側リブ63bと同方向にし、ホース21の内側ホース23を外側ホース22より引き出す。そして、内側ホース23に内側リブ64bをねじ込んで装着した後、外側ホース22に外側リブ63bをねじ込んで装着する。次に、内側パイプ64の支持リブ64bを外側パイプ63の突部63bに当接させて内側パイプ64を外側パイプ63内の所定の位置に配設した後、内側パイプ64の支持リブ64bと外側パイプ63とを接着し、完了する。
【0054】この際、内側パイプ64と外側パイプ63とは互いに回動自在であることから、外側パイプ63を捻らずに内側パイプ64を捻ることや内側パイプ64を捻らずに外側パイプ63を捻ることができるので、外側パイプ63及び内側パイプ64のホースへ21のねじ込み代を外側ホース22と内側ホース23との間に捻りが生じることなく調整することができる。従って、ホース21の長さがばらついてもねじ込み代を調整することで容易に調整することができる。
【0055】また、上記の如く、内側パイプ64を外側パイプ63と別体とし、内側ホース23を外側ホースより引き出し、内側ホース23を内側リブ64aにねじ込んで装着することで、ホース21が接続される側の内側パイプ64を外側パイプ63より突出させなくても容易に装着できる。これにより、ホース接続部65のホース21を接続する側を短くすることができ、ホース接続部65のコンパクト化ができる。また、ホース21を接続する側を覆うカバー66を短くすることがで、カバー66のコストを低減できる。
【0056】尚、上記第2の実施の形態ではホース接続部65の内側パイプ64を外側パイプ63内の所定の位置に配設されるようにしたが、管軸方向に移動できるようにしてもよい。この場合、内側パイプ64を外側パイプ63に固定する位置を調整できるので、ホース21長のばらつきやホース21をねじ込んだ際のねじ込み代のばらつき等を吸収することができる。従って、組立性を向上できる。
【0057】また、上記第2の実施の形態では本体側ホース接続部51は内側パイプ53を外側パイプ52に取付ネジ55で固定するようにしたが、ネジ止めとせず内側パイプ53を外側パイプ52に回転自在に支持されるようにしてもよい。これにより、本体側ホース接続部51においてもホース接続部65と同様に、外側ホース22と内側ホース23との間に捻れが生じても、捻れを解消して外側パイプ52と内側パイプ53とを一体化でき、使用時にホース21の追従性やしなやかさを損なうことなく、使い勝手をよくすることができる。
【0058】また、上記第2の実施の形態では、ハンドル部に装着されるホース接続部の内側パイプと外側パイプとを別体としたが、内側パイプをハンドル部と一体に形成し、外側パイプを内側パイプと別体としてもよい。また、連結パイプがホース接続部に直接装着されるようにハンドル部をなくし、ホース接続部の内側パイプを連結パイプに一体形成すると共に、外側パイプを内側パイプと別体としてもよい。
【0059】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、内側ホース及び外側ホースは屈曲されやすい方向や捻られやすい方向が同方向となり、掃除機本体を使用中にホースがねじられたり屈曲されたりした際に、外側ホース及び内側ホースは互いに追従してねじられたり屈曲されたりするので、外側ホース及び内側ホースはそれぞれのねじりや屈曲に対して互いに抵抗となることなく、ホースのしなやかさを確保できる。また、外側ホースの突部の方向と内側ホースの突部の方向が同方向に形成しているため、突部による外側ホースと内側ホースとの間を流れる空気に対する通気抵抗が減少し、ホースの排気流路内での損失を抑えることができる。
【0060】本発明の請求項2によれば、電動送風機を通って暖められた排気流路内の空気の熱は外側ホースを介してホース外に放熱できると共に、内側ホースを介して吸気流路内に放熱できるので、排気流路内の熱の放熱を効率よく行うことができる。
【0061】本発明の請求項3によれば、掃除機本体に装着されるホース接続部に内側ホース及び外側ホースを同一方向にねじって装着することができるので、組立作業性を向上することができる。
【0062】本発明の請求項4によれば、パイプが装着されるホース接続部に内側ホース及び外側ホースを同一方向にねじって装着することができるので、組立作業性を向上することができる。
【0063】本発明の請求項5によれば、外側パイプに外側ホースを装着し、内側パイプに内側ホースを装着した後に内側パイプと外側パイプとを組み立てることができるので、外側ホース及び内側ホースの装着が容易になり、装着作業性を向上することができる。
【0064】本発明の請求項6によれば、内側パイプと外側パイプとは互いに回動自在であることから、外側パイプを捻らずに内側パイプを捻ることや内側パイプを捻らずに外側パイプを捻ることができるので、外側パイプ及び内側パイプのねじ込み代を外側ホースと内側ホースとの間に捻りが生じることなく容易に調整することができる。
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【出願日】 平成11年6月11日(1999.6.11)
【代理人】 【識別番号】100111383
【弁理士】
【氏名又は名称】芝野 正雅
【公開番号】 特開2000−350686(P2000−350686A)
【公開日】 平成12年12月19日(2000.12.19)
【出願番号】 特願平11−165493