| 【発明の名称】 |
浴室の洗浄装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】菅原 範夫
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| 【要約】 |
【課題】浴室の洗浄装置において、広い範囲に洗剤および水を万遍なく効果的に散布し、浴室の汚れを効果的に取り去る。
【解決手段】浴室3の壁面6に設けられ、浴槽4、洗い場5の少なくともいずれか一方を洗浄可能なように配置された水噴出ノズル部13aおよび洗剤噴出ノズル部14aを有し、前記水噴出ノズル部13aおよび前記洗剤噴出ノズル部14aの少なくとも一つは、同ノズル部から噴出された噴流の流速の大きい部分が浴槽4、洗い場5の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当るように、変位自在としたので、ノズル部の少なくとも一つが方向を変えることができ、浴槽4や洗い場5等の隅々まで洗浄することが可能となる。さらに噴流の流速の大きい部分が浴槽4、洗い場5等の汚れの大きい部分に当るため、効率よく汚れを除去することが可能となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】浴室の壁面に設けられ、浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方を洗浄可能なように配置された水噴出ノズル部および洗剤噴出ノズル部を有し、前記水噴出ノズル部および前記洗剤噴出ノズル部の少なくとも一つは、同ノズル部から噴出された噴流の流速の大きい部分が浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当るように変位自在とした浴室の洗浄装置。 【請求項2】水噴出および洗剤噴出の両ノズル部は、同両ノズル部から噴出された噴流の流速の大きい部分が浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当るように変位自在とした請求項1記載の浴室の洗浄装置。 【請求項3】水噴出ノズル部と洗剤噴出ノズル部それぞれ一つずつを一対にして複数組設け、少なくともその一組の水噴出および洗剤噴出の両ノズル部は、同両ノズル部から噴出された噴流の流速の大きい部分が浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当るように変位自在とした請求項1または2記載の浴室の洗浄装置。 【請求項4】水噴出ノズル部および/または洗剤噴出ノズル部は、回転軸と、前記回転軸に対して屈曲自在で且つ傾斜状態となる先端部とからなり、前記回転軸に対してほぼ垂直な平面に設けた軌道部に沿って、前記先端部が回転および揺動する請求項1ないし3のいずれか1項記載の浴室の洗浄装置。 【請求項5】水噴出ノズル部および/または洗剤噴出ノズル部は、回転軸と、前記回転軸に対して屈曲自在で且つ傾斜状態となる先端部とからなり、前記回転軸に対してほぼ垂直な平面に設けた軌道部を、前記先端部から遠方に噴出する方向ほど、前記先端部の前記回転軸に対する傾き角度が大きくなるように構成した請求項1ないし3のいずれか1項記載の浴室の洗浄装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は浴槽、洗い場、壁、天井、ドア、窓などで構成される浴室において、汚れなどを洗浄するための浴室の洗浄装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、浴室の洗浄装置は実開平7−27463号公報に記載されたものが知られている。 【0003】これは、温水と洗剤を混合するミキシング部と水や洗浄液を噴出する噴出部とドアや窓の閉止を感知するセンサと噴出制御手段とから構成され、高温の温水や洗剤液が浴室内の人にかかったり窓や出入口から外部に飛散するのを防止する。 【0004】そして、他の例として特開平8−165808号公報に開示されているように、洗浄水吐水口に流す流量積算計を備え、給水圧が変動しても散水量を常に一定にし防水パンから水の溢れることのない、自動洗浄装置なども提案されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のような各構成においては、洗剤を浴室内に噴出し、その後水を散布しても隅々まで洗剤を行き渡らせることが出来ない場合があったり、水の力でも十分に汚れを落とせない場合があった。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するために、浴室の壁面に設けられ、浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方を洗浄可能なように配置された水噴出ノズル部および洗剤噴出ノズル部を有し、前記水噴出ノズル部および前記洗剤噴出ノズル部の少なくとも一つは、同ノズル部から噴出された噴流の流速の大きい部分が浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当るように変位自在としたものである。 【0007】上記発明によれば、水噴出ノズル部および洗剤噴出ノズル部の少なくとも一つが、方向を変えることが可能であるため、浴槽や洗い場等の隅々まで洗浄することが可能となる。また噴出する時点で噴出方向を調整し、噴流の流速の大きい部分を浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当るようにすることにより、効率よく汚れを除去することが、可能となるものである。 【0008】 【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために請求項1の発明は、浴室の壁面に設けられ、浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方を洗浄可能なように配置された水噴出ノズル部および洗剤噴出ノズル部を有し、前記水噴出ノズル部および前記洗剤噴出ノズル部の少なくとも一つは、同ノズル部から噴出された噴流の流速の大きい部分が浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当るように変位自在としたものである。 【0009】そして、水噴出ノズル部および洗剤噴出ノズル部の少なくとも一つが、方向を変えることが可能であるため、浴槽や洗い場の隅々まで洗浄することが可能となる。また噴出する時点で噴出方向を調整し、噴流の流速の大きい部分を浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当るようにすることにより、効率よく汚れを除去することが可能となるものである。 【0010】また、請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、水噴出および洗剤噴出の両ノズル部を、同両ノズル部から噴出された噴流の流速の大きい部分が浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当るように変位自在としたものである。 【0011】そして、請求項1の発明に加えて、水噴出および洗剤噴出の両ノズル部の変位によって、噴流の流速の大きい部分が汚れの大きい部分に向けて噴出され、さらに効率よく汚れを除去することが可能となるものである。 【0012】また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明に加えて、水噴出ノズル部と洗剤噴出ノズル部それぞれ一つずつを一対にして複数組設け、少なくともその一組の水噴出および洗剤噴出の両ノズル部を、同両ノズル部から噴出された噴流の流速の大きい部分が浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当るように変位自在としたものである。 【0013】そして、請求項1または2の発明に加えて、水噴出ノズル部と洗剤噴出ノズル部それぞれ一つずつを一対にした複数組から浴槽、洗い場それぞれに向けて噴流が噴出されるため、さらに効率よく汚れを除去することが可能となるものである。 【0014】また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項の発明に加えて、水噴出ノズル部および/または洗剤噴出ノズル部は、回転軸と、前記回転軸に対して屈曲自在で且つ傾斜状態となる先端部とからなり、前記回転軸に対してほぼ垂直な平面に設けた軌道部に沿って、前記先端部が回転および揺動するものである。 【0015】そして請求項1ないし3のいずれか1項の発明に加えて、回転軸に対してほぼ垂直な平面に設けた軌道部に沿って先端部が回転および揺動するため、軌道部の形状を浴槽や洗い場の洗浄される部分の形状に合わせれば、これらの方向に洗剤および水を噴出することができ、浴槽や洗い場の隅々まで洗浄することが可能となる。 【0016】また、請求項5の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項の発明に加えて、水噴出ノズル部および/または洗剤噴出ノズル部は、回転軸と、前記回転軸に対して屈曲自在で且つ傾斜状態となる先端部とからなり、前記回転軸に対してほぼ垂直な平面に設けた軌道部を、前記先端部から遠方に噴出する方向ほど、前記先端部の前記回転軸に対する傾き角度が大きくなるように構成したものである。 【0017】そして請求項1ないし3のいずれか1項の発明に加えて、先端部から遠方に噴出する方向ほど、先端部の回転軸に対する傾き角度を通常の吹き出し方向よりも大きくすることで、汚れの大きい部分に噴流の流速の大きい部分を当てることが可能になるものである。 【0018】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図1から図6を参照して説明する。 【0019】(実施例1)図1において浴室3は入浴するための空間であり、主として浴槽4、洗い場5、壁面6、天井7、扉8から構成されている。9は洗浄装置であり浴室3の壁面6の上部に設けられている。10は前記洗浄装置9をコントロールする制御ボックス、11は脱衣場に設けられたリモコン、12は水の供給口であり水道管等とつないで水を洗浄装置9に供給するためのものである。 【0020】図2は洗浄装置9を示し、これには、第一、第二の水噴出ノズル部13a、13bと第一、第二の洗剤噴出ノズル部14a、14bとが設けられており、水用と洗剤用の違いはあるがそれぞれ同じ動きをするように設けられている。15は水の逆流を防ぐ逆止弁、16は水の通路を開閉する電磁弁であり、これにより第一、第二の水噴出ノズル部13a、13bからの散水を制御するものである。17は洗剤タンク、18は洗剤ポンプであり、前記洗剤タンク17から洗剤を吸い込み、加圧して第一、第二の洗剤噴出ノズル部14a、14bより噴出させるものである。 【0021】図3、図4は水および洗剤の第一、第二の噴出ノズル部13a、13b、14a、14bを示し、これらは同じ構成で同じ動きをするようになっており、第一の水噴出ノズル部13aの場合を例にして以下その構成を説明する。図3、図4において19はモーター、20はモーター19によって回転させられる先端部で、斜め下方を向いた回転軸21によって変位、例えば回転しながら揺動するように構成されている。 【0022】22は先端部20を支持する回転支持部材、23は回転支持部材22と先端部20とをつなぐ接続ホースで、先端部20が揺動しても水や洗剤が漏れないように弾性を有しており、先端部20が回転軸21に対して屈曲自在で且つ傾斜状態となるように設けられている。 【0023】24は水が漏れるのを防ぐためのOリング、25は水(洗剤)の入口継ぎ手、26は先端部20が抜けないようにする止め部材である。 【0024】また28は前記回転軸21に対してほぼ垂直な平面に設けた軌道部でその溝33(図4参照)に沿って前記先端部20が回転しながら揺動する構成としてある(図3の想像線で示す)。31は先端部20が径方向に傾くように付勢し、先端部20が軌道部28の溝33に沿って揺動するようにするスプリングである。そして、軌道部28の溝33は、前記先端部20より噴出された噴流の流速の最も大きい部分が浴槽4の喫水線の部分、あるいは洗い場5の隅の縁の部分といった汚れの最も大きい部分に当るように、同先端部20から遠方に噴出する方向ほど先端部20の回転軸21に対する傾き角度を大きくするように設けられている。 【0025】次に動作について説明すると、電磁弁16を開くと第一、第二の水噴出ノズル部13a、13bより水を噴出する。また、洗剤は第一、第二の洗剤噴出ノズル部14a、14bより噴出する。第一、第二の水噴出ノズル部13a、13bと第一、第二の洗剤噴出ノズル部14a、14bとは同じ動きをするため、第一の水噴出ノズル部13aを中心に説明をすることにする。 【0026】モータ19を作動させると、第一の水噴出ノズル部13aに設けられた先端部20は軌道部28に沿って回転しながら揺動して、図5に示すように浴槽4の形状に沿って水を噴出、噴霧することができる。この結果として、浴槽4の隅々まで水を噴出、噴霧することが可能となる。そして、第一の水噴出ノズル部13aより噴出した流れは、図6の流速分布に示すように遠方に噴出する方向ほど流体(水)の自重のため、下の方の流速が大きくなる傾向がある。本実施例では、軌道部28の溝33の形状を、前記先端部20が溝33に沿って回転および揺動した場合に、前記第一の水噴出ノズル部13aより噴出された噴流の最も流速の大きい部分が浴槽4、洗い場5等の最も汚れの大きい部分に当るようにしているため、図6のように最も汚れる喫水線の部分に最も流速の大きい部分を当てて、効率よく洗浄を行うことが可能となる。 【0027】また、第一の水噴出ノズル部13aの揺動および回転可能な先端部20が軌道部28に沿って方向を変えることが可能な構成としたものであるため、浴槽4や洗い場5等の洗浄される部分の形状に軌道部28の形状を合わせれば、これらの方向に洗剤および水を噴出することができ、浴槽4や洗い場5等の隅々まで洗浄することが可能となるものである。 【0028】また、軌道部28は、先端部20から遠方に噴出、噴霧する方向ほど、先端部20の回転軸21に対する傾き角度が大きくなるように構成したので、遠方に噴出される方向ほど流速の大きい部分が下方に移動する噴流に対して、通常の噴出方向よりも先端部20の回転軸21に対する傾き角度を大きくすることで、浴槽4の喫水線の部分あるいは洗い場5の隅の縁の部分といった、汚れの最も大きい部分に流速の最も大きい部分を当てることが可能になるものである。 【0029】尚、本実施例において、第一の水噴出ノズル部13aの動作を中心に説明してきたが、第二の水噴出ノズル部13bおよび第一、第二の洗剤噴出ノズル部14a、14bの動作についても同様である。 【0030】また本実施例において、第一、第二の水噴出ノズル部13a、13bと第一、第二の洗剤噴出ノズル部14a,14bとが同じ動きをするように構成されているが、第一の水噴出ノズル部13aと第一の洗剤噴出ノズル部14aとが、また第二の水噴出ノズル部13bと第二の洗剤噴出ノズル部14bとがそれぞれ一対になって、例えばいずれか一方の一対の先端部20から浴槽4の汚れの大きい部分に、また他方の一対の先端部20から洗い場5の汚れの大きい部分にそれぞれ水と洗剤を噴出して、別々の箇所を洗浄しても支障ないものである。 【0031】また、第一の水噴出ノズル部13aと第二の洗剤噴出ノズル部14bとの両先端部20から、同じ浴槽4または同じ洗い場5の汚れの大きい部分に向けて、水と洗剤を噴出しても支障ないものである。 【0032】また、第一の水噴出ノズル部13aまたは第一の洗剤噴出ノズル部14aのいずれか一方の先端部20から、浴槽4または洗い場5の汚れの大きい部分に向けて水または洗剤を噴出しても支障ないものであるが、好ましくは第一の水噴出ノズル部13aの先端部20から浴槽4または洗い場5の汚れの大きい部分に向けて水を噴出し、この水が、第一の洗剤噴出ノズル部14aから噴出され、浴槽4または洗い場5で広がった洗剤と混じり合って、洗浄するのが良い。 【0033】 【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項1の発明によれば、浴槽や洗い場の隅々まで洗浄することができる上に、噴流の流速の大きい部分を浴槽、洗い場の少なくともいずれか一方の汚れの大きい部分に当て、効率よく汚れを除去することが可能となるものである。 【0034】また、請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、水噴出および洗剤噴出の両ノズル部の変位によって、噴流の流速の大きい部分が汚れの大きい部分に向けて噴出され、さらに効率よく汚れを除去することが可能となるものである。 【0035】また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明に加えて、水噴出ノズル部と洗剤噴出ノズル部を一対にした複数組から浴槽、洗い場それぞれに向けて噴流が噴出され、さらに効率よく汚れを除去することが可能となるものである。 【0036】また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項の発明に加えて、軌道部の形状を浴槽や洗い場の洗浄される部分の形状に合わせれば、これらの方向に洗剤および水を噴出することができ、浴槽や洗い場の隅々まで洗浄することが可能となる。 【0037】また、請求項5の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項の発明に加えて、先端部から遠方に噴出する方向ほど、先端部の回転軸に対する傾き角度を通常の吹き出し方向よりも大きくし、汚れの大きい部分に噴流の流速の大きい部分を当てて、さらに効率よく汚れを除去するものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月13日(1999.5.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−316790(P2000−316790A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月21日(2000.11.21) |
| 【出願番号】 |
特願平11−132262 |
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