| 【発明の名称】 |
靴拭いマット |
| 【発明者】 |
【氏名】寺本 正治
【氏名】林 育男
【氏名】江本 久夫
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| 【要約】 |
【課題】繰り返し加えられる踏圧によっても容易に破損や変形を生じない強度の高い靴拭いマットを、作業効率良く安価に提供できるようにする。
【解決手段】矩形枠10内に厚み方向に一定間隔隔てて対向する第1格子状部20および第2格子状部30がそれぞれ形成された靴拭いマット1において、矩形枠10を構成する矩形上枠部21内に、複数の第1格子点25を有する第1格子状部20が形成された第1部材2と、矩形枠10を構成するとともに矩形上枠ぶ21に重なり合う矩形下枠部31内に、複数の第2格子点35を有する第2格子状部30が形成された第2部材3と、によって構成した。好ましくは、第1部材2および第2部材3のそれぞれを、樹脂成形によって一体的に形成し、また第1格子状部20と第2格子状部30との間に複数のモール4を介在させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 矩形枠内において、厚み方向に一定間隔隔てて対向する第1格子状部および第2格子状部がそれぞれ形成された靴拭いマットであって、上記矩形枠を構成する矩形上枠部内に、複数の第1格子点を有する上記第1格子状部が形成された第1部材と、上記矩形枠を構成するとともに上記矩形上枠に重なり合う矩形下枠部内に、複数の第2格子点を有する上記第2格子状部が形成された第2部材と、を備えることを特徴とする、靴拭いマット。 【請求項2】 上記第1部材および上記第2部材のそれぞれは、樹脂成形によって一体的に形成されている、請求項1に記載の靴拭いマット。 【請求項3】 上記各第1格子点とこれに対応する上記各第2格子点との間が、支持柱を介して互いに接続されている、請求項1または2に記載の靴拭いマット。 【請求項4】 上記支持柱は、上記各第1格子点およびこれに対峙する上記第2格子点からそれぞれ突出する突起の先端部どうしを接続したものである、請求項3に記載の靴拭いマット。 【請求項5】 上記支持柱は、上記各第1格子点およびこれに対峙する上記各第2格子点のうちの一方の格子点に設けられた貫通孔内に、その先端部が挿入接続されるようにして他方の格子点から突出形成されたポストである、請求項3に記載の靴拭いマット。 【請求項6】 上記第1格子状部と上記第2格子状部との間には、複数のモールが介在させられている、請求項1ないし5のいずれかに記載の靴拭いマット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本願発明は、建物の入り口の付近に配置され、屋外から建物の内部に入る場合に、靴に付いた土砂や雪などの汚れを拭うためのマットに関する。 【0002】 【従来の技術】従来からある靴拭いマットの一例を図8および図9に示す。これらの図に示した靴拭いマット6は、金属製のC型チャンネル70とL型コーナ71を組み付けて形成された矩形枠7の隣り合う2辺の間が、一方の対角線に対して平行となるようにして設けられた複数の第1加工線材80によって繋げられ、残りの2辺の間が、他方の対角線に対して平行となるようにして設けられた複数の第2加工線材81によって繋げられている。すなわち、第1加工線材80と第2加工線材81とが交差状とされており、これらの加工線材80,81によって矩形枠内に網状部が設けられている。 【0003】第1および第2加工線材80,81は、たとえば直線状の金属線材をらせん状に巻回することによって、あるいはらせん状に巻回したものをさらに長手方向に引き伸ばすことによって形成されている。したがって、らせん状とされた各加工線材80,81によっては、長手方向に延びる円柱状の空間が規定されており、各第1加工線材80による(第1)円柱状空間のそれぞれは、一方の対角線に対して平行に延びるようにして第1円柱状空間の半径方向に並んでいる。そして、各第2加工線材81による各第2円柱状空間は、他方の対角線に対して平行に延びるようにして、かつ第1円柱状空間に対して交差状に並んでいる。 【0004】そして、選択された所定の円柱状空間内に挿通されるようにして複数のモール4が嵌め込まれ、これらのモール4によって所定の模様や図柄が描かれた格好とされている。ここで、モール4とは、モール糸(シニョール糸)と類似の形態とされ、同様な製造過程を経て製造されるものであり、その製造過程においては、よこ糸として麻やシュロあるいはポリプロピレン製の合成繊維などが用いられ、たて糸として針金が好適に用いられる。したがって、モール4は、ねじられた(撚られた)たて糸(針金)の半径方向に多数のよこ糸が突出するとともに、長手方向によこ糸が高密度に密集した束子状とされている(図5参照)。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記した構成の従来の靴拭いマット6では、次のような問題が生じていた。 【0006】第1に、矩形枠がC型チャンネル70とL型コーナ71を組み付けた構成とされていることから、使用中にC型チャンネル70とL型コーナ71との組み付け部分が外れるなどして矩形枠7、ひいては靴拭いマット6自体が壊れることがある。 【0007】第2に、上記した靴拭いマット6の矩形枠7内の強度は、各加工線材80,81によって実質的に確保されているが、らせん状の形態とされた各加工線材80,81はその半径方向への強度が低いため、各加工線材80,81によって矩形枠7内の強度が実質的に確保された靴拭いマット6では、その厚み方向(半径方向)への強度は低い。このため、靴拭いマット6に繰り返し踏圧が加えられた場合には、各加工線材80,81が半径方向、あるいは長手方向に伸びてしまうばかりか、加工線材80,81が矩形枠7に固定されていることから、加工線材80,81によって構成される網状部が撓んでしまうといった問題が生じる。このような網状部の撓みは、使用者が靴拭いマット6によってつまずく原因ともなりかねない。 【0008】第3に、製造効率およびコスト面での問題がある。すなわち、各加工線材80,81によって構成される網状部は、複数の第1加工線材80を隣り合うものどうしが絡み合うようにしてその半径方向に並べるとともに、これらの第1加工線材80に対して各第2加工線材81を交差するようにして互いに絡ませることによって形成されるものであるために機械加工が困難であり、通常は手作業によって行われる。そして、円柱状空間にモール4を嵌め込む作業もまた、通常は手作業によって行われるため、作業効率的にもコスト的にも不利である。加えて、金属線材を加工してらせん状の加工線材80,81とする工程も必要であることから、このことも作業効率を悪化させている。 【0009】本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、繰り返し加えられる踏圧によっても容易に破損や変形を生じない強度の高い靴拭いマットを、作業効率良く安価に提供できるようにすることをその課題としている。 【0010】 【発明の開示】上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。すなわち、本願発明により提供される靴拭いマットは、矩形枠内において、厚み方向に一定間隔隔てて対向する第1格子状部および第2格子状部がそれぞれ形成された靴拭いマットであって、上記矩形枠を構成する矩形上枠部内に、複数の第1格子点を有する上記第1格子状部が形成された第1部材と、上記矩形枠を構成するとともに上記矩形上枠と重なり合う矩形下枠部31内に、複数の第2格子点を有する上記第2格子状部が形成された第2部材と、を備えることを特徴としている。 【0011】上記構成では、従来の靴拭いマットようにC型チャンネルとL型コーナを組み付けるなどして矩形枠が形成されているのではなく、予め矩形状とされた上下の枠を厚み方向に重ね合わせて矩形枠が形成されている。このため、本願発明の靴拭いマットでは、従来の靴拭いマットのようにC型チャンネルとL型コーナの組み付け部分から派生して矩形枠が壊れたりすることはなく、矩形枠の強度、ひいては格子状部の強度が適切に維持されている。 【0012】好ましい実施の形態においては、上記第1部材および上記第2部材のそれぞれは、樹脂成形によって一体的に形成されている。 【0013】上記構成では、各部材が樹脂成形によって一体的に形成されていることから、各部材のそれぞれの格子状部も当然に樹脂により形成されている。このようにして格子状部が樹脂により形成されていれば、格子状部に繰り返し踏圧が加えられたとしても、格子状部が伸びたり、撓んだりしてしまうことが適切に回避される。したがって、従来の靴拭いマットにおいて生じていた撓んだ網状部により使用者が躓いてしまうといった事態が、上記構成の靴拭いマットでは未然に防止される。 【0014】また、上記構成の靴拭いマットでは、第1部材および第2部材のそれぞれが樹脂形成によって一体的に形成されていることから、各部材においては枠部および格子状部の双方が、同時かつ一体的に形成される。このため、上記構成の靴拭いマットでは、従来の靴拭いマットのように金属線材を加工し、またこれを矩形枠に取り付けて格子状部(網状部)を形成する作業を要しないことから、極めて作業効率良く、しかもコスト的に有利に製造することができる。 【0015】好ましい実施の形態においてはさらに、上記各第1格子点とこれに対応する上記各第2格子点との間が、支持柱を介して互いに接続されている。 【0016】上記構成では、第1格子状部および第2格子状部のそれぞれの格子点の間が、複数の支持柱によって繋げられていることから、各格子状部の強度、特に踏圧に対する厚み方向の強度が支持柱によって確保されている。これにより、第1格子状部および第2格子状部の撓みや破損をさらに確実に回避することができる。 【0017】なお、支持柱としては、各第1格子点およびこれに対峙する各第2格子点からそれぞれ突出する突起の先端部どうしを接続した構成を採用でき、また第1格子点および第2格子点のうちの一方の格子点に設けられた貫通孔内に、その先端部が挿入接続されるようにして他方の格子点から突出形成されたポストとして構成することもできる。 【0018】好ましい実施の形態においてはさらに、上記第1格子状部と上記第2格子状部との間には、複数のモールが介在させられている。 【0019】ここで、モールとは、たとえばねじられた(撚られた)針金の半径方向に多数のよこ糸が突出するとともに、これらのよこ糸が高密度に長手方向に密集した束子状の形態とされたものであるのは上述した通りである。したがって、第1格子状部と第2格子状部の間にモールを介在させた靴拭いマットでは、よこ糸の長さ適宜選択すれば、格子状部の表面からモールの毛先がはみ出したような状態とすることができる。このような状態とされた靴拭いマットでは、使用者が格子状部の上で靴を擦り付ければ、格子状部ばかりでなく、モールの毛先によっても靴の裏に付着した汚れなどを除去することができる。 【0020】また、各第1格子点とこれに対応する各第2格子点との間が支持柱によって接続された構成を採用した場合において、隣り合う支持柱の間に配置されるようにして各格子状部の間にモールを介在させれば、支持柱の存在によってモールの平面方向への移動が適切に回避される。このため、モールの配置を適宜設定して所望の模様や図柄を描くようにしてモールを介在させておけば、たとえ踏圧が繰り返し加えられ、また靴が擦り付けられたとしても、先に設定した模様などがくずれてしまうこともない。 【0021】なお、本願発明の靴拭いマットは、第1および第2部材の2部材からなるとともに、これらの部材を接続することによって靴拭いマットが構成されているが、上記した構成のモールは、たとえば次のようにして各格子状部の間に介在させられる。すなわち、一方の部材側に所望の図柄を描くようにしてモールを配置し、この状態を維持したままモールを挟み込むような格好で他方の部材を接続すれば、各格子状部の間にモールが介在させられる。したがって、本願発明の靴拭いマットでは、格子状部が金属線材によって形成された従来の靴拭いマットのように、手作業で1つ1つのモールを差し込んでいく必要はなく、第1部材と第2部材とを接続する際に、複数のモールを同時に各部材の間に介在させることができ、この点においても、作業効率的にも、コスト的にも有利である。 【0022】本願発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。なお、図1は、本願発明に係る靴拭いマットの一例を表す全体斜視図、図2は、図1のII−II線に沿って断面した要部拡大図、図3は、図1の靴拭いマットを構成する第1部材(第2部材)のコーナ部を拡大した図、図4は、第1部材および第2部材を接続した状態の要部を拡大し、さらに一部を破断した斜視図、図5は、図1の靴拭いマットを構成するモールを表す図である。 【0024】図1および図2に示したように、本願発明に係る靴拭いマット1は、第1部材2と第2部材3とを接続することによって、矩形枠10内において第1格子状部20と第2格子状部30とが互いに対向した構成とされており、さらに、これらの格子状部20,30の間に複数のモール4が介在させられている。 【0025】第1部材2は、図1ないし図3に示したように矩形上枠部21内に第1格子状部20が一体的に形成された構成とされている。 【0026】矩形上枠部21は、全体形状が矩形枠状とされているとともに、断面形状が内壁部22と外壁部23とを繋げたU字状とされている。そして、図3に良く表れているように、外壁部23の端面には、図3の上下方向に突出する凸部23aとこれの長さおよび高さに対応した長さおよび深さを有する凹溝23bとが交互に設けられている。 【0027】第1格子状部20は、図1および図2に良く表れているように矩形上枠部21内において、いずれかの対角線に対して平行に延びるようにして縦横に配置された複数の格子子24によって構成されている。そして、格子子24どうしが交差する部分は、図2および図4に良く表れているように第1格子点25とされており、同一の格子子24における隣り合う第1格子点25どうしを連結する部分(連結部)は、一側が円弧状とされているととも他側が水平状とされている。 【0028】各第1格子点25においては、一側に突出するようにして円柱状の突部25aが設けられており、他側に突出するようにして円柱状の第1支持柱部25bまたは第2支持柱部25cが設けられている。第1支持柱部25bは、その端部に当該第1支持柱部25bよりも小径の嵌合突起部26bが設けられている。一方、第2支持柱部25cは、その端部に第1支持柱部25bの嵌合突起部26bに対応した凹部26cが設けられている。 【0029】第2部材3は、図1ないし図4に示したように矩形下枠部31内に、第2格子状部30が設けられた構成とされている。矩形下枠部31および第2格子状部30は、上述した第1部材2の矩形上枠部21および第1格子状部20と同様な構成とされている。具体的には、図3に良く表れているように矩形下枠部31は断面U字状とされいるとともに、その外壁33の端面には凸部33aおよび凹溝33bが設けられている一方、第2格子状部30は縦横に配置された複数の格子子34によって構成されているとともに、各格子子34の交点が第2格子点35とされている。そして、矩形下枠部31における外壁33の凸部33aおよび凹溝33b、あるいは第2格子状部30の第1支持柱部35bおよび第2支持柱部35cは、第1部材2と第2部材3とを互いに対向させた状態では、矩形上枠部21における外壁23の凹溝23bおよび凸部23a、あるいは第1格子状部20の第2支持柱部25cおよび第1支持柱部25bに対応している。 【0030】したがって、第1部材2と第2部材3とは、図2および図4に良く表れているように一方の部材2(3)の枠部21(31)における凸部23a(33a)が他方の部材3(2)の凹溝33b(23b)に嵌まり、しかも一方の部材2(3)の格子状部20(30)における第1支持柱部25b(35b)の嵌合突起部26b(36b)が、他方の部材3(2)の第2支持柱部35c(25c)の凹部26c(36c)に嵌まった状態で互いに接続されている。このような接続状態では、第1格子状部20と第2格子状部30との間に一定の空間が形成されているとともに、第1格子点25と第2格子点35との間が、第1支持柱部25b(35b)および第2支持柱部35c(25c)が連結された構成の支持柱5によって繋げられている。 【0031】この構成では、第1格子状部20および第2格子状部30の強度、特に踏圧に対する厚み方向の強度が、支持柱5によって適切に確保されている。すなわち、厚み方向に延びる支持柱5によって各格子状部20,30(格子点25,35どうし)を繋げた構成を採用することにより、格子状部20,30の撓みや破損をさらに確実に回避することができる。 【0032】なお、第1部材2および第2部材3は、たとえばポリエチレンなどのオレフィン系樹脂を用いた射出成形によって形成される。そして、各部材2,3における枠部21,31の凸部23a,33aや凹溝23b,33b、あるいは格子状部20,30の第1支持柱部25b,35bや第2支持柱部25c,35cの配置は、金型の形態を適宜設計することによって設定されるが、第1部材2または第2部材3における上記した各部分は、点対称な位置関係となるようにして配置するのが好ましい。 【0033】たとえば枠部の凸部や凹溝、および格子状部の第1支持柱部や第2支持柱部が点対称に配置されるようにして第1部材2と同様な構成の部材を2つ形成し、一方の部材に対して、他方の部材を対称中心の周りに90度回転させた状態として互いに対向させれば、一方の部材における枠部の凸部が他方の部材の凹溝に対応し、一方の部材における第1支持柱部が他方の部材における第2支持柱部と対峙している。同様に、一方の部材の凹溝が他方の部材の凸部に対応し、一方の部材の第2支持柱部が他方の部材の第1支持柱部に対峙している。すなわち、一方の部材と他方の部材との関係は、上記した第1部材2および第2部材3を接続するためにこれらの部材2,3に対して求められる関係を満たしている。このため、各部分の配置が点対称とされた部材どうしは、一方の部材を対称中心の周りに90度回転させた状態において適切に接続できることから、第1部材2用および第2部材3用にそれぞれ別個に金型を準備して各部材2,3を形成するまでもなく、一種類の金型によって互いに接続可能な第1部材2および第2部材3の双方を形成することができ、コスト的にも有利である。 【0034】モール4は、図5に示したようにモール糸(シニョール糸)と類似の形態とされている。すなわち、ねじられた(撚られた)たて糸40(針金などの金属線材)の交差方向に多数のよこ糸41(麻やシュロあるいはポリプロピレン製の合成繊維など)が突出するとともに、長手方向によこ糸が密集した束子状とされている。このような形態のモール4は、たとえば金属線材を2つ折りにし、あるいは2本の金属線材を密着させてこれをたて糸40とし、2本の金属線材の間に挟み込むような格好でよこ糸41を金属線材の交差方向に突出させ、この状態を維持しつつ金属線材をねじる(撚る)ことによって形成される。このようなモール4は、図1およひ図2に良く表れているように第1格子状部20と第2格子状部30との間において、支持柱5によって平面方向への移動が制限されるようにして介在させられる。 【0035】そして、モール4の毛の長さ(よこ糸41の長さ)を適宜選択すれば、各格子状部20,30の間にモール4が介在させられた状態において、モール4の毛先が格子状部20,30の表面からはみ出した状態とすることができる。この状態が達成された靴拭いマット1では、使用者が格子状部20,30の上で靴を擦り付ければ、格子状部20,30のみならず、モール4の毛先により、靴の裏に付着した汚れなどを適切に除去することができる。 【0036】ところで、第1部材2および第2部材3が上記のように構成された靴拭いマット1は、予め一方の部材2(3)上に、所定の模様なり図柄を描くようにしてモール4を配置するとともに、第1部材2の各部分と第2部材3の各部分とを対応させた状態において、第1部材2と第2部材3とを接続することによって形成される。すなわち、一方の部材2(3)の枠部21(31)における凸部23a(33a)を他方の部材3(2)の枠部31(21)における凹溝33b(23b)に嵌め込むとともに、一方の部材2(3)の格子状部20(30)における第1支持柱部25b(35b)の嵌合突起部26b(36b)を、他方の部材3(2)の第2支持柱部35c(25c)の凹部36c(26c)に嵌め込んだ状態で、第1部材2と第2部材3とを接続することによって行われる。 【0037】第1部材2と第2部材3との接続には、たとえば接着剤による方法の他、熱融着する方法が好適に採用され、またこれらの方法を併用してもよい。熱融着による接続は、たとえば第1部材2および第2部材3全体を熱可塑性樹脂により形成した場合に好適に採用されるが、具体的には、たとえば各部材2,3の第1支持柱部25b,35bの嵌合突起部26b,36bに熱を加えて軟化した状態としておき、この状態のままで第2支持柱部25c,35cの凹部26c,36cに嵌合することによって行ってもよいし、第1支持柱部25b,35bの嵌合突起部26b,36bを第2支持柱部25c,35cの凹部26c,36cに嵌合した状態において、この嵌合部分に超音波を付与して嵌合部分を選択的に加熱して融着してもよい。 【0038】なお、上述した実施形態の靴拭いマットでは、一方の部材の第1支持柱部と他方の部材の第2支持柱部とを接続することによって支持柱が構成されていたが、支持柱の構成は種々に変更可能である。たとえば、図6に示したように、各部材2A,3Aとして、格子点25A,35Aから突出するようにしてポスト5Aが形成され、格子点25A,35Aに貫通孔50Bが設けられた構成のものを採用し、これらの部材2A,3Aを接続することによって支持柱を構成してもよい。すなわち、図7に示したように、一方の部材2A(3A)のポスト5Aの先端部50Aを、他方の部材3A(2A)の貫通孔50B内に嵌め込むことによって各部材2A,3Aの格子点25A,35Aどうしをポスト5Aによって繋ぐとともに、当該ポスト5Aにより支持柱を構成してもよい。また、図6および図7に表したように、ポスト5Aの先端部50Aに係止フランジ50aを設け、この係止フランジ50aが貫通孔50Bの周縁部に係止されることにより、ポスト5Aを貫通孔50Bに嵌め止めするように構成してもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000133928 【氏名又は名称】株式会社テラモト
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| 【出願日】 |
平成11年5月11日(1999.5.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086380 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 稔 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−316788(P2000−316788A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月21日(2000.11.21) |
| 【出願番号】 |
特願平11−130207 |
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