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【発明の名称】 食器洗浄機
【発明者】 【氏名】乾 浩章

【氏名】由良 政樹

【氏名】広田 弘美

【要約】 【課題】本発明は家庭の台所に設置する食器洗浄機に係わるものであり、食器洗浄機の設置方向によっては操作部が使いづらい位置にくるという問題があった。

【解決手段】食器洗浄機の操作部を着脱自在に複数箇所に取り付ける構成とすることにより、食器洗浄機の設置状態に関わらず、操作部はいつも使用者の使いやすい位置に設けることができるため、食器の取り出し性を犠牲にすることなく、使用性に優れた食器洗浄機を提供することができるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 食器などの被洗浄物を入れる食器かごと、前記被洗浄物を洗浄すべく前記食器かごを収容する洗浄槽と、洗浄槽を開閉する蓋と、被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、洗浄手段へ洗浄水を供給する給水手段と、排水手段と、運転動作を選択、指示する操作手段と、電源スイッチと、操作手段からの指示に基づいて洗浄手段、給水手段、排水手段などを制御する制御手段と、これらを収納する本体を備え、前記操作手段は、本体の任意の壁面または蓋に選択的かつ着脱可能に取り付けできる構造を有する食器洗浄機。
【請求項2】 操作手段を収納し、かつ、操作手段と制御手段を電気的接続するための接続手段を有した凹部を、本体の前面、または両側面、または蓋に複数個設けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
【請求項3】 操作手段を取り付けない他の凹部は、操作手段と略同一形状の凹部充填体で埋める構成を有する請求項2記載の食器洗浄機。
【請求項4】 操作手段は、制御手段を遠隔操作するための遠隔操作手段を有することを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の食器洗浄機。
【請求項5】 本体の一部と操作手段との間、あるいは前記凹部と操作手段との間、あるいは前記凹部と凹部充填体の間を、磁性体と磁性材料で構成した請求項1から4いずれか1項記載の食器洗浄機。
【請求項6】 操作手段と凹部との間、あるいは凹部充填体と凹部との間の隙間をシ−ルするシ−ル部材を設けた構成を有する請求項2から5いずれか1項記載の食器洗浄機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭の台所に設置する食器洗浄機に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の食器洗浄機は、図15、図16に示すように、シンク1を有する流し台2の天板3上に食器洗浄機4を載せて使用するもの、あるいは食器洗浄機用ワゴン(図示せず)を使用するものがある。流し台2の天板3上に載せるものは、食器の出し入れを考慮して、シンク1の右側、あるいは左側にあるスペ−スに、蓋9の開口面をシンク1に向けて設置する。
【0003】次に、図14を用いて食器洗浄機4の構成について説明する。5は洗浄槽、6は食器を収納する食器かごで、回動するロ−ラ7を介して、洗浄槽5の側面に設けられたレ−ル面8に支持されている。9は洗浄槽5の開口部に設けられた蓋である。10は給水弁、11は水量検知装置で、給水弁10を開放することにより給水が行われるが、水量検知装置11によってその水量が検知されて設定量が洗浄槽5に貯水される。
【0004】12は洗浄槽5に配置された加熱用ヒ−タであり、洗浄水を加熱する。13は洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、14は洗浄槽5の下方に設置された洗浄ノズルであり、洗浄ポンプ13によって加圧された洗浄水を、食器かご6に収納された食器に下方から噴射して食器を洗浄する。洗浄が終了すると、蓋9を開けて食器かご6を手前に引き出して、食器を取り出す。
【0005】15は洗浄ポンプ13等の運転を制御する制御装置である。16は給水ホ−ス、17は排水ホ−スである。18は排水ポンプである。19は蓋9の下部にある操作部で、電源スイッチ20や、食器の汚れに応じて運転コ−スを選択する、コ−ス選択スイッチ21が備えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の食器洗浄機4は蓋9を開けて食器かご6を引き出して食器の出し入れを行うため、蓋9をシンク1に対面するように設置するのが主流である。
【0007】しかし、食器洗浄機4の電源スイッチ20やコ−ス選択ボタン21などを有する操作部19は蓋9の下部に設けているため、使用者はこれらスイッチの表示を斜めから見ることになる。よって、コ−ス選択スイッチ21を押してコ−スを選択する場合、どのコ−スを選択しているのか、その表示が見づらいという問題があった。また、台所から離れた位置にいるときに操作部19の表示が見えないため、食器洗浄機4のそばにに来て進行状況を確認しなければならず、たいへん煩わしいという問題があった。
【0008】さらに奥行きが短く、横幅の広い食器洗浄機4をシンク1に対面するように設置する場合はその傾向が顕著である。電源スイッチ20やコ−ス選択スイッチ21などが使用者から遠い位置にあるため、使用者が老人や背の低い子供や主婦の場合、背を伸ばしながら、しかも体や顔を操作部の方に向けて電源スイッチ20やコ−ス選択スイッチ21などを押さなければならず、無理な体勢でのスイッチ操作となるなどの問題があった。
【0009】また奥行きが短い食器洗浄機4を使用者に対面するように設置した場合、確かに操作部19は表示も見やすいが、食器洗浄機の前面は作業スペ−スとして使用するため、調理作業中に容易に操作部の電源スイッチ20等に触れる可能性が高く、不用意に電源スイッチ20に触れてしまい、電源を切ってしまうなどの問題もあった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するために、操作手段を本体の任意の壁面あるいは蓋に選択的かつ着脱可能に取り付けできる構成としたものである。
【0011】上記発明によれば、たとえ蓋をシンクに対面するように設置した場合でも操作手段を食器洗浄機の使用者に対面する側壁面に設置することができるため、食器の出し入れのしやすさはそのままに、表示の視認性を確保することができるし、無理な体勢でスイッチ操作をする必要がない。
【0012】また使用者が老齢者や背丈が低いなど、操作部に手が届きにくい場合であっても、スイッチを容易に操作することができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、食器などの被洗浄物を入れる食器かごと、前記被洗浄物を洗浄すべく前記食器かごを収容する洗浄槽と、洗浄槽を開閉する蓋と、被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、洗浄手段へ洗浄水を供給する給水手段と、排水手段と、運転動作を選択、指示する操作手段と、電源スイッチと、操作手段からの指示に基づいて洗浄手段、給水手段、排水手段などを制御する制御手段と、これらを収納する本体を備え、前記操作手段は、本体の任意の壁面または蓋に選択的かつ着脱可能に取り付けできる構造を有するものである。
【0014】よって、食器洗浄機の配置に関わらず、操作手段を食器洗浄機の使用者に対面する壁面に設けることができるため、食器の出し入れのしやすさはそのままに、表示の視認性を確保することができるし、また使用者が老齢者や背丈が低いなど、操作部に手が届きにくい場合であっても、スイッチを容易に操作することができるものである。
【0015】また、操作手段を収納し、かつ、操作手段と制御手段を電気的接続するための接続手段を有した凹部を、本体の前面、または両側面、または蓋に複数個設けたものである。
【0016】よって、凹部に操作手段の一部あるいは全体を固定するため、操作手段が食器洗浄機本体の外に飛び出して邪魔になることもないし、外観上もすっきりし、美観も保たれる。また接続手段を制御手段から凹部それぞれにあらかじめ配線しているため、食器洗浄機を移動した場合の操作手段の付け換えも容易に行えるものである。
【0017】また、操作手段を取り付けていない他の凹部は、操作手段と略同一形状で、本体と略同一の表面材質の凹部充填体で埋める構成を有するものである。
【0018】よって、接続手段を取り付けていない他の凹部も本体表面と同一面とすることができ、外観上、美観を損なうことはない。また接続手段に対しても直接水がかかったり、汚れや埃の堆積を防ぎ、保護することができる。
【0019】また、操作手段は、制御手段を遠隔操作するための遠隔操作手段を有するものである。
【0020】よって、食器洗浄機内の制御手段と操作手段との間の配線処理をなくし、また電気的接点もないことから、動作信頼性が格段に向上させることができるものである。
【0021】また、本体の一部と操作手段との間、あるいは前記凹部と操作手段との間、あるいは前記凹部と凹部充填体の間を、磁性体と磁性材料で構成したものである。
【0022】よって食器洗浄機のいかなる位置にも容易に着脱自在に取り付け可能な構造を実現することができるため、食器洗浄機の設置状況に応じて、あるいは使用者にとっての最適な操作位置、目線の高さでスイッチを操作し、かつ表示させることができる使用性の非常に高い食器洗浄機とすることができる。
【0023】また、操作手段と凹部との間、あるいは凹部充填体と凹部との間の隙間をシ−ルするシ−ル部材を設けた構成を有するものである。
【0024】よって、凹部の接続手段に対する防湿性を向上させることができ、電気的故障を防止することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
【0026】(実施例1)図1は本発明の実施例1の食器洗浄機の構造を示す断面図である。また図2は同食器洗浄機の操作部の取り付け状態を示す部品分解斜視図である。また図3は同食器洗浄機の制御装置の動作概念を示す図である。また図4は同食器洗浄機の操作部の取り付け状態を示す部分断面図である。また図5は同食器洗浄機の操作部の取り付け状態を示す部分断面図である。また図6は同食器洗浄機の凹部充填体の取り付け状態を示す部分断面である。また図7は操作部を取り付けた同食器洗浄機の斜視図である。また図8は操作部を取り付けた同食器洗浄機の斜視図である。
【0027】図1において、32はシンク31を有する流し台であり、その天板33上に、食器洗浄機の本体34の正面がシンク31に面して設置されている。35は洗浄槽、36は食器を収納する食器かごで、回動するロ−ラ37を介して、洗浄槽35の側面に設けられたレ−ル面38に支持されている。39は洗浄槽35の開口部に設けられた蓋である。
【0028】40は給水弁、41は給水量を検知する水量検知装置で、給水手段である給水弁26を開放することにより給水が行われる。42は洗浄槽35に配置された加熱用ヒ−タであり、洗浄水を加熱する。43は洗浄水を加圧する洗浄ポンプ、44は洗浄槽35の下方に設置された洗浄ノズルであり、洗浄ポンプ43と洗浄ノズル44で洗浄手段を構成する。
【0029】45は洗浄ポンプ43等の運転を制御する制御装置(制御手段)である。46は食器を乾燥するための送風機である。47は洗浄槽に貯水した洗浄水を機外に排出するための排水ポンプ(排水手段)である。48は本体の前面部66に設けられた前面凹部49に収納された操作部(操作手段)である。なお本実施例では乾燥コ−スについてはふれていないが、コ−ス選択スイッチ55の中に用意されていることもある。
【0030】図2は、本体34をシンク31の右側に、かつ、蓋39をシンク31に対面するように設置したものである。50は本体34の右側面に設けられた操作部48設置のための右側面凹部である。51は制御装置45に連通するコネクタA、52は操作部48に連通するコネクタBである。53は右側面凹部50と操作部48との間に配設するシ−ル部材である。
【0031】操作部48にはコ−ス選択スイッチ55、スタ−ト・一時停止スイッチ56が設けられており、右側面凹部50に対してねじ57で固定される。また、前面凹部49には凹部充填体58がねじ止め固定されている。このねじ57の頭はコインで容易に回すことができるマイナス形状をしている。54は前面部66に設けられた電源スイッチである。またシ−ル部材53は電気接点を保護するためのものであり、埃、塵等の防止とともに、水の防止効果を果たすゴム製オ−リング、シリコン等の樹脂材料を用いる。また図示はしていないが、蓋に凹部を設けることもできる。
【0032】図3は制御装置45の制御対象とそれぞれに対する動作を示したものであり、制御装置45と右側面凹部50、左側面凹部59、前面凹部49との間は、操作部と接続するための配線62とコネクタB53、コネクタC60、コネクタD61が個別に用意されている。よって、操作部は3カ所の凹部に対して着脱自在に取り付けられるものである。コネクタA51とコネクタB53とコネクタC60とコネクタD61で接続手段を構成している。
【0033】また操作部48を取り付けない残りの凹部には凹部充填体58が挿入できるよう同一の形状、固定方法で構成されている。なお本体前面部66に設けられた電源スイッチ54はコ−ス終了時に電源が自動的に切れるオ−トオフ機能が設けられている。よって電源スイッチには100Vの電圧が通電する仕組みである。また操作部やコネクタ51、52、60、61には微少電流しか流れないため、コネクタ類は細いリ−ド線で構成できるものである。
【0034】なお、凹部の個数に関しては、本体前面に操作部を配置しないタイプ(凹部が両側面の2カ所)も、蓋面を追加した4カ所の場合も考えられる。
【0035】図4は、右側面凹部50への操作部48の取り付け状態を示すものであり、62は操作部48の背面に設けられた導電性端子である。63は導電性端子62と対になる導電性端子で、制御装置45に導通している。また操作部48はねじ57で本体の右側面凹部50に固定するものである。
【0036】なお、接続手段としては、上記説明したコネクタや銅やりん青銅材料を用いた端子の他にも、ピン形状の端子などコンピュ−タやオ−ディオ製品とその周辺機器との接続で用いられている数々の接続方法を用いることができるものである。図5は、図4と同様導電性端子62、63を用いて操作部48と制御装置45を接続するが、操作部48の右側面凹部50への固定方法として爪部65を用いたものである。
【0037】図6は、操作部48を挿入していない凹部(左側面凹部59、前面凹部49)に凹部充填体58を取り付けた状態を示す。凹部充填体58の固定方法は操作部48と同様である。
【0038】図7は、奥行きの短い食器洗浄機の本体34の左側面を使用者に対面するように流し台32の上に設置した状態である。操作部48は左側面凹部59に挿入され、右側面凹部50と前面凹部49には凹部充填体58がそれぞれ挿入される(図示せず)。
【0039】図8は、奥行きの短い食器洗浄機の本体34の右側面を使用者に対面するように流し台32の上に設置した状態である。操作部48は右側面凹部50に挿入され、左側面凹部59と前面凹部49には凹部充填体58をそれぞれ挿入する。次に動作、作用について説明すると、使用者は本体34を設置する場合、流し台32の形態に併せてシンク31の右側、あるいは左側に設置する。またこのときシンク31に対して蓋39の開口部を対面させるように置くのが一般的である。たとえば、本体34をシンク31の左側で、かつ、蓋39の開口部をシンク31に対面させて置きたいときは、左側面凹部59に操作部48をはめ込む。
【0040】その方法としては、操作部48側のコネクタA51と左側面凹部59にあらかじめ設けられたコネクタC60を接続し、コネクタ部への塵や水の進入を防ぐためのシ−ル部材53を挿入し、それから操作部48をはめ込んで、最後にねじ57で固定するものである。
【0041】また、本体34の移動があった場合でも、ねじ57をはずせば簡単に操作部48の位置を変更することができるものである。また、100Vかつ大電流の流れる電源スイッチ54を本体前面部66に設けているため、操作部48用リ−ド線には微少電流しか流れず、操作部48の着脱自在な構造に対する安全性が向上するものである。
【0042】また、製造者にとっては側面に操作部を用意した食器洗浄機を製造する場合、右側面用、あるいは左側面用の専用本体を製造する必要がなく、製造コストの低減を図る構成とすることができる。
【0043】また操作部48をはめ込まない残りの凹部である前面凹部49と右側面凹部50には、操作部48の代わりに凹部充填体58を挿入し、同じくねじ57で固定する。この凹部充填体58は本体34の外観と略同一色、略同一表面材であり、外観上目立つものではない。
【0044】また本体34をシンク31の右側で、かつ、蓋39の開口部をシンク31に対面させて置きたいときは、先ほどと反対に、右側面凹部50に操作部48をはめ込む作業を行う。このように本体34の設置状態に関わらず、食器の出し入れのしやすさは確保しながらも操作部48を使用者にとってもっとも見やすい、操作しやすい位置に持ってくることができるため、表示の視認性を確保することができるし、また使用者が老齢者や背丈が低いなど、操作部に手が届きにくい場合であっても、スイッチを容易に操作することができるものである。また、操作部は本体と同一面上にすっきり収まるため、邪魔になることもないし、外観上もすっきりし、美観も保たれる。
【0045】なお、図示はしていないが、本体34を使用者に対面するように設置した場合、操作部48を蓋39に設置する構成にすると、目線に操作部がくるため、従来の本体下部にある構成に対して、操作性、視認性はともに向上するものである。また、操作部48と凹部49、50、59との間、あるいは凹部充填体58と凹部49、50、59との間の隙間をシ−ルするシ−ル部材53を設けたことによって、コネクタ51、52、60、61等接続手段に対する防湿性、防塵性を向上させることができ、電気的故障を防止することができるものである。
【0046】また、本実施例で説明した操作部を着脱可能に取り付けできる構造と、凹部充填体で埋める構成、あるいはシ−ル部材を用いる構成は一体で実施する必然性はなく、各々独立して実施が可能である。
【0047】(実施例2)図9は本発明の実施例2の食器洗浄機の操作部の取り付け構造を示す部分断面図である。また図10は同食器洗浄機の操作部の取り付け構造を示す部品分解斜視図である。また図11は操作部を取り付けた同食器洗浄機の外観斜視図である。また図12は操作部を取り付けた同食器洗浄機の外観斜視図である。また図13は操作部を取り付けた同食器洗浄機の外観斜視図である。また、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0048】図9において、71はリモコン送信部70内蔵の操作部であり、操作部71底面には磁石72(磁性体)を配設している。また、左側面凹部59には鋼板73(磁性材料)が配設されている。なお、磁性体、磁性材料とは材質にニッケル、マンガン、コバルトを含有する材料(鉄やステンレス鋼等)であり、特に磁石の方を磁性体、磁石と引き合う材料を磁性体と呼んでいる。
【0049】図10は、操作部の底面に磁石72(磁性体)を配設し、本体34の表面に磁力で着脱自在に固定したものである。なお、本体34の材質自体が磁性材料でできている。
【0050】図11、図12、図13は、磁石72(磁性体)を配設し操作部71が本体34、あるいは蓋39に磁力で着脱自在に固定されているものである。本体34は流し台32のガスコンロ(図示せず)の近傍に設けることが容易に考えられるため、その材質には鋼板(磁性材料)を用いることが多い。
【0051】また、仮に本体34の表面が樹脂材料であっても、その内側に磁性材料を設ける構成であれば、操作部71を磁力で着脱自在に固定することができる。また蓋39の場合も同様であり、蓋39の内部に鋼板等の磁性材料を組み込んでおけば(図示せず)、蓋39に操作部71を磁力で固定することができる。
【0052】また74はリモコン受信部である。そしてリモコン受信部74とリモコン送信部70と操作部71と電源スイッチ54と制御手段45で遠隔操作手段を構成する。75はリモコン送信部70に設けられた電源スイッチである。なお、遠隔操作手段を有する操作部の場合、本体を磁性材料で構成すれば本体のあらゆる場所に着脱自在に設置することができるため、複数個の凹部を予め用意することはない。
【0053】次に動作、作用について実施例と異なるところについて説明すると、本実施例では遠隔操作の可能なリモコン送信部70を操作部71に、リモコン受信部74を本体34に用いることにより、それぞれの凹部49、50、59に設けられていた制御装置45からの配線を全くなくすことができる。このことによりコストダウンも可能であるし、電気的接触部が減ることによる信頼性の向上が図れる。
【0054】また、操作部71に磁石72を設けて、本体34との固定に磁力を用いたことにより、操作部71の着脱性がさらに向上するとともに、凹部を設けずとも、磁性材料73で構成されたところなら蓋39上部に設けるなど、どこでも取り付けることが可能である(この場合、電源スイッチ54を入れておく必要がある)。このように、本体34の設置状況に応じて、あるいは使用者にとっての最適な操作位置、目線の高さでスイッチを操作し、かつ表示させることができる使用性の非常に高い食器洗浄機とすることができる。
【0055】なお操作部71を本体34近傍の任意の場所に設置できるという効果もあり、特に操作部71に手が届きにくい車椅子に乗る身障者や手足の不自由な老人の操作性を格段に向上させるものである。また小さな子供が操作部71に触れて誤って電源スイッチ54を押してしまう心配がない。
【0056】なお本実施例で説明した遠隔操作手段と磁性体を有する構造とは、一体で実施する必然性はなく、各々独立して実施が可能である。
【0057】
【発明の効果】上記発明によれば、たとえ蓋をシンクに対面するように設置した場合でも操作手段を食器洗浄機の使用者に対面する側壁面に設置することができるため、食器の出し入れのしやすさはそのままに、表示の視認性を確保することができるし、無理な体勢でスイッチ操作をする必要がない。
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成11年5月10日(1999.5.10)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2000−316780(P2000−316780A)
【公開日】 平成12年11月21日(2000.11.21)
【出願番号】 特願平11−128174