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【発明の名称】 電気掃除機用集塵袋
【発明者】 【氏名】岡崎 伸吾

【要約】 【課題】筒状体の端切両端部の接着強度が大で、吸塵によっても端切両端部の接着部が剥れるおそれはまずなく、安心して使用できる電気掃除機用の集塵袋を提供する。

【解決手段】通気性を有する筒状体1Aの端切部の第一折り代部5aの縁部が筒状体外面に塗布した酢酸ビニル等の紙用接着剤6に接着されて折り返され、第二折り代部5bを、酢酸ビニル等の紙用接着剤等と並んで筒状体の外面に幅わたりに設けられた線状のホットメルト7と前記酢酸ビニル等の紙用接着剤6との面に折り返して接着した構成のものとした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】通気性を有する筒状体の端切部の第一折り代部の縁部が筒状体外面に塗布した酢酸ビニル等の紙用接着剤に接着されて折り返され、酢酸ビニル等の紙用接着剤と並んで筒状体の外面に線状に設けられたホットメルトと前記酢酸ビニル等の紙用接着剤との面に第二折り代部が折り返されて接着されてなる電気掃除機用集塵袋。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気掃除機用の集塵袋に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】電気掃除機用の集塵袋は和紙等の通気性を有する外層袋と不織布及び和紙からなる内層袋との多重層で構成されている。しかして集塵袋は、多重層の袋構成材をひだ付きの筒状体に成型した後、筒状体両端の端切部分を折り返して酢酸ビニルにて接着し、筒状体の端切両端部が閉塞されるようにしてある。
【0003】電気掃除機用集塵袋の構成材は通気性を有するために原紙の気孔径が大きく、接着剤の粘度を下げると接着剤は和紙よりなる外層袋に滲透して外層袋の折り返し部を接着するが、接着強度が大とはいえないデメリットがあり、吸塵により袋の内圧が上昇すると、端切部の折り返し接着部が剥れるということが間々あり、使用者(消費者)からクレームがつくことがある。
【0004】
【本発明の目的】本発明は筒状体の端切両端部の接着強度が大で、吸塵によっても端切両端部の接着部が剥れるおそれはまずなく、安心して使用できる電気掃除機用の集塵袋を提供できるようにした。
【0005】
【本発明の構成】上記目的を達成するために、本発明の集塵袋は、通気性を有する筒状体の端切部の第一折り代部の縁部が筒状体外面に塗布した酢酸ビニル等の紙用接着剤に接着されて折り返され、第二折り代部を、酢酸ビニル等の紙用接着剤等と並んで筒状体の外面に幅わたりに設けられた線状のホットメルトと前記酢酸ビニル等の紙用接着剤との面に折り返して接着した構成のものとしてある。
【0006】
【実施例】以下本発明の集塵袋を図1〜4に示す実施例によって説明する。図1は本発明に係る集塵袋を示し、袋本体1は通気性を有し、しかも靭性を有する和紙よりなる外層袋1aと不織布よりなる内層袋1bとの多重層袋で構成され、上側部に吸込孔2があけられ、この孔を囲む厚紙よりなる口紙3を貼り付けたものとしてあり、口紙3には袋本体の吸込孔2とほぼ一致する孔4をあけてある。
【0007】袋本体1は左右両端が端切りされている筒状体の左右の端切部を図2〜4のように折り返して接着し、左右の端切部を閉塞したものとしてあり、本発明は端切部の折り返し接着部に特徴を有する。
【0008】すなわち、本発明においては図4(a) に示すように、袋にする前の筒状体1Aの端切部に第一折り代部5aを残して紙用接着剤である例えば酢酸ビニル6を幅わたりに塗布し、第一折り代部5aを同図(b) のように端切縁部が酢酸ビニル6にて接着されるように折り曲げる。
【0009】次いで、酢酸ビニルと並ぶようにホットメルト7を筒状体に線状に塗布して、同図(c) のように第二折り代部5bを酢酸ビニルとホットメルト面に折り返して接着し、左右の端切部を閉塞してある。
【0010】なお、紙用接着剤には前記酢酸ビニルのほかにアクリル樹脂、酢酸ビニル・アクリル樹脂、エチレン・酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
【0011】
【作用、効果】本発明に係る電気掃除機用の集塵袋は、筒状体の両端の端切り部が第一折り代部と第二折り代部とが2回折り返されて接着されており、しかも酢酸ビニルとホットメルトとで接着されているので、接着強度の比較的小なる酢酸ビニルの接着力はホットメルトにより補われ、端切部の折り返し部分の接着強度が大なるものとなっている。また、酢酸ビニルは外層袋に浸透して、外層袋と内側の不織布の端切部どうしが接着され、第二折りが手際よく行える。
【0012】酢酸ビニルは耐熱性があり、ホットメルトは物によっては必ずしも耐熱性に優れているとはいえないが、しかし両者の併用により接着強度は大となる。したがって、吸塵により集塵袋の温度がある程度上昇し、また内圧が上昇しても接着部が剥れる恐れはなく、また、夏期の保管時に高温(例えば70℃位)になっても安全、かつ安心して使用できる。
【0013】また、ホットメルトは酢酸ビニルよりも値は高いが、線状に設けるだけであるので使用量が少なく、したがって酢酸ビニルだけの場合に比して接着剤のコストアップは無視できる程度であり、それでいて端切両端部の折り返し部がしっかりと接着され、閉塞されている。
【出願人】 【識別番号】000205823
【氏名又は名称】大昭和紙工産業株式会社
【出願日】 平成11年3月18日(1999.3.18)
【代理人】 【識別番号】100065086
【弁理士】
【氏名又は名称】前田 清美
【公開番号】 特開2000−262444(P2000−262444A)
【公開日】 平成12年9月26日(2000.9.26)
【出願番号】 特願平11−74390