| 【発明の名称】 |
摩擦力を大きくした箒及び摩擦力を大きくした回転式清掃ヘッドを持つ床掃除機並びに道路清掃車 |
| 【発明者】 |
【氏名】勝樂 芳郎
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| 【要約】 |
【課題】アスファルト等の舗装路に密着した落ち葉をスムーズに掃くことができ、普通のゴミは軽く掃ける摩擦力を大きくした箒を得る。
【解決手段】箒において、穂先の片面を繊維質で構成し、他の片面をゴム質で構成した箒のゴム質の面で落ち葉を掃くと、舗装路の中でも摩擦力の大きいアスファルトと落ち葉の摩擦力より箒の穂先と落ち葉の摩擦力の方が大きくなりスムーズに掃け、繊維質で構成した面で掃くと清掃面との摩擦が小さいので軽く掃ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 箒において、穂先をゴムで形成したことを特徴とする摩擦力を大きくした箒。 【請求項2】 箒において、穂先をゴムで被覆したことを特徴とする摩擦力を大きくした箒。 【請求項3】 箒において、穂先を異形断面の繊維の外周にゴムを被覆したもので形成したことを特徴とする摩擦力を大きくした箒。 【請求項4】 箒において、穂先の片面を繊維質で構成し、他の片面をゴム質で構成したことを特徴とする摩擦力を大きくした箒。 【請求項5】 床掃除機において、穂先をゴムで形成したことを特徴とする摩擦力を大きくした回転式清掃ヘッドを持つ床掃除機。 【請求項6】 床掃除機において、穂先をゴムで被覆したことを特徴とする摩擦力を大きくした回転式清掃ヘッドを持つ床掃除機。 【請求項7】 床掃除機において、穂先を異形断面の繊維の外周にゴムを被覆したことを特徴とする摩擦力を大きくした回転式清掃ヘッドを持つ床掃除機。 【請求項8】 道路清掃車において、穂先をゴムで形成したことを特徴とする摩擦力を大きくした回転式清掃ヘッドを持つ道路清掃車。 【請求項9】 道路清掃車において、穂先をゴムで被覆したことを特徴とする摩擦力を大きくした回転式清掃ヘッドを持つ道路清掃車。 【請求項10】 道路清掃車において、穂先を異形断面の繊維の外周にゴムを被覆したことを特徴とする摩擦力を大きくした回転式清掃ヘッドを持つ道路清掃車。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば屋外でアスファルト等の舗装路に密着した落ち葉をスムーズに掃くための摩擦力を大きくした箒及び回転式清掃ヘッドを持つ床掃除機、道路清掃車に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の箒はシュロ、ポリプロピレンの繊維を束ねたもの等が使われていた。また、床掃除機、道路清掃車の回転式清掃ヘッドにはポリプロピレンの繊維を束ねたもの等が使われていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の箒の穂先は特に摩擦係数は考慮されていなかったので、舗装路の中でも摩擦力の大きいアスファルト舗装路ではアスファルトと落ち葉の間の摩擦力より箒の例えばポリプロピレン製の穂先と落ち葉の間の摩擦力の方が小さく、穂先は殆どアスファルト舗装路上の落ち葉の上を滑ってしまい掃きにくかった。シュロ箒は腰が弱く掃きにくかった。 【0004】また、回転式清掃ヘッドを持つ床掃除機、道路清掃車においても、床、道路にこびりついた汚れが、従来の穂先は特に摩擦係数は考慮されていなかったので、穂先の汚れに対する摩擦力が小さいため、床、道路から汚れを剥がすことが困難であった。 【0005】本発明はかかる事情に鑑み、舗装路の中でも摩擦力の大きいアスファルト舗装路でも落ち葉等のゴミが掃きやすい摩擦力を大きくした箒、床、道路にこびりついた汚れを落としやすい回転式清掃ヘッドを備えた床掃除機、道路清掃車を得ることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1の摩擦力を大きくした箒は、穂先をゴムで形成したものである。 【0007】請求項2の摩擦力を大きくした箒は、穂先をゴムで被覆したものである。 【0008】請求項3の摩擦力を大きくした箒は、穂先を異形断面の繊維の外周にゴムを被覆したもので形成したものである。 【0009】請求項4の摩擦力を大きくした箒は、穂先の片面を繊維質で構成し、他の片面をゴム質で構成したものである。 【0010】請求項5の床掃除機は、穂先をゴムで形成した回転式清掃ヘッドを持つものである。 【0011】請求項6の床掃除機は、穂先をゴムで被覆した回転式清掃ヘッドを持つものである。 【0012】請求項7の床掃除機は、穂先を異形断面の繊維の外周にゴムを被覆した回転式清掃ヘッドを持つものである。 【0013】請求項8の道路清掃車は、穂先をゴムで形成した回転式清掃ヘッドを持つものである。 【0014】請求項9の道路清掃車は、穂先をゴムで被覆した回転式清掃ヘッドを持つものである。 【0015】請求項10の道路清掃車は、穂先を異形断面の繊維の外周にゴムを被覆した回転式清掃ヘッドを持つものである。 【0016】 【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説明する。 【0017】図1〜図4は、この発明による摩擦力を大きくした箒の外形図、図5は、この発明による摩擦力を大きくした箒の側面図、図6(a)は、この発明による摩擦力を大きくした箒の穂先の要部の拡大正面図である。(b)は、この発明による摩擦力を大きくした箒の穂先の要部の拡大側面図である。図7(a)は、この発明による摩擦力を大きくした箒の穂先の使用前の磨耗していない要部の拡大正面図である。(b)は、この発明による摩擦力を大きくした箒の穂先の使用前の磨耗していない要部の拡大側面図である。図8(a)は、この発明による摩擦力を大きくした箒の穂先の使用中に半ば磨耗した要部の拡大正面図である。(b)は、この発明による摩擦力を大きくした箒の穂先の使用中に半ば磨耗した要部の拡大側面図である。 【0018】図1〜図6において、10は硬質のゴムひも等からなる穂先、11は硬質のゴムの短冊ひもからなる穂先、12bは例えばポリプロピレン製の穂先12aの先端部分の長さRをゴムで被覆してなる穂先、13は例えばポリプロピレン板13aの両面をゴム13bで被覆し、短辺の片方を幅Wでスリット加工して短冊としてなる穂先、14はゴムより耐久性のある異形断面の例えばポリプロピレン製繊維14aの外周にゴム14bを被覆してなる穂先、20はカバー、21は穂先をカバー20と共に固定する手段である束線用針金、22はカバー20に設けられた柄30の取付穴であり、柄30は圧入、接着、釘止め等の手段で固定されている。 【0019】図4において、ポリプロピレン板13aは厚みtのものを必要枚数重ねてカバー20と固定手段21で束ねられている。また穂先13がよじれるとゴムでないポリプロピレン板13aが落ち葉等に接して発明の効果が出ないので、よじれ難くするため、t:W=1:1〜1:2程度がよい。 【0020】上記では、穂先の材質としてポリプロピレン製繊維で説明したが、腰があり耐久性に優れ、被覆するゴムの付着性に優れるものであればナイロン、ABS樹脂、天然の繊維等他のものに変えることができる。ゴムの材質としては摩擦が大きく耐久性に優れ老化しにくいネオプレンゴム、シリコンゴム等がよい。 【0021】図7において、ポリプロピレン製繊維14aは断面が平歯車状の凸凹を持つので表面のゴム14bが剥がれにくく耐久性がある。図8において、ポリプロピレン製繊維14aは断面が平歯車状の凸凹を持つので、表面のゴム14bが使用により、図7に比べてある程度磨耗しても、ポリプロピレン製繊維14aの凹部14adにあるゴム14bdは磨耗しにくく耐久性がある。異形断面繊維の製作方法は通常の押し出し成形等により成形される。穂先、異形断面繊維へのゴムの被覆は、ゴム液スプレー、ディップ、刷毛塗り、異形断面繊維と一体の押し出し成形等その手段は何であっても良い。ゴムの表面硬度と耐久性は比例し、摩擦力とは反比例するので、用途に応じてゴムの表面硬度を仕上げる必要がある。 【0022】また、異形断面繊維の代わりに繊維表面をグラインダ、レーザ光線等での粗面加工、凸凹加工の2本のローラ間を通すことによりエンボス加工、異形断面加工をしてもよく、同様の効果を発揮する。凹部のゴムが使用による磨耗で消費され尽くすまで効果が持続するので、繊維表面の凹部の体積が十分確保できるようにする。さらにエンボス加工が深くなり過ぎるとゴムより腰の強い繊維の断面積が確保できず、ついては穂先の腰の強さが確保できなくなるので異形断面が理想ではある。 【0023】図9は、この発明による穂先の片面だけをゴム質とした摩擦力を大きくした箒の外形図、図10は、この発明による穂先の片面だけをゴム質とした摩擦力を大きくした箒の側面図、図11、図12は、この発明による摩擦力を大きくした箒の使用状態を説明する穂先の要部の拡大図である。図9〜図12において穂先の厚みFTの約1/3〜1/5程度をゴム板15にスリット15aを入れたもので構成し、約2/3を直径1〜2mmの例えばポリプロピレン繊維16で構成した例で説明する。このような摩擦力を大きくした箒で掃く場合にポリプロピレン繊維16の面で掃くとゴム板15が地面あるいは床等清掃面17とあまり接触することなく摩擦の小さいポリプロピレン等の繊維16が清掃面17に接するので力をあまり要することなくゴミ18を掃ける。逆にゴム質の面で掃くとポリプロピレン等の繊維がFPの力でゴム板15を押す力も加わり、図1〜図8で述べたように摩擦が大きく、例えば濡れ落ち葉等のゴミ18もしっかり掃ける。このように面の使い分けでゴミの種類に応じて1種類の摩擦力を大きくした箒で自由に対処できるので非常に便利である。一般的には摩擦係数は種類にもよるがゴムがポリプロピレンの2倍以上である。また弾性率はポリプロピレンがゴムより遙かに大きいので繊維状にしても腰の強さを保つ。さらにゴムは硬質であればあるほど摩擦係数が小さくなるので、摩擦係数と磨耗に対する強さを考慮すると自動車タイヤ程度の硬度のゴムがこの発明を実施するのに適当である。本願全体を通じてゴムという表現を取るがいわゆるエラストマーで摩擦係数が大きく磨耗に強いものであれば使用に差し支えないことはいうまでもない。またゴムはポリプロピレン繊維に比較して重くやや価格が高いが穂先の一部に使うだけであれば従来の構成に比較してあまり重くならず、また費用があまり掛からずに濡れ落ち葉等のゴミ18もしっかり掃ける摩擦力を大きくした箒が得られる。天然繊維のシュロ、竹等の摩擦係数はゴムとポリプロピレン繊維の中間ぐらいであり、水濡れに対してポリプロピレン繊維が強いのでこの実施例ではポリプロピレン繊維が最適である。また2面を自由に切り替えて掃くので穂先形状は左右対称が望ましい。 【0024】図13はこの発明による床清掃機の外形図、図14はこの発明による回転式清掃ヘッドの外形図である。図13〜14において200は床清掃機、220は回転式清掃ヘッド、230はハンドル、240は電源コードである。この回転式清掃ヘッドに使用の穂先14は前記摩擦力を大きくした箒で説明したように表面がゴム質のため摩擦が大きく床の汚れを取る性能がよい。穂先14の構成は、摩擦力を大きくした箒と違って電動式で使用寿命期間の摩擦距離、摩擦相対速度共遙かに大きいため、耐久性を最も重視して、前記図7〜8で説明した異形断面のポリプロピレン製繊維14aにゴム14bを被覆したものを用いる。 【0025】図15はこの発明による回転式清掃ヘッドの外形図である。この回転式清掃ヘッド320は道路清掃車等に用いられるもので、穂先の構成も耐久性重視で、前記図7〜8で説明した、異形断面のポリプロピレン製繊維14aにゴム14bを被覆したものを用いる。 【0026】 【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、穂先をゴムで形成したので、舗装路の中でも摩擦力の大きいアスファルト路面と落ち葉の摩擦力より摩擦力を大きくした箒の穂先と落ち葉の摩擦力の方が大きくなり、スムーズに落ち葉を掃ける摩擦力を大きくした箒が得られる。 【0027】また、請求項2の発明によれば、穂先をゴムで被覆したので、舗装路の中でも摩擦力の大きいアスファルト路面と落ち葉の摩擦力より摩擦力を大きくした箒の穂先と落ち葉の摩擦力の方が大きくなり、スムーズに落ち葉を掃ける摩擦力を大きくした箒が得られる。 【0028】また、請求項3の発明によれば、穂先を異形断面の繊維の外周にゴムを被覆したので、、舗装路の中でも摩擦力の大きいアスファルト路面と落ち葉の摩擦力より摩擦力を大きくした箒の穂先と落ち葉の摩擦力の方が大きくなり、スムーズに落ち葉を掃ける摩擦力を大きくした箒が得られる。 【0029】また、請求項4の発明によれば、穂先の片面を繊維質で構成し、他の片面をゴム質で構成したので、掃きやすいゴミは穂先の繊維質の面を用いて掃く力が軽くて済み、掃きにくい濡れた落ち葉の場合は穂先のゴム質の面を用いることで舖装路の中でも摩擦力の大きいアスファルト路面と落ち葉の摩擦力より摩擦力を大きくした箒の穂先と落ち葉の摩擦力の方が大きくなり、スムーズに落ち葉を掃ける摩擦力を大きくした箒が得られる。 【0030】また、請求項5の発明によれば、穂先をゴムで形成した回転式清掃ヘッドを持つので、床の汚れと穂先の摩擦が大きく床の汚れを落とす性能に優れた床掃除機が得られる。 【0031】また、請求項6の発明によれば、穂先をゴムで被覆した回転式清掃ヘッドを持つので、床の汚れと穂先の摩擦が大きく床の汚れを落とす性能に優れた床掃除機が得られる。 【0032】また、請求項7の発明によれば、穂先を異形断面の繊維の外周にゴムを被覆した回転式清掃ヘッドを持つので、床の汚れと穂先の摩擦が大きく床の汚れを落とす性能に優れ、穂先が磨耗に強く耐久性のある床掃除機が得られる。 【0033】また、請求項8の発明によれば、穂先をゴムで形成した回転式清掃ヘッドを持つので、道路の汚れと穂先の摩擦が大きく道路の汚れを落とす性能に優れた道路清掃車が得られる。 【0034】また、請求項9の発明によれば、穂先をゴムで被覆した回転式清掃ヘッドを持つので、道路の汚れと穂先の摩擦が大きく道路の汚れを落とす性能に優れた道路清掃車が得られる。 【0035】また、請求項10の発明によれば、穂先を異形断面の繊維の外周にゴムを被覆した回転式清掃ヘッドを持つので、道路の汚れと穂先の摩擦が大きく道路の汚れを落とす性能に優れ、穂先が磨耗に強く耐久性のある道路清掃車が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】398011228 【氏名又は名称】勝樂 芳郎
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| 【出願日】 |
平成11年12月30日(1999.12.30) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−245675(P2000−245675A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月12日(2000.9.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−377366 |
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