| 【発明の名称】 |
電気掃除機用ホース |
| 【発明者】 |
【氏名】林 徳二郎
【氏名】藤本 典昭
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| 【要約】 |
【課題】樹脂被覆されない裸の導電線が主に視覚によって直ちにその極性を判別され、コネクターとの電気接続作業が容易で面倒な手間を要しない電気掃除機用ホースを提供する。
【解決手段】軟質合成樹脂からなるホース壁にダブルピッチ状に添着した硬質合成樹脂からなる螺旋補強体の内部に裸の導電線を内蔵するとともに、導電線の極性判別手段を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 軟質合成樹脂からなるホース壁に硬質合成樹脂からなる螺旋補強体をダブルピッチ状に添着して保形したホースであって、前記螺旋補強体の内部に裸の導電線を内蔵するとともに、前記導電線の極性判別手段を設けてあることを特徴とする電気掃除機用ホース。 【請求項2】 ダブルピッチの裸の導電線の一方にメッキを施し、他方と異なる色彩に着色して極性判別手段とした請求項1に記載の電気掃除機用ホース。 【請求項3】 ダブルピッチの螺旋補強体の一方を他方と異なる表面形状に形成して極性判別手段とした請求項1に記載の電気掃除機用ホース。 【請求項4】 ホース壁と螺旋補強体間に挟持した線状体を極性判別手段とした請求項1に記載の電気掃除機用ホース。 【請求項5】 ホース壁の外面または内面にダブルピッチの螺旋補強体の一方を他方と識別できる表示を付して極性判別手段とした請求項1に記載の電気掃除機用ホース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、導電線を内蔵する電気掃除機用ホースに関するものである。 【0002】 【従来の技術】本出願人は先に、軟質合成樹脂からなるホース壁に硬質合成樹脂からなる螺旋補強体を添着して保形するとともに、リモートスイッチ用やパワーブラシ駆動用等の電気回路を構成する導電体として樹脂被覆されていない裸銅線を螺旋補強体の内部に移動可能に遊挿した電気掃除機用ホースを特願平11-4080号として提案している。 【0003】ところで従来、電気掃除機用ホースの両端において導電体とコネクターとの電気接続を行う際に、ダブルピッチで内蔵させた導電体の+と−の極性を判別する必要があるため、樹脂被覆された導電体を用いる場合にはその樹脂被覆を互いに異なる色に着色して極性を判別している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提案においては、樹脂被覆されていない低コストの裸の銅線を使用できる利点があるが、ホース両端における導電体の極性を人間の視覚や触覚をもって直ちに判別することができず、テスター等の測定器で導通を確認して判別しなければならないという面倒な問題があることが判明した。 【0005】本発明は、前記の問題に鑑み、樹脂被覆されない裸の導電線が主に視覚によって直ちにその極性を判別され、コネクターとの電気接続作業が容易で面倒な手間を要しない電気掃除機用ホースを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達成するため、下記の構成を手段とするものである。 (1)軟質合成樹脂からなるホース壁に硬質合成樹脂からなる螺旋補強体をダブルピッチ状に添着して保形したホースであって、前記螺旋補強体の内部に裸の導電線を内蔵するとともに、前記導電線の極性判別手段を設けてあることを特徴とする電気掃除機用ホース。 (2)ダブルピッチの裸の導電線の一方にメッキを施し、他方と異なる色彩に着色して極性判別手段とした上記(1)に記載の電気掃除機用ホース。 (3)ダブルピッチの螺旋補強体の一方を他方と異なる表面形状に形成して極性判別手段とした上記(1)に記載の電気掃除機用ホース。 (4)ホース壁と螺旋補強体間に挟持した線状体を極性判別手段とした上記(1)に記載の電気掃除機用ホース。 (5)ホース壁の外面または内面にダブルピッチの螺旋補強体の一方を他方と識別できる表示を付して極性判別手段とした上記(1)に記載の電気掃除機用ホース。 【0007】 【実施例】以下、本発明を図面に示す一実施例に基づいて説明する。図中、図1は電気掃除機の全体の外観を示し、図2は本発明のホースの管壁の一部を断面で示した全体形状を示し、図3は管壁の一部拡大断面図である。 【0008】本発明に係る可撓性ホース1は、軟質合成樹脂からなるホース壁2の外周面に硬質合成樹脂からなる2条の螺旋補強体3a,3bをダブルピッチで添着して形成されるもので、電気掃除機の掃除機本体20に設けられた吸気口に接続パイプ21を介して可撓性ホース1の一端が接続され、可撓性ホース1の他端は手元操作部22に接続され、手元操作部22に連続して延長管23、続いて床用ノズル24が接続されて電気掃除機が構成されている。 【0009】ホース壁2は、塩化ビニル系を除く熱可塑性エラストマー(TPE)、例えばオレフィン系TPE,スチレン系TPE,ウレタン系TPE,水素添加スチレンブタジエンラバー(HSBR)などやこれらの混合材料製の押出溶融テープからなる条帯を螺旋状に捲回し、その側縁同士を融着により接合して形成されている。 【0010】螺旋補強体3は、ホース壁2を形成するTPE等と相溶性があり熱融着可能な硬質合成樹脂、例えばポリプロピレン(PP),ポリエチレン(PE)などのポリオレフィン系樹脂が押出成形されたもので、ホース壁2の外周面に螺旋状に捲回されて固着されている。この螺旋補強体3を形成する硬質合成樹脂は、硬度の大きいもの例えば曲げ弾性率が10,000kgf/cm2(JIS K6758の引張試験による)以上のものを選択するのが好ましい。 【0011】螺旋補強体3の内部には、裸の撚り銅線(例えば直径0.12mmの銅線を10本撚ったもの)からなる導電線4が遊びを持った状態で挿入されており、導電線4の周囲には螺旋補強体3との間に移動空間5が形成されている。この導電線4は、螺旋補強体3を形成する硬質合成樹脂を押出ヘッドから押出成形する際に押出ヘッドの中心部にあらかじめ挿通しておき、硬質合成樹脂を押出ヘッドから注出するときに内部の導電体に密着させず間隙をあけて行うことにより遊挿されるものである。 【0012】ダブルピッチの導電線4,4は、その一方が錫メッキが施され銀色を呈し、他方はメッキされないで元の銅色を呈しており、視覚により互いに識別されて極性が判別される。 【0013】図4乃至図8は、導電線4,4の極性判別を行う他の実施例を示し、図4は、ダブルピッチの螺旋補強体の一方3aにのみ突起6を形成して、突起のない他方3bと視覚や触覚で識別できるようにし、突起6のある螺旋補強体3aに内蔵する導電線4をプラス線とし、突起のない螺旋補強体3bに内蔵する導電線4をマイナス線として極性を判別する。図5は、螺旋補強体の一方3aにのみ凹部7を形成して、凹部のない他方3bと識別できるようにしたものである。 【0014】図6は、ホース壁2と螺旋補強体の一方3aとの間にのみ繊維等の線状体8を挟持させて、線状体8が埋設されていない他方3bと識別できるようにしたもの、図7は、螺旋補強体の一方3aが添着されたホース壁2のみにライン9を表示して、ライン9のない他方3bと識別できるようにしたもの、図8は、螺旋補強体の一方3aの近傍のホース壁2表面に凸条10を形成して、凸条10のない他方3bと識別できるようにしたものである。なお、本発明は前記実施例に限定されず、螺旋補強体の一方3a付近のホース壁2表面にのみシボを施し、シボのない他方3bと識別できるようにしてもよい。 【0015】 【発明の効果】本発明によれば、螺旋補強体に内蔵された樹脂被覆されない裸の導電線であっても、ホース両端における導電線の極性判別が視覚等で極めて容易に行うことができ、低コストの導電線をリモートスイッチ用やパワーブラシ駆動用等の電気回路を構成する導電体として自由に利用できる利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000108498 【氏名又は名称】タイガースポリマー株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月1日(1999.3.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090480 【弁理士】 【氏名又は名称】山田 晃
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| 【公開番号】 |
特開2000−245665(P2000−245665A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月12日(2000.9.12) |
| 【出願番号】 |
特願平11−52477 |
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