| 【発明の名称】 |
浴室の洗浄装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】菅原 範夫
|
| 【要約】 |
【課題】洗剤を水などで効率よく希釈して少ない洗剤で、浴室内をきれいに洗浄する洗浄装置の提供。
【解決手段】浴室を洗浄可能なように配置した洗剤噴出手段14と、洗剤を希釈する洗剤希釈手段とからなり、洗剤を効率よく希釈して浴室内をきれいに洗浄することがでる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】浴室を洗浄可能なように配置した洗剤噴出手段と、この洗剤噴出手段へ供給する洗剤を希釈する洗剤希釈手段とからなり、前記洗剤希釈手段は、洗剤タンクと水タンクとを備え、ポンプにより洗剤タンクおよび水タンクよりそれぞれ洗剤と水とを同時に吸入して混合し、さらに混合した希釈水と水タンクからの水を同時に吸入して混合させて二重に希釈する構成とし、前記希釈した洗剤を、洗剤噴出手段により、浴室内に噴出する構成の浴室の洗浄装置。 【請求項2】洗剤タンクから洗剤を吸入する径路に絞り手段を設けた請求項1記載の浴室の洗浄装置。 【請求項3】洗剤と水との水位差を可変とした請求項1記載の浴室の洗浄装置。 【請求項4】洗剤タンクは、洗剤の水位変化が小さくなる大きさとすると共に、水タンクの水位を常に一定になるように構成した請求項1記載の浴室の洗浄装置。 【請求項5】洗剤の水位に合わせて、水の水位が変化する構成とした請求項1記載の浴室の洗浄装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の洗浄装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の浴室の洗浄装置は実開平7−27463号公報に示すようなものが一般的であった。この浴室洗浄装置は、噴出ノズルと噴出制御手段とを有して、洗剤や洗浄水を噴出ノズルより噴出して浴室内を洗浄するように構成されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記のような構成では、浴室を洗浄するために、多量の洗剤が必要であり、洗浄の費用がかさむものであった。そこで、洗剤を水などで効率よく希釈する方法、洗剤を洗剤タンクに供給する方法、希釈するための水を供給する方法、などを合理的に構成し、浴室内をきれいに洗浄できるようにする必要があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記必要性を満たすもので、浴室を洗浄可能なように配置した洗剤噴出手段と、この洗剤噴出手段へ供給する洗剤を希釈する洗剤希釈手段とからなり、前記洗剤希釈手段は、洗剤タンクと水タンクを備え、ポンプにより洗剤タンクおよび水タンクより洗剤と水とを同時に吸入して混合し、さらに混合した希釈水と水タンクからの水を同時に吸入して混合させて二重に希釈する構成とし、この希釈した洗剤を洗剤噴出手段により、浴室内に噴出する構成として、希釈した洗剤により効率よく浴室内を洗浄するものである。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる発明は、浴室を洗浄可能なように配置した洗剤噴出手段と、この洗剤噴出手段へ供給する洗剤を希釈する洗剤希釈手段とからなり、前記洗剤希釈手段は、洗剤タンクと水タンクを備え、ポンプにより洗剤タンクおよび水タンクより洗剤と水とを同時に吸入して混合し、さらに混合した希釈水と水タンクからの水を同時に吸入して混合させて二重に希釈する構成とし、この希釈した洗剤を洗剤噴出手段により、浴室内に噴出する構成としたものである。 【0006】そして、希釈した洗剤により効率よく浴室内を洗浄することができるので、1回の洗浄において洗剤の使用量を減らすことができるとともに、二重に希釈する構成であるため一回で大きな希釈を行った場合に発生する濃度のバラツキや無理な洗剤の絞り等により詰まりなどが発生する心配が無くなる。 【0007】本発明の請求項2にかかる発明は、洗剤タンクから洗剤を吸入する径路に絞り手段を設けた構成としてあり、洗剤の濃度を大幅に希釈することができる。 【0008】本発明の請求項3にかかる発明は、洗剤と水との水位差を可変とした構成としてあり、洗剤と水との水位差が変わると希釈の濃度が変化することが実験により確認されているので、水位差を変える手段を設けることにより濃度を任意に変えることが可能になる。 【0009】本発明の請求項4にかかる発明は、洗剤タンクは、洗剤の水位変化が小さくなる大きさとすると共に、水タンクの水位を常に一定になるように構成したものであり、希釈洗剤の噴霧中に水位差が殆ど変化しないことによりほぼ一定の希釈濃度を得ることができる。 【0010】本発明の請求項5にかかる発明は、洗剤の水位に合わせて、水の水位が変化するように構成したものであり、洗剤のタンクの面積を大きくすることなく、ほぼ一定の希釈濃度をうることができる。 【0011】 【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。 【0012】図1において、浴室3は入浴するための空間であり、主として浴槽4、洗い場5、壁6、天井7、扉8から構成されている。9は洗浄装置、10は前記洗浄装置をコントロールする制御部、11は脱衣場に設けられたリモコン、12は水の入り口で、水道管等とつないで水を洗浄装置に供給するためのものである。 【0013】図2は、洗浄装置9を模式的に表現したものであり、水の噴出ノズル部13と洗剤の噴出ノズル部(洗剤噴出手段)14とが、設けられている。15は水の通路を開閉する電磁弁であり、これによりノズル部13からの散水を制御するものである。16は洗剤のタンクであり洗剤の原液を入れておくもの、17は水のタンクである。18は洗剤のポンプであり、第一の混合部19において前記洗剤のタンク16と水のタンク17からそれぞれ吸い込みホース20、21により同時に洗剤と水とを吸い込み、混合する。そして、第二の混合部22においてそれぞれ吸込みホース23、24により第一の混合部19において混合した希釈水と水とを吸込み混合した後、ポンプ18により加圧してノズル14より噴出させるものである。 【0014】上記の構成において、脱衣場のリモコン11を押して、制御部10を作動させることにより、まず電磁弁15が開いて水の噴出ノズル部13より水が噴出し、浴室の泡等の汚れを洗い流す。その後、洗剤のポンプ18が作動して、第一の混合部19で洗剤タンク16と水タンク17より吸い込んだ水と洗剤とを混合し、そして、第二の混合部22においてそれぞれ吸込みホース23、24により第一の混合部19において混合した希釈水と水とを吸込み混合した後、これを浴室全体に噴霧する。そして、一定時間経過した後、再度電磁弁15を開いて、水の噴出ノズル部13より水を噴出して、洗剤を洗い流し、洗浄を終了する。この結果、希釈した洗剤により効率よく洗浄を行うことができる。そして、希釈した洗剤により効率よく浴室内を洗浄することができるので、1回の洗浄において洗剤の使用量を減らすことができるとともに、二重に希釈する構成であるため一回で大きな希釈を行った場合に発生する濃度のバラツキや無理な洗剤の絞り等により詰まりなどが発生する心配が無くなるものである。 【0015】また、洗剤を吸入する部分に絞り25を設けることにより、水と洗剤の割合において、水を多く洗剤を少量にして希釈することができ適切な濃度の洗剤を噴霧する事が可能になる。 【0016】また、図3に示すように水の水位を一定にするための開口26と閉鎖板27とからなる水位差変更手段を水のタンク17に設けることにより、閉鎖板27を上下させることで水位を可変にすることができる。 【0017】そして、洗剤と水との水位差が変わると希釈の濃度が変化することが実験により確認されているので、閉鎖板27を上下させることで水位差を変えることにより濃度を任意に変えることが可能になる。この結果、汚れのレベルに合せて濃度を変化させて洗剤を有効に節約することが可能になる。 【0018】また、図4に示すように洗剤タンクを28のように面積を可能な限り大きくして、洗剤の水位の変化を小さくすると共に、水の水位を一定にするための排水口29をもうけることによりほぼ一定の希釈濃度を得ることができ、安定した洗浄が可能になる。 【0019】さらに図5に示すように、洗剤タンク16の中にフロート30を設けて洗剤の水位の変化に合せてこれが上下するように構成し、この動きをレバー31により水タンクの開口26の閉鎖板27の上下移動に合せて移動するように構成することにより、洗剤と水との水位差が一定になり洗剤のタンクの面積を大きくすることなく、ほぼ一定の希釈濃度をうることができる。 【0020】 【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の請求項1にかかる発明によれば、希釈した洗剤により効率よく浴室内を洗浄することができるので、1回の洗浄において洗剤の使用量を減らすことができるとともに、二重に希釈する構成であるため一回で大きな希釈を行った場合に発生する濃度のバラツキや無理な洗剤の絞り等による詰まりなどが発生する心配が無くなるものである。 【0021】本発明の請求項2にかかる発明によれば、洗剤タンクから洗剤を吸入する径路に絞り手段を設けた構成により、洗剤の濃度を大幅に希釈することができるものである。 【0022】本発明の請求項3にかかる発明によれば、水位差変更手段を設けることにより濃度を任意に変えることが可能になる。これにより、汚れのレベルに合せて濃度を変化させて洗剤を有効に節約することが可能になるものである。 【0023】本発明の請求項4にかかる発明によれば、希釈洗剤の噴霧中に水位差が殆ど変化しないことによりほぼ一定の希釈濃度を得ることができ、安定した洗浄が可能となる。 【0024】本発明の請求項5にかかる発明によれば、洗剤の水位に合わせて、水の水位が変化するように構成したものであり、洗剤のタンクの面積を大きくすることなく、ほぼ一定の希釈濃度をうることができるものである。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年2月12日(1999.2.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
|
| 【公開番号】 |
特開2000−229057(P2000−229057A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月22日(2000.8.22) |
| 【出願番号】 |
特願平11−34055 |
|