| 【発明の名称】 |
食器洗い乾燥機 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹山 寛
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| 【要約】 |
【課題】少量の食器を洗浄するとき、その食器のサイズを限定せずに洗浄水やすすぎ水を節約すること。
【解決手段】洗浄槽を上下室に任意の高さで仕切ることができる仕切り板12と、高さを調節できるノズル高さ調節手段9を備えた円筒状ノズル8を設け、洗浄対象となる食器を洗浄槽1の下室にセットしたときの高さに合わせて仕切り板12の高さを調節し、その仕切り板12の高さよりも低くなるように円筒状ノズル8の高さを調節する構成とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】洗浄槽内の所定位置に被洗浄食器を入れる複数の食器篭と、前記被洗浄食器に洗浄液を噴射する円筒状ノズルと、前記円筒状ノズルに洗浄液を供給するポンプと、洗浄槽内を上下の複数の室に仕切る仕切り板を具備した食器洗い乾燥機において、前記仕切り板は仕切られて形成される上下室の夫々の高さを任意の高さに仕切ることができると共に洗浄槽より取り外すことができるように構成されており、前記円筒状ノズルは噴水口を有していて上下動が自在であり、その高さを自在に調節できるノズル高さ調節手段を備えている食器洗い乾燥機。 【請求項2】円筒状ノズルは、洗浄槽の下方に配設した回転アームノズルの中心部に上下動自在に立設されており、仕切り板の下面には円筒状ノズルの先端部に着脱が自在なノズル固定部を設け、前記ノズル固定部により円筒状ノズルの先端部が固定されたときには、前記回転アームノズルを固定し、前記ノズル固定部が円筒状ノズルの先端部を固定していないときには、前記回転アームノズルは回転動作をするように構成した請求項1記載の食器洗い乾燥機。 【請求項3】ノズル固定部が、円筒状ノズルの先端部を固定しているときには、円筒状ノズルの先端部に設けた噴水口をノズル固定部が塞ぐ構成とした請求項2記載の食器洗い乾燥機。 【請求項4】回転アームノズルは、第1の回転アームノズルと前記第1の回転アームノズルの端部に前記第1の回転アームノズルの動きに関係なく回転自在に配設した第2の回転アームノズルを備えている請求項2記載の食器洗い乾燥機。 【請求項5】洗浄槽を仕切り板により上下の複数の室に仕切ったときに、前記上室と下室に夫々乾燥風が流入する流入口を設けた請求項1記載の食器洗い乾燥機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は食器洗い乾燥機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来この種の食器洗い乾燥機は特開平7−329号公報に記載されているようなものが一般的だった。この装置は図8に示されているように洗浄槽を上下2室に区画し、上下室各々に洗浄水吹き出し部50を設けかつ上下室51,52の境界部53の仕切りによって、洗浄対象となる食器類が少ない場合には上下室51と52のいずれか1室だけを利用できるようにして、洗浄水やすすぎ水を節約できるようにすることが知られていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の食器洗い乾燥機では上下室を区画する境界部の高さが一定であるため、大きな食器が区画した上下室のいずれにも入らない場合があったり、小さな食器をセットした場合に洗浄水やすすぎ水があまり節約にならないなどの使い勝手が悪いという課題を有していた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するために、洗浄槽を上下2室に任意の高さで仕切ることができる仕切り板と、高さを調節できる円筒状ノズルを設けることとしたものである。 【0005】上記本発明によれば、洗浄対象となる食器を洗浄槽の下室にセットしたときの高さに合わせて仕切り板の高さを調節し、その仕切り板の高さよりも低くなるよりに円筒状ノズルの高さを調節することで食器洗浄は洗浄する食器のサイズに対応して効率よく洗浄やすすぎが出来、従って洗浄水やすすぎ水を余分に浪費することなく節約することができる。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明は、各請求項に記載した構成と実施の形態とすることができるのであるが、以下には各請求項の構成による作用を中心として説明する。 【0007】請求項1記載の発明は、洗浄槽を上下2室に任意の高さで仕切ることができる仕切り板と、高さを調節できる円筒状ノズルを有するもので、洗浄対象となる食器を洗浄槽の下室にセットしたときの高さに合わせて仕切り板の高さを調節し、その仕切り板の高さよりも低くなるように円筒状ノズルの高さを調節することで、食器洗浄は食器のサイズに対応して効率よく洗浄やすすぎが出来洗浄しようとする食器のなかから同じようなサイズのものを選ぶ必要がなく洗浄水やすすぎ水を節約することができる。 【0008】また請求項2記載の発明は、円筒状ノズルを、回転アームノズルの中心部に立設し、その先端を仕切り板の下面に固定したノズル固定部が固定したときには円筒状ノズル及び回転アームノズルの回転動作を止め、ノズル固定部が固定していないときには円筒状ノズル並びに回転ノズルの回転動作ができるように構成したものである。 【0009】従って、円筒状ノズルの先端を仕切り板の下面に固定することで回転アームノズルの回転を止めて、洗浄水の噴射方向を限定し、その位置に少量の食器をセットすることで、洗浄水やすすぎ水を節約することができる。 【0010】また、請求項3記載の発明のようにノズル固定部は、円筒状ノズルの先端の噴水口を塞ぐ構成とすることにより、洗浄槽の低い位置にセットされた食器のみを洗浄する場合に、洗浄槽の高い位置にセットされた食器を洗浄するための円筒状ノズルの先端の噴水口を塞いで、無駄な洗浄水の使用をなくし効率的な洗浄ができる。 【0011】また、請求項4記載の発明のように回転アームノズルには、第1のアームノズルの端部に回転自在の第2のアームノズルを配設することにより、円筒状ノズルの先端が仕切り板の下面で固定され回転が止められたとき、中心を円筒状ノズルに固定されている第1のアームノズルの回転も止められるが、その端部に回転自在に第2のアームノズルはその動きを制限するものがないのでその位置で回転し、洗浄水の噴射方向を限定しつつその範囲内に均一に洗浄水を噴射するので、少量の食器を少ない洗浄水できれいに洗浄できる。 【0012】また、請求項5記載の発明のように乾燥風の流入口を洗浄槽の上下に夫々設けることにより、洗浄槽の下室で食器を洗浄している間に、上室で別の食器を乾燥させることができ時間を有効に活用できる。 【0013】 【実施例】以下、上記する実施の形態についての具体的な実施例について図面を用いて詳細に説明する。 【0014】(実施例1)図1は本発明の請求項1に係る実施例1における食器洗い乾燥機の縦断面図である。 【0015】図において、洗浄槽1の底部には、洗浄水を吸水管2を通じて吐出するポンプ3を配設している。洗浄槽1内には、ポンプ3に連通する給水パイプ4を立設しており、これに回転アームノズル5を回転自在に取り付けている。この回転アームノズル5は、アームの上部にのみ噴水口6を多数有していて、ポンプ3から給水パイプ4を通じて供給される洗浄水をその噴水口6から上方に噴射しつつ噴射反力により回転されるようになっている。この回転アームノズル5の直上部には、食器篭7を取り出し可能に収容配置している。 【0016】また、回転アームノズル5の中心から立設する円筒状ノズル8は、その高さを調節できるノズル高さ調節手段9と、そのノズルの先端に洗浄槽1の上部に取り出し可能に収容配置した食器篭10に向けて洗浄水を噴射するための噴水口11を備えている。12は洗浄槽1を上下に区画する仕切り板であり、複数の仕切り板受け部13の中から任意の高さに抜き差し可能に設置できるものである。 【0017】ここで、図2は円筒状ノズル8のノズル高さ調節手段9の結合部分を示している。上部の給水パイプ14は、下部の給水パイプ15よりもその管の径が小さく、下部の給水パイプ15に昇降可能に挿入されている。また、下部の給水パイプ15には外周に雄ねじ16を刻んでいる。 【0018】そして、ノズル高さ調節手段9は、下部の給水パイプ15の上端部の内側に挿入したゴムなどの高摩擦部材から成る摩擦リング17と、これに上方から被さって雄ねじ16に螺合する雌ねじ18を内周に刻設した締め付けリング19とから成っており、上部の給水パイプ14を所望の高さ位置まで昇降させた後に、その締め付けリング19を回転操作して雌ねじ18と雄ねじ16との螺合を深めることにより、円筒状ノズル8を上下に位置調節することができる。 【0019】次に動作,作用について説明する。図1のように比較的小さな被洗浄食器20のみを洗浄する場合は、ノズル高さ調節手段9を調節して円筒状ノズル8の高さを低くし、仕切り板受け部13の低い位置に仕切り板12を設置して洗浄する。 【0020】そして、図3に示すように、比較的大きい被洗浄食器15を洗浄するときは、ノズル高さ調節手段9を調節して円筒状ノズル8の高さを高くし、仕切り板受け部13の高い位置に仕切り板12を設置して洗浄する。 【0021】多くの被洗浄食器がある場合は、仕切り板12を洗浄槽1から取り外して食器篭7と食器篭10の両方に被洗浄食器をセットし、ノズル高さ調節手段9を調節して円筒状ノズル8を食器篭10の直下の位置まで伸ばして洗浄する。 【0022】このように本実施例における構成のものでは、被洗浄食器が少ない場合に、その被洗浄食器のサイズに合わせて、円筒状ノズル8の高さと仕切り板12のセットする位置を調節して、少ない洗浄水で効率的な洗浄ができる。 【0023】(実施例2)図4は本発明の請求項2に係る実施例2における食器洗い乾燥機の円筒状ノズルと仕切り板の固定部分の要部断面図である。22は雄ねじ23と噴水口24を有する円筒状ノズルであり、25は洗浄槽1を上下室に区分けし、その下面に円筒状ノズル22を固定するノズル固定部26を有する仕切り板である。ノズル固定部26は雌ねじ27を内周に有し、これを円筒状ノズル22の雄ねじ23と螺合して回転アームノズル(図示せず)の回転動作を止めるものである。 【0024】次に動作,作用について説明すると、円筒状ノズル22の雄ねじ23とノズル固定部26の雌ねじ27を螺合すると、円筒状ノズル22に固定して取り付けられた回転アームノズルの回転が止まる。回転アームノズルが止まると回転アームノズルの噴水口(図示せず)の位置も固定されるので、比較的小さい被洗浄食器を回転アームノズルの噴水口の直上になるように食器篭にセットすれば、食器のセットされていないところへの洗浄水の噴射がなくなり、より少ない洗浄液で効率的な洗浄がおこなえる。 【0025】(実施例3)図5は本発明の請求項3に係る実施例3における食器洗い乾燥機の円筒状ノズルと仕切り板の固定部分の要部断面図である。実施例2と異なる点は、ノズル固定部28が円筒状ノズル29の噴水口30を塞ぐようにした点である。 【0026】次に動作,作用について説明すると、円筒状ノズル29の噴水口30は、洗浄槽の上方部に取り出し可能に収容配置した食器篭に向けて洗浄水を噴射するためのものであり、少量の食器は洗浄槽の下室にセットした篭に入れて洗浄し、洗浄槽の上室にセットした食器篭に食器を入れていない場合は、噴水口30から噴水する洗浄水が無駄になってしまう。そこでノズル固定部28が円筒状ノズル29の噴水口30を塞ぐことで、無駄な洗浄水をなくすことができる。なお、図5において31は仕切り板を、32は雄ねじを、33は雌ねじを示すもので実施例2における仕切り板25,雄ねじ23,雌ねじ27と同様な作用を有する。 【0027】(実施例4)図6は本発明の請求項4に係る実施例4における食器洗い乾燥機の縦断面図である。実施例2と異なる点は、回転アームノズルを第1のアームノズル34の端部に第2のアームノズル35を回転自在に取り付けた点である。 【0028】なお、実施例1と同じ構成部分については同一符号を付与し詳細な説明は省略する。 【0029】実施例4における食器洗い乾燥機の動作,作用について説明すると、円筒状ノズル8の先端がノズル固定部36で固定され回転が止められたとき、中心を円筒状ノズルに固定して配設されている第1のアームノズル34の回転も止められるが、その端部に回転自在に配設された第2のアームノズル35はその動きを制限するものがないので噴射反力によって回転し、その上部に配設された噴水口37の回転軌跡の範囲内を均一に洗浄する。噴水口37の噴射範囲を限定しつつ、その噴射範囲内の少量の食器洗浄を洗い残しなく確実におこなうことができる。 【0030】(実施例5)図7は本発明の請求項5に係る実施例5における食器洗い乾燥機の縦断面図である。なお実施例1と同じ構成部分については同一符号を付与し詳細な説明は省略する。 【0031】図7において、38は食器を乾燥させるための空気を導入するための吸気ファンであり、39を吸気した空気の中に含まれるほこりやちりを除去するための吸気フィルタであり、40は吸気ファン38によって導入された空気が通る吸気管であり、41は吸気管40からの空気を洗浄槽1内に導入するための給気口であり、仕切り板12によって区画される洗浄槽1の上室と下室にそれぞれ設けている。また、42は洗浄槽1内の湿気を含んだ空気を排出するための排気口であり、43は排気口42からの排気を食器洗い乾燥機本体の外部へ排出するための排気管である。吸気ファン38を動作させることで洗浄槽1内に空気を導入し、湿気を含んだ洗浄槽1内の空気を洗浄槽1外へ排出することにより、洗浄後の食器を乾燥させることができる。 【0032】次に、動作,作用について説明すると、給気口41及び排気口42を仕切り板12を洗浄槽の下室44と洗浄槽の上室45にそれぞれ配設しているので、下室44で食器を洗浄している間に、吸気ファン38を動作させれば、上室45を乾燥室として使える。食器の洗浄と乾燥を同時におこなうことができるので時間を有効に活用でき、使い勝手がさらに向上する。 【0033】 【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれば、洗浄槽を上下に任意の高さで仕切ることができる仕切り板と、高さを自在に調節できる円筒状ノズルを備えたので、洗浄対象となる食器を洗浄槽の下室にセットしたときの高さに合わせて仕切り板の高さを調節し、その仕切り板の高さよりも低くなるように円筒状ノズルの高さを調節することで、いろいろなサイズの食器を少量だけ洗浄する場合に洗浄水やすすぎ水を節約することができるという有利な効果を有する。 【0034】また、請求項2記載の発明によれば円筒状ノズルの先端を仕切り板の下面に固定することで回転アームノズルの回転を止めて、洗浄水の噴射方向を限定し、その噴射口の直上の位置に少量の食器をセットすることで、洗浄水やすすぎ水をより節約することができるという有利な効果を有する。 【0035】また、請求項3記載の発明によればノズル固定部は、円筒状ノズルの先端の噴水口を塞ぐ構成とし、洗浄槽の低い位置にセットされた食器のみを洗浄する場合に、洗浄槽の高い位置にセットされた食器を洗浄するための円筒状ノズルの先端の噴水口を塞いで、無駄な洗浄水の使用をなくし効率的な洗浄ができるという有利な効果を有する。 【0036】また、請求項4記載の発明によれば、回転アームノズルは、第1のアームノズルの端部に回転自在の第2のアームノズルを配設したので、円筒状ノズルの先端が仕切り板の下面で固定され第1のアームノズルの回転が止められても第2のアームノズルは回転して、洗浄水の噴射方向を限定しつつその範囲内に均一に洗浄水を噴射するので、少量の食器を少ない洗浄水で洗い残しなくきれいに洗浄できるという有利な効果を有する。 【0037】また、請求項5記載の発明によれば乾燥風の流入口を洗浄槽の上下に夫々設けて、洗浄槽の下室で食器を洗浄している間に、上室で別の食器を乾燥させることができ時間を有効に活用できるという有利な効果を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月10日(1998.12.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−166849(P2000−166849A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月20日(2000.6.20) |
| 【出願番号】 |
特願平10−351072 |
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