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【発明の名称】 洗浄機
【発明者】 【氏名】幸泉 玲智

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部給湯部から給湯管を通過させ洗浄槽内に給湯する給湯手段と、前記給湯管に給湯する湯温を検知する温度検知手段を備え、前記温度検知手段により湯温が所定温度より低い場合は、洗浄槽内に給湯された湯を排水手段により排水する洗浄機において、前記温度検知手段の感温部を前記給湯管内に備えたことを特徴とする洗浄機。
【請求項2】 前記給湯管内には前記温度検知手段の感温部の近傍に、給湯された湯を貯留させる貯留部を備えたことを特徴とする請求項1の洗浄機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄機の洗浄槽内に供給する湯温を検知する湯温検知手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の洗浄機は、特開平3−133419(図4、図5)に開示されているように、1は給湯、洗浄、すすぎの工程を制御する制御手段、2は洗い、すすぎの湯を給湯する給湯手段(電磁弁)、3は洗浄槽内の水位を検知する水位検知手段(フロートスイッチ)、4は制御手段1を操作する操作パネル、5は洗浄槽内の湯を排水する排水ポンプ、6は洗浄やすすぎの工程時に湯を循環させ回転ノズル9から湯を被洗浄物(図示せず)に向かって噴出させる洗浄ポンプ、7は給湯ホースに備えられ、洗浄槽に供給される湯温を検知する温度検知手段により構成されている。
【0003】また、この洗浄機の動作は、洗浄槽内に被洗浄物を備えた洗浄ラック(図示せず)をセットし、洗剤を洗浄槽に入れた後、操作パネル4の洗浄指示による制御手段1により、給湯手段2が開放し、外部給湯部(図示せず)からの湯を洗浄槽10内に給湯し、洗浄槽内の水位を検知する水位検知手段3の信号により一定水位になると給湯手段2を閉鎖する。この給湯の際に外部給湯部と洗浄機との配管経路の一部である給湯ホース11には冷えたままの湯があったり、給湯部の初期には十分加熱されない湯が供給される場合があった。
【0004】このように所定温度より湯温が低い場合は、食器の汚れが落ち難いという問題があったため、従来技術のように給湯ホース11に取付部材8にて取付けた温度検知手段7を備え、供給される湯の温度が所定温度より低い場合には、洗浄槽11内に給湯した湯を排水ポンプ5を作動させ排水していることにより対応している。
【0005】その後、給湯が完了すると、洗浄ポンプ6を作動させ洗浄槽11内の湯を回転ノズル9により噴射させ、被洗浄物を所定時間で洗浄する。洗浄終了後に、排水ポンプ5を作動させ、洗浄し終わった湯を排水する。排水後に、すすぎのために、湯を再度洗浄槽11に給湯させ、給湯手段2を開放し、洗浄槽内の水位が一定水位になると給湯手段2を閉鎖する。
【0006】また、この給湯の際にも、洗浄初期の給水時と同様に温度検知手段7により、供給される湯の温度が所定温度より低い場合には、洗浄槽内に給湯した湯を排水ポンプ5を作動させ排水している。給湯完了後には、洗浄ポンプ6を作動させ洗浄槽内の湯を回転ノズル9により噴射させ、洗剤等が付着している被洗浄物を所定時間ですすぎ、被洗浄物をきれいにする。すすぎ完了後に、排水ポンプ5を作動させ、洗浄槽内の湯を排水し、一連の給湯、洗浄、すすぎ工程が終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のように洗浄およびすすぎの工程前に、洗浄槽内に給湯する湯温を検知する温度検知手段を備えたとしても、温度検知手段の感温部を給湯管の外部に備えて検知すると、間接的に湯温を検知することになり、正確な湯温を検知することができなく、給湯管内を通過する湯温が所定温度より高く適正な温度であっても、給湯管の温度を検知している温度検知手段は直接、給湯温度を検知できないため、洗浄槽内に給湯した適温の湯を排水ポンプにより、排水してしまうという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための手段として、請求項1の発明は、外部給湯部から給湯管を通過させ洗浄槽内に給湯する給湯手段と、前記給湯管に給湯する湯温を検知する温度検知手段を備え、前記温度検知手段により湯温が所定温度より低い場合は、洗浄槽内に給湯された湯を排水手段により排水する洗浄機において、前記温度検知手段の感温部を前記給湯管内に備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の記載において、前記給湯管内には前記温度検知手段の感温部の近傍に、給湯された湯を貯留させる貯留部を備えたことを特徴としている。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明は、給湯管に備えた温度検知手段の感温部を給湯管内に備えたことにより、給湯する温度を直接検知できるので、正確な温度を検知できた。また、正確な温度を検知することにより、被洗浄物をきれいに洗うことができるとともに、無駄な排水がなくなり、節水になった。
【0011】また、請求項2の発明は、温度検知手段の感温部の近傍に、給湯する湯を貯留させる貯留部を備えたことにより、貯留部に湯が溜まるので、湯温をさらに正確に検知できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。なお、洗浄機の基本構造は従来技術と同じであるため、同一符号を付してその説明を簡略する。本発明の洗浄機は、図1で示すように、洗浄機本体の外装は、外装パネル15と洗浄ポンプ6を備える底部19、および、洗浄機本体の正面に備える扉16および扉の下部にあるフロントパネル20により構成されている。
【0013】また、洗浄機の内部は、外装パネル15と間隔を開けて、食器等の被洗浄物18を備えたラック17をセットする洗浄槽10を備え、洗浄槽の下部には、排水ポンプと兼用(逆回転により排水可能)する洗浄ポンプ6を備えられている。
【0014】また、洗浄槽内に湯を給水する給水管の経路は、図示しない外部給湯部から洗浄機の内部にある洗浄槽内に給湯するために、給湯ホース11を洗浄機本体の外装パネル15と洗浄槽10の間に備えている給湯電磁弁2とを接続し、その給湯電磁弁に給水パイプ12を接続、その後に洗浄槽11内に先端開口部を備えている給湯口13とを接続し構成されている。
【0015】なお、洗浄の工程に入る前には、食器等の被洗浄物を備えたラック17を扉16を開けて洗浄槽11内部にセットし、扉を閉めた後に、洗浄機本体の正面に備える扉の下部のフロントパネル20にある操作パネル4を操作させて、一連の洗浄工程を開始させる。
【0016】本発明の特徴は、図2で示すように、温度検知手段7の感温部7aを給湯管の一部である給湯パイプ12の内部、つまり湯温を直接検知するように、給湯パイプ12に貫通孔12bを備え、その貫通孔からパイプ12aを突出させて、そのパイプの途中にパイプの径より広い係止溝12cを備えている。温度検知手段7の先端にある感温部7aと鍔状の係止部7bをゴムの弾性体で成形されている給湯パイプ12のパイプ12aに嵌め込み、感温部7aを給湯管12内に備えるとともに、係止部7bをパイプ12aに備わる係止溝12cに密着的に嵌め込むようにする。この感温部7aのパイプ12aへの組み付け構造により、給湯パイプ12を通る湯の温度を直接検知しているので、正確に湯の温度を検知できる。
【0017】また、湯温を補正している洗浄機であれば、外部の給湯機の給湯温度や給湯管の配管経路の長さ等の設置条件により、補正の温度が異なるので、洗浄機毎に補正する必要があり手間であるが、給湯パイプ12を通る湯の温度を直接検知しているので、湯温を補正する必要がない。なお、温度検知手段7の感温部の取付は給湯パイプ12内以外に、給湯ホース11内や給湯口13内等の湯が通る給湯管部分であればどこでもよい。
【0018】また、給湯パイプ12からの湯がパイプ12aを通っても温度検知部の係止部7bが係止溝12cに備わっているので、取付部材により温度検知手段7を取付ける必要がないうえ、係止部7bが係止溝12cに密着して備わっていることにより、パイプ先端の開口部12dより湯が漏れることがない。
【0019】また、給湯管の経路順で言うと、給湯電磁弁2の後に、温度検知手段7を備えたことにより、温度検知手段7の取付位置には水圧がかからず、水漏れが起こることはない。
【0020】また、給湯パイプ12の材質をゴム等の弾性体で成形加工しているので、温度検知手段7の脱着がし易くなり、温度検知手段の組み付けや交換が簡単にできるとともに、断熱性が高く、余分な断熱材を給湯パイプ12に備える必要がない。
【0021】さらに、この給湯パイプ12をパイプ12aや係止溝12cとを一体的に成形すれば、給湯パイプ12を通る湯が一層漏れ難くなる。また、給湯パイプ12と給湯口13を一体に備えれば、水漏れや湯が通る時の発生音を防止する。
【0022】本発明の他の実施形態は、図3で示すように、給湯パイプ12内の温度検知手段の感温部7aの近傍すなわち下方に、給湯する湯を貯留させる貯留部14を備える。この構造により、給湯パイプ12を流れる湯が、一旦、貯留部14に湯が溜まるので、流速が落ちた湯の温度を計ることにより、湯温をさらに正確に検知できる。
【0023】また、この貯留部14によって、湯の流速が落ちることにより、感温部に水圧がかかって、感温部が曲がったり、折れたりすることがない。
【出願人】 【識別番号】000194893
【氏名又は名称】ホシザキ電機株式会社
【出願日】 平成10年12月4日(1998.12.4)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−166844(P2000−166844A)
【公開日】 平成12年6月20日(2000.6.20)
【出願番号】 特願平10−344790