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【発明の名称】 喫食後の下膳洗浄処理システム
【発明者】 【氏名】畠山 博之

【要約】 【課題】食器類の洗浄と仕分け処理及びトレイの洗浄を自動的に行う。

【解決手段】喫食後の食器類3を載せたトレイ2を搬送する搬送コンベア4と、搬送コンベア4から送られたトレイ2を横転して食器類3を残飯除去装置8へ落下させるトレイ横転コンベア6と、トレイ横転コンベア6にて搬送されるトレイ2を洗浄するトレイ洗浄装置7と、残飯除去装置8にて残飯を除去された食器類3を分別する食器分別装置9と、分別された食器類3を洗浄する食器洗浄装置10とで構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 喫食後の食器類を載せたトレイを搬送する搬送コンベアと、該搬送コンベアから送られた前記トレイを横転して前記食器類を残飯除去装置へ落下させるトレイ横転コンベアと、該トレイ横転コンベアにて搬送されるトレイを洗浄するトレイ洗浄装置と、前記トレイ横転コンベアから落下した食器類から残飯を除去する残飯除去装置と、残飯を除去された食器類を分別する食器分別装置と、分別された食器類を洗浄する食器洗浄装置とで構成されることを特徴とする喫食後の下膳洗浄処理システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模事業所や病院等の食堂において、トレイに載せられた喫食後の食器類から残飯残菜を取除き、食器類の洗浄と仕分け処理及びトレイの洗浄を自動的に行う喫食後の下膳洗浄処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特公平3−57773号公報には、搬送コンベアで搬送される喫食後の食器類を載せたトレイをトレイ用コンベアで傾斜させて、食器類を残飯落下分別コンベアへ落下し、残飯残菜を取除いた食器類を予備洗浄した後に、食器洗浄装置へ送る食器洗浄前処理システムが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の食器洗浄前処理システムでは、食器落下後のトレイを積重ねる手段は有しているが、トレイを洗浄する構造にはなっていない。また、食器洗浄装置へ送られた各種の大きさの異なる食器類の仕分けには触れておらず、これらの作業については別途人手に頼っているのが現状である。
【0004】そこで本発明は、食器類の洗浄と仕分け処理及びトレイの洗浄を自動的に行う喫食後の下膳洗浄処理システムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成するため、本発明の喫食後の下膳洗浄処理システムは、喫食後の食器類を載せたトレイを搬送する搬送コンベアと、該搬送コンベアから送られた前記トレイを横転して前記食器類を残飯除去装置へ落下させるトレイ横転コンベアと、該トレイ横転コンベアにて搬送されるトレイを洗浄するトレイ洗浄装置と、前記トレイ横転コンベアから落下した食器類から残飯を除去する残飯除去装置と、残飯を除去された食器類を分別する食器分別装置と、分別された食器類を洗浄する食器洗浄装置とで構成されることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施形態例に基づいて、さらに詳細に説明する。洗浄室に設置された下膳洗浄処理システム1は、食堂で喫食後に、合成樹脂製のトレイ2に載せられた合成樹脂製の小皿、中皿、大皿、茶碗、お碗等の各種の大きさの異なる食器類3と箸、ナイフ、フォーク等のシルバー類とを分離し、食器類3を洗浄した後、それぞれの種類に仕分け処理するシステムである。
【0007】前記下膳洗浄処理システム1は、喫食後の食器類3等を載せたトレイ2を食堂から洗浄室に搬送する搬送コンベア4と、該搬送コンベア4から送られた前記トレイ2を横転してトレイ2上の食器類3等を分離装置5へ落下させるトレイ横転コンベア6と、該トレイ横転コンベア6にて搬送されるトレイ2を洗浄するトレイ洗浄装置7と、分離装置5で分離されて落下した数種類の食器類3から残飯を除去する残飯除去装置8と、残飯を除去された数種類の食器類3を分別する食器分別装置9と、分別された食器類3を洗浄する食器洗浄装置10とで構成されている。
【0008】前記分離装置5は、前記トレイ横転コンベア6と前記残飯除去装置8との間に設置されて、箸、スプーン、ナイフ、フォーク等のシルバー類と食器類3とを分離するもので、例えば、マグネットコンベアにより金属製のシルバー類を分離し、また、箸や紙屑等を取除いて、合成樹脂製の食器類3と残飯を残飯除去装置8へ落下させる。これにより、残飯除去装置8から食器分別装置9へ食器類3を送る際のトラブルが低減する。
【0009】前記トレイ横転コンベア6は、搬送コンベア4の下流に設置され、水平状態で送られてきたトレイ2を90度横転して、トレイ2に載せられた食器類3を前記分離装置5へ落下させる。該トレイ横転コンベア6の後半部に前記トレイ洗浄装置7が設置されている。該トレイ洗浄装置7は、トレイ横転コンベア6で直立水平状態となったトレイ2の両面に水を吹付けて洗浄するシャワーを有し、終端には、トレイ3の積重ね手段と積重ねたトレイ2を無人搬送車11に移載する移載手段とが設置されている。
【0010】前記残飯除去装置8は、水槽8a内に掻揚げコンベア8bとブロワー管8cとを設置し、循環水供給口8dから供給される水と、ブロワー管8cから吹き出す気泡とで形成される水流により、落下した食器類3から蓋を除去するとともに、食器類3と残飯残菜とを完全に分離する。残飯を除去された食器類3は掻揚げコンベア8bにより食器分別装置9へ送られる。残飯は、水槽8a底部に設けた吸引管(図示せず)から水とともに吸引されて分離装置(図示せず)で水と分離され、濾過された水は前記循環水供給口8dへ送られる。
【0011】前記食器分別装置9は、上流から下流に向けて漸次大径となる複数の食器落下孔9a,9b,9c,9d……を形成しており、該食器落下孔9a,9b,9c,9d……の下部には浸積槽12が設けられている。該浸積槽12は、前記食器落下孔9a,9b,9c,9d……毎に仕切られた浸積槽12a,12b,12c,12d……で構成されている。送られてきた各種の大きさの異なる食器類3は、食器落下孔9a,9b,9c,9d……の上を通過する間に、それぞれの大きさよりも大径の食器落下孔9a,9b,9c,9d……から各浸積槽12a,12b,12c,12d……に落下して、ある程度の大きさのグループに分別される。
【0012】各浸積槽12a,12b,12c,12d……は、グループ分けされた食器類3を予備洗浄し、予備洗浄したグループ毎に水流により前記食器洗浄装置10へ送るために、それぞれ排出側にゲートを有している。
【0013】前記食器洗浄装置10は食器分別機を内蔵しており、グループ分けされた食器を洗浄した後、さらに細かく分別して、例えば、小皿、中皿、大皿、茶碗、お碗等の同一種類に分別し、各食器毎に無人搬送車11に移載する。
【0014】したがって、喫食後の食器類3の洗浄と仕分け処理及びトレイ2の洗浄を人手に頼ることなく自動的に行うことができるから、衛生的で、大幅な経費削減に貢献することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の喫食後の下膳洗浄処理システムは、喫食後の食器類を載せたトレイを搬送する搬送コンベアと、該搬送コンベアから送られた前記トレイを横転して前記食器類を残飯除去装置へ落下させるトレイ横転コンベアと、該トレイ横転コンベアにて搬送されるトレイを洗浄するトレイ洗浄装置と、前記トレイ横転コンベアから落下した食器類から残飯を除去する残飯除去装置と、残飯を除去された食器類を分別する食器分別装置と、分別された食器類を洗浄する食器洗浄装置とで構成したので、喫食後の各種食器の洗浄と仕分け処理及びトレイの洗浄を人手に頼ることなく自動的に行うことができるから、衛生的で、大幅な経費削減に貢献することができる。
【出願人】 【識別番号】598131683
【氏名又は名称】株式会社ニホン技研
【出願日】 平成10年9月28日(1998.9.28)
【代理人】 【識別番号】100086210
【弁理士】
【氏名又は名称】木戸 一彦 (外1名)
【公開番号】 特開2000−93378(P2000−93378A)
【公開日】 平成12年4月4日(2000.4.4)
【出願番号】 特願平10−272964