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【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】乳井 一夫

【氏名】北古味 壮

【氏名】山口 武広

【要約】 【課題】部品点数を少なくして組立に手間がかからないようにし、しかも吸塵性能を維持しながら本体の小形化を図ることができる電気掃除機を得ること。

【解決手段】掃除機本体ケース1と、掃除機本体ケースの前方に形成された集塵室3と、掃除機本体ケースの後方の一方の片側に形成され、電動送風機15を収容する電動送風機室4と、掃除機本体ケースの後方の他方の片側に形成され、コードリール16を収容するコードリール収容室5と、掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、掃除機本体ケースの前方を覆う前蓋を有する上ケース7と、掃除機本体ケースの後方の両側壁にそれぞれ取り付けられた後車輪9と、上ケースの下方に位置して掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、電動送風機室を覆う送風機室遮蔽ユニット31とコードリール収容室を覆うリール収容室遮蔽ユニット33とが一体成形され、上面に制御基板が取り付けられる基板取付用平面部32を有する遮蔽ユニット体6とを備えてなるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 掃除機本体ケースと、掃除機本体ケースの前方に形成された集塵室と、掃除機本体ケースの後方の一方の片側に形成され、電動送風機を収容する電動送風機室と、掃除機本体ケースの後方の他方の片側に形成され、コードリールを収容するコードリール収容室と、掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、掃除機本体ケースの前方を覆う前蓋を有する上ケースと、掃除機本体ケースの後方の両側壁にそれぞれ取り付けられた後車輪と、上ケースの下方に位置して掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、電動送風機室を覆う送風機室遮蔽ユニットとコードリール収容室を覆うリール収容室遮蔽ユニットとが一体成形され、上面に制御基板が取り付けられる基板取付用平面部を有する遮蔽ユニット体とを備えたことを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】 前記遮蔽ユニット体のリール収容室遮蔽ユニットは、その後方上部にコードリールから引き出されたコードのプラグを収容するラッパ状で、前記上ケースに形成された楕円形のプラグ取出口から突出するように嵌め付けられてなる外周縁部が楕円形のプラグ収納ユニットを一体に有していることを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
【請求項3】 前記プラグ収納ユニットの外周縁部の上方部分にフランジが張り出すように設けられていることを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
【請求項4】 前記遮蔽ユニット体のリール収容室遮蔽ユニットはコードリールのブレーキレバーを作動させるコード巻取釦を上下動自在に支持していることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の電気掃除機。
【請求項5】 掃除機本体ケースと、掃除機本体ケースの前方に形成された集塵室と、掃除機本体ケースの後方の一方の片側に形成され、電動送風機を収容する電動送風機室と、掃除機本体ケースの後方の他方の片側に形成され、コードリールを収容するコードリール収容室と、掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、掃除機本体ケースの前方を覆う前蓋を有する上ケースと、掃除機本体ケースの後方の両側壁にそれぞれ取り付けられた後車輪と、掃除機本体ケースの後方の側壁に後車輪の内面凹部に入り込むよう折り曲げられて形成された少なくとも1つの凸状の部品収納部とを備えたことを特徴とする電気掃除機。
【請求項6】 前記部品収納部に送風電動機の一部、コードリールの一部又は制御基板のいずれかを収納させたこと特徴とする請求項5記載の電気掃除機。
【請求項7】 上ケースの下方に位置して掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、電動送風機室を覆う送風機室遮蔽ユニットとコードリール収容室を覆うリール収容室遮蔽ユニットとが一体成形された遮蔽ユニット体を備えたことを特徴とする請求項5記載の電気掃除機。
【請求項8】 前記遮蔽ユニット体の送風機室遮蔽ユニットの側縁に前記掃除機本体ケースに形成された部品収納部の上部開口を閉鎖する蓋体が一体に成形されていることを特徴とする請求項7記載の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば床移動式の電気掃除機、特に組立が容易で小形化を図るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば特開平1−158924号公報に開示されている従来の電気掃除機の構成を示す一部切欠平面図、図15は同電気掃除機の構成を示す一部切欠正面図である。従来の電気掃除機は、掃除機本体ケース101の前部に蓋体102で開閉される集塵室103を設け、後部には集塵室103に連通する送風機収納室104と、その送風機収納室104の側部に併設されるコードリール収納室105とが設けられている。そして、電動送風機106を遮音筒107で覆って掃除機本体ケース101の送風機収納室104内に収納するようにし、その掃除機本体ケース101は後壁108に排気口109を有し、その後壁108と遮音筒107の後部を支持する仕切壁110との間に排気通路111を形成し、送風機収納室104内の上部に遮音筒107から排出される電動送風機106の排気流を一旦前方に迂回させた後に排気通路111に導く迂回風路112を有した遮音カバー体113を備えるようにしたものである。
【0003】従来の電気掃除機は上記のように構成されており、例えば送風機収納室104内の上部に遮音カバー体113が備えられるので、遮音カバー体113と掃除機本体ケース101との二重壁構成により、電気掃除機の静音化が達成されるようにしている。また、コードリール収納室105はコード巻き取り長さに合わせた空間スペースを確保しなければならず、必要以上にスペースが大きすぎるとコードがコードリール収納室105内部で絡まり、コードが引き出されなくなるおそれがあることから、コードリール収納室105を適切な空間スペースに仕切る遮蔽部材を設けることが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電気掃除機では、静音化のために送風機収納室104内の上部に遮音カバー体113を設けると共に、コードの絡まり防止のためにコードリール収納室5の上部に遮蔽板を設けるが、そうすると部品点数が多くなり、組立に手間がかかるという問題点があった。また、コードリール収納室と掃除機本体ケースの壁との間にプラグ収納部が設けられるが、そのプラグ収納部を設けるための構造とし、特開平8−38398号公報の図4に示すように、すり鉢状のプラグ収納部を構造物として形成し、掃除機本体ケースの開口部をプラグ収納部と位置合わせをして構成するものがある。これは掃除機本体ケースとプラグ収納部が面合わせのため、位置合わせが難しく、組立てに手間がかかるという問題点があった。また、コード巻き取り時にコードがハネ上がって掃除機本体ケースに衝突し、掃除機本体ケースにキズが付くという問題点があった。
【0005】さらに、プラグ収納部を設けるための構造とし、特開平7−51201号公報の図3に示すように、掃除機本体ケースの下部に凹部を設け、その凹部をプラグ収納部として構成し、ストッパーを後からセットするものがあった。これは組立に手間がかからないものの、やはりコード巻き取り時にコードがハネ上がって掃除機本体ケースに衝突し、掃除機本体ケースにキズが付くという問題点があった。
【0006】また、特開平8−24182号公報の図1に示す従来の一般的な電気掃除機は、ゴミを溜める集塵室、その後部には送風機収納室とコードを巻き取るためのコードリール収納室及び排気風路を備えた略長方形状の本体ケースで構成されており、本体ケースの両側面には厚さのある後車輪が略長方形の本体ケースに面合わせで回転自在に取り付けられている。あるレベルの集塵容量、吸塵性能、コード長さを得るためには、各部分の小型化にも限界があり、それぞれの部品の大きさによって本体の大きさも決定されるため、性能を維持しながら掃除機本体の小形化を図ることは困難であるという問題があった。しかし、消費者のニーズとしては、コンパクトで高性能な掃除機を望む声があり、吸塵性能を維持しながら本体の小形化を図る必要があった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、部品点数を少なくし、組立に手間がかからないようにし、しかも吸塵性能を維持しながら本体の小形化を図ることができる電気掃除機を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る電気掃除機は、掃除機本体ケースと、掃除機本体ケースの前方に形成された集塵室と、掃除機本体ケースの後方の一方の片側に形成され、電動送風機を収容する電動送風機室と、掃除機本体ケースの後方の他方の片側に形成され、コードリールを収容するコードリール収容室と、掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、掃除機本体ケースの前方を覆う前蓋を有する上ケースと、掃除機本体ケースの後方の両側壁にそれぞれ取り付けられた後車輪と、上ケースの下方に位置して掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、電動送風機室を覆う送風機室遮蔽ユニットとコードリール収容室を覆うリール収容室遮蔽ユニットとが一体成形され、上面に制御基板が取り付けられる基板取付用平面部を有する遮蔽ユニット体とを備えている。
【0009】本発明の請求項2に係る電気掃除機は、前記遮蔽ユニット体のリール収容室遮蔽ユニットは、その後方上部にコードリールから引き出されたコードのプラグを収容するラッパ状で、前記上ケースに形成された楕円形のプラグ取出口から突出するように嵌め付けられてなる外周縁部が楕円形のプラグ収納ユニットを一体に有している。
【0010】本発明の請求項3に係る電気掃除機は、前記プラグ収納ユニットの外周縁部の上方部分にフランジが張り出すように設けられている。
【0011】本発明の請求項4に係る電気掃除機は、前記遮蔽ユニット体のリール収容室遮蔽ユニットはコードリールのブレーキレバーを作動させるコード巻取釦を上下動自在に支持している。
【0012】本発明の請求項5に係る電気掃除機は、掃除機本体ケースと、掃除機本体ケースの前方に形成された集塵室と、掃除機本体ケースの後方の一方の片側に形成され、電動送風機を収容する電動送風機室と、掃除機本体ケースの後方の他方の片側に形成され、コードリールを収容するコードリール収容室と、掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、掃除機本体ケースの前方を覆う前蓋を有する上ケースと、掃除機本体ケースの後方の両側壁にそれぞれ取り付けられた後車輪と、掃除機本体ケースの後方の側壁に後車輪の内面凹部に入り込むよう折り曲げられて形成された少なくとも1つの凸状の部品収納部とを備えている。
【0013】本発明の請求項6に係る電気掃除機は、前記部品収納部に送風電動機の一部、コードリールの一部又は制御基板のいずれかを収納させている。
【0014】本発明の請求項7に係る電気掃除機は、上ケースの下方に位置して掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、電動送風機室を覆う送風機室遮蔽ユニットとコードリール収容室を覆うリール収容室遮蔽ユニットとが一体成形された遮蔽ユニット体を備えている。
【0015】本発明の請求項8に係る電気掃除機は、前記遮蔽ユニット体の送風機室遮蔽ユニットの側縁に前記掃除機本体ケースに形成された部品収納部の上部開口を閉鎖する蓋体が一体に成形されている。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実施形態1に係る電気掃除機の上ケースを取った状態を示す斜視図、図2は同電気掃除機の分解状態を示す斜視図、図3は同電気掃除機の遮蔽ユニット体の斜視図、図4は同電気掃除機のプラグ収納部の断面図、図5は同電気掃除機の排気口側を示す構成図、図6は同電気掃除機を床に立てた状態を示す斜視図、図7は同電気掃除機のコード巻取釦を示す断面図である。
【0017】図において、1は電気掃除機の掃除機本体ケース、2は掃除機本体ケース1の前方と後方を仕切り、空気通過口を有する仕切板、3は掃除機本体ケース1の前方に形成された集塵室、4は掃除機本体ケース1の後方の一方の片側に形成された電動送風機室、5は掃除機本体ケース1の後方の他方の片側に形成されたコードリール収容室、6は掃除機本体ケース1の後方に取り付けられ、電動送風機室4及びコードリール収容室5を覆う遮蔽ユニット体、7は掃除機本体ケース1の後方に取り付けられる上ケース、8は上ケース7に回動自在に取り付けられ、掃除機本体ケース1の前方を覆う前蓋、9は掃除機本体ケース1の後方の両側壁にそれぞれ取り付けられた後車輪である。
【0018】11は掃除機本体ケース1の前壁に設けられた集塵室3の吸込口、12は集塵室3の吸込口11の内側に取り付けられた紙パック、13は仕切板2の集塵室3側に取り付けられたフィルターカバー、14はフィルターカバー13に取り付けられる前フィルター、15は電動送風機室4内に配設された電動送風機で、モータとファンを内蔵したファンケースとで構成されている。16はコードリール収容室4に配設されたコードリール、17は遮蔽ユニット体6に搭載された制御基板、18は遮蔽ユニット体6に上下動自在に取り付けられたコード巻取釦、19は遮蔽ユニット体6に形成されたプラグ収納部、20は上ケース7の上面に設けられた表示基板収納部、21は表示基板収納部20に収納される表示基板、22は表示基板収納部20を閉鎖する上カバー、23は上ケース7に取り付けられたハンドルである。24はコードリール16のコード、25はコード24のプラグである。
【0019】遮蔽ユニット体6は電動送風機室4を覆い、上面に制御基板17を搭載する基板取付用平面部32を有する送風機室遮蔽ユニット31と、コードリール収容室5を覆うリール収容室遮蔽ユニット33と、リール収容室遮蔽ユニット33の後方上部に位置してコード24のプラグ25を収容するラッパ状で、外周縁部34aが楕円形のプラグ収納ユニット34とからなり、これらが合成樹脂で一体に成形されて構成されている。また、送風機室遮蔽ユニット31の上面に形成された基板取付用平面部32には制御基板17を位置決めする位置決め片32aが突設されている。
【0020】遮蔽ユニット体6のリール収容室遮蔽ユニット33の上面後方にはコード巻取釦18の作動桿18aが貫通する孔37とコード巻取釦18の上下動を案内する案内体38が突設されている。39はコード巻取釦18を常時上方に付勢するスプリングである。40はコード巻取釦18の作動桿18aによって可動させられ、コードリール16の巻取及び停止を行うブレーキレバーである。遮蔽ユニット体6のプラグ収納ユニット34はその外周縁部34aが上ケース7の後壁の片側に形成された楕円形のプラグ取出口7aに嵌め込まれたときに一部が突出するように形成されており、その外周縁部34aの上方部分にはフランジ46が張り出すように設けられている。47は上ケース7の後壁のもう一方の片側に形成されたスタンド用突起、48は上ケース7の後壁の中央に形成された排気口、49はプラグ25がプラグ収納ユニット34から本体内に入り込まないように抜け止めする抜け止め用ストッパ、50は上ケース7の上面片側に形成されたコード巻取釦18が挿入される釦穴である。
【0021】上記のように構成された電気掃除機においては、掃除機本体ケース1の後方に上ケース7の下方に位置して取り付けられる遮蔽ユニット体6は、電動送風機室4を覆う送風機室遮蔽ユニット31とコードリール収容室5を覆うリール収容室遮蔽ユニット33の両方の機能を備えている。従って、今まで別体として設けられていた送風機室遮蔽ユニット31とリール収容室遮蔽ユニット33とが一体となるため部品点数が少なくなるとともに、組立の手間が省けることとなった。さらに、遮蔽ユニット体6は上面に制御基板17が取り付けられる基板取付用平面部32を有しているので、制御基板17の取り付けも容易に行うことができる。また、基板取付用平面部32には位置決め片32aが設けられているので、制御基板17を取り付ける際の位置決めも容易である。
【0022】さらに、その遮蔽ユニット体6のリール収容室遮蔽ユニット33は、その後方上部にラッパ状で、上ケース7に形成されたプラグ取出口7aから突出するように嵌め付けられてなる外周縁部34aが楕円形のプラグ収納ユニット34を一体に有している。従って、掃除機本体ケース1への上ケース7の組立時にプラグ収納ユニット34が上ケース7のプラグ取出口7aから一部突出するとともに、プラグ収納ユニット34の外周縁部34aの上方部が円形になっているため、上ケース挿入時のガイドとなって組立易くなる。また、組立後は上ケース7のプラグ取出口7aとプラグ収納ユニット34の外周縁部34aがラップしているため、上ケース7が外れにくくなり、しかも外れにくいことにより組立後の強度アップとなるため、上ケース7のネジ止め部分を減らすことが可能となり、この点でも組立の手間が省けることとなる。
【0023】さらに、プラグ収納ユニット34の外周縁部34aの上方部分にフランジ46が張り出すように設けられているため、コードリール16によるコード巻取時にプラグ25のハネ上がりがフランジ46によって阻止されるため、掃除機本体ケース1にぶつからず、掃除機本体ケース1の外観にキズが付くおそれもなくなった。また、そのフランジ46は上ケース7の後面に設けられたスタンド用突起47とで電気掃除機を立てた時に後車輪9と共に足の一部とすることができ、電気掃除機を安定して立てることができる。
【0024】さらに、遮蔽ユニット体6のリール収容室遮蔽ユニット33は図7に示すようにコードリール16のブレーキレバー40を作動させるコード巻取釦18を上下動自在に支持している。従って、別途にコード巻取釦18を上下動自在に支持する部材を設けなくても済み、部品点数が少なくなり、この点からも組立の手間が省ける。
【0025】実施の形態2.図8は本発明の実施形態2に係る電気掃除機の横断面図、図9は同電気掃除機の側面図であり、9aは後車輪9の回転を妨げない内面凹部の範囲を示している。図10は同電気掃除機の遮蔽ユニット体の平面図、図11は同電気掃除機の遮蔽ユニット体のモータ蓋を示す断面図である。図において、本発明の実施の形態1と同様の構成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。51は掃除機本体ケース1の電動送風機室4の一部を構成する側壁の前側部分に後車輪9の内面凹部9aに入り込むよう折り曲げられて形成された凸状の部品収納部である電動機収納部で、その突出長さは掃除機本体ケース1の側壁に取り付けられた後車輪9の内面凹部9aの深さよりやや小さく設定されている。この電動機収納凸部51には電動送風機4のファンケーシングの一部が入り込んでいる。また、この実施の形態2にも、実施の形態1と同様な遮蔽ユニット体6が設けられている。そして、その遮蔽ユニット体6の送風機室遮蔽ユニット31の側縁に掃除機本体ケース1に形成された電動機収納部51の上部開口を閉鎖する蓋体であるモータ蓋36が一体に成形されている。
【0026】このように、掃除機本体ケース1の後方の側壁の前側部分に凸状の電動機収納部51が車輪9の内面凹部9aに入り込むよう折り曲げられて形成されているので、後車輪9の内面凹部というデッドスペースを利用して電動機収納部が構成されることとなり、掃除機本体1の小形化を図ることができる。また、電動送風機、コードリールの大きさはかわらないため、電気掃除機の集塵容量、吸塵性能、コード長さ等の基本性能も変わらない。また、掃除機本体ケース1の後方の側壁が折り曲げられてコの字状になって強度がアップし、それに伴い電動送風機15のモータ振動も抑制される。
【0027】この実施の形態2においても、実施の形態1と同様な遮蔽ユニット体6が設けられておいるので、静音の機能を果たす送風機室遮蔽ユニット31とコード24の絡まりを防止するリール収容室遮蔽ユニット33とが一度に取り付けられることとなり、組立の手間が省けるものである。また、遮蔽ユニット体6の送風機室遮蔽ユニット31の側縁に掃除機本体ケース1に形成された電動機収納部51の上部開口を閉鎖する蓋体であるモータ蓋36が一体に成形されているので、図11に示すように、送風機室遮蔽ユニット31の側縁のモータ蓋36によって電動機収納部51の上部開口51aが閉鎖されることにより、電動送風機室4内を流れる空気が外部に漏れる風漏れがなくなると共に騒音が防止される。
【0028】実施の形態3.図12は本発明の実施形態3に係る電気掃除機の横断面図である。この実施の形態3では、電動機収納部51の他に、掃除機本体ケース1の後方の側壁の後側部分に凸状の基板収納部52が後車輪9の内面凹部9aに入り込むよう折り曲げられて形成されている。この実施の形態3は、後車輪9の軸の両側の内面凹部のデッドスペースを利用したものであり、電気掃除機の基本性能を維持しながら掃除機本体ケース1の後方の前側部分だけでなく、後側部分においてもデッドスペースの活用をはかるものであり、掃除機本体ケース1内の別の箇所に設けられていた制御基板を、基板収納部52に収納させることにより、今まで制御基板を設けていた箇所が不要となり、この点でも掃除機本体ケース1の小形化を図ることができる。
【0029】実施の形態4.図13は本発明の実施形態4に係る電気掃除機の横断面図である。この実施の形態4では、掃除機本体ケース1の前側に電動送風機室4が配置され、後側にコードリール収容室5が配置されたもので、電動機収納部51を掃除機本体ケース1の後方の両側壁の前側部分にそれぞれ設けると共に、掃除機本体ケース1の後方の両側壁の後側部分にそれぞれ凸状のリール収納部53が後車輪9の内面凹部9aに入り込むよう折り曲げられて形成されている。この実施の形態4は、2つの後車輪9の軸の両側の内面凹部9aのデッドスペースを利用したものであり、電気掃除機の基本性能を維持しながら掃除機本体ケース1の後方の両側壁のそれぞれにおいて前側部分だけなく、後側部分においても小形化を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1によれば、掃除機本体ケースの後方に上ケースの下方に位置して取り付けられる遮蔽ユニット体は、電動送風機室を覆う送風機室遮蔽ユニットとコードリール収容室を覆うリール収容室遮蔽ユニットとが一体成形されているので、部品点数が少なくなり、掃除機本体ケースの後方に遮蔽ユニット体を取り付けることにより、静音の機能を果たす送風機室遮蔽ユニットとコードの絡まりを防止するリール収容室遮蔽ユニットとが一度に取り付けられることとなり、組立の手間が省け、しかも遮蔽ユニット体は上面に制御基板が取り付けられる基板取付用平面部を有しているので、制御基板の取り付けも容易に行うことができるという効果がある。
【0031】本発明の請求項2によれば、遮蔽ユニット体のリール収容室遮蔽ユニットは、その後方上部にコードリールから引き出されたコードのプラグを収容するラッパ状で、上ケースに形成された楕円形のプラグ取出口から突出するように嵌め付けられてなる外周縁部が楕円形のプラグ収納ユニットを一体に有しているので、掃除機本体ケースへの上ケースの組立時にプラグ収納ユニットの外周縁部が上ケースのプラグ取出口から一部突出するため、プラグ収納ユニットの外周縁部がガイドとなって組立易く、組立後は上ケースのプラグ取出口とプラグ収納ユニットの外周縁部がラップしているため、上ケースが外れにくくなり、しかも外れにくいことにより組立後の強度アップとなるため、上ケースのネジ止め部分を減らすことが可能となり、この点でも組立の手間が省けるという効果がある。
【0032】本発明の請求項3によれば、プラグ収納ユニットの外周縁部の上方部分にフランジが張り出すように設けられているので、コードリールによるコード巻取時にプラグのハネ上がりがフランジによって阻止されるため、掃除機本体ケースにぶつからず、掃除機本体ケースも外観にキズが付かないという効果がある。また、そのフランジは上ケースの後面に設けられたスタンド用突起とで電気掃除機を立てた時に車輪と共に足の一部とすることができるという効果がある。
【0033】本発明の請求項4によれば、遮蔽ユニット体のリール収容室遮蔽ユニットはコードリールのブレーキレバーを作動させるコード巻取釦を上下動自在に支持しているので、別途にコード巻取釦を上下動自在に支持する部材を設けなくても済み、部品点数が少なくなり、組立の手間が省けるという効果がある。
【0034】本発明の請求項5によれば、掃除機本体ケースの後方の側壁に少なくとも1つの凸状の部品収納部が車輪の内面凹部に入り込むよう折り曲げられて形成されているので、車輪の内面凹部というデッドスペースを利用して部品収納部が構成されるため、電気掃除機の集塵容量、吸塵性能、コード長さ等の基本性能を維持しながら掃除機本体の小形化を図ることができ、しかも掃除機本体ケースの後方の側面が折り曲げられてコの字状になって強度がアップするという効果がある。
【0035】本発明の請求項6によれば、部品収納部に送風電動機の一部、コードリールの一部又は制御基板のいずれかが収納されているので、掃除機本体の小形化を図ることができると共に、部品収納部に送風電動機の一部が収納されれば、強度アップに伴いモータ振動が抑制できるという効果もある。
【0036】本発明の請求項7によれば、請求項5の効果に加えて上ケースの下方に位置して掃除機本体ケースの後方に取り付けられ、電動送風機室を覆う送風機室遮蔽ユニットとコードリール収容室を覆うリール収容室遮蔽ユニットとが一体成形された遮蔽ユニット体を備えるようにしたので、静音の機能を果たす送風機室遮蔽ユニットとコードの絡まりを防止するリール収容室遮蔽ユニットとが一度に取り付けられることとなり、組立の手間が省けるという効果がある。
【0037】本発明の請求項8によれば、遮蔽ユニット体の送風機室遮蔽ユニットの側縁に前記掃除機本体ケースに形成された部品収納部の上部開口を閉鎖する蓋体が一体に成形されているので、送風機室遮蔽ユニットの側縁の蓋体によって部品収納部の上部開口が閉鎖されることにより、電動送風機室内を流れる空気が外部に漏れる風漏れがなくなると共に騒音が防止されるという効果もある。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【識別番号】000176866
【氏名又は名称】三菱電機ホーム機器株式会社
【出願日】 平成10年9月18日(1998.9.18)
【代理人】 【識別番号】100061273
【弁理士】
【氏名又は名称】佐々木 宗治 (外3名)
【公開番号】 特開2000−93368(P2000−93368A)
【公開日】 平成12年4月4日(2000.4.4)
【出願番号】 特願平10−265076