トップ :: A 生活必需品 :: A47 家具;家庭用品または家庭用設備;コ−ヒ−ひき;香辛料ひき;真空掃除機一般




【発明の名称】 電気掃除機
【発明者】 【氏名】千田 典明

【要約】 【課題】ノイズの発生を少なくすることのできる電気掃除機を提供する。

【解決手段】操作スイッチS1〜S4と発光ダイオードLED1〜LED4とが手元操作部16Bに設けられ、電動送風機11と制御装置50とが本体10に設けられ、操作スイッチS1〜S4および発光ダイオードLED1〜LED4と制御装置50とがホースの伝送線L1,L2を介して接続され、制御装置50は、パルス電流を流すことによりスイッチS1〜S4の設定内容を読み取るCPU58と、このCPU58で読み取った設定内容に対応してパルス電流と逆極性の電圧を伝送線L1,L2に出力する電圧出力回路57および電流方向変換回路56とを有する電気掃除機であって、CPU58はパルス電流を所定周期よりも長い期間毎に出力させてスイッチS1〜S4の設定状態を読み取った際に、そのパルス電流に続けて短い周期毎にパルス電流を複数回出力させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】操作手段とこの操作手段による設定内容を告知する告知手段とが手元操作部に設けられ、電動送風機と前記操作手段による設定内容に応じて前記電動送風機を制御する制御装置とが掃除機本体に設けられ、前記操作手段および告知手段と前記制御装置とが前記掃除機本体と手元操作部との間に介在するホースに設けた2本の伝送線で接続され、前記制御装置は、前記伝送線を介して操作手段へ所定周期毎にパルス電流を流すことにより操作手段の設定内容を読み取る読取手段と、この読取手段で読み取った設定内容に対応して前記パルス電流が流れていない期間前記伝送線に電圧を出力する電圧出力手段とを有し、前記告知手段は伝送線に印加される逆極性の電圧に対応した設定内容を告知するようになっている電気掃除機であって、前記パルス電流を所定周期よりも長い期間毎に出力させ、前記読取手段がそのパルス電流によって操作手段の設定状態を読み取った際に、そのパルス電流に続けて前記期間よりも短い周期毎にパルス電流を少なくとも一回出力させることを特徴とする電気掃除機。
【請求項2】前記操作手段の設定状態を読み取ったパルス電流から、短い周期で出力される最後のパルス電流までを1つのパルスにしたことを特徴とする請求項1の電気掃除機。
【請求項3】操作手段とこの操作手段による設定内容を告知する告知手段とが手元操作部に設けられ、電動送風機と前記操作手段による設定内容に応じて前記電動送風機を制御する制御装置とが掃除機本体に設けられ、前記操作手段および告知手段と前記制御装置とが前記掃除機本体と手元操作部との間に介在するホースに設けた2本の伝送線で接続され、前記制御装置は、前記信号ラインを介して操作手段へ所定周期毎にパルス電流を流すことにより操作手段の設定内容を読み取る読取手段と、この読取手段で読み取った設定内容に対応して前記パルス電流が流れていない期間前記伝送線に電圧を出力する電圧出力手段とを有し、前記告知手段は伝送線に印加される電圧に対応した設定内容を告知するようになっている電気掃除機であって、前記パルス電流を、所定周期よりも長い期間毎に複数個づつ出力させることを特徴とする電気掃除機。
【請求項4】前記複数個づつ出力されるパルス電流を連続した1つのパルスにしたことを特徴とする請求項3の電気掃除機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、操作スイッチと、この操作スイッチの操作内容を表示する表示器等とを手元操作部に設けた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、手元操作部に操作スイッチと表示器とを設け、掃除機本体に電動送風機を制御する制御装置を設けた電気掃除機が知られている。
【0003】かかる電気掃除機は、操作スイッチおよび表示器と制御装置とがホースに設けた2本の信号ラインで接続され、制御装置によって操作スイッチの操作を読み取るとともにこの読み取った操作内容を表示器に表示させるようになっている。
【0004】操作スイッチは一方向にのみ電流が流れるようになっているとともに操作に応じて抵抗値が変わるように設定されており、表示器はその電流と逆極性の印加電圧に応じて表示内容が変わるように設定されている。
【0005】操作スイッチの操作の読み取りは、制御装置がゼロクロスパルス電流を信号ラインを介して操作スイッチに流し、この操作スイッチに流れる電流値を検知することによって行っている。これは、操作スイッチがいつ操作されても、また、操作スイッチがオンする時間が短時間であっても、その操作スイッチの操作内容を確実に読み取るために、図10に示すように、10m秒毎にゼロクロスパルス電流を出力し、そのパルス電流によって3回連続して同じ操作内容を読み取ったとき、その読み取った操作内容を確定する。
【0006】そして、制御装置は、読み取った操作内容に対応してゼロクロスパルス電流と逆極性の電圧を、ゼロクロスパルス電流が流れていない期間のとき信号ラインに出力させて表示器に操作内容を表示させるものである。
【0007】この電気掃除機によれば、ゼロクロスパルス電流を信号ラインを介して操作スイッチに流し、このパルス電流と逆極性の電圧をパルス電流が流れていない期間のとき信号ラインに出力させているので、ホースに2本の信号ラインを設けるだけでよく、しかも手元操作部にCPU等を設ける必要がない等の多くの利点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような電気掃除機にあっては、操作スイッチの操作を読み取るために10m秒毎にゼロクロスパルス電流を流しているので、パルス的なノイズが頻繁に発生することになる。さらに、表示器に操作内容を表示させるためにパルス電流と逆極性の電圧を信号ラインに出力しているので、信号ラインに流れる電流の方向が頻繁に切り換わることになり、表示器の表示中はパルス的なノイズの発生が著しいものとなる。しかも、ホースが長いので、それらノイズによる他の機器に与える影響が大きくなってしまう問題があった。
【0009】この発明は、上記問題点に鑑みてなされもので、その目的は、ノイズの発生を少なくすることのできる電気掃除機を提供することある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するために、請求項1の発明は、操作手段とこの操作手段による設定内容を告知する告知手段とが手元操作部に設けられ、電動送風機と前記操作手段による設定内容に応じて前記電動送風機を制御する制御装置とが掃除機本体に設けられ、前記操作手段および告知手段と前記制御装置とが前記掃除機本体と手元操作部との間に介在するホースに設けた2本の伝送線で接続され、前記制御装置は、前記伝送線を介して操作手段へ所定周期毎にパルス電流を流すことにより操作手段の設定内容を読み取る読取手段と、この読取手段で読み取った設定内容に対応して前記パルス電流が流れていない期間前記伝送線に電圧を出力する電圧出力手段とを有し、前記告知手段は伝送線に印加される逆極性の電圧に対応した設定内容を告知するようになっている電気掃除機であって、前記パルス電流を所定周期よりも長い期間毎に出力させ、前記読取手段がそのパルス電流によって操作手段の設定状態を読み取った際に、そのパルス電流に続けて前記期間よりも短い周期毎にパルス電流を少なくとも一回出力させることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、前記操作手段の設定状態を読み取ったパルス電流から、短い周期で出力される最後のパルス電流までを1つのパルスにしたことを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、操作手段とこの操作手段による設定内容を告知する告知手段とが手元操作部に設けられ、電動送風機と前記操作手段による設定内容に応じて前記電動送風機を制御する制御装置とが掃除機本体に設けられ、前記操作手段および告知手段と前記制御装置とが前記掃除機本体と手元操作部との間に介在するホースに設けた2本の伝送線で接続され、前記制御装置は、前記信号ラインを介して操作手段へ所定周期毎にパルス電流を流すことにより操作手段の設定内容を読み取る読取手段と、この読取手段で読み取った設定内容に対応して前記パルス電流が流れていない期間前記伝送線に電圧を出力する電圧出力手段とを有し、前記告知手段は伝送線に印加される電圧に対応した設定内容を告知するようになっている電気掃除機であって、前記パルス電流を、所定周期よりも長い期間毎に複数個づつ出力させることを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、前記複数個づつ出力されるパルス電流を連続した1つのパルスにしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明に電気掃除機の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】図1において、10は電気掃除機本体で、この本体10内には集塵室(図示せず)とこの集塵室を負圧にする電動送風機11とが設けられている。また、掃除機本体10には電動送風機11を制御する制御装置50(図3参照)が設けられている。
【0016】15は一端が電気掃除機本体10に着脱可能に接続されているホースで、このホース15の他端には手元操作管16が設けられている。ホース15には2本の伝送線L1,L2(図3参照)と後述するパワーブラシに電力を供給する電源ライン(図示せず)とが設けられている。
【0017】手元操作管16には把手部16Aと操作部16Bとが設けられており、操作部16Bには、電動送風機11の電源を切るオフスイッチS1と、電動送風機11のパワーを自動設定する自動設定スイッチS2と、電動送風機11のパワーの強弱を設定する強弱設定スイッチS3と、パワーブラシモードを設定するパワーブラシ設定スイッチS4と、自動設定スイッチS2により自動設定が設定されているとき発光するLED1(告知手段)と、強弱設定スイッチS3により強弱が設定されているとき発光(告知)するLED2(告知手段)と、パワーブラシ設定スイッチS4によりパワーブラシモードが設定されているときどちらか一方が発光(告知)するLED3,LED4とが設けられている。
【0018】LED3およびLED4は1つの表示器(告知手段)17内に設けられており、LED3,LED4のどちらか一方が発光することにより表示器17が点灯する状態となってパワーブラシモードが設定されたことを表示するようになっている。各スイッチS1〜S4は、常開スイッチであり、指で押している間だけオンするようになっている。
【0019】手元操作管16には延長管7が着脱可能に接続され、延長管7の先端部には吸込口体20が着脱可能に接続されている。吸込口体20にはパワーブラシ21(図3参照)が設けられている。
【0020】図3は電気掃除機の制御系の構成を示したブロック図である。図3において、50はトライアック51,52の位相制御を行って電動送風機11の入力やパワーブラシ21の動作を制御する制御装置である。Eは商用交流電源、53は各スイッチS1〜S4の操作に応じて抵抗値が変わる抵抗回路、60は各発光ダイオードLED1〜LED4を発光させる発光回路である。抵抗回路53と発光回路60とは図4に示すように並列接続されて伝送線L1,L2に接続される。
【0021】制御装置50は、交流電源Eから直流電圧Vcc,Vddを出力する電源回路(図示せず)と、伝送線L1,L2に流れる電流の方向を切り換える電流方向切換回路56と、所定の電圧に切り換えて伝送線L1,L2に出力する電圧出力回路57と、CPU58(図5参照)とを備えている。そして、CPU58と電流方向切換回路56とでスイッチS1〜S4へパルス電流を流してスイッチS1〜S4の操作内容を読み取る読取手段が構成され、CPU58と電流方向切換回路56と電圧出力回路57とでパルス電流と逆極性の電圧を出力する電圧出力手段が構成される。
【0022】CPU58は、出力ポートP1と入力ポートP2と出力ポートPa〜Pddとを備えており、出力ポートP1から100m秒毎にパルス幅が1m秒のゼロクロスパルスを出力し、出力ポートPa〜PddからHレベルまたはLレベルの電圧を出力するようになっている。入力ポートP2は後述する抵抗R10に生じる電圧を読み取るようになっている。このCPU58は読み取った電圧に応じて電動送風機11に入力やパワーブラシ21の動作を制御する。
【0023】電流方向切換回路56は、図5に示すように、伝送線L1に接続される端子Aにエミッタが接続されたトランジスタQ7と、端子Aにコレクタが接続されたトランジスタQ1と、抵抗R1を介してCPU58の出力ポートP1にベースが接続されたトランジスタQ2と、伝送線L2に接続される端子Bにコレクタが接続されたトランジスタQ5,Q6とを備えている。
【0024】トランジスタQ7のベースは抵抗R3を介してCPU58の出力ポートP1に接続され、トランジスタQ7のベースは出力ポートP2に接続されている。出力ポートP2は抵抗R4を介して接地され、この抵抗R4にはコンデンサC1が並列接続されている。トランジスタQ1のベースは抵抗R5を介してトランジスタQ2のコレクタに接続され、トランジスタQ2のエミッタは接地されている。トランジスタQ1のエミッタは抵抗R6を介してトランジスタQ1のベースに接続されるとともに後述する電圧出力回路57の出力端子Gに接続されている。
【0025】トランジスタQ5のエミッタは接地され、トランジスタQ5のベースは抵抗R7を介してCPU58の出力ポートP1に接続され、トランジスタQ6のベースは抵抗R8を介してCPU58の出力ポートP1に接続されている。トランジスタQ6のエミッタは抵抗R9を介して電源回路の出力端子Jに接続されている。
【0026】電圧出力回路57は、図6に示すように、図示しない電源回路の出力端子Iに直列接続されたR31〜R33と、CPU58の出力ポートPa〜Pddに接続されたスイッチ回路Qa〜Qdd等とから構成されている。抵抗R33はツェナーダイオードZD1を介して接地されている。
【0027】スイッチ回路Qddは、ベースが抵抗R34を介して出力ポートPddに接続されたトランジスタT1と、エミッタが出力端子Iに接続されたトランジスタT2とを有している。トランジスタT1のエミッタは接地され、トランジスタT1のコレクタは抵抗R35を介してトランジスタT2のベースに接続されている。トランジスタT2のベースは抵抗R36を介してトランジスタT2のエミッタに接続され、トランジスタT2のコレクタは出力端子Gに接続されている。
【0028】トランジスタT1はCPU58の出力ポートPddがHレベルになるとオンし、トランジスタT1のオンによりトランジスタT2がオンする。トランジスタT2のオンにより、出力端子Iに印加する電圧が電圧出力回路57の出力端子Gから出力される。
【0029】スイッチ回路Qa〜Qcも上記と同様に構成されているので、その説明は省略する。スイッチ回路Qa〜Qcは、CPU58の出力ポートPa〜PcがHレベルとなるとオンして抵抗R31〜R33によって分圧される電圧Va〜Vcを出力端子Gから出力するものである。CPU58の出力ポートPa〜Pddとスイッチ回路Qa〜Qddのオン・オフと出力端子Gに出力される電圧Vとの関係を図7に示す。
【0030】抵抗回路53は、図4に示すように、ダイオードD2と、このダイオードD2に直列接続された抵抗R40と、各スイッチS1〜S4に直列接続された抵抗R41〜R44とを備えている。直列接続されたスイッチS1〜S4および抵抗R42〜R44は抵抗40に並列接続されている。各抵抗R42〜R44は抵抗値がそれぞれ異なっており、各スイッチS1〜S4のオンによって伝送線L1,L2に流れる電流の大きさが異なるようになっている。
【0031】発光回路60は3つの第1〜第3発光回路61〜63から構成され、第1発光回路61に第2,第3発光回路62,63が並列接続されている。
【0032】第1発光回路61は、図8に示すように、端子a−2に接続されたダイオードD1に抵抗R21を介して接続されたツェナーダイオードZD3と、ダイオードD1にエミッタが接続されたトランジスタQ11,Q12等とを備えている。ツェナーダイオードZD3は電圧V4以上でオンするようになっている。
【0033】トランジスタQ12のベースは抵抗R25を介して抵抗R21とツェナーダイオードZD3の接続点に接続されている。トランジスタQ12のコレクタは抵抗R23を介して端子b−2に接続されている。トランジスタQ11のベースは抵抗R20を介してトランジスタQ12のコレクタに接続され、トランジスタQ11のコレクタは抵抗R22を介して発光ダイオードLED3のカソードに接続され、発光ダイオードLED3のアノードが端子b−2に接続されている。
【0034】第2発光回路62は、ダイオードD1に抵抗R11を介して接続されたツェナーダイオードZD2と、トランジスタQ8,Q9等とを備えている。ツェナーダイオードZD2は電圧V2以上のときオンするようになっている。
【0035】トランジスタQ8のエミッタは抵抗R13を介してダイオードD3のアノードに接続され、ダイオードD3のカソードはダイオードD1に接続されている。トランジスタQ8のコレクタは発光ダイオードLED1のカソードに接続され、発光ダイオードLED1のアノードは端子b−2に接続されている。トランジスタQ9のエミッタはダイオードD3のアノードに接続され、トランジスタQ9のベースは抵抗R16を介して抵抗R11とツェナーダイオードZD2の接続点に接続され、トランジスタQ9のコレクタは抵抗R15を介してトランジスタQ8のベースに接続されている。また、トランジスタQ9のコレクタは抵抗R14を介して発光ダイオードLED2のカソードに接続され、発光ダイオードLED2のアノードは端子b−2に接続されている。
【0036】第3発光回路63は、抵抗R22を介してダイオードD1に接続されたツェナーダイオードZD4と、ダイオードD1にエミッタが接続されたトランジスタQ13等とを備えている。ツェナーダイオードZD4は電圧V5以上のときオンするようになっている。ここで、V4<V2<V5であり、Va〜VddとV1〜V5と発光ダイオードLED1〜LED4の発光との関係を図9に示す。
【0037】次に、上記実施形態の電気掃除機の動作について説明する。
【0038】図示しない電源コードのプラグをコンセントに差し込むと、CPU58の出力ポートP1の出力がLレベルとなり、出力ポートP1からLレベルのゼロクロスパルスが100m秒毎に出力されていく。
【0039】出力ポートP1の出力がLレベルのとき、トランジスタQ6,Q7のベースがLレベルとなるので、トランジスタQ6,Q7がオンする。他方、トランジスタQ2,Q5のベースがLレベルとなるのでトランジスタQ2,Q5がオフする。また、トランジスタQ2のオフによりトランジスタQ1がオフする。
【0040】トランジスタQ6およびトランジスタQ7のオンにより、図4および図5に示すように、矢印■の方向にパルス電流が流れ、操作スイッチS1〜S4の操作待ちの状態となる。
【0041】いま、例えば、スイッチS2が操作されてスイッチS2がオンすると(スイッチがオンしている時間は通常100m秒以上である。)、図10に示すように、ゼロクロスパルスF1が出力されたとき、スイッチS2のオンにより抵抗R42にも電流が流れるので、ゼロクロスパルスF0のときよりもトランジスタQ7に流れる電流が増加することになる。
【0042】この電流によって抵抗R4に電圧が生じ、この電圧がCPU58の入力ポートP2に入力する。CPU58は、入力ポートP2の入力電圧からスイッチS2が操作されたことを読み取る。なお、ホース15が接続されていないときには、矢印■の方向に流れる電流はゼロとなり、抵抗R4に生じる電圧もゼロとなる。したがって、抵抗R4に電圧が生じていないとき、CPU58はホース15が接続されていないと判断する。
【0043】CPU58は、抵抗R4に生じた電圧によりスイッチS2が操作されたことを読み取ると、さらに、ゼロクロスパルスF1に続けて10m秒毎に1m秒のゼロクロスパルスF2,F3を出力する。同様にして、CPU58はゼロクロスパルスF2,F3によりスイッチS2が操作されたことを読み取る。
【0044】CPU58は、3つのゼロクロスパルスF1〜F3で読み取った内容が同一のとき、読み取った内容を確定する。この場合には、スイッチS2が操作されたことを確定する。この確定後、CPU58は、出力ポートP1をHレベルにする。
【0045】出力ポートP1のHレベルにより、トランジスタQ6,Q7がオフし、トランジスタQ2,Q5がオンする。また、トランジスタQ2のオンによりトランジスタQ1がオンする。トランジスタQ1のオンにより電圧出力回路57の出力端子Gの電圧が電流方向切換回路56の端子Aから出力され、トランジスタQ6のオフおよびトランジスタQ5のオンによりゼロクロスパルスFと逆方向の電流が流れることになる。
【0046】他方、CPU58は、出力ポートPbをHレベルにし、他の出力ポートPa,Pc,PddをLレベルにする。出力ポートPbのHレベルにより、電圧出力回路57のスイッチ回路Qbがオンし、電圧出力回路57の出力端子Gから電圧Vbが出力される。この電圧VbはトランジスタQ1のオンにより電流方向切換回路56の端子Aから出力され、トランジスタQ6がオフとなってトランジスタQ5がオンとなっていることにより、ゼロクロスパルスFによるパルス電流と逆方向の電流が伝送線L1,L2を流れることになる。
【0047】この電流はダイオードD2の逆阻止により抵抗回路53には流れず、発光回路60へ流れる。電圧Vbは図8に示すようにV2以下であってV4以上に設定されているので、発光回路60のツェナーダイオードZD3のみがオンし、ツェナーダイオードZD2,ZD4はオフしている。
【0048】ツェナーダイオードZD2のオフによりトランジスタQ9がオフしてトランジスタQ8がオンする。トランジスタQ8のオンにより発光ダイオードLED1が発光する。他方、ツェナーダイオードZD3のオンによりトランジスタQ12がオンしてトランジスタQ11がオフするので発光ダイオードLED3は発光しない。また、ツェナーダイオードZD4のオフによりトランジスタQ13がオフするので発光ダイオードLED4は発光しない。
【0049】すなわち、スイッチS2が操作されると発光ダイオードLED1が発光して自動設定されていることが表示される。
【0050】CPU58の出力ポートP1のHレベルは、他のスイッチS1,S3,S4が操作されるまで継続されることになるが、図10に示すように、ゼロクロスパルスF3から100m秒毎に出力ポートP1がLレベルとなって、出力ポートP1から100m秒毎にゼロクロスパルスFが出力されていき、発光ダイオードLED1の点灯中もスイッチS1〜S4の操作待ちの状態となる。ゼロクロスパルスFが出力されている時点では発光ダイオードLED1は発光しないので、発光ダイオードLED1による表示中は、視覚で確認することのできない速さで発光ダイオードLED1は点滅している。
【0051】スイッチS3が操作された場合には、上記と同様にして、スイッチS3の操作が読み取られてCPU58の出力ポートPcがHレベルとなり、電圧出力回路57のスイッチ回路Qcがオンして出力端子Gから電圧Vbが出力される。この電圧Vcにより第2発光回路62のツェナーダイオードZD2がオンしてトランジスタQ9がオンし発光ダイオードLED2が発光する。
【0052】このとき、第1発光回路61のツェナーダイオードZD3がオンするが、トランジスタQ12がオンしてトランジスタQ11がオフするのでLED3は発光しない。また、トランジスタQ9のオンによりトランジスタQ8はオフするのでダイオードLED1は発光しない。発光ダイオードLED4もツェナーダイオードZD4のオフにより発光しない。
【0053】発光ダイオードLED2の点灯表示中のときも上記と同様にCPU58の出力ポートP1から100m秒毎にゼロクロスパルスFが出力されてスイッチS1〜S4の操作待ちの状態となっている。
【0054】発光ダイオードLED1または発光ダイオードLED2が点灯状態のとき、スイッチS1を操作すると、図11に示すように、上記と同様にしてゼロクロスパルスFaの出力によってスイッチS1が操作されたことが読み取られ、この読み取りにより、10m秒毎にゼロクロスパルスFb,Fcが出力される。ゼロクロスパルスFb,FcによりスイッチS1が操作されたことが読み取られると、その読み取りが確定される。この確定により、CPU58は電動送風機11の駆動を停止するとともに出力ポートP1をHレベルにし、出力ポートPa〜PddをLレベルにする。
【0055】出力ポートPa〜PddのLレベルにより、電圧出力回路57の全てのスイッチ回路Qa〜Qddがオフするので、電流方向切換回路56の端子Aから出力される電圧はゼロボルトとなり、この結果、発光回路60の全てのトランジスタQ8,Q9,Q11〜Q13はオフとなり、発光ダイオードLED1〜LED4は全て消灯し、掃除機が停止状態となっていることが知らされる。
【0056】この状態のときも、CPU58の出力ポートP1は100m秒毎にLレベルとなって1m秒のゼロクロスパルスFを出力していき、操作スイッチS1〜S4の操作待ちの状態となっている。
【0057】スイッチS2により自動設定されている場合、すなわち、発光ダイオードLED1が発光しているとき、スイッチS4を操作すると、上記と同様にしてスイッチS4の操作が読み取られてスイッチS4が操作されたことが確定される。そして、CPU58の出力ポートP1がHレベルとなるとともに出力ポートPaがHレベルとなる。出力ポートPaのHレベルにより、電圧出力回路57のスイッチ回路Qaがオンし、電圧出力回路57の出力端子Gから電圧Vaが出力される。この電圧VaはV4よりも低いので、ツェナーダイオードZD2〜ZD4はオフとなる。
【0058】ツェナーダイオードZD3のオフにより、トランジスタQ12がオフし、トランジスタQ11がオンする。トランジスタQ11のオンにより発光ダイオードLED3が発光する。また、ツェナーダイオードZD2のオフにより、上記と同様に、発光ダイオードLED1は発光し、他の発光ダイオードLED2,LED4は発光しない。すなわち、自動設定されて場合、スイッチS4を操作してパワーブラシモードを設定すれば、発光ダイオードLED1,LED3が発光することになる。
【0059】発光ダイオードLED1の発光により自動設定が知らされ、発光ダイオードLED3の発光により表示器17が点灯し、この表示器17の点灯によりパワーブラシモードが設定されていることが知らされることになる。発光ダイオードLED1,LED3の発光中も、上記と同様にCPU58の出力ポートP1は100m秒毎にLレベルとなって1m秒のゼロクロスパルスFを出力していき、操作スイッチS1〜S4の操作待ちの状態となっている。
【0060】スイッチS3により強弱が設定されている場合、すなわち、発光ダイオードLED2が発光しているとき、スイッチS4を操作すると、上記と同様にしてスイッチS4の操作が読み取られてスイッチS4が操作されたことが確定される。そして、CPU58の出力ポートP1がHレベルとなるとともに出力ポートPddがHレベルとなる。出力ポートPddのHレベルにより、電圧出力回路57のスイッチ回路Qddがオンし、電圧出力回路57の出力端子Gから電圧Vddが出力される。この電圧VddはV5よりも高いので、ツェナーダイオードZD2〜ZD4はオンとなる。
【0061】ツェナーダイオードLED4のオンによりトランジスタQ13がオンして発光ダイオードLED4が発光する。また、ツェナーダイオードLED2のオンにより上記と同様にして発光ダイオードLED2が発光する。
【0062】発光ダイオードLED2の発光により強弱設定が知らされ、発光ダイオードLED4の発光により表示器17が点灯し、この表示器17の点灯によりパワーブラシモードが設定されていることが知らされることになる。発光ダイオードLED2,LED4の点灯表示中も、上記と同様にCPU58の出力ポートP1は100m秒毎にLレベルとなって1m秒のゼロクロスパルスFを出力していき、操作スイッチS1〜S4の操作待ちの状態となっている。
【0063】このように、スイッチS1〜S4の操作内容を読み取るためのゼロクロスパルスFを100m秒毎に出力させているので、10m秒毎に出力させるものと比較してゼロクロスパルスFの出力回数が大幅に減ることになり、パルス的なノイズの発生が非常に少ないものとなる。また、読み取りの確定を行うために、ゼロクロスパルスF2,F3を10m秒毎に2つ出力させているだけなので、読み取りの確定を行う際のパルス的なノイズの発生も少ない。
【0064】さらに、発光ダイオードLED1〜LED4の発光中に、読み取りの確定を行うために出力するゼロクロスパルスFb,Fcを10m秒毎に2つ出力させているだけなので、伝送線L1,L2に流れる電流の方向が切り換わる回数は非常に少ないものとなり、電流の方向の切り換わりによるパルス的なノイズの発生が非常に少ないものとなる。
【0065】図12はパルス幅が10m秒のゼロクロスパルスFPを出力する場合の例を示したものである。スイッチS1〜S4が操作されて、操作内容が時点t1で読み取られた際には、時点t1からゼロクロスパルスFP1が30m秒間出力され続ける。そして、時点t2,t3で読み取りを行い、読み取りの確定を行う。この例によれば、1つのゼロクロスパルスFP1で3回の読み取りを行うので、パルス的なノイズの発生はさらに少ないものとなる。
【0066】図13は3つのゼロクロスパルスF1〜F3を100m秒毎に出力するようにした例を示したものであり、ゼロクロスパルスF2,F3は10m秒間隔で出力される。各パルスF1〜F3の幅は1m秒である。
【0067】図14はパルス幅が30m秒のゼロクロスパルスFGを図示のように100m秒毎に出力するようにした例を示したものである。ゼロクロスパルスFGによる読み取りは各時点t1〜t3で行う。この例も1つのゼロクロスパルスFGで3回の読み取りを行うので、パルス的なノイズの発生は少ないものとなる。
【0068】上記実施形態では、スイッチS1〜S4の操作内容を発光ダイオードLED1〜LED4の発光により表示しているが、ブザー等で音を発生させて知らせるようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、パルス電流を所定周期よりも長い期間毎に出力させ、読取手段がそのパルス電流によって操作手段の設定状態を読み取った際に、そのパルス電流に続けて前記期間よりも短い周期毎にパルス電流を少なくとも一回出力させるようにしたものであるから、パルス電流の出力回数が減り、パルス的なノイズの発生を少なくすることができる。
【0070】請求項2の発明によれば、操作手段の設定状態を読み取ったパルス電流から、短い周期で出力される最後のパルス電流までを1つのパルスにしたものであるから、パルス的なノイズの発生はさらに少ないものとなる。
【0071】請求項3の発明によれば、パルス電流を、所定周期よりも長い期間毎に複数個づつ出力させるようにしたものであるから、パルス電流の出力回数が減り、パルス的なノイズの発生を少なくすることができる。
【0072】請求項4の発明によれば、複数個づつ出力されるパルス電流を連続した1つのパルスにしたものであるから、パルス的なノイズの発生はさらに少ないものとなる。
【出願人】 【識別番号】000003562
【氏名又は名称】東芝テック株式会社
【出願日】 平成10年8月25日(1998.8.25)
【代理人】 【識別番号】100082670
【弁理士】
【氏名又は名称】西脇 民雄
【公開番号】 特開2000−60781(P2000−60781A)
【公開日】 平成12年2月29日(2000.2.29)
【出願番号】 特願平10−238445