| 【発明の名称】 |
電気掃除機 |
| 【発明者】 |
【氏名】都築 真一
【氏名】大島 裕夫
【氏名】北川 晃博
【氏名】松代 忠
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| 【要約】 |
【課題】マイコン全体を変更しなくても消費電力の内容を変更できるようにした電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機1を制御するマイコン2と、不揮発性メモリ10を具備し、マイコン2は不揮発性メモリー10内のデータに基づいて電動送風機1への供給電力を制御するようにしたものである。この構成により、不揮発性メモリー10のデータを変更することで電動送風機1の供給電力を変更することができ、従来のように、マイコン2全体を変更することなく、個々の機種に対応させることができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 吸引力を発生させる電動送風機と、前記電動送風機を制御する制御手段と、不揮発性メモリを具備し、前記制御手段は前記不揮発性メモリ内のデータに基づいて前記電動送風機への供給電力を制御するようにした電気掃除機。 【請求項2】 吸引力を発生させる電動送風機と、前記電動送風機に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、不揮発性メモリとを具備し、前記不揮発性メモリ内のデータと前記電流検出手段からの信号に基づいて前記電動送風機への供給電力を制御する制御手段とを備えた電気掃除機。 【請求項3】 外部からの入力信号に応じて、不揮発性メモリ内のデータを変更するようにした請求項1または2記載の電気掃除機。 【請求項4】 外部からの信号はスイッチで入力するようにした請求項3記載の電気掃除機。 【請求項5】 外部からの信号はスイッチオン時間とスイッチオフ時間との組み合わせで構成するシリアルデータで入力するようにした請求項4記載の電気掃除機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機の消費電力を制御できる電気掃除機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の電気掃除機の構成を図5を用いて説明する。図において、1は吸引力を発生させる電動送風機で、掃除機本体内部に配置されている。この電動送風機1の消費電力は制御手段2によって複数段階に制御される。制御手段2は、電動送風機1に直列接続したトライアック4と、このトライアック4のゲートにトリが信号を出力するマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)6と、マイコン6に電力を供給する電源部7と、電動送風機1の消費電力を選択する選択手段3とから構成されている。そして、選択手段3によってマイコン6へ入力される信号を複数段階(例えば、強、中、弱)に変えられるようにし、その入力された信号によりあらかじめマイコン6内に設定してある複数種類の消費電力の内の一つを選択できるようにしていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気掃除機では、あらかじめマイコン6に設定している複数の消費電力のデータの変更を行うためには、マイコン6全体を変更しないとできず、したがって、例えば、複数機種の電気掃除機において同一のマイコン6を搭載し生産性を向上するにあたり、ある機種のみ騒音対策等の原因から中ポジションのみの消費電力を下げる必要がある場合には、その機種についてはマイコン6全体を変更しなくてはならず、生産性を低下させてしまうという課題を有していた。 【0004】本発明は、以上のような従来の課題を解決しようとするものであって、マイコン全体を変更しなくても消費電力の内容を変更できるようにした電気掃除機を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明は、電動送風機を制御する制御手段と、不揮発性メモリを具備し、前記制御手段は前記不揮発性メモリ内のデータに基づいて前記電動送風機への供給電力を制御するようにしたものである。 【0006】この構成により、不揮発性メモリーのデータを変更することで電動送風機の供給電力を変更することができ、従来のように、制御手段の一部であるマイコン全体を変更することなく、個々の機種に対応させることができる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、吸引力を発生させる電動送風機と、前記電動送風機を制御する制御手段と、不揮発性メモリを具備し、前記制御手段は前記不揮発性メモリ内のデータに基づいて前記ファンモータへの供給電力を制御するようにしたものである。 【0008】この構成により、不揮発性メモリーのデータを変更することで電動送風機の供給電力を変更することができ、従来のように、制御手段の一部であるマイコン全体を変更することなく、個々の機種に対応させることができる。 【0009】本発明の請求項2記載の発明は、吸引力を発生させる電動送風機と、前記電動送風機に流れる負荷電流を検出する電流検出手段と、不揮発性メモリとを具備し、前記不揮発性メモリ内のデータと前記電流検出手段からの信号に基づいて前記ファンモータへの供給電力を制御する制御手段とを備えたものである。 【0010】この構成によれば、上述したとおり、不揮発性メモリーのデータを変更することで電動送風機の供給電力を変更することができ、従来のように、制御手段の一部であるマイコン全体を変更することなく、個々の機種に対応させることができる。また、消費電力を制御するにあたり電動送風機に流れる負荷電流と不揮発性メモリーのデータとを用いている。 【0011】本発明の請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、外部からの入力信号に応じて、不揮発性メモリ内のデータを変更するようにしたものである。 【0012】本発明の請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、外部からの信号はスイッチで入力するようにしたものである。 【0013】本発明の請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、外部からの信号はスイッチオン時間とスイッチオフ時間との組み合わせで構成するシリアルデータで入力するようにしたものである。 【0014】 【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例を図1、図2を用いて説明する。 【0015】図1において、1は吸引力を発生させる電動送風機で、この電動送風機1は掃除機本体内に配置され、同じく掃除機本体内に設けられた集塵室内に塵埃を吸引して集塵するようになっている。2は電動送風機1の回転を制御するための制御手段2で、この制御手段2は、電動送風機1に直列接続されたスイッチング素子の1種であるトライアック4と、電動送風機1の負荷電流を検出する電流検出手段8と、電流検出手段8の検出出力を入力し、トライアック4のゲートに制御信号を出力するマイコン5と、電源が供給されていなくても記憶内容が消えない不揮発性メモリ5と、マイコン5、不揮発性メモリー10に電力を供給する電源部、電動送風機1の消費電力を使用者が選択するための選択手段3とから構成されている。 【0016】上記した構成により、使用者は掃除機を使用する際、選択手段3により電動送風機1の消費電力を、“自動”、“強”、“弱“の様に複数のポジションに分けられている中から一つ選択することができる。マイコン5は前記選択手段3により選択されたポジションにあわせて、電動送風機1の消費電力を変えるようにトライアック4に制御信号を出力する。”弱“の場合には電動送風機1の消費電力が少なくなるような制御信号を出力し、すなわち、図2に示すように、電動送風機1への位相角がAとなるようにし、選択手段3により選択されたポジションが”自動“の場合は”弱“の場合よりも消費電力が多くなるような位相角B(図2)で制御信号を出力し、選択手段3により選択されたポジションが”強“の場合は電動送風機1の消費電力が最大となるような位相角C(図2)で制御信号を出力し、電動送風機1の消費電力の制御を行う。 【0017】このそれぞれのポジションの場合での位相角A、B、Cで電動送風機1の消費電力を制御する機種の場合には、不揮発性メモリ10に位相角A、B、Cと相関するデータを記憶させておくことにより、選択手段3によって選択された各ポジションでの電動送風機1への供給電力を制御することができるようになる。また、騒音対策の必要とする機種などがある場合には、不揮発性メモリー10の位相角と相関のあるデータの一部を変更することもできるし、それぞれのポジションでの消費電力の全てを変更したい場合、不揮発性メモリ5に記憶されているデータを全て変更して各ポジションでの消費電力を全て変更することも可能である。ただし、不揮発性メモリー10自体のデータを変更することは使用者が変更できないようにしておく必要がある。また、ある機種においては、電動送風機1の消費電力を選択するポジションが増加する場合もあるが、この増加した各ポジション毎の消費電力のデータを不揮発性メモリー10に持たせることにより容易に消費電力の設定に対応させることができる。 【0018】このように、本実施例では、不揮発性メモリー10に位相角に相関したデータを記憶させることができるようにし、一方、マイコン5は選択手段3で選択されたポジションに対応させて不揮発性メモリー10の中からそのデータを読み出し、この読み出した位相角となるようにトライアック4のスイッチング制御を行うようにしたので、不揮発性メモリー10内に記憶させるデータを変更するのみで各機種の電気掃除機の消費電力制御に対応させることができ、マイコン5全体の変更なく簡単に各機種に対応させることができ、生産性を飛躍的に高めることができる。 【0019】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例を図3を用いて説明する。なお上記第1の実施例と構成は同一なので、その説明を省略する。 【0020】図3(a)は、電動送風機1を位相制御をかけない状態で運転させたときの風量と消費電力との関係を示した特性図である。電動送風機1は、電動送風機1自体を組み立てられた時の状態により、同一の性能を持つものはなく電動送風機1自体の消費電力にいくらかのばらつきを持っているものであり、図3(a)のように電動送風機1にかかる風量が同じ値であっても、電動送風機1の消費電力が大きいものと小さいものが発生するようになる。この電動送風機1を掃除機本体に組み込んだ状態で電動送風機1を動作させたとき、前記電動送風機1のばらつきに応じて電流検出手段8で検出される電流の大きさが変化する。 【0021】図3(b)のように、電動送風機1を動作させ、風量を増加させたとき、電流検出手段8によって検出される電流は増加する。また、電動送風機1のばらつきによっても電流検出手段8によって検出される電流量は、電動送風機1の消費電力が大きいときは、大きくなり、逆に電動送風機1の消費電力が小さいときには小さくなる。ここで、電流検出手段8により検出された電流を電圧に変換し、その値をマイコン5に取り込み、解放運転時の風量での消費電力が設計時の狙いの値としている、標準の電動送風機1ものの値と比較し、標準の値より大きいものは消費電力も小さいものと判断し、逆に標準の値よりも小さいものは消費電力も大きいものと判断する。 【0022】また、不揮発性メモリー10には、選択手段3により選択することのできる複数段階のポジション毎のデータに加え、それぞれ設定されている消費電力の前後数wとなるようなデータを選択することができるように複数個記憶させておくようにする。前記マイコン5に取り込まれた電動送風機1の消費電力の大きいものに対しては、不揮発性メモリ5に設定されたデータの内、消費電力が小さくなるようなデータを選択するようにし、また電動送風機1の消費電力が小さいものに対しては、不揮発性メモリ5に設定されたデータの内、消費電力が大きくなるようなデータが選択されるような制御を行うようにする。 【0023】これにより掃除機本体に組み込まれた電動送風機1がどのような性能のものであっても常に一定の消費電力を得ることができるようになる。また、機種毎に風量と消費電力との特性が変化するが、不揮発性メモリー10を用いることで、このような機種でもその記憶させる風量と消費電力との特性にかかわるデータを変更するだけですみ、マイコン5全体の変更は必要がない。 【0024】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例を図4を用いて説明する。なお上記第1及び第2の実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。図4において、不揮発性メモリー10にデータを記憶させるため、マイコン6に設定手段9が接続されている。 【0025】上記した構成において、電動送風機1を位相制御をかけずに回転させたとき、電動送風機1の消費電力はあらかじめ決めている消費電力の上限値を越えてしまう事になる。電動送風機1を回転させたとき、その消費電力を外部に接続した計測器によって測定し、消費電力があらかじめ決めている上限値になった時点での電動送風機1に流れる電流の量を電流検出手段8により検出しその電流の値を不揮発性メモリー10内にデータとして記憶させ、消費電力が上限値よりも大きくならないように制御を行うようにする。この上限値のデータを変更させるときに設定手段9によって、マイコン6に信号を送り、不揮発性メモリー10に電動送風機1の消費電力の上限値をデータを変更し、消費電力が予め決められている上限値を超えることがないようにする。 【0026】又、前記設定手段9に、ボタン式のスイッチであるタクトスイッチを使用することにし、そのタクトスイッチを押すことによって、外部からの信号をマイコン6へ送れるようにし、設定を行うときの作業を簡略化する。 【0027】さらに、電動送風機1の消費電力の上限値を不揮発性メモリ5に記憶させた後、設定手段9のタクトスイッチの押し方により複数の信号の送り方ができるようにしてもよい。例えば、タクトスイッチを1回押した場合、前記不揮発性メモリ5にデータを記憶させ、連続して2回押した場合には前記不揮発性メモリ5に記憶させたデータを全てクリアし、何も記憶されていない状態にするというようなものである。これにより前記不揮発性メモリほ10に、データを記憶させたり、一度記憶させたデータを取り消したりできるようになり、設定を失敗した場合など修正することができ正確に狙いの設定にすることができるようになる。 【0028】なお、本実施例では、不揮発性メモリー10みに消費電力の上限値データを記憶させ、設定手段9によりそのデータを変更できるようにしたが、上記第1及び第2の実施例において不揮発性メモリー10に記憶させたデータを設定手段9により変更できるようにしてもよい。 【0029】 【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、不揮発性メモリーのデータを変更することで電動送風機の供給電力を変更することができ、従来のように、制御手段の一部であるマイコン全体を変更することなく、個々の機種に対応させることができ、生産性を向上させる。 【0030】本発明の請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加え、電流検出手段を用いて電動送風機のばらつきによる消費電力のばらつきを抑えることができる。 【0031】本発明の請求項3記載の発明によれば、不揮発性メモリーの設定を行うときに外部から信号を入力することによって行うことにより、記憶させるためにかかる時間を大幅に短縮することができる。 【0032】本発明の請求項4記載の発明によれば、信号の入力をタクトスイッチによって行うことにより、作業性を大幅に向上させる事ができるようになる。 【0033】本発明の請求項5記載の発明によれば、不揮発性メモリーの設定を行っている際、不具合が起こった場合に簡単な操作によって再度設定をやり直すことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005821 【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月17日(1998.7.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078204 【弁理士】 【氏名又は名称】滝本 智之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−33062(P2000−33062A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月2日(2000.2.2) |
| 【出願番号】 |
特願平10−203012 |
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