| 【発明の名称】 |
調理器 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 豊
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| 【要約】 |
【課題】使用者に、調理の完了を分かりやすく表示する。
【解決手段】数字または絵文字等を表示する液晶表示器66と、液晶表示器66を照らすバックライト67と、バックライト67を調理完了時に点滅するマイコン68とから構成する。暗い場所例えば台所で使用する際も確実に調理完了を知らせることができ、耳の不自由な使用者にも調理完了を明確に知らせることができる。さらに、本体1に元々備えられているバックライト67を流用しているので、コストアップが無い。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 数字または絵文字等を表示する液晶表示器と、前記液晶表示器を照明する照明装置と、前記照明装置を調理完了時に駆動する調理制御部とから構成したことを特徴とする調理器。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、使用者に調理終了を知らしめる調理器に関する。 【0002】 【発明が解決しようとする課題】従来、マイコン制御により動作する調理器は、一般に、調理器に内蔵されたブザーや音声などを用いた鳴動手段により、調理の完了を報知しているが、これらの調理器の殆どは同様の鳴動手段を備えているため、鳴音を聞いただけでは、どの機器の鳴動手段が鳴っているのか判別が難しかった。 【0003】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、使用者に、調理の完了を分かりやすく伝えることのできる調理器を提供することをその目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の調理器は、前記の目的を達成するために、数字または絵文字等を表示する液晶表示器と、前記液晶表示器を照明する照明装置と、前記照明装置を調理完了時に駆動する調理制御部とから構成したものである。 【0005】上記の構成によれば、調理完了時に前記照明装置を駆動するように構成したので、調理の完了が視覚により表示される。したがって、他の機器に内蔵された鳴動手段の音とは容易に区別され、使用者に、調理の完了を分かりやすく伝えることができる。 【0006】 【発明の実施形態】以下、本発明の調理器の実施例について、添付図面に基づき説明する。なお、実施例における調理器は、炊飯器である。 【0007】まず、本発明の第1実施例について、図1を参照して説明する。同図において、1は炊飯器の本体、2はこの本体1の外郭をなす外枠で、外枠2の底部には、その開口を覆い本体1の底面外郭を形成する底板3が嵌合し固定されている。また、本体1の内部には有底筒状の容器収容部たる鍋収容部4が配設され、鍋収容部4に容器たる鍋5が着脱自在に収容される。鍋収容部4の側面を形成する鍋収容壁6は、この鍋収容部4の上部を形成する外枠2と一体に形成される。そして、鍋収容部4の側面下部から底部を形成する内枠7が、鍋収容壁6の底面開口を塞ぐようにして設けられる。前記鍋5は、熱伝導性の良好なアルミニウム、アルミニウム合金、ジュラルミン、マグネシウム、銅などを、鍋5の母体たる主体8とし、この主体8の外面側の底部と側面下部に、フェライト系ステンレスや鉄板などの磁性金属製の発熱体9が接合される。また、有底筒状をなす鍋5の上部には、水平方向外側に延出したフランジ部10が形成される。そして、フランジ部10の下面を鍋収容部4の上端部に載置することにより、この鍋収容部4の内部にて鍋5を吊設状態に収容する構成となっている。 【0008】鍋5を収容する内枠7の外側には、鍋5を電磁誘導加熱するための加熱手段たる誘導加熱コイル11が設けられる。この鍋加熱手段に相当する誘導加熱コイル11は、複数の線材を撚り合わせて構成され、発熱体9に対向して前記鍋5の底部および側面下部を加熱する位置に、螺旋状に巻き付くように設けられている。そして、所定の高周波電流を誘導加熱コイル11に供給することで、発熱体9を電磁誘導加熱により発熱させて、鍋5を加熱し、鍋5内に収容した米や水などの被調理物(被炊飯物)を加熱する構成となっている。 【0009】椀状に形成された内枠7は、本体1の外郭を形成する外枠2の上部開口部12の下端に接続して備えてあり、外枠2の上部開口部12の周囲には、後述する蓋体51を開けたときに蓋体51の内面から流れ落ちる露が、外枠2の外側面に流れ出すことを防止する露溜め用の凹部13が形成される。なお、露溜め部としての凹部13は、蓋体51の内面から流れ落ちる露が、外枠2の外側面に溢れ出すことを防止できれば、必ずしも凹状にする必要はない。また、鍋5の全周囲に凹部13を形成する必要もない。本体1の内部には、内枠7の中心部に位置して、炊飯および保温時における鍋5の温度を検出する容器温度検出手段たる鍋温度センサ14が設けられている。 【0010】誘導加熱コイル11の外側には、この誘導加熱コイル11を内枠7側に押し付けて固定するコイルカバー15が設けられている。そして、コイルカバー15の中心部には、前記鍋温度センサ14を収容するための凸状のセンサ収容部16が形成されるとともに、このセンサ収容部16から周囲に延びて、誘導加熱コイル11を内枠7に固定支持する支持部17が形成される。支持部17は、誘導加熱コイル11の外面に接触するように、内枠7の外形形状に合せて湾曲状に形成されている。 【0011】本体1の内部には、前記誘導加熱コイル11に高周波電流を供給したり、誘導加熱コイル11の加熱出力を調整するインバータ回路などの他に、本体1に供給される電源電圧の変動を検知する電源電圧検知回路を備えた発振回路基板21と、発振回路基板21の発熱部品などを冷却するために、発振回路基板21に近接して配設された冷却ファン22と、電源プラグ23付きの電源電線(図示せず)を螺旋状に巻かれた状態で収納した電源供給手段であって電源電線巻取り機構であるコードリール24が各々配設される。 【0012】このなかで、コンセントからの電源を、本体1内部の各種電装部品(例えば、発振回路基板21)に供給する偏平状のコードリール24は、本体1後部の底板3下部のコードリール取付部25に横置き状態に配置されている。また、発振回路基板21は、本体1前部に形成した内枠7の外側面と外枠2の内側面との間の空間部26内に、横置き状態に配置されている。また、空間部26の底部には、空間部26内に外気を導入する送風手段たる冷却ファン22が配設される。 【0013】内枠7やコイルカバー15の材質は、耐熱性に優れたガラス繊維入りポリエチレンテレフタレート樹脂で、内部に中空のセラミックビーズ(図示せず)を10%〜20%含有している。そして、このセラミックビーズにより内枠7の内部に無数の断熱空間を形成し、且つ断熱性を向上した材料を使用することで、鍋5の側面を加熱する構成が無い状態での、鍋5の側面の冷えを防止する構成にしてある。なお、41は誘導加熱コイル11の外側に放射状に配設されたフェライト部材である。フェライト部材41は、誘導加熱コイル11からの磁束の漏れを防止するために設けられるものである。 【0014】51は、本体1の上面を覆う蓋体である。蓋体51は、蓋体51の外郭を形成する外蓋52と、蓋体51の下面を形成し着脱自在に備えた内蓋53などから構成される。また、外枠2の後方上側に設けたヒンジ軸54に蓋体51が軸支される一方、ヒンジ軸54とは反対側の本体1の前方正面側に、蓋体係止部たるフックボタン55が設けられており、フックボタン55を操作することにより、本体1と蓋体51との係合が解除されて、蓋体51がヒンジ軸54を中心に自動的に開くようになっている。なお、蓋体51の後面56より前方の外枠2の両側面には、本体1の持ち運び用のハンドル57が、外枠2に対して回動自在に設けられる。そして、ハンドル57を本体1の後方に倒すと、ハンドル57の握り部が本体1の後部に突出して形成されたハンドル載置部58に載置するようになっている。 【0015】本体1の前方上面には、操作パネル61が設けられる。操作パネル61の内部にある表示基板62上には、表示・操作部63が備えられ、この表示・操作部63には、操作用スイッチ64、鳴動手段としてのブザー65、液晶表示器(LCD)66、発光ダイオード表示器(LED)(図示せず)、調理制御部たるマイコン68(図2および図4参照)等が設けられる。液晶表示器66には、数字または絵文字等により、炊飯のメニュー、時刻等が表示され、液晶表示器66の下部には、液晶表示器66を照らす照明装置たるバックライト67が備えられる。このバックライト67は、操作用スイッチ64の操作時など、暗い時でも液晶表示器66の表示が読み取れるように、必要に応じて点灯するように構成される。 【0016】蒸気口81は、外蓋52の上面ほぼ中央に形成され、鍋5側に陥没した凹部82の内底部に着脱自在に設けられている。蒸気口パッキン83は弾性変形可能な部材からなり、内蓋53に装着されている。鍋5の上面開口部に対向し蓋体51の下面となる内蓋53の外周囲には、蓋体51を閉じたときに本体1との隙間を塞ぐ蓋パッキン86が円環状に設けられている。蓋パッキン86は弾性変形可能な部材からなり、具体的にはシリコーンゴムやフッ素ゴムから形成されている。なお。本実施例のように本体1の内部に鍋5を備え、鍋5の中で炊飯や保温を行う場合は、蓋パッキン86を鍋5の上表面に接触させ、蓋体51と本体1との隙間から蒸気が外に漏れないようにすればよい。 【0017】次に、本発明の第1実施例の動作について、図1における炊飯器の全体構成に加え、図2のブロック図および図3のフローチャートを参照して説明する。以下の動作は、調理制御部たるマイコン68によって制御される。液晶表示器66には、炊飯のメニュー、時刻等が表示される。炊飯や保温などを行っていない切状態において、特定の操作用スイッチ64を操作する(ステップS1)と、炊飯制御を開始する(ステップS2)。そして、暗い時でも液晶表示器66の表示が読み取れるように、バックライト67が点灯する(ステップS3)。この場合、使い勝手を向上するために再度操作用スイッチ64を操作しなくても、一定時間経過(ステップS4)後、バックライト67は自動的に消灯する(ステップS5)。また、前記操作用スイッチ64を操作して炊飯制御を開始する(ステップS2)と、鍋5を電磁誘導加熱することにより、鍋温度センサ14の検出温度と時間管理とに基いて、鍋5への加熱量を調節する。具体的には、炊飯時には鍋5に入れた被炊飯物たる米と水を加熱し、鍋5の温度を検出する鍋温度センサ14が所定の炊き上げ温度(例えば120℃)に達したら、炊飯加熱を停止してむらしに移行し、このむらしを15分継続して、鍋5内のご飯を炊く構成となっている。このような所定の炊飯行程を経て炊飯を完了する(ステップS6)と、保温行程へ移行する(ステップS7)とともに、炊飯すなわち調理完了を使用者に伝えるために、ブザー65が鳴動し(ステップS8)、同時にバックライト67が点滅する(ステップS9)。そして、一定時間が経過(ステップS10)すると、ブザー65の鳴動は停止し(ステップS11)、バックライト67は消灯する(ステップS12)が、保温は継続する(ステップS13)。ここでの保温加熱は、鍋5を電磁誘導加熱して、鍋温度センサ14の検出温度と、時間管理とに基いて、鍋5の加熱量を調節し、鍋温度センサ14で検出される鍋5の温度を60℃〜80℃に保持するものである。 【0018】以上のように、本実施例では、数字または絵文字等を表示する液晶表示器66と、液晶表示器66を照明するバックライト67と、バックライト67を調理完了時に点滅すなわち駆動する調理制御部たるマイコン68とから構成している。 【0019】この場合、調理完了時にバックライト67を点滅するようにしたので、調理完了が視覚により表示される。したがって、他のマイコン機器に内蔵されたブザーの音とは容易に区別され、使用者に、調理の完了を分かりやすく伝えることができる。 【0020】また、バックライト67の点滅により、暗い場所の例えば台所で使用する際も確実に調理完了を知らせることができ、耳の不自由な使用者にも調理完了を明確に知らせることができる。さらに、本体1に元々備えられているバックライト67を流用しているので、本発明を実施する際のコストアップが無い。 【0021】また、本実施例では特に、調理制御部たるマイコン68が、調理完了時に鳴動手段であるブザー65を鳴動するように構成しているので、視覚および聴覚の両方で、使用者に調理完了を確実に伝えることができる。しかも、ブザー65の鳴動およびバックライト67の点滅は、一定時間後に終了するようになっているので、ブザー65やバックライト67を動作させ続けることによる電力消費もない。また、ブザー65を不必要に鳴動させることによる、使用者の不満もない。 【0022】本発明における第2実施例は、第1実施例における炊飯行程完了後のブザー65の鳴動を省略したものであり、第2実施例の動作を、図1における炊飯器の全体構成に加え、図4のブロック図および図5のフローチャートを参照して説明する。なお、上記第1実施例と共通する部分についてはその詳細な説明を省略する。以下の動作は、調理制御部たるマイコン68によって制御される。液晶表示器66には、炊飯のメニュー、時刻等が表示される。炊飯や保温などを行っていない切状態において、特定の操作用スイッチ64を操作する(ステップS1)と、炊飯制御を開始する(ステップS2)。そして、暗い時でも液晶表示器66の表示が読み取れるように、バックライト67が点灯する(ステップS3)。この場合、使い勝手を向上するために再度操作用スイッチ64を操作しなくても、一定時間経過(ステップS4)後、バックライト67は自動的に消灯する(ステップS5)。また、前記操作用スイッチ64を操作して炊飯制御を開始する(ステップS2)と、鍋5を電磁誘導加熱することにより、鍋温度センサ14の検出温度と時間管理とに基いて、鍋5への加熱量を調節する。具体的には、炊飯時には鍋5に入れた被炊飯物たる米と水を加熱し、鍋5の温度を検出する鍋温度センサ14が所定の炊き上げ温度(例えば120℃)に達したら、炊飯加熱を停止してむらしに移行し、このむらしを15分継続して、鍋5内のご飯を炊く構成となっている。このような所定の炊飯行程を経て炊飯を完了する(ステップS6)と、保温行程へ移行する(ステップS7)とともに、炊飯すなわち調理完了を使用者に伝えるために、バックライト67が点滅する(ステップS9)。そして、一定時間が経過(ステップS10)すると、バックライト67は消灯する(ステップS12)が、保温は継続する(ステップS13)。 【0023】以上のように、本実施例では、数字または絵文字等を表示する液晶表示器66と、液晶表示器66を照明するバックライト67と、バックライト67を調理完了時に点滅すなわち駆動する調理制御部たるマイコン68とから構成している。 【0024】この場合、調理完了時にバックライト67を点滅するようにしたので、調理完了が視覚により表示される。したがって、他のマイコン機器に内蔵されたブザーの音とは容易に区別され、使用者に、調理の完了を分かりやすく伝えることができる。 【0025】また、バックライト67の点滅により、暗い場所の例えば台所で使用する際も確実に調理完了を知らせることができ、耳の不自由な使用者にも調理完了を明確に知らせることができる。さらに、本体1に元々備えられているバックライト67を流用しているので、本発明を実施する際のコストアップが無い。 【0026】なお、本発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形が可能である。例えば、上記各実施例においては、炊飯完了時においてバックライトを点滅させるものであるが、バックライトを点灯させてもよい。また、上記各実施例においては、炊飯器を例にとって説明したが、他の調理器でもよい。 【0027】 【発明の効果】本発明の調理器は、数字または絵文字等を表示する液晶表示器と、前記液晶表示器を照明する照明装置と、前記照明装置を調理完了時に駆動する調理制御部とから構成したものであり、調理の完了が視覚により表示されるので、他の機器に内蔵されたブザーの音とは容易に区別され、使用者に、調理の完了を分かりやすく伝えることができる。また、照明装置の駆動により、暗い場所の例えば台所で使用する際も確実に調理完了を知らせることができ、耳の不自由な使用者にも調理完了を明確に知らせることができる。さらに、本体に元々備えられている照明装置を流用しているので、本発明を実施する際のコストアップが無い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390010168 【氏名又は名称】東芝ホームテクノ株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月14日(1998.9.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080089 【弁理士】 【氏名又は名称】牛木 護
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| 【公開番号】 |
特開2000−83810(P2000−83810A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月28日(2000.3.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−260244 |
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