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【発明の名称】 カーテン用テープ
【発明者】 【氏名】利根 康由

【要約】 【課題】カーテンをカーテンランナから取り外したときにヒル環を元の状態に迅速かつ確実に戻し、またテープ本体からヒル環が脱落するのを防止する。

【解決手段】テープ本体11に複数のループ状の糸14を設け、引掛部13aとU字状連接部13bとを有するヒル環13のU字状連接部13bの引掛部13a側の部分を糸14でテープ本体11に保持することにより、テープ本体11にヒル環13を取り付け、テープ本体11のヒル環13を設けた部分の近傍に折り重ね部12を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】テープ本体に引掛部とU字状連接部とを有するヒル環を取り付けたカーテン用テープにおいて、上記テープ本体に複数のループ状の糸を設け、上記ヒル環の上記U字状連接部の上記引掛部側の部分を上記糸で上記テープ本体に保持し、上記テープ本体の上記ヒル環を設けた部分の近傍に折り重ね部を設けたことを特徴とするカーテン用テープ。
【請求項2】テープ本体に引掛部とU字状連接部とを有するヒル環を取り付けたカーテン用テープにおいて、上記テープ本体の上記ヒル環を設けた部分の近傍に折り個所指示線を設けたことを特徴とするカーテン用テープ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカーテンをカーテンランナに垂下させるためのヒル環を有するカーテン用テープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のカーテン用テープ(特公昭60−12047号公報)の一部を示す概略図である。図に示すように、テープ本体1に布からなる筒状支持部2が設けられ、カーテンランナの吊環(図示せず)に引っ掛ける引掛部3aとU字状連接部3bとを有するヒル環3のU字状連接部3bの一部が筒状支持部2に支持され、テープ本体1、ヒル環3等でカーテン用テープ4が構成されている。
【0003】図9は図8に示したカーテン用テープをカーテンに取り付けた状態を示す概略図である。このような取付状態とするには、まずカーテン地5にカーテン用テープ4を取り付け、カーテン地5のカーテン用テープ4を取り付けた部分に複数の折り重ね部6を形成することにより、カーテン地5にひだ7を形成するとともに、折り重ね部6の上端および下端をテープ本体1、カーテン地5に縫い付けて、ヒル環3のほぼ全部を折り重ね部6により隠した状態とする。
【0004】図9に示したカーテンをカーテンランナに垂下させるためには、ヒル環3を図8に示した状態から図8紙面反時計方向に90度回わし、カーテンランナの吊環にヒル環3の引掛部3aを引っ掛ける。
【0005】図8に示したカーテン用テープ4をカーテン地5に取り付けたときには、ヒル環3を取り付けた状態でヒートロールを用いてカーテンを乾燥することができるから、カーテンのクリーニング作業の能率を向上することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に示したカーテン用テープにおいては、カーテンランナの吊環にヒル環3の引掛部3aを引っ掛けたときに、ヒル環3が図8に示した状態から図8紙面反時計方向に90度回わった状態となるから、カーテンの荷重が筒状支持部2の両端部に集中的に加わるので、筒状支持部2が変形し、カーテン用テープ4を有するカーテンをカーテンランナから取り外したときに、ヒル環3が図8に示した状態すなわち元の状態に迅速、確実に戻らないことがある。また、U字状連接部3bの引掛部3a側とは反対側部分が筒状支持部2に支持されているから、ヒル環3が筒状支持部2から抜け出て、テープ本体1からヒル環3が脱落することがある。
【0007】本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、カーテンをカーテンランナから取り外したときにヒル環が元の状態に迅速かつ確実に戻り、またテープ本体からヒル環が脱落することがないカーテン用テープを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明においては、テープ本体に引掛部とU字状連接部とを有するヒル環を取り付けたカーテン用テープにおいて、上記テープ本体に複数のループ状の糸を設け、上記ヒル環の上記U字状連接部の上記引掛部側の部分を上記糸で上記テープ本体に保持し、上記テープ本体の上記ヒル環を設けた部分の近傍に折り重ね部を設ける。
【0009】また、テープ本体に引掛部とU字状連接部とを有するヒル環を取り付けたカーテン用テープにおいて、上記テープ本体の上記ヒル環を設けた部分の近傍に折り個所指示線を設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るカーテン用テープの一部を示す概略正面図、図2は図1に示したカーテン用テープの一部を示す概略平面図である。図に示すように、テープ本体11に引掛部13aとU字状連接部13bとを有するヒル環13が取り付けられている。すなわち、テープ本体11に複数のループ状の糸14が設けられ、ヒル環13のU字状連接部13bの引掛部13a側の部分が糸14でテープ本体11に保持されている。また、テープ本体11のヒル環13を設けた部分の近傍に折り重ね部12が設けられている。そして、テープ本体11、ヒル環13等でカーテン用テープ15が構成されている。
【0011】図3は図1、図2に示したカーテン用テープをカーテンに取り付けた状態を示す概略図である。このような取付状態とするには、まずカーテン地16の上部にカーテン用テープ15を当接し、ヒル環13のほぼ全部を折り重ね部12により隠した状態としたのちに、カーテン用テープ15の上端および下端をカーテン地16に縫い付ける。
【0012】図3に示したカーテンをカーテンランナに垂下させるためには、ヒル環13を図1に示した状態から図1紙面反時計方向に90度回わし、カーテンランナの吊環にヒル環13の引掛部13aを引っ掛ける。
【0013】このようなカーテン用テープにおいては、カーテンランナの吊環にヒル環13の引掛部13aを引っ掛けたときに、ヒル環13が図1に示した状態から図1紙面反時計方向に90度回わり、テープ本体11の糸14が設けられた部分が変形して、糸14の間隔が狭くなった状態となり、カーテンの荷重が両端部の糸14に集中的に加わることがなく、両端部の糸14が変形することがないから、カーテン用テープ15を有するカーテンをカーテンランナから取り外したときに、ヒル環13が図1に示した状態すなわち元の状態に迅速かつ確実に戻る。また、ヒル環13のU字状連接部13bの引掛部13a側の部分が糸14でテープ本体11に保持されているから、ヒル環13が糸14から抜け出ることがないので、テープ本体11からヒル環13が脱落することがない。また、カーテンを持ち上げた状態では、ヒル環13にカーテンの荷重が作用しないから、ヒル環13が図1に示すような元に戻った状態となるので、この状態でカーテンを図1紙面右方に引っ張ると、ヒル環13をカーテンランナの吊環から容易に外すことができる。
【0014】図4は本発明に係る他のカーテン用テープの一部を示す概略図、図5は図4の一部詳細図である。図に示すように、テープ本体21に引掛部23aとU字状連接部23bとを有するヒル環23が取り付けられている。すなわち、テープ本体21に複数のループ状の糸24が設けられ、ヒル環23のU字状連接部23bの引掛部23a側の部分が糸24でテープ本体に21に保持されている。また、テープ本体21のヒル環23を設けた部分の近傍に縫付糸からなる2本の折り個所指示線22が設けられている。そして、テープ本体21、ヒル環23等でカーテン用テープ25が構成されている。
【0015】図6は図4、図5に示したカーテン用テープをカーテンに取り付けた状態を示す概略図である。このような取付状態とするには、まずカーテン地26の上部にカーテン用テープ25の上端および下端を縫い付けることにより、カーテン地26にカーテン用テープ25を取り付け、折り個所指示線22の個所でカーテン地26のカーテン用テープ25を取り付けた部分を折って、カーテン地26のカーテン用テープ25を取り付けた部分に複数の折り重ね部27を形成することにより、カーテン地26にひだ28を形成するとともに、折り重ね部27の上端および下端をテープ本体21、カーテン地26に縫い付けて、ヒル環23のほぼ全部を折り重ね部27により隠した状態とする。
【0016】このようなカーテン用テープにおいては、テープ本体21のヒル環23を設けた部分の近傍に折り個所指示線22が設けられているから、カーテンに任意のひだ28を面倒な計算をすることなく容易に形成することができる。
【0017】図7は本発明に係る他のカーテン用テープの一部を示す概略図である。図に示すように、テープ本体21のヒル環23を設けた部分の近傍に縫付糸からなる4本の折り個所指示線31が設けられている。
【0018】そして、カーテン地に図7に示したカーテン用テープ25を取り付け、折り個所指示線31の個所でカーテン地のカーテン用テープ25を取り付けた部分を折れば、カーテン地に蝶ひだを形成することができる。
【0019】なお、上述実施の形態においては、縫付糸からなる折り個所指示線22、31を設けたが、他の折り個所指示線たとえば印刷した折り個所指示線等を設けてもよい。また、上述実施の形態においては、テープ本体21に2本の折り個所指示線22、4本の折り個所指示線31を設けたが、テープ本体に複数本の折り個所指示線を設ければよい。そして、1.5倍ひだ、2倍ひだ、3倍ひだ(たとえば、6mのカーテン地を4m、3m、2mのカーテンとするひだ)等を形成するときにも、あらかじめ計算してテープ本体に複数本の折り個所指示線を設け、カーテン地にカーテン用テープを取り付け、折り個所指示線の個所でカーテン地のカーテン用テープを取り付けた部分を折れば、カーテン地に任意のひだを極めて容易に形成することができる。また、上述実施の形態においては、テープ本体21に2本の折り個所指示線22、4本の折り個所指示線31を設けたが、テープ本体に複数の種類のひだを形成することができる折り個所指示線、たとえば1.5倍ひだを形成することができる折り個所指示線および2倍ひだを形成することができる折り個所指示線を設ければ、同一のカーテン用テープを使用して複数の種類のひだを選択的に形成すること、たとえば1.5倍ひだ、2倍ひだを選択的に形成することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るカーテン用テープにおいては、カーテン用テープを有するカーテンをカーテンランナから取り外したときに、ヒル環が元の状態に迅速かつ確実に戻り、またヒル環のU字状連接部の引掛部側の部分が糸でテープ本体に保持されているから、ヒル環が糸から抜け出ることがないので、テープ本体からヒル環が脱落することがない。
【0021】また、テープ本体のヒル環を設けた部分の近傍に折り個所指示線を設けたときには、カーテンに任意のひだを面倒な計算をすることなく容易に形成することができる。
【出願人】 【識別番号】390040006
【氏名又は名称】株式会社パテント・ケイジー
【出願日】 平成11年3月17日(1999.3.17)
【代理人】 【識別番号】100068353
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 純之助 (外2名)
【公開番号】 特開2000−262392(P2000−262392A)
【公開日】 平成12年9月26日(2000.9.26)
【出願番号】 特願平11−71838