| 【発明の名称】 |
脱着式フック |
| 【発明者】 |
【氏名】上條 彰洋
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| 【要約】 |
【課題】脱着式フックを不使用時には取付面から突出せず、また簡単に取り外すこともできるようにする。
【解決手段】フック取付け穴3内に固定されたナット19に螺合するねじ山を先端部に有するボルト10と、そのヘッド11を包囲し、その背後でボルト10の軸部を挿入させるよう内径が段差状に小さくなることにより、ヘッド11で抜け止めされた状態でボルト10に回転自在に支持される筒状基部21に、ヘッド正面に対面する通常位置からほぼ直交方向の使用位置へ回動可能に枢着されるプレート状フック本体20とを備える。このフック本体に、かぎ状引掛け具を係止する係止穴26と、フック本体20に掛けられた線状体の滑落を拘束するストッパ用周辺部27とが形成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フック取付け穴内に固定されたナットに螺合するねじ山を先端部に有するボルトと、そのヘッドを包囲し、その背後で前記ボルトの軸部を挿入させるよう内径が段差状に小さくなることにより、前記ヘッドで抜け止めされた状態で前記ボルトに回転自在に支持される筒状基部に、前記ヘッド正面に対面する通常位置からほぼ直交方向の使用位置へ回動可能に枢着されるプレート状フック本体とを備え、このフック本体に、かぎ状引掛け具を係止する係止穴と、前記フック本体に掛けられた線状体の滑落を拘束するストッパとが形成されていることを特徴とする脱着式フック。 【請求項2】 自動車のデッキルームの側面のパネルをカバーするトリムの複数個所にフック取付け穴を形成すると共に、このフック取付け穴に挿入されたボルトを螺合させるナットをパネルに固定し、通常位置に在る前記フック本体がその周囲の前記トリムとほぼ同一面状になるように、長さ寸法を前記パネル及び前記トリム間の離間距離に対応して設定したことを特徴とする請求項1の脱着式フック。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、紐、かぎ状の引掛け具等を係止するための脱着式フックに関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車のデッキルームの側面には、買い物袋の紐、ネットの引掛け具等を係止するフックを設けることが種々行われている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これらのフックはデッキルーム側面に突設されるのが通常であり、複数個用意する場合には対応して複数個所で突出することになり、不使用時に見栄えが良くなく、邪魔にもなる。 【0004】本発明は、このような点に鑑みて、不使用時には取付面から突出せず、また簡単に取り外すこともできる脱着式フックを提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達成するために、請求項1により、フック取付け穴内に固定されたナットに螺合するねじ山を先端部に有するボルトと、そのヘッドを包囲し、その背後でボルトの軸部を挿入させるよう内径が段差状に小さくなることにより、ヘッドで抜け止めされた状態でボルトに回転自在に支持される筒状基部に、ヘッド正面に対面する通常位置からほぼ直交方向の使用位置へ回動可能に枢着されるプレート状フック本体とを備え、このフック本体に、かぎ状引掛け具を係止する係止穴と、フック本体に掛けられた線状体の滑落を拘束するストッパとが形成されていることを特徴とする。 【0006】フック本体がその基部でその内径の変化でヘッドにより抜け止めされた状態でボルトに回転自在に支持される。フック本体を回動させて取付け面からほぼ水平の使用位置に突出させることにより、フック本体が使用可能となる。フック本体は係止物の方向に応じて回転する。不使用時にはフック本体を回動によりフック取付け穴に戻すか、或は取り外すにはナットに螺合されているボルトと共に外す。 【0007】 【発明の実施の形態】図1乃至図3を基に本発明の実施の形態の一例による脱着式フックを説明する。フック9は、ねじ山15を先端部に有するボルト10と、このボルトに回転自在に支持される筒状基部21に、対面する通常位置からほぼ直交する使用位置へ回動可能に枢着されたフック本体20とを備えている。ヘッド11はその奥に向けて徐々に外径が大きくなり、端部には同一外径の円周面11aを有し、正面には回転工具に係合する多角形状の凹部12が形成されている。 【0008】基部21は、ヘッド11を包囲するヘッド包囲部21aと、ヘッド11の背後で円筒状軸部13を挿通させるように、ヘッド包囲部21aよりも階段状に内径が小さくなったボルト挿通部21bとを備えて筒状に形成されている。これらの内径の変化に伴い外径も変化したフランジ部22a付の段差部22の内側の段差面22bがヘッド11の背面に対接して抜け止めされた状態で、フック本体20はボルト10に回転自在に支持される。 【0009】フック本体20はプレート状であり、その円筒状に膨出された基端部25が、基部21の両側の基端突起部23にピン24を挿通されて枢着され、基部21の正面、即ちヘッド正面に対面する通常位置からほぼ直交する使用位置へ回動可能になっている。基端部25には、使用位置で基端突起部23の外周面で拘束される突起25aが形成されている。また、フック本体20には、使用位置でかぎ状引掛け具を係止する係止穴26が形成され、また掛けられた線状体の滑落を拘束するストッパとして機能する円弧状周辺部27が形成されている。フック本体20は、使用位置にピン24を含めた枢着部分の摩擦係合で保持される。 【0010】このようなフック9をデッキルームの側面に取付けるために、フック取付け面であるトリム2には、フック取付け穴3が複数個所に形成されている。このフック本体20及びその基部21の円形外周に対応したほぼ円形に開口したフック取付け穴の底面3bには、ボルト挿通部21bも挿通させる得る程度の大きさのボルト挿通孔3aが形成され、対面するパネル1のボルト挿通孔1aの裏側にナット19が接合されている。フック9の長さ寸法は、通常位置に在るフック本体20がその周囲のトリム2と同一面状になるように、パネル1及びトリム2間の離間距離に対応して設定されている。また、パネル1及び底面3b間の距離は、ボルト10をナット19に螺合させた状態で、段差面22bがヘッド11の背面に、また外側の段差面22cのリング状突起部22dが底面3bを摺動してフック本体20を回転させるように、底面3b及びヘッド11の背面間に隙間を残すように設定されている。 【0011】フック9を使用する場合、フック本体20を使用位置に回動させた状態でボルト10を挿通させる。このボルトを所望のフック取付け穴3に挿入して、そのヘッド11の凹部12に回転工具に係合させて回転させて、ナット19にねじ止めする。この状態で、フック本体20は周面のトリム2から突出することなく同一面状となり、基部21に支持されて回転可能となる。使用時には、図1の2点鎖線及び図3に示す使用位置に係止穴26に指を掛けて回動させ、この係止穴に荷物をカバーするネットのかぎ5を引掛けたり、或は買い物袋の紐6を上方から引掛けて周辺部27で滑落を防止しておく。さらに、かぎ5が前後或は上方に位置する場合には、図示の位置から対応する位置にフック本体20を回転させる。 【0012】共用のフック9を別の場所で使用したい場合、ボルト10を外して別のフック取付け穴3のナット19にねじ止めする。当然、各フック取付け穴3にフック9に装着しておいても良い。 【0013】以上、デッキルームに設ける場合について説明したが、建物の壁面をフック取付け面としてフック本体20が同一面状になるように凹状フック取付け穴を設けて、その奥にナットを固定しておくこともできる。ヘッド11の凹部12に代えて、場合により、ヘッドの外周を多角形状に形成したり、フック本体を通常位置のままにして回転工具を挿入させるように係止穴を相応に大きく形成することもできる。 【0014】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、フック本体が回動式により不使用時には突出しないようにフック取付け穴に格納可能である。ボルト操作で脱着式となり、したがってナット付のフック取付け穴を複数個所に用意しておくことにより、必要時にフック本体を任意の場所にボルトで装着することが可能となる。請求項2の発明によれば、スペースが制限されるデッキルームに、不使用時には突出させずに装着でき、デッキルームの複数個中の任意の場所でフックを脱着して共用できるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000157083 【氏名又は名称】関東自動車工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月13日(1999.5.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083208 【弁理士】 【氏名又は名称】福留 正治
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| 【公開番号】 |
特開2000−316704(P2000−316704A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月21日(2000.11.21) |
| 【出願番号】 |
特願平11−132671 |
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