| 【発明の名称】 |
宅配用ロッカー装置および宅配用ロッカーシステム |
| 【発明者】 |
【氏名】大庭 晃
【氏名】三好 究
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| 【要約】 |
【課題】宅配用ロッカーシステムにおいて、防犯性を向上させて、書留郵便等の貴重品の授受を行えるようにする。
【解決手段】第1種の宅配用ロッカー装置1と第2種の宅配用ロッカー装置2を入力操作部3とともに組み合わせる。第2種の宅配用ロッカー装置2は通常のロッカー装置とする。第1種の宅配用ロッカー装置1は内扉12と外扉13を備え、2重のロック機構とする。第1種の宅配用ロッカー装置1の内扉12の内扉錠装置14と外扉錠装置15、および、第2種の宅配用ロッカー装置2の錠装置を入力操作部3の操作とコントロール部で施解錠を制御する。配達者は入力操作部3で認証番号と住戸番号を入力して第1種の宅配用ロッカー装置1に書留郵便を預け入れる。住居人は、入力操作部3で登録カードを挿入して、外扉13を解錠する。次に暗証番号を入力して内扉12を解錠する。外扉13に扉スイッチを設け、こじ開け等が生じたときに警報を出力する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 集配物を収容するロッカーボックスと、該ロッカーボックスの開口部に設けられた内扉と、該内扉を施解錠する内扉錠装置と、該内扉の外側に設けられた外扉と、該外扉を施解錠する外扉錠装置と、を備えたことを特徴とする宅配用ロッカー装置。 【請求項2】 第1種の宅配用ロッカー装置と、第2種の宅配用ロッカー装置と、該第1種および第2種の宅配用ロッカー装置の各々の扉の施解錠を制御する制御部と、該制御部に情報を入力する入力操作部とを備えた宅配用ロッカーシステムであって、前記第1種の宅配用ロッカー装置は前記請求項1記載の宅配用ロッカー装置であり、前記制御部は、入力操作部から入力された第1の情報が正規の条件を満足するときに第2種の宅配用ロッカー装置を解錠し、入力操作部から入力された第1の情報と第2の情報のいずれもが正規の条件を満足するとき前記第1種の宅配用ロッカー装置を解錠すること、を特徴とする宅配用ロッカーシステム。 【請求項3】 前記第1種の宅配用ロッカー装置は、前記外扉の開放状態を検出する扉スイッチを備え、前記制御部は、該外扉の前記外扉錠装置が施錠状態のときに前記扉スイッチが開放状態を検出したとき警報を出力することを特徴とする請求項2記載の宅配用ロッカーシステム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、マンションなどの集合住宅に設置され、居住人と配達者が対面できなくても集配物の受け渡しのできる宅配用ロッカー装置および宅配用ロッカーシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の宅配用ロッカーシステムとして、例えば特開昭63−21017号公報に開示されているものがある。この宅配用ロッカーシステムでは、配達業者が予め登録されている配達業者カードで操作部の操作を可能にし、配達先の住戸番号を入力して空きロッカーを解錠して配達物を収納する。一方、居住人は予め登録されている登録カードで配達物が有るか否かを確認し、配達物があれば居住人を確認後、扉を開放し、配達物を受け取る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような宅配用ロッカーシステムにおいて、配達物の預け入れや取り出しの操作を行うときには、登録カード等により正規の者であるかを確認してトラブルを回避するようにしている。しかし、従来の宅配用ロッカーシステムでは、書留郵便などの貴重品の授受に対しては防犯性の点で不十分であり、さらに防犯性の高い宅配用ロッカーシステムが要求される。例えば、扉のこじ開け等に対応して、扉がこじ開けられたときに単に警報を発生するような構成だけでは、警報により管理者が駆けつけたときには既に配達物が持ち去られているということも生じる。また、書留郵便等の授受に対しては、カード等による確認だけではトラブルを回避するには不十分であり、通常の荷物を授受する場合と差別化する必要がある。 【0004】本発明は、防犯性を向上させて、書留郵便等の貴重品の授受を行えるような宅配用ロッカーシステムを提供することを課題とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するためになした本発明の請求項1の宅配用ロッカー装置は、集配物を収容するロッカーボックスと、該ロッカーボックスの開口部に設けられた内扉と、該内扉を施解錠する内扉錠装置と、該内扉の外側に設けられた外扉と、該外扉を施解錠する外扉錠装置と、を備えたことを特徴とする。 【0006】上記のように構成された請求項1の宅配用ロッカー装置によれば、内扉錠装置で内扉を施錠し、外扉錠装置で外扉を施錠しておくことができ、2重のロック機構となって防犯性が向上する。また、外扉がこじ開けられたときに警報を出力すれば、警報の出力状態でもまだ内扉が施錠されていることになり、さらに防犯性が向上する。 【0007】本発明の請求項2の宅配用ロッカーシステムは、第1種の宅配用ロッカー装置と、第2種の宅配用ロッカー装置と、該第1種および第2種の宅配用ロッカー装置の各々の扉の施解錠を制御する制御部と、該制御部に情報を入力する入力操作部とを備えた宅配用ロッカーシステムであって、前記第1種の宅配用ロッカー装置は前記請求項1記載の宅配用ロッカー装置であり、前記制御部は、入力操作部から入力された第1の情報が正規の条件を満足するときに第2種の宅配用ロッカー装置を解錠し、入力操作部から入力された第1の情報と第2の情報のいずれもが正規の条件を満足するとき前記第1種の宅配用ロッカー装置を解錠すること、を特徴とする。 【0008】上記のように構成された請求項2の宅配用ロッカーシステムによれば、第2種の宅配用ロッカー装置を通常の荷物の授受に利用することで、入力操作部から正規の条件を満足する第1の情報を入力するだけで、すなわち1回の入力操作だけで荷物の授受を行うことができる。また、第1種の宅配用ロッカー装置を書留郵便等の授受に利用することで、第1の情報と第2の情報の両方が正規の条件を満足しないと解錠されないので、通常の荷物の授受と書留郵便等の授受とを差別化することができ、さらに、この第1種の宅配用ロッカー装置は請求項1と同様に防犯性が向上したものとなる。 【0009】本発明の請求項3の宅配用ロッカーシステムは、請求項2の構成を備え、前記第1種の宅配用ロッカー装置は、前記外扉の開放状態を検出する扉スイッチを備え、前記制御部は、該外扉の前記外扉錠装置が施錠状態のときに前記扉スイッチが開放状態を検出したとき警報を出力することを特徴とする。 【0010】上記のように構成された請求項3の宅配用ロッカーシステムによれば、請求項2と同様な作用効果が得られるとともに、外扉がこじ開けられたときに警報を出力するので、警報の出力状態でもまだ内扉が施錠されていることになり、さらに防犯性が向上する。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の宅配用ロッカー装置を用いた宅配用ロッカーシステムの上面図(図1(A) )および正面図(図1(B) )である。この宅配用ロッカーシステムは収納する物品の各種大きさに対応するように高さの異なる複数の宅配用ロッカー装置を組み合わせたものであり、正面に向かって左側端中程に書留郵便等の授受に使用する第1種の宅配用ロッカー装置1が4個配設されており、その他に、通常の宅配荷物やクリーニング衣料等の授受に使用する第2種の宅配用ロッカー装置2、および、略中央上部の入力操作部3が配設されている。なお、この宅配用ロッカー装置はマンションのエントランスホールに設置される。 【0012】図2は第1種の宅配用ロッカー装置1の平面断面図、図3は第1種の宅配用ロッカー装置1の正面図である。なお、図3は2台分を示しており、上段は内扉12と外扉13の両方を開けた状態、下段は内扉12を閉めて外扉13を開けた状態を示している。ロッカーボックス11は外側ケース11a内に内側ケース11bを組み付け、内側ケース11bの正面の開口部11b−1に内扉12が一端をヒンジ12aにより取り付けられている。また、外側ケース11aの正面の開口部11a−1に外扉13が一端をヒンジ13aにより取り付けられている。これにより、内扉12と外扉13は図2および図1(A) に二点鎖線で示したように開閉自在になっている。 【0013】内側ケース11bのヒンジ12aと反対側の開口端部には内扉錠装置14が配設されており、この内扉錠装置14は内部にラッチ機構およびソレノイド等を備えており、内扉12の内側端部に取り付けられたストライカ12bをラッチ板等に係合させ、ソレノイドによって電気的に施錠状態と解錠状態を切り換えて保持する。また、外側ケース11aのヒンジ13aと反対側の開口端部には外扉錠装置15が配設されており、この外扉錠装置15は内部にラッチ機構およびソレノイド等を備えており、外扉13の内側端部に取り付けられたストライカ13bをラッチ板等に係合させ、ソレノイドによって電気的に施錠状態と解錠状態を切り換えて保持する。なお、外扉錠装置15には、外扉13が開けられた状態であるか閉じられた状態であるかを検出するための扉スイッチ16が配設されている。 【0014】外側ケース11aの内部中央の底板11a−2には、物品の有無を検出する光学式センサ17が配設されており、内側ケース11bの内部中央の底板11b−2には矩形の窓孔11b−3が形成され、光学式センサ17はこの窓孔11b−3を介してロッカーボックス11内の物品の有無を検出する。 【0015】なお、内扉錠装置14、外扉錠装置15には、図3に示したように非常解錠用のシリンダ錠14a、15aがそれぞれ設けられており、これらのシリンダ錠14a、15aは把手12c、13cを外すことでキーの挿入が可能になり、非常時に例えばマスターキーにより解錠される。 【0016】以上は、第1種の宅配用ロッカー装置1について説明したが、第2種の宅配用ロッカー装置2は、内側ケース11bおよび内扉12とこれらに係わる部分が無いこと、および高さが異なっている点を除いては、第1種の宅配用ロッカー装置1と同様の構造でる。 【0017】図4は入力操作部3の正面図であり、入力操作部3はLCDディスプレイを備えたタッチパネル31、住居人が受取り操作を行うときに登録カード(磁気カード)を挿入する磁気カードリーダ32、受領証や書留配達票あるいは不在配達票などのレシートを発行するプリンタ33、ロッカーの使用料等の精算をICカードで行えるようにするためのICカードリーダ34および入力操作部3の前に人が立ったときにタッチパネル31を点灯して省電力を行うための省電力センサ35を備えている。なお、入力操作部3の裏側には後述説明するコントロール部が配設されている。 【0018】図5は実施形態のブロック図であり、コントロール部10はマイクロコンピュータ等で構成されている。コントロール部10には、各第1種の宅配用ロッカー装置1の内扉錠装置14、外扉錠装置15、扉スイッチ16および光学式センサ17が接続され、各第2種の宅配用ロッカー装置2の外扉錠装置15、扉スイッチ16および光学式センサ17が接続されている。さらに、コントロール部10には、入力操作部3のタッチパネル31、磁気カードリーダ32、プリンタ33、ICカードリーダ34、省電力センサ35が接続されている。なお、タッチパネル31には画面スイッチが表示され、その画面スイッチの操作により入力情報を検出するように、テンキーなどの各種操作スイッチが構成される。 【0019】そして、コントロール部10は、タッチパネル31の表示の制御および画面スイッチによる入力処理、磁気カードリーダ32からのデータの読み取り、プリンタ33へのデータの出力、ICカードリーダ34とのデータの授受、省電力センサ35の出力を取り込む処理を行う。また、内扉錠装置14と外扉装置15の施解錠の制御、扉スイッチ16や光学式センサ17の出力を取り込む処理を行う。 【0020】なお、この実施形態では、扉スイッチ16がオンになるとコントロール部10のCPUに割込み信号が入力されて割込み処理により警報を出力するが、この割込み処理に対して、CPUは割込み許可と割込み禁止が制御し、割込み許可のときだけ割込み処理を行って警報を出力する。 【0021】この実施形態では、指定された配達人に認証番号を割り当てこの認証番号はコントロール部10の内部のメモリに予め設定して記憶されている。さらに、マンションの各戸に登録カードが渡されており、その登録カードのIDコードと住戸番号を対応付けてメモリに予め設定して記憶されている。さらに、各戸の住居人は暗証番号を記憶しており、その暗証番号と対応する住戸番号が対応付けてメモリに予め設定して記憶されている。なお、各登録カードのIDコードは互いに異なるコードである。 【0022】図6〜図9はコントロール部10のCPUによって実行される制御プログラムの要部を示すフローチャートであり、同図に基づいて実施形態の動作を説明する。なお、電源オンにより、省電力センサ35がオンになるかを監視し、省電力センサ35がオンになると、配達人の操作か住居人の操作かを選択する画面を表示し、この画面で配達人の操作が選択されると図6の処理を行い、住居人の操作が選択されると図8の処理を行う。また、この選択画面で、操作が所定時間なければ、画面をオフにして省電力センサ35がオンになるかを監視する状態(以後「初期待機状態」という。)に戻る。 【0023】図6および図7は配達者が書留郵便の配達を行う場合の処理を主に示すものであり、先ず、ステップS1で配達の種類や受取物の種類の選択を促す表示を行う。なお、この実施形態では、「お届け」、「予約届け」、「引取り」、「クリーニング」、「書留配達」の各画面スイッチを表示して待機する。なお、ステップS1で所定時間内に操作が無ければ初期待機状態に戻る。 【0024】画面スイッチの操作があると、ステップS2でどの画面スイッチが操作されたかを判定し、「書留配達」が選択されるとステップS4に進み、その他の処理が選択されるとステップS3で各画面スイッチに応じた処理を行って初期待機状態に戻る。以下、「書留配達」の処理について詳細に説明する。ステップS4で、使用可能な空きボックス(ロッカーボックス)が有るか否かを判定し、無ければステップS5で「全てのボックス使用中」の表示を行って初期待機状態に戻る。また、空きボックスが有れば、ステップS6で「認証番号を入力して下さい」の表示とテンキーの画面スイッチの表示を行って待機する。なお、ステップS6で所定時間内に番号の入力が無ければ初期待機状態に戻る。 【0025】認証番号の入力があると、ステップS7で、入力された認証番号が登録(記憶)されている番号であるかを判定し、登録されていない番号であればステップS8で「番号違い、再入力して下さい」の表示を行ってステップS6に戻る。ステップS7で、入力された認証番号が登録されている番号であれば、ステップS9で、「配達先の住戸番号を入力して下さい」の表示とテンキーの画面スイッチの表示を行って待機する。なお、ステップS9で所定時間内に番号の入力が無ければ初期待機状態に戻る。 【0026】住戸番号の入力があると、ステップS10で、入力された住戸番号に該当する住戸が有るか否かを判定し、該当する住戸がなければステップS11で「番号違い、再入力して下さい」の表示を行ってステップS9に戻る。ステップS10で、入力された住戸番号に該当する住戸が有れば、ステップS12で、指定された住戸の登録カードのIDコードとそれに対応する暗証番号が登録されているかを判定し、登録されていなければ、ステップS13で「指定された住戸へのお届けものはお預かりできません」の表示を行ってステップS1に戻る。 【0027】ステップS12で、登録カードのIDコードと対応する暗証番号が登録されていれば、図7のステップS14で、その住戸が「長期不在中」として登録されているか否かを判定し、登録されていればステップS15で「お届け先が長期不在中のためお預かりできません」の表示を行ってステップS1に戻る。「長期不在中」として登録されていなければ、ステップS16で、空きボックスである第1種の宅配用ロッカー装置1のボックス番号の画面スイッチを表示するとともに、「ボックスを選択して下さい」の表示を行って待機する。なお、ステップS16で所定時間内にボックスの選択(画面スイッチの操作)がなければステップS1に戻る。 【0028】ステップS16でボックスが選択されると、ステップS17で、扉スイッチ16のオンによる割込み処理を禁止し、選択されたボックスの外扉錠装置15と内扉錠装置14を制御してそれぞれ解錠し、ステップS18で「荷物を入れて扉を閉めて下さい」の表示を行う。そして、ステップS19で、扉スイッチ16の状態により所定時間内に扉の開閉操作が行われたかを監視し、所定時間内に開閉操作が行なわれないと、ステップS20で、外扉錠装置15と内扉錠装置14を制御してそれぞれ施錠し、扉スイッチ16のオンによる割込み処理を許可してステップS1に戻る。 【0029】所定時間内に扉の開閉操作があれば、ステップS21で光学式センサ17の出力に基づいて荷物が入っているか否かを判定し、荷物が入っていなければステップS18に戻り、荷物が入っていれば、ステップS22で内扉錠装置14と外扉錠装置15を施錠して扉スイッチ16のオンによる割込み処理を許可し、ステップS23に進む。ステップS23では、指定された住戸番号に書留配達が有った旨をメモリに記憶するとともに、「レシート印字中」の表示を行ってプリンタ32でレシート(この場合は受領証と書留配達票)を印字し、ステップS24で「レシートをお取り下さい」の表示を行って、所定時間待機してステップS1に戻る。 【0030】以上のようにして、配達者は書留郵便を第1種の宅配用ロッカー装置1に預けることができ、書留配達票を指定した住戸の例えば郵便受け等に入れておく。そして、住居人は書留配達票により、書留配達がなされたことを確認できる。なお、次に説明するように、住居人は書留配達票を見なくても登録カードにより配達の有無を確認することができる。 【0031】なお、「お届け」および「予約届け」は第2種の宅配用ロッカー装置2に通常の荷物を預け入れる処理、「引取り」は宅配業者等が予め連絡を受けておいた荷物を第2種の宅配用ロッカー装置2から受け取る処理、「クリーニング」はクリーニング業者が予め連絡を受けておいた衣料を第2種の宅配用ロッカー装置2から受け取る処理であり、図7の、内扉錠装置4に関する処理を無くした処理である。 【0032】図8および図9は住居人が書留郵便の受取を行う場合の処理を主に示すものであり、先ず、ステップS31で、預け入れの種類や受取物の種類あるいは設定操作の選択を促す表示を行う。なお、この実施形態では、「受取け」、「予約」、「発送依頼」、「不在設定」、「クリーニング」、「書留受領」の各画面スイッチを表示して待機する。なお、ステップS31で所定時間内に操作が無ければ初期待機状態に戻る。 【0033】画面スイッチの操作があると、ステップS32でどの画面スイッチが操作されたかを判定し、「書留受領」が選択されるとステップS34に進み、その他の処理が選択されるとステップS33で各画面スイッチに応じた処理を行って初期待機状態に戻る。以下、「書留受領」の処理について詳細に説明する。ステップS34で「登録カードを挿入して下さい」の表示を行って待機する。なお、ステップS34で所定時間内に磁気カードリーダ32で登録カードのIDコードが検出されなければ初期待機状態に戻る。 【0034】登録カードからIDコードが検出されると、ステップS35でIDコードの該当住戸の書留を預かっているか否かを判定し、預かっていなければ、ステップS36で「お届けものはありません」の表示を行って初期待機状態に戻る。預かっていれば、ステップS37で、書留を預かっているボックス(第1種の宅配用ロッカー装置1)のボックス番号の画面スイッチを表示するとともに、「ボックスを選択して下さい」の表示を行って待機する。なお、ステップS37で所定時間内にボックスの選択(画面スイッチの操作)が無ければステップS31に戻る。 【0035】ステップS37でボックスが選択されると、ステップS38で、選択されたボックスの内扉錠装置14を制御して内扉12を解錠し、ステップS39で、「暗証番号を入力して下さい」の表示とテンキーの画面スイッチの表示を行って待機する。なお、ステップS39で所定時間内に番号の入力が無ければ、内扉錠装置14を施錠して、初期待機状態に戻る。 【0036】暗証番号の入力があると、ステップS40で、入力された暗証番号が登録(記憶)されている暗証番号であるかを判定し、登録されていない番号であればステップS41で「番号違い、再入力して下さい」の表示を行ってステップS39に戻る。ステップS40で、入力された暗証番号が登録されている番号であれば、図9のステップS42で、扉スイッチ16のオンによる割込み処理を禁止し、選択されたボックスの外扉錠装置15を制御して外扉13を解錠し、「扉を開けて荷物をお取り下さい」の表示を行う。そして、ステップS43で、扉スイッチ16の状態により所定時間内に扉の開閉操作が行われたかを監視し、所定時間内に開閉操作が行われないと、ステップS44で、外扉錠装置15と内扉錠装置14を制御してそれぞれ施錠し、扉スイッチ16のオンによる割込み処理を許可してステップS31に戻る。 【0037】所定時間内に扉の開閉操作があれば、ステップS45で光学式センサ17の出力に基づいて荷物が入っているか否かを判定し、荷物が入っていればステップS43に戻り、荷物が入っていなければ、ステップS46で内扉錠装置14と外扉錠装置15を施錠して扉スイッチ16のオンによる割込み処理を許可し、所定時間待機してステップS31に戻る。 【0038】以上のようにして、住居人は書留郵便を第1種の宅配用ロッカー装置1から受け取ることができる。このように、登録カードのIDコード(第1の情報)と暗証番号(第2の情報)が、預け入れられた住戸の情報と一致するとき(正規の条件を満足するとき)第1種の宅配用ロッカー装置1が解錠される。 【0039】なお、「受取り」および「予約」は第2種の宅配用ロッカー装置2から通常の荷物を受け取る処理、「発送依頼」は宅配業者等に予め連絡しておいて荷物を受け取ってもらうために第2種の宅配用ロッカー装置2に荷物を預け入れる処理、「クリーニング」はクリーニング業者に予め連絡しておいてクリーニングの衣料を受け取ってもらうために第2種の宅配用ロッカー装置2に衣料を預け入れる処理であり、図8の暗証番号に関する処理を無くした処理である。すなわち、これらの第2種の宅配用ロッカー装置2を使うときは、登録カードの使用により、IDコードが預けいれられた住戸のIDコードと一致するときに解錠される。 【0040】図10は扉スイッチ16による割込み処理のフローチャートであり、割込みが発生すると、ステップS51で割込が許可されているか否かを判定し、割込みが許可されていなければ元のルーチンに復帰し、割込みが許可されていれば、ステップS52で、扉スイッチ16により外扉13が開状態であるかを確認し、開状態でなければ元のルーチンに復帰し、開状態であればステップS53で警報を発生し、ステップS54で内扉錠装置14を制御して内扉12を施錠し、元のルーチンに復帰する。これにより、第1種の宅配用ロッカー装置1が解錠状態となっているとき(割込み禁止のとき)には警報が出力されず、第1種の宅配用ロッカー装置1が施錠状態(割込み許可のとき)にのみ警報が出力される。したがって、外扉13が不正にこじ開けられると警報が出力される。また、例えば不正に入手された登録カード(例えば拾ったカードなど)で内扉12が解錠されたときでも、外扉13が不正にこじ開けられると、内扉12が直ぐさま施錠されるとともに警報が出力される。したがって、防犯性が向上する。なお、この警報は管理室や管理会社等に通報される。 【0041】以上の実施形態では、登録カードと暗証番号により解錠を制御するようにしているが、2つの操作が正規の条件を満足するとき第1種の宅配用ロッカー装置1を解錠するようにすれば、解錠を制御するための条件はどのようなものでもよい。 【0042】外扉がこじ開けられたときに警報を出力するようにしているが、警報を出力しなくても、外扉と内扉の2重のロック構造になっているので、従来よりも防犯性が向上する。 【0043】また、入力操作部がタッチパネルの場合について例示したが、その他の操作スイッチ等でもよいことはいうまでもない。 【0044】また、第1種の宅配用ロッカー装置1と第2種の宅配用ロッカー装置2のそれぞれの個数、レイアウト、大きさあるいは形状等は実施形態に限定されるものではない。 【0045】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1の宅配用ロッカー装置によれば、2重のロック機構となって防犯性が向上する。また、外扉がこじ開けられたときに警報を出力すれば、警報の出力状態でもまだ内扉が施錠されていることになり、さらに防犯性が向上する。 【0046】また、本発明の請求項2の宅配用ロッカーシステムによれば、第2種の宅配用ロッカー装置を通常の荷物の授受に利用することで、入力操作部から正規の条件を満足する第1の情報を入力するだけで、すなわち1回の入力操作だけで荷物の授受を行うことができる。また、第1種の宅配用ロッカー装置を書留郵便等の授受に利用することで、第1の情報と第2の情報の両方が正規の条件を満足しないと解錠されないので、通常の荷物の授受と書留郵便等の授受とを差別化することができ、さらに、この第1種の宅配用ロッカー装置は請求項1と同様に防犯性が向上したものとなる。 【0047】本発明の請求項3の宅配用ロッカーシステムによれば、請求項2と同様な作用効果が得られるとともに、外扉がこじ開けられたときに警報を出力するので、警報の出力状態でもまだ内扉が施錠されていることになり、さらに防犯性が向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000170598 【氏名又は名称】株式会社アルファ
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| 【出願日】 |
平成11年2月5日(1999.2.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060690 【弁理士】 【氏名又は名称】瀧野 秀雄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−225052(P2000−225052A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月15日(2000.8.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−28437 |
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