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【発明の名称】 ストローをボトルにネックリングで貼り付け方法
【発明者】 【氏名】米田 忠雄

【要約】 【課題】各種ボトルに見栄えの低下なく且つ簡単にストローを吊り下げる。

【解決手段】二枚一組の包装シート4,4間にストロー3を配置してこれら包装シート4,4の重ね合わせ面同士を貼り合わせてストロー3を密閉した後、該包装シート4,4の一方にボトルの飲み口部に嵌入するための開口部14を有する吊り下げシート7を貼り付ける。該吊り下げシート7の下部には前記包装シート4,4の一方に接着材により接着する舌状の接着部6を一体成形しておき、前記ストロー3を封入した包装シート4,4の舌状の接着部6の貼り付け位置を各種ボトル毎に設定して包装シート4,4の下端をボトルの底面より所定距離上方に離隔させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シートによって形成された袋内にストローを密閉した後、該袋の一面にボトルの飲み口部に嵌入する開口部を有する吊り下げシートを貼り付け、ボトルの飲み口部に前記吊り下げシートの開口部を嵌入して吊り下げるストローの添付方法であって、前記吊り下げシートの下部に前記包装シートの一方に接着材により接着する舌状の接着部を設け、該接着部の接着位置を各種ボトル毎に設定して包装シートの下端をボトルの底面から所定距離上方に離隔させることを特徴とするストローをボトルにネックリングで貼り付け方法。
【請求項2】 シートを所定長さに切断して該切断されたシートに細長い長穴状の開口を長手方向に沿わせて形成して前記開口部を形成し、該開口部を長手方向を中心として両外側に開いて拡開しながら上方より前記ボトルの飲み口部に嵌入するようにしたことを特徴とするストローをボトルにネックリングで貼り付け方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボトルにストローを吊り下げて添付するストローの添付方法に関するものであり、特に、見栄えの良い陳列を可能とするためにストローをボトルにネックリングで吊り下げて添付するストローの添付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジュース、牛乳等の飲料を詰めて販売する容器として、紙パック、ペットボトル等、種々の容器が提供され、近年は、この種の容器にストローを添付して、コップ等に飲料を移し替えることなしに直接飲用できるようにしたものが提供されている。そして、飲料の容器にストローを添付する方法には、一般に、容器の外面にストローが封入された袋を接着材により接着する方法が採用され、ストローを封入するための袋材には、衛生的で比較的透明度の高いフィルムシートが使用されている。しかし、この方法は、容器の貼り付け面が平面であり、且つ袋に対する貼り付け面積が充分広いものに適し、貼り付け面積が狭く、貼り付け面が湾曲しているボトルに添付する方法としては適していない。また、貼り付けによる方法は、一旦、貼り付けてしまうと剥離が難しく、誤って、バーコードの上に貼り付けられしまった場合には、正確な読み取りが不能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ボトルの飲み口部に上方から嵌入して吊り下げるリング状の吊り下げシートを形成し、この吊り下げシートに前記密閉袋を貼り付ける方法が試みられている。該方法は、工場のオフラインでのストローの添付を可能とし、更に、吊り下げシートごと袋をボトルの飲み口部回りに適宜ずらすことによってバーコード、あるいは商品ラベルに対して良好な位置に変更できる利点があるが、市場を流通しているボトルは、飲み口部の寸法がほぼ統一されていても、外径、高さ等の容量を規定するための寸法が統一されておらず、ボトル毎又ボトルの種別毎に異なっている。このため、特定のボトルに対して見栄えの良い状態で吊り下げることが可能であっても、ボトルの全高、ボトルの胴部の直径が大きく異なるものに吊り下げた場合は見栄えが著しく悪化する場合がある。すなわち、特定のボトルに対してボトルの全高が著しく短い場合、あるいはボトルの胴径が著しく細い場合は、ストロー入りの袋の下端が陳列棚の上面に着床して袋ごとストローが大きく傾くか、あるいは上方の陳列棚より下方の陳列棚に垂れ下がることになり、見栄えを大幅に損ねてしまう。また、特定のボトルに対してボトルの全高が著しく高い場合、あるいはボトルの胴径が著しく太い場合も、袋の下端が下方前方を向くことになり、見栄えが著しく低下する。
【0004】そこで各種ボトルに見栄えの低下なくストローを吊り下げるために解決せられる技術的課題が生じて来るのであり、本発明は該課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、シートによって形成された袋内にストローを密閉した後、該袋の一面にボトルの飲み口部に嵌入する開口部を有する吊り下げシートを貼り付け、ボトルの飲み口部に前記吊り下げシートの開口部を嵌入して吊り下げるストローの添付方法であって、前記吊り下げシートの下部に前記包装シートの一方に接着材により接着する舌状の接着部を設け、該接着部の接着位置を各種ボトル毎に設定して包装シートの下端をボトルの底面から所定距離上方に離隔させる方法を提供し、更に、シートを所定長さに切断して該切断されたシートに細長い長穴状の開口を長手方向に沿わせて形成して前記開口部を形成し、該開口部を長手方向を中心として両外側に開いて拡開しながら上方より前記ボトルの飲み口部に嵌入するようにした方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って詳述する。
【0007】図1はストローをフィルムシートで包装する包装工程を示し、図2は包装されたストローに吊り下げシートを貼り付けて、該吊り下げシートによりボトルに吊り下げるストローの吊り下げ工程を示している。図1に示すように、包装工程は、二枚一組の包装シート間にストローを配置するストロー配置工程と、二枚一組の包装シート間にストローを配置した状態で両シートの相互の重ね合わせ面を加圧・加熱又は接着材により接着して両シート間にストローを封止する封止工程より成る。この包装工程では、図3に示すように、ストローとして吸い口1側に蛇腹状の可撓伸縮部2を有する可撓ストロー3を用い、該ストロー3を可撓伸縮部を中心としてU字形に折り返した状態で供給し、この折り返し状態で二枚一組の包装シート4,4間に封止する。そして前記封止工程より下流の生産ラインで、前後のストロー3,3間の包装シートの貼り合わせ部の中央で、順次、切断し、切断されストローが封入されたストロー3入りの袋5…を、前記ストローの付設工程に供給する。
【0008】一方、前記ストローの付設工程は、ストローが封入された各袋(以下、ストロー入りの袋という)5…に貼り付ける吊り下げシートを形成する吊り下げシート形成工程と、ボトルの飲み口部根元よりボトルの底までの長さ及びボトルの胴部の直径に基づいて該吊り下げシートを貼り付ける吊り下げシート貼り付け工程と、該吊り下げシートが貼り付けられた各ストロー3入りの袋を、ペットボトル等のボトルに頭部に上方から嵌入して吊り下げる吊り下げ工程とから成っており、図2及び図4に示すように、吊り下げシート形成工程では、まず、前記袋5…と同材の包装シートをプレスカッタにより裁断して、リング状で且つ舌状の貼り付け部6を一体に有する吊り下げシート7を形成すると共に、該吊り下げシート7の貼り付け部6に接着材を積層してフィルムシートで保護する。そして、図5(A),(B)に示すように、貼り付け工程では、吊り下げシート7を吊り下げ対象とするボトル8の飲み口部9根元よりボトル8の底10までの長さ及びボトルの胴部の直径に基づいて貼り付ける。
【0009】この場合、吊り下げシート7の貼り付け位置は、ストロー入りの袋5がボトル8の吸い口部9の根元に吊り下げた状態でストロー3入りの袋5の下端が陳列棚11の上面12より所定距離上方に離れ、ストロー3の下端開口13が重力下方ほぼ下方を臨むように決定される。ストロー3の付設工程最終の吊り下げ工程は、前記吊り下げシート7を対応するボトル8の飲み口部9に臨ませて嵌入するのみであるから、工場のオンラインでハンドリング装置により自動的に行なうことも可能であり、又、工場のオフライン、例えば店頭で行なうことも可能である。
【0010】このように、本発明に係るストローの付設方法によれば、ボトル8の飲み口部9に周りに吊り下げシート7を回転させてストロー3入りの袋5を回転することにより、ボトル8に貼り付けられているバーコード、あるいは商品ラベルに対して位置を変えることが可能となり、また、図5(A)に示すように、ストロー3入りの袋5の下端が陳列棚11の上面12付近でその適宜上方に位置する見栄えの良い状態で吊り下げることができ、図5(B)に示すようにストロー3入りの袋5の上部に吊り下げシート15を貼り付けた場合と比較して袋5の下端が陳列棚11の上面12よりも下方に垂れ下がることはない。
【0011】上記方法において、前記吊り下げシート7は、図4に示したように、ボトル8の飲み口部9との嵌入のために余裕のある円形の開口部14を有するように形成したが、ボトル8の種別によっては、飲み口部9の直径が大きく異なる場合が想定され、各種のボトルへの対応は難しいものと考えられる。また、このように吊り下げシート7を円形に形成すると、前記ストロー3入り袋5を形成するための包装シート4,4の外幅Bより吊り下げシート7の外幅Dが大きくなるため、前記袋7を形成するためのラインの下流を吊り下げシート7の外幅Dに対応する幅に広げざるを得ず、不経済となる。
【0012】そこで、前記ストロー入3入りの袋7を形成する包装シートをそのまま使用して、図6(A),(B)に示すように、該包装シート4に長手方向に沿わせて細長い長穴状の開口部14を形成して吊り下げシート15を形成し、図7(A)に示すように、開口部14を長手方向を中心として外側に開いて拡開しながら、前記ボトル8の飲み口部9に上方から嵌入するようにしている。この場合、前記開口部14の幅と長さは、市場に流通するボトルの飲み口部9の外径に余裕を見込んで設定され、開口部14の両端部16,16は嵌入時の応力集中を防止するために半円形に形成される。従って、図7(A)に示すように、該吊り下げシート15を用いれば、各種のボトルの飲み口部9にストロー3入りの袋を難なく、且つ見栄え良く吊り下げてストロー3入りの袋5の下端を陳列棚11の上面12付近でその適宜上方に位置させることが可能となる。よって、図7(B)に示す如く、ストロー3入りの袋5の上部に吊り下げシート15を貼り付けた場合と比較して袋5の下端が陳列棚11の上面12よりも下方に垂れ下がることはない。また、前記袋7を形成するためのラインの下流のライン幅を広げる必要がなくなり、工場の設備コストを上昇を防止することができる。
【0013】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、上記一実施の形態に詳述したように、吊り下げシートの舌状の接着部の貼り付け位置をボトル毎に設定してシートの下端をボトルの底面より所定距離上方に離隔させるようにしたので、ボトルの全高又はボトルの直径が異なるボトルに対して見栄えの良い状態でストローを吊り下げることができ、ボトルの飲み口部に周りに吊り下げシートを回転させてストロー入りの袋を回転することにより、バーコード、あるいは商品ラベルに対して良好な位置に変更できる等、正に、著大なる効果を発揮する発明である。
【0015】また、請求項2記載の発明はシートを所定長さに切断して該切断された包装シートに細長い長穴状の開口を長手方向に沿わせて形成して前記開口部を形成し、該開口部を長手方向を中心として外側に開いて拡開しながら上方よりボトルの飲み口部に嵌入するようにしたので、各種のボトルに対して難なくストローを吊り下げることができる等、正に、著大なる効果を発揮する発明である。
【出願人】 【識別番号】599012525
【氏名又は名称】株式会社 日東ストロー商会
【出願日】 平成11年1月27日(1999.1.27)
【代理人】 【識別番号】100060575
【弁理士】
【氏名又は名称】林 孝吉
【公開番号】 特開2000−217691(P2000−217691A)
【公開日】 平成12年8月8日(2000.8.8)
【出願番号】 特願平11−18827