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【発明の名称】 動物位牌
【発明者】 【氏名】山本 善和

【要約】 【課題】愛玩動物の死亡をいたむ心情を遺影として牌に表示することにより、永く偲ぶことができ、しかも火災特に火に強く、火事などで家が焼失しても、原形を保ち、かつ遺品も断熱保護されて焼却ないし破損の虞れのない新規な動物位牌を提供することを目的とする。

【解決手段】遺骨、遺品等を収容できる収納室9を備えた所望形状の基台1と、この基台1上に設けられる表示部2とを不燃ないし難燃材料Pで形成すると共に前記表示部2の表側に取付部3を設けこの取付部3に動物名4bと動物の写真4aまたは絵画等の遺影板4を取付けられるようにして成ることを特徴とする動物位牌。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 遺骨、遺品等を収容できる収納室を備えた所望形状の基台と、この基台上に設けられる表示部とを不燃ないし難燃材料で形成すると共に前記表示部の表側に取付部を設けこの取付部に動物名と動物の写真または絵画等の遺影板を取付けられるようにして成ることを特徴とする動物位牌。
【請求項2】 表示部の取付部は、凹溝を穿って方形状に凹設すると共に、この凹溝に沿って方形状の遺影体の両側を案内係止させて挿着取付られるようにして成ることを特徴とする請求項1記載の動物位牌。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、耐火耐熱性に優れ、死亡した犬、猫などのペットの遺品などの永久保存を可能とした耐久性の高い動物位牌に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、動物位牌は、ペットの名前を表記した簡単なものしかなく、高級なものは見受けられない。しかも、ペットを偲ぶ遺品などを収納して永久保存できる構造のものも知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近のペットブームでは、最愛の愛玩動物の死は、人間の死以上に家族に悲しみを与え、その供養にも破格の対応を行う傾向が強くなって来ている。このような傾向に対し、ペットの遺影の表示や、ペットの遺品を保存する構造のものの必要性が高い。しかも火災などので簡単に焼失ないし破損し、折角のペットの遺影や遺品が消失して了うという不都合があった。
【0004】この発明は、愛玩動物の死亡をいたむ心情を遺影として牌に表示することにより、永く偲ぶことができ、しかも火災特に火に強く、火事などで家が焼失しても、原形を保ち、かつ遺品も断熱保護されて焼却ないし破損の虞れのない新規な動物位牌を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は以下の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0006】(1)遺骨、遺品等を収容できる収納室を備えた所望形状の基台と、この基台上に設けられる表示部とを不燃ないし難燃材料で形成すると共に前記表示部の表側に取付部を設けこの取付部に動物名と動物の写真または絵画等の遺影板を取付けられるようにして成ることを特徴とする動物位牌。
【0007】(2)表示部の取付部は、凹溝を穿って方形状に凹設すると共に、この凹溝に沿って方形状の遺影体の両側を案内係止させて挿着取付られるようにして成ることを特徴とする前記(1)記載の動物位牌。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【0009】各図において、1は基台、2はこの基台1上に設けられる表示部を示し、この表示部2には、表側に取付部3が設けられ、この取付部3に動物名と動物の写真または絵画などの遺影板4が取付けられるようになっている。
【0010】図1ないし図9は、この発明に係る動物位牌の第一の実施の形態を示し、基台1と表示部2は一体構成で、セラミックス、金属、ガラス、難燃プラスチックなどの不燃ないし難燃性材料Pで形成される。
【0011】5は表示部2に形成される取付部3の方形状の凹陥箇所を示し、左右及び下部に凹溝6が形成されると共に上部には上蓋片7が前記左右の凹溝6に係入できる挿込部8を突出して形成され、遺影板4の左右縁部および下部縁部をそれぞれ取付部3の左右および下部の凹溝6に係入させて遺影板4を取付部3に挿入させ、前記上蓋片7の凹段部7aによって遺影板4の上縁部を係止して完全に遺影板4を取付部3に取付けることができる。
【0012】なお、遺影板4は死亡したペットの在りし日の写真4aとペットネーム4bを表記した方形状を備えて、前記凹溝6および凹段部8に係入できる上下左右の縁部を備える。
【0013】ところで、この遺影板4は、写真紙あるいは絵画紙などで形成し、その表面に透明なガラスまたはプラスチックを沿設して遺影板4を保護することもできるが、遺影板4自体をセラミックスや合成樹脂シートにプリント印刷して不燃または難燃処理することもできる(図示せず)。
【0014】9は前記基台1の裏側に穿設される凹処状の収納部で、別途形成される容器bを収納固定できるようになっている。
【0015】ところで、この容器bは蓋体10と容体11で形成され、断熱性の高い材料Q、例えば石膏、石綿、不燃性発泡樹脂、ガラスウールさらには多孔質セラミックスなどで形成され、収納されるペットの毛、爪などの身体の一部や、ペットが遊んだ小物玩具の遺品を火災から完全に保護できるようになっている。
【0016】図示では、収納部9内に収納された容器bは、閉蓋12を係止溝13,13に沿って密閉できるようになっているが、必要に応じて閉蓋を用いないで固定することもできる。なお、符号14は基台1の表面に立体的に描出した架台模様である。
【0017】叙上の構成に成るので、表示部2の取付部3に取付けられる遺影板4により在りし日のペットを偲ぶことができ、いつまでも供養することができる。
【0018】ことに、ペットネーム4bが人間と同じ戒名となり、仏事、法事に当り人間と同様に仏前での祈祷が可能となり、多くの熱烈な愛玩動物者の希望を満たすことができると共に、火災などに遭遇しても全体が耐火、耐熱かつ断熱構造となっているので消失するという不都合がなく、所謂永久保存に近い保存ができるという効果を有する。
【0019】図10ないし図11は、この発明に係る第二の実施の態様を示すもので、基台1と表示部2の構成は実質同一であるが、基台1内に設けられる収納部の構成を異にしている。
【0020】すなわち、別途形成した円筒状の金属製容器、例えば真ちゅう、金メッキ、ステンレスなどの美麗な容器aを基台1の下底より上方に穿った断熱処理された収納部9a内に収容させ、基台1の下底の開口部に係止機構付の円蓋15を嵌合させ、僅かに回動させて係止することにより前記容器aを基台1内に密閉収納できる。勿論容器a内にペットの遺品や遺骨を収納できると共に全体を断熱性の高い構造とすることができる。
【0021】さらに、表示部2の取付部3に取付けられる遺影板4の構成は前記実施の形態と全く同一である。
【0022】
【発明の効果】叙上の構成になるので、常にペットの在りし日を偲ぶことができると共に、耐火、断熱性に優れるので、火災に強く耐久性を向上でき、しかもペットの遺骨や遺品を収納できるので、墓としての機能も与えられるのので、墓地を利用することなく常に仏事に精進できる効果がある。
【出願人】 【識別番号】598040891
【氏名又は名称】株式会社ダイワ
【出願日】 平成11年1月13日(1999.1.13)
【代理人】 【識別番号】100066061
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 宏之 (外1名)
【公開番号】 特開2000−201800(P2000−201800A)
【公開日】 平成12年7月25日(2000.7.25)
【出願番号】 特願平11−6921