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【発明の名称】 足踏式スラックスハンガ―開閉装置
【発明者】 【氏名】渡辺 精一

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】テーブル台と、前記テーブル台の天板上面に穿設された貫通孔または前記テーブル台の天板縁近傍から上方へ突出して上端部でスラックスハンガーの開閉操作部を挟持する掛止部材と、前記テーブル台の脚部に配設されるとともにバネで付勢されたフットレバーの足踏みによる前記掛止部材の上下可動手段と、からなることを特徴とする足踏式スラックスハンガー開閉装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてクリーニング店においてスラックス(広義のズボン)をハンガーに吊り下げる作業等に際して行うスラックスハンガーへの脱着を無理なく効率的に行うようにした足踏式スラックスハンガー開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のクリーニング店では、スラックス(所謂ズボンに類するもの一般を称する)をクリーニングする際には、スラックスをスラックスハンガーに掛けて吊るしている。
【0003】上記スラックスハンガーはクリーニング店で汎用されており、図4の斜視図に示されるような大型のクリップ形状であり、作業者は片手でスラックスハンガー10の開閉操作部11、11を手で(通常は親指と人差し指で挟んで)押圧して挟持部13を開き、左右足の裾15を揃えたスラックス16を挟んで吊支部12で吊るしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリーニング店のように大量のスラックスを扱うところでは、上記従来のスラックスハンガー10を用いた手作業によるスラックスの脱着の方法では、逐一スラックスハンガー10の開閉に相当の労力(業務用スラックスハンガーであって吊るしたスラックス16が簡単に落ちないようにバネが強い)を要するので、作業者の腕、手に負担が蓄積されることは避けられず、腱鞘炎になってしまうことになりかねない。
【0005】また、作業の効率の点においても、一人でスラックス16の裾15を適正に揃えてスラックスハンガー10に挟む行為は時間を要し、通常はスラックスハンガー10を開閉する者とスラックス16の裾15を揃えてハンガーに挟む者の二人で作業する場合が多いのが現状であって作業効率が悪いのが現状である。
【0006】本発明は、上記従来のクリーニング店や紳士服店等、大量にスラックスを扱うところでのスラックスハンガー10のスラックス脱着作業の効率の悪さと、腱鞘炎を防止すべき作業者の要保護性に鑑みてなされたものであり、従来のスラックスハンガー10を用いて一人で簡単に脱着作業ができる新規な構造の足踏式スラックスハンガー開閉装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するために、テーブル台と、前記テーブル台の天板上面に穿設された貫通孔または前記テーブル台の天板縁近傍から上方へ突出して上端部でスラックスハンガーの開閉操作部を挟持する掛止部材と、前記テーブル台の脚部に配設されるとともにバネで付勢されたフットレバーの足踏みによる前記掛止部材の上下可動手段と、からなることを特徴とする足踏式スラックスハンガー開閉装置を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明に係る足踏式スラックスハンガー開閉装置の構成を説明するための一部破断した斜視図である。
【0010】図2は本発明に係る足踏式スラックスハンガー開閉装置の掛止部材の上下可動手段の構成を説明する図である。
【0011】図3は本発明に係る足踏式スラックスハンガー開閉装置でスラックスハンガーを開いた状態を説明する図である。
【0012】先ず、図1において、足踏式スラックスハンガー開閉装置20は、テーブル台21(キャスター29付き)と、前記テーブル台21の天板22上面に穿設された貫通孔23(または前記テーブル台の天板22の縁近傍)から上方へ突出して上端部25でスラックスハンガー10の閉操作部11を挟持する掛止部材26と、前記テーブル台21の脚部27(天板22の下側)に配設されるとともにバネ28で付勢されたフットレバー30の足踏みによる前記掛止部材26の上下可動手段Aと、からなる構成である。
【0013】ここに、上記掛止部材26とその上下可動手段Aを詳述すると、掛止部材26はその上端部25がL字状に折曲された金属製乃至硬化プラスチック製の短冊状板(幅4〜10cm)であり、垂直方向に規制されて上下可動なようにスリット33が設けられた部材32に嵌合する突起24が配設されている。
【0014】また、上記部材32には水平軸M回りに回動するクランクシャフトが配設され、そのクランク腕36には連接棒37を介して前記掛止部材26が連結されている。 さらに、上記水平軸M回りに回動するクランクシャフトには第2のクランク腕38が配設されており、その連接棒39はテコを構成する前記フットレバー30の他端30aに連結されている。
【0015】一方、フットレバー30は水平軸40回りに回動でき、バネ28(コイルバネ)によって矢印F方向に付勢されている。
【0016】上記のような掛止部材26の上下可動手段Aによれば、フットレバー30を踏んでいない状態では図2に示されるようにバネ28によってフットレバー30の足踏部分は上がった状態、換言すれば他端30aは下がった状態にあり、クランク腕36は連接棒37を上げた状態にあって、掛止部材26は上昇していて、L字状に折曲された上端部25には天板22との間に高さ数センチ(使用するスラックスハンガー10の寸法によるが、5〜10cmが適当である。)のスペースができている。
【0017】而して、作業者がスラックスハンガー10の閉操作部11を前記スペースに差し入れ、フットレバー30の足踏部分を踏んで下げると、図3に示されるように、フットレバー30は水平軸40回りに回動して他端30aは上がり、連接棒39によって第2のクランク腕38とともに水平軸M回りにクランクシャフトが左回りに回動してクランク腕36は連接棒37を下げ、掛止部材26は下降してその上端部25はスラックスハンガー10の閉操作部11を押圧して挟持部13を開くことになる。
【0018】したがって、作業者は片足でフットレバー30を踏むだけで、スラックスハンガー10の挟持部13を開くことができ、空いた両手でスラックス16の裾を揃えて容易にスラックスハンガー10の挟持部13に挟むことができる。そして、踏んでいる足をフットレバー30から離せば掛止部材26はバネ28の力によって元に戻り、スラックス16はスラックスハンガー10に装着される。
【0019】上記一連の作業はスラックスハンガー10の開閉を両手を使わずにできるので瞬時に行うことができ、従来に比べて飛躍的に作業効率が上がり、且つ腱鞘炎を患う心配も全く無くなることは明らかであろう。
【0020】なお、上記掛止部材26とその上下可動手段Aの構成は本実施の形態に限らず、フットレバー30によってスラックスハンガー10を開閉する機構であれば他の構造でもよいことは言うまでもない。尤も、コストと構造のシンプルさを考慮すれば、本実施の形態のタイプが望ましい構成であるといえる。
【0021】また、本実施の形態で使用する汎用のスラックスハンガー10はズボン類に限らずスカート類でも使用可能であり、本発明に係る足踏式スラックスハンガー開閉装置20も勿論スカート類に適用できることは多言を要しないであろう。
【0022】
【発明の効果】上記のように本発明に係る足踏式スラックスハンガー開閉装置は、両手を使うことなく足踏みによってスラックスハンガーの開閉を行うことができるので、従来、スラックスハンガーの開閉に伴って患っていた腱鞘炎を防止でき、且つ効率的にスラックスハンガーへズボン類やスカート類の脱着ができるという優れた効果を有する。
【0023】また、装置の構成が簡単でコストが安く済み、取り扱いに優れるという利点がある。
【出願人】 【識別番号】597083183
【氏名又は名称】渡辺 精一
【出願日】 平成11年1月12日(1999.1.12)
【代理人】 【識別番号】100092808
【弁理士】
【氏名又は名称】羽鳥 亘
【公開番号】 特開2000−201794(P2000−201794A)
【公開日】 平成12年7月25日(2000.7.25)
【出願番号】 特願平11−5564