| 【発明の名称】 |
ティーバッグ等の押さえ付き密閉型冷水筒 |
| 【発明者】 |
【氏名】大野 直道
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上面を開口した筒状の容器本体と、容器本体の開口部を覆う蓋と、蓋の外周下側に環状に装着したパッキンと、蓋または容器本体に回動可能に装着した少なくとも一対の止め具と、容器本体または蓋にこの止め具と係合可能に設けた係止部と、液体の流路の途中に設けた流路を開閉する栓とを有し、この液体の流路の一端は蓋に形成した注ぎ口に、即ち蓋の外側に開口させ、流路の他端は蓋の下面に開口させ、蓋を被せて上記止め具を掛けて栓を閉めた状態では蓋の下面に開口した流路が栓で閉鎖され、蓋がパッキンを介して容器本体に押さえつけられて容器本体が密閉される密閉型冷水筒において、柱部と、柱部の下端に設られ、容器本体内に挿入可能な形状であって、上下方向へ液体の流通が可能な形状の押さえ部とを少なくとも有するティーバッグ等の押さえを、容器本体の深さより2センチメートル以上短く、かつ、蓋と一体もしくは別体に設けたことを特徴とするティーバッグ等の押さえ付き密閉型冷水筒。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、冷蔵庫内で横に寝かして冷やすことが出来る密閉機能を有する密閉型冷水筒であって、容器内に水等とともに入れたティーバッグ等を容器の底側に押さえ付けておけるティーバッグ等の押さえを有する密閉型冷水筒に関するものである。 【従来の技術】 【0002】冷蔵庫で麦茶等を冷やす冷水筒は、冷蔵庫内がビールや牛乳パック等で満杯で立てて入れられるスペースがないときに寝かせて入れられると都合がよく、しかも、密閉型冷水筒ならば密閉しておけば冷蔵庫内で他の食品から冷水筒内の水等に臭いが移ることもないので、密閉型冷水筒がよく用いられるようになり、水道水のカルキ臭を嫌い、井戸水などの天然水と麦茶のティーバッグ等をこの密閉型冷水筒に入れて天然水のお茶を楽しむことや、竹炭や木炭等と水とを密閉型冷水筒に入れて水を浄化し、かつ、竹炭や木炭から水に溶け出るミネラル分によって水を浄化されたミネラル水にして飲むことが行われるようになった。 【0003】ところが、従来の密閉型冷水筒では、麦茶のティーバッグ等を入れた場合はティーバッグ等の中に残った空気によってティーバッグ等が浮袋のようになって水面に浮かんでしまい、お茶がうまく抽出できなかったり、竹炭等を入れた場合も竹炭等が同様に水面に浮かんでしまって竹炭等の浄化作用等が充分に発揮されず、しかも、浮かんだティーバッグ等や竹炭等がお茶等を注ぐときに液体の流路を塞ぎ、容器内のお茶等を上手く注ぎ出せないことがある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、ティーバッグ等や竹炭等を容器内の水面下に押さえつけて、ティーバッグ等や竹炭等の機能を発揮させ、美味しいお茶や浄化されたミネラル水に早く成すと共に、注ぐときに液体の流路をティーバッグ等や竹炭等が塞がないようにして、冷水筒内のお茶やミネラル水等を確実に上手く注ぎ出せるようにしたティーバッグ等の押さえ付き密閉型冷水筒を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、上面を開口した筒状の容器本体と、容器本体の開口部を覆う蓋と、蓋の外周下側に環状に装着したパッキンと、蓋または容器本体に回動可能に装着した少なくとも一対の止め具と、容器本体または蓋にこの止め具と係合可能に設けた係止部と、液体の流路の途中に設けた流路を開閉する栓とを有し、この液体の流路の一端は蓋に形成した注ぎ口に、即ち蓋の外側に開口させ、流路の他端は蓋の下面に開口させ、蓋を被せて上記止め具を掛けて栓を閉めた状態では蓋の下面に開口した流路が栓で閉鎖され、蓋がパッキンを介して容器本体に押さえつけられて容器本体が密閉される密閉型冷水筒において、柱部と、柱部の下端に設られ、容器本体内に挿入可能な形状であって、上下方向へ液体の流通が可能な形状の押さえ部とを少なくとも有するティーバッグ等の押さえを、容器本体の深さより2センチメートル以上短く、かつ、蓋と一体もしくは別体に設けて上述の課題を解決した。 【0006】 【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。第1図から第4図は、この発明のティーバッグ等の押さえ付き密閉型冷水筒の実施例を示す。 【0007】合成樹脂製の容器本体1は、角柱状の容器で上端が開口している。容器本体1の開口端には全周に渡ってリブ2がほぼ水平に張り出されていて、開口端の対向する2箇所のリブは更に水平方向に張り出されて係止部3になっている。 【0008】合成樹脂製の蓋10は、容器本体1の開口部を覆う矩形で、蓋10の外周下側には全周に渡って環状のパッキン装着溝11が設けてあり、このパッキン装着溝11には環状のパッキン12が装着されている。 【0009】蓋10のパッキン装着溝11の外側には、蓋10を容器本体1に被せたときに容器本体1の係止部3に対応する位置に、一対の止め具13が回動可能に装着してあり、蓋10を被せてこの止め具を容器本体1の係止部3へ係合させた状態では、蓋10がパッキン12を介して、容器本体1へ押しつけられ、容器本体1の開口部を覆うようになっている。 【0010】さらに、蓋10には、蓋10の上面から前方へ向かって注ぎ口14が形成してあり、注ぎ口14には、注ぎ口14の前端に向かって、即ち蓋10の外側に向かって液体の流路15の一端が開口している。なお、前方とは注ぎ口14の先端側をいう。この流路15は注ぎ口14の後端側で蓋10を上下に貫通する透孔16になっていて、流路15の他端が蓋10の下面側にも開口していることになる。この透孔16は上側が大径孔17になっており、この大径孔17の下側は下方に向かって小径になるすり鉢孔18と、すり鉢孔18の下端に連通する小径孔19になっていて、この小径孔19の内周の両横には小径孔19の中心に向かって雌ネジ20になる突片がそれぞれ一条づつ部分的に大きく突設されている。なお、小径孔19の内周面の前後側には雌ネジ20になる突片は形成されていない。 【0011】蓋10の透孔16に装着された栓30の栓本体31は、上側が開口した中空になっている。この栓本体31は下方が蓋10の透孔16の小径孔19に嵌入して蓋10の雌ネジ20と係合可能な小径の雄ネジ部32になっており、この雄ネジ部32のネジ山の高さは上記雌ネジ20の山の高さの数分の一程度で、雄ネジ部32を上記雌ネジ20に係合させた状態でも、蓋10の小径孔19の前後側の内周壁、即ち雌ネジ20がない部分の内周壁は雄ネジ部32のネジ山の頂きから数ミリメートル隔たって間隙が形成されている。栓本体31において雄ネジ部32の上側は上方が大径になるテーパー部33になっていて、雄ネジ部32とテーパー部33の境界部は環状に溝が形成され、この溝にOリング34が嵌装されている。テーパー部33の上端側はさらに上方に延設されて大径部35になっていて、この大径部35を上側から覆うように栓キャップ36が嵌着されて、栓キャップ36により栓本体31の開口部が塞がれている。 【0012】ティーバッグ等の押さえ40は、断面形状が十字状で容器本体1の深さより5センチメートル程度短い柱部41と、柱部41の頂部に水平な板状に設けた当接部42と、柱部41の下端に設けた押さえ部43とを合成樹脂で一体に成形してあり、当接部42を蓋10の下面に接着して、蓋10とティーバッグ等の押さえ40とを一体化してあり、押さえ部43は容器本体1の内周形状に合わせて、この内周形状よりわずかに小さい板状で、上下方向に多数の貫通孔44があけられていて、押さえ部43を容器本体1内に入れたとき、押さえ部43の上下の水等がこの貫通孔44を通って容易に流通するようになっている。 【0013】次に、この実施例のティーバッグ等の押さえ付き密閉型冷水筒の使用方法について説明する。 【0014】まず、容器本体1内にティーバッグ等や竹炭等を入れて充分に水を注いでからティーバッグ等の押さえ40を容器本体1内に差し込み、浮かび上がっていたティーバッグ等や竹炭等をティーバッグ等の押さえ40の下端の押さえ部43で容器本体1の底側へ押さえ付けて沈める。 【0015】この状態で、押さえ部43には上下方向に多数の貫通孔44があるので、押さえ部43の下側の水は貫通孔44および押さえ部43と容器本体1の内面との隙間を通って上方へ流出し、押さえ部43を容易に容器本体1の底側へ押さえ付けて沈めることができる。 【0016】続けて、蓋10を容器本体1にきちんと被せ、止め具13を掛け、栓30を締め込む。この状態では、蓋10の小径孔19から注ぎ口14に到る流路15は、すり鉢孔18の斜面に全周に渡って当接したOリング34と栓30によって完全に閉鎖され、しかも、蓋10も全周に渡ってパッキン12を介して容器本体1のリブ2へ押さえ付けられているので、容器本体1は密閉されて、ティーバッグ等や竹炭等は押さえ部43に押さえられて水中に没した状態になっている。この状態において、押さえ部43には多数の貫通孔44があるので、押さえ部43の上下の水は貫通孔44を通って自由に流動して、ティーバッグ等から出たお茶や、竹炭等のミネラル水が容器本体1内に拡散していく。 【0017】なお、竹炭等のように剛性があるものを複数入れると、注いだ水で竹炭等が浮かび上がるときに並び方が乱雑になって、竹炭等の間隙が広がり、押さえ部43で押さえつけても無駄な隙間がない整列状態で押さえられないので、竹炭等がつかえて押さえ部43を所望の位置まで押し下げることができず、蓋10が浮いて止め具13が掛けられないことがある。 【0018】このように竹炭等の剛性を持つものを複数いれるときは、まず、空の容器本体1の底に複数の竹炭等を整列させてできるだけ無駄な隙間がのこらないように入れ、次に柱部41がほぼ垂直になるように押さえ部43を容器本体1内に入れ、容器本体1のリブ2から蓋10が1ないし2センチメートル上にある状態で、蓋10を容器本体1の前後左右いづれかへずらしておく。この状態では蓋10は容器本体1の開口部からずれて開口部が部分的に露出しているので、この部分的に露出している開口部から容器本体1内に水を注ぎ込む。このとき、押さえ部43が竹炭等のほんの数センチメートル上にあるので、水が入って浮かび上がってきても竹炭等の整列状態は大きく乱れることがない。 【0019】容器本体1内が水でほぼ一杯になったら、前述と同様に蓋10を容器本体1にきちんと被せて、止め具13を掛け、栓30を締め込み、竹炭等が押さえ部43に押さえられて水中に没した状態で容器本体1を密閉する。 【0020】このティーバッグ等の押さえ付き密閉型冷水筒からお茶または水等を注ぎ出すときは、栓30を緩めて、注ぎ口14が下がるように傾ける。この状態では栓30のOリング34は蓋10のすり鉢孔18から離れてすり鉢孔18と栓30のテーパー部33およびOリング34との間に間隙ができているので、蓋10の小径孔19の下端から注ぎ口14に到る流路15は連通し、容器本体1内のお茶または水等を注ぎ出すことができる。しかも、ティーバッグ等は、蓋10の下面側に開口した流路15の開口部、即ち、小径孔19の下端からはるかに離れた下方で押さえ部43によって押さえられているので、ティーバッグ等が流路15の開口部を塞ぐことはない。 【0021】なお、止め具および係止部は上記実施例に限定するものではなく、止め具および係止部を2つ以上にしてもよく、止め具を容器本体に回動可能に装着し、ふたに係止部を設けてもよい。さらに、容器本体の形状も角柱状に限定するものではなく、密閉可能であれば例えば円柱状や楕円柱状など任意の形状でよい。 【0022】柱部の長さも上述の長さに限定するものではなく、ティーバッグ等の押さえを容器本体内に入れ、蓋を被せて止め具を掛けた状態で、押さえ部と容器本体の底との間にティーバッグ等を収容できる間隙があればよく、したがって、ティーバッグ等の押さえの長さが容器本体の深さよりも少なくとも2センチメートル以上短ければよい。 【0023】また、ティーバッグ等の押さえの押さえ部の貫通孔の形状も上記実施例に限定するものではなく、押さえ部の上下の水等がこの貫通孔を通って容易に流通可能であれば任意の形状でよく、容器本体内にティーバッグ等の押さえを挿入したとき、押さえ部と容器本体の内周壁との間に充分な隙間があり、押さえ部の上下の水等が容易に流通可能であれば貫通孔はなくても良い。 【0024】さらに、蓋とティーバッグ等の押さえとを一体化する場合も、一体化する方法はこの実施例に限定するものではなく、例えば、蓋の下面と押さえ部の上面に嵌着穴を形成し、柱部の上端と下端を蓋と押さえ部のそれぞれの嵌着穴に嵌着して一体化したり、ネジ止めで一体化したり、始めから蓋と柱部と押さえ部を一体に成形するなど、使用状態で蓋と柱部と押さえ部が一体化していればよく、一体化する方法も限定しない。 【0025】ティーバッグ等の押さえと蓋とを接着などで一体化しないで、蓋とティーバッグ等の押さえとを別体のままにした場合、上記と同様にしてティーバッグ等や竹炭等を容器本体内に入れ、ティーバッグ等の押さえを入れて水等を注ぐと、ティーバッグ等の浮力でティーバッグ等の押さえが押し上げられ、このティーバッグ等の押さえが傾くことがある。この場合でも、蓋でティーバッグ等の押さえの当接部を押し下げて蓋をきちんと被せて止め具を掛ければ、上記実施例と同様に使用可能である。したがって、容器本体内でティーバッグ等の押さえが傾いて見苦しくてもよければ、蓋とティーバッグ等の押さえとを別体のままにしてもよい。 【0026】 【発明の効果】以上で説明したとおり、ティーバッグ等や竹炭等が水面に浮くと水との接触が不充分になり、お茶がうまく抽出できなかったり、竹炭等の浄化作用がうまく発揮されないことがあるが、この発明のティーバッグ等の押さえ付き密閉型冷水筒を用いると、ティーバッグ等や竹炭等を密閉型冷水筒内の水中に押さえて没しておくことができるので、ティーバッグ等から美味しいお茶等を速やかに抽出させたり、竹炭等の浄化作用を発揮させ、かつ、竹炭等からミネラル分を溶出させて速やかに美味しいミネラル水にできる特長があり、しかも、密閉型冷水筒なので、使用者の都合に合わせて冷蔵庫内で横に寝かせて冷やすことができ、さらに、ティーバッグ等や竹炭等は、蓋の下面側に開口した流路の開口部、即ち注ぎ出そうとする液体が流路に流れ込む流入口からはるかに離れた下方で押さえ部によって押さえられているので、ティーバッグ等や竹炭等が流路の流入口を塞いだり、液体の流れを妨げたりしないので、お茶やミネラル水を調子良く注ぎ出すことができる特長を合わせ持つ。 【0027】
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| 【出願人】 |
【識別番号】391008113 【氏名又は名称】蝶プラ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年11月27日(1998.11.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−157400(P2000−157400A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月13日(2000.6.13) |
| 【出願番号】 |
特願平10−353962 |
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