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【発明の名称】 パラソルホルダー
【発明者】 【氏名】横山 博昭

【要約】 【課題】机の脚に取り付けて用いるホルダーにおいて、机の脚に対する向きを自在に変えることができ、かつ、任意の直径の傘を立てかけることができるようにする。

【解決手段】ホルダー10は、机の脚11に取り外し自在に取り付けることができる取り付け器具と12、取り付け器具12に回動自在に取り付けられた挟持器具13と、からなる。挟持器具13は、ネジ部材18を介して連結されている第1挟持部材13aと第2挟持部材13bとからなり、ネジ部材18を回転させることにより、第1挟持部材13aと第2挟持部材13bとの間の間隔を変えることができるようになっている。このため、第1挟持部材13aと第2挟持部材13bにそれぞれ形成されている半円状切り欠き17a、17bにより構成される貫通孔の直径を自在に変更することでき、この貫通孔に任意の直径の傘を差し込むことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 棒材に取り外し自在に取り付けることができる取り付け器具と、前記取り付け器具に回動自在に取り付けられた挟持器具とからなり、前記挟持器具には可変直径を有する貫通孔が形成されているホルダー。
【請求項2】 前記挟持器具は、前記取り付け器具に回動自在に取り付けられ、半円状の切り欠きが形成されている第1挟持部材と、前記第1挟持部材に対向して支持され、半円状の切り欠きが形成されている第2挟持部材と、前記第1挟持部材と前記第2挟持部材とを連結するネジ部材と、からなるものであることを特徴とする請求項1に記載のホルダー。
【請求項3】 前記挟持器具は、前記ネジ部材の周囲において前記第1挟持部材と前記第2挟持部材との間に取り付けられるスプリングをさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載のホルダー。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、机の脚に取り外し自在に取り付けることができ、傘その他のアウトドア用品を立てておくことができるホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のホルダーを示す。この従来のホルダー30は、机の脚31に取り外し自在に取り付けることができる取り付け器具32と、取り付け器具32から水平方向に延びる傘支持部33とからなっている。
【0003】取り付け器具32は、本体32aと、分割片32bとからなっており、それぞれに半円状の凹部が形成されている。本体32aと分割片32bの各半円状凹部の間に脚31を挟み込み、本体32aと分割片32bとをネジ34で結合することによって、ホルダー30は脚31に取り付けられている。
【0004】傘支持部33の先端付近には貫通孔35が形成されており、この貫通孔35に、例えば、傘を立てかけることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このホルダー30は次のような欠点を有していた。
【0006】第1に、傘支持部33は取り付け器具32の本体32aに固定して、あるいは、一体に形成されているため、傘支持部33の向きを変えることは不可能である。このため、傘を斜めに立てかけたいような場合には、ホルダー30を用いることができなかった。
【0007】第2に、傘支持部33に形成されている貫通孔35の直径は固定されているため、貫通孔35に立てかけることができる傘の直径は貫通孔35の直径以下でなければらないという制約があった。
【0008】本発明は、このような従来のホルダーにおける問題点に鑑みてなされたものであり、ホルダーを取り付けるベース(図3に示したホルダー30においては、机の脚31がベースに相当する)に対して自在に向きを変えることができ、かつ、いかなる直径の傘であっても、立てかけることができるホルダーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明のうち、請求項1は、棒材に取り外し自在に取り付けることができる取り付け器具と、取り付け器具に回動自在に取り付けられた挟持器具とからなり、挟持器具には可変直径を有する貫通孔が形成されているホルダーを提供する。
【0010】本ホルダーによれば、傘を支持する挟持器具は取り付け器具に対して回動自在に取り付けられているので、挟持器具に支持された傘の向きを任意の向きに変えることができる。
【0011】また、挟持器具に形成されている貫通孔は可変直径を有しているので、挟持器具を介して任意の直径の傘を立てかけることが可能である。
【0012】請求項2に記載されているように、例えば、挟持器具は、取り付け器具に回動自在に取り付けられ、半円状の切り欠きが形成されている第1挟持部材と、第1挟持部材に対向して支持され、半円状の切り欠きが形成されている第2挟持部材と、第1挟持部材と第2挟持部材とを連結するネジ部材と、から構成することができる。
【0013】第1挟持部材と第2挟持部材とはネジ部材を介して連結されているため、ネジ部材を回動させることにより、第1挟持部材と第2挟持部材との間の間隔、ひいては、それらに形成されている半円状の切り欠きの間の間隔を自在に変更することができる。すなわち、第1挟持部材と第2挟持部材にそれぞれ形成されている半円状の切り欠きにより形成される1個の貫通孔の直径を自在に変えることができ、挟持器具を介して任意の直径の傘を立てかけることができる。
【0014】請求項3に記載されているように、挟持器具は、ネジ部材の周囲において第1挟持部材と第2挟持部材との間に取り付けられるスプリングをさらに備えることが好ましい。
【0015】このスプリングは第1挟持部材と第2挟持部材とを相互に離す方向に第1挟持部材及び第2挟持部材に付勢力を与える。このため、ネジ部材を介して連結されている第1挟持部材と第2挟持部材との間は常にテンション状態に維持され、ネジ部材がゆるむことを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係るホルダーの第1の実施形態を示す。
【0017】本実施形態に係るホルダー10は、机の脚11などの棒材に取り外し自在に取り付けることができる取り付け器具12と、取り付け器具12に回動自在に取り付けられた挟持器具13とからなる。
【0018】取り付け器具12は、本体12aと、分割片12bとからなっており、それぞれに半円状の凹部が形成されている。本体12aと分割片12bの各半円状凹部の間に脚11を挟み込み、本体12aと分割片12bとをネジ14で結合することによって、ホルダー10は脚11に取り付けられている。
【0019】取り付け器具12の本体12aからは、板部材15が突出して設けられており、挟持器具13はこの板部材15にネジ16を介して取り付けられている。ネジ16を緩めることにより、挟持器具13は板部材15に対して鉛直面内において回動することができ、任意の位置においてネジ16を締めることにより、挟持器具13はその位置において板部材15に対して固定される。
【0020】挟持器具13は、第1挟持部材13aと第2挟持部材13bとからなっている。第1挟持部材13aと第2挟持部材13bはともに中空のほぼ箱状の形をなしており、それぞれの上下の側壁には2個の半円状の切り欠き17a、17bが形成されている。
【0021】挟持器具13を構成する第1挟持部材13aと第2挟持部材13bのうち、第1挟持部材13aが前述の板部材15に対してネジ16を介して回動自在に取り付けられている。
【0022】第2挟持部材13bは第1挟持部材13aと対向するように、後述するネジ部材18を介して、第1挟持部材13aに連結されている。第1挟持部材13aと同様に、第2挟持部材13bにも2個の半円状の切り欠き17bが形成されており、第1挟持部材13aと第2挟持部材13bとは、第1挟持部材13aの半円状切り欠き17aと第2挟持部材13bの半円状切り欠き17bとが対向するように、配置されている。
【0023】図2は図1のX−X線における断面図である。図2に示すように、第1挟持部材13aと第2挟持部材13bとはネジ部材18及び蝶ナット19を介して連結されている(図1に示すように、挟持器具13の長手方向において2個のネジ部材18を介して連結されている)。
【0024】また、ネジ部材18の周囲には、第1挟持部材13aと第2挟持部材13bとの間に圧縮バネ20が配置されている。
【0025】以上のような構成を有する本実施形態に係るホルダー10は以下のような作用を有する。 挟持器具13を構成する第1挟持部材13aと第2挟持部材13bとはネジ部材18を介して連結されているため、ネジ部材18を回動させることにより、その回動の方向に応じて、第1挟持部材13aに形成されている半円状切り欠き17aと第2挟持部材13bに形成されている半円状切り欠き17bとの間の間隔を自在に変更することができる。すなわち、第1挟持部材13aと第2挟持部材13bにそれぞれ形成されている半円状切り欠き17a、17bにより形成される1個の貫通孔の直径を自在に変えることができる。換言すれば、この貫通孔は可変直径を有していることになり、挟持器具13を介して任意の直径の傘を立てかけることができる。
【0026】また、圧縮バネ20は第1挟持部材13aと第2挟持部材13bとを相互に離す方向に付勢力を与える。このため、第1挟持部材13aと第2挟持部材13bとの間は常にテンション状態に維持され、ネジ部材18がゆるむことはない。
【0027】さらに、本実施形態に係るホルダー10においては、挟持器具13は取り付け器具12に対して回動自在に取り付けられているので、挟持器具13に支持された傘の向きを任意の向きに変えることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係るホルダーによれば、挟持器具は取り付け器具に対して回動自在に取り付けられているので、挟持器具に支持された傘の向きを任意の向きに変えることができる。また、挟持器具に形成されている貫通孔は可変直径を有しているので、挟持器具を介して任意の直径の傘を立てかけることができる。
【0029】請求項2に係るホルダーによれば、ネジ部材を回動させることにより、第1挟持部材と第2挟持部材とにそれぞれ形成されている半円状の切り欠きの間の間隔を自在に変更することができる。すなわち、それらの半円状の切り欠きにより形成される1個の貫通孔を可変直径とすることができる。
【0030】請求項3に係るホルダーによれば、スプリングの付勢力によって、第1挟持部材と第2挟持部材との間は常にテンション状態に維持され、ネジ部材がゆるむことを防止することができる。
【出願人】 【識別番号】000138336
【氏名又は名称】株式会社スノーピーク
【出願日】 平成10年11月19日(1998.11.19)
【代理人】 【識別番号】100096105
【弁理士】
【氏名又は名称】天野 広
【公開番号】 特開2000−152864(P2000−152864A)
【公開日】 平成12年6月6日(2000.6.6)
【出願番号】 特願平10−328950