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【発明の名称】
【発明者】 【氏名】相澤 孝

【要約】 【課題】材質や形状等で好みに応じて購入した使用者が、いとも簡単に高さ調整が出来ることにより最高の寝心地を選定出来る枕を提供する。

【解決手段】枕本体部と高さ調整部材および袋体より構成され、高さ調整部材の形状は、枕本体部の下面と略同一形状を成し、高さ調整部材上に枕本体部を載せた形態で袋体に挿入され、高さ調整部材は、袋体より出し入れ可能とした高さ調整機能を有する枕。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 高さ調整機能を有する枕であって、前記枕は、枕本体部と高さ調整部材および袋体より構成され、高さ調整部材の形状は、枕本体部の下面と略同一形状を成し、高さ調整部材上に枕本体部を載せた形態で袋体に挿入され、高さ調整部材は、袋体より出し入れ可能としたことを特徴とする枕。
【請求項2】高さ調整部材は、複数枚から構成されていることを特徴とする請求項1記載の枕。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術】本発明は、使用時に好みに応じて高さを調整することを可能にした枕を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、スーパー、専門店、ホームセンター、百貨店等の市場に様々な枕が流通陳列されている。枕に使用されている材質も、蕎殻、綿、プラスチックパイプ、ビーズ、ポリウレタンフォーム、パーム等あり、機能材として磁石、蓄冷材、宝石、消臭剤、芳香剤等を装着するなど様々であり消費者の選択の余地は、非常に豊富である。しかしながら、これらの枕においては、ほとんど全てが高さ調整機能を有していない。従って好みに応じて選択した枕であっても高さが合わないために寝心地において不満を感じることがあった。また高さ調整機能を有している枕であっても、例えば蕎殻枕の場合、充填物を減らす等の方法が提案されているが、作業が煩わしく、また袋体がぶかぶかになる等の不都合を生じた。また不通気性の袋体を用いて空気を充填することで高さを可変することも提案されているが、枕の構造が複雑になりコスト的に不利であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明では、材質や形状等で好みに応じて購入した使用者が、いとも簡単に高さ調整が出来ることにより最高の寝心地を選定出来る枕を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、高さ調整機能を有する枕であって、前記枕は、枕本体部と高さ調整部材および袋体より構成され、高さ調整部材の形状は、枕本体部の下面と略同一形状を成し、高さ調整部材上に枕本体部を載せた形態で袋体に挿入され、高さ調整部材は、袋体より出し入れ可能とした枕に関する。さらに高さ調整部材は、複数枚から構成することもでき高さを好みに合わせて数段階調整する枕に関する。
【0005】本発明で言う枕本体部というのは、ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等の合成樹脂発泡体や綿等を主材料として、健康、医療、指圧効果、体圧分散効果、冷却効果を有する材料等を補助材料として複合するなど一般的に使用されているもので、その下面部が、高さ調整部材に容易に積層できるように構成されるものであれば何でもよい。
【0006】本発明で言う高さ調整部材というのは、ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、またはポリプロピレンフォーム等の比較的加工性のよい材料で、上記枕本体部の下面と略同一形状を持たせた平版のことで、袋体より出し入れされるものである。特にポリウレタンフォームが少量でも加工しやすく、その柔軟であるという特性において袋体よりの出し入れが簡単であるので好ましい。本発明で使用される袋体とは、不織布、織布または編布等で、枕本体部および高さ調整部材を覆うように縫製され、高さ調整部材の増減があっても、使用時に不快感を与えない程度のフィット性能を有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明すると、少なくとも枕本体部の下面か、高さ調整部材に接触抵抗の大きな材料を用いる。こうすることで接着剤を用いずとも両者を重ね合わせ、袋体に入れ密着して覆うことで、両者がズレたり違和感は発生しない。また、高さ調整部材としては、枕本体部と同等かそれよりも硬い材料を用いるのが望ましい。このことは、高さ調整部材が、嵩上げを目的としているからであるが、身体荷重に対して十分な硬さを有したわみが少ない場合については、この限りではない。
【0008】袋体においては、例えば袋体の底面にゴムバンドのような弾性を持った材料を縫製して袋体の大きさを自在にする。また弾性を持たないような紐を用いても袋体の底面を絞り込める構造とすることにより袋体の大きさを自在にする。さらに袋体に面ファスナーや釦を用いて袋体の大きさを自在にする方法でも良い。以上のような方法で袋体は、高さ調整部材が入れられている時でも、高さ調整部材を全て取り去った枕となった時でも使用上、問題にない状態である。
【0009】枕本体部の下面と上面の一番高いところの差を枕本体部の高さとすると、枕本体部の高さは、使用者の望むところの一番低い枕を想定して設定すればよい。また高さ調整部材の厚味は、一番高い枕と一番低い枕を想定し、両者の差とすればよい。また両者の差である高さ調整部材は、何枚かに分割することにより枕の高さを数段階に調整することが可能になる。尚、何枚かに分割された高さ調整部材は、同一厚味でなくても良い。
【0010】例えば頭部に使用の枕にあっては、通常枕の高さは、4〜14cmの範囲にある。従って枕本体部の高さは4cm以上であり、枕のタイプにより任意に設定することができる。一例として、一番高い枕を12cm、一番低い枕を6cmと設定すると枕本体部の高さは6cmである。高さ調整部材の厚味は両者の差6cmとなる。この場合、2cmの高さ調整部材を三枚用意するか、あるいは2cmと4cmの高さ調整部材を各一枚用意することにより枕の高さを4段階に調整することができるのである。もちろん3cmの高さ調整部材を二枚用意すれば枕の高さを3段階にできることは言うまでもない。
【0011】また本発明の枕は、足部、腰部に使用する枕についても同様である。例えば足枕の場合は、高さ8〜25cmの範囲であるが、微妙な調整は不要であるので厚さ調整部材は一枚で高さを2段階調整にするのが望ましい。
【0012】
【実施例】以下図面に示した実施例を参照しながら本発明を説明する。図1に枕の中材1の側面図を示す。一番高い枕を12cm、一番低い枕を8cmに設定し、枕の高さを8cm、10cm、12cmの3段階に変更可能に設計したものである。従って枕本体部2は、高さ8cmとなる。高さ調整部材3には2cm厚みのものを二枚用いた。尚、枕本体部及び二枚の高さ調整部材は重ね合わせてあるだけで接着していない。また枕本体部のサイズは巾45cm、奥行き33cm、材料にポリウレタンフォームを用いて作製し、高さ調整部材のサイズは2×45×33cmの立方体、材料にポリウレタンフォームを用いて作製したものである。
【0013】上記で作製した中材1を袋体4に入れた状態を図2、図3、図4に示す。図2、図3、図4の如く作製した枕を使用者が実際試寝した後、好みに応じて高さ調整部材3を増減することにより最適の睡眠を得られる枕を容易に得られることができる。尚、図2、図3、図4は高さ調整部材を増減させても中材1に密着する構造の袋体を用いたものであり、このこと及び枕本体部、高さ調整部材のポリウレタンフォーム同士の接触抵抗が大きいために袋体内部の中材がズレたり違和感は発生しない。このようにして作製した枕は、使用者の好みの外カバーをかぶせて使用することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の枕は、使用者が実際使用してみた後、最高の寝心地を得られる高さにいとも簡単に調整できるので、消費者は安心して好みに応じた枕を購入できる。
【出願人】 【識別番号】000000077
【氏名又は名称】アキレス株式会社
【出願日】 平成10年8月27日(1998.8.27)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−70094(P2000−70094A)
【公開日】 平成12年3月7日(2000.3.7)
【出願番号】 特願平10−241179