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【発明の名称】 係止具
【発明者】 【氏名】村上 仁

【要約】 【課題】左右不均衡に重量が負荷された場合にも、格子状網板等が容易に脱落しない係止具を提供する。

【解決手段】略短冊状基板11の下端から上方に略J字状に折返され、該折返し部12の上端13が更に内側に屈曲され、該基板11の中途部に設けられた略コ字状の折曲部14が該折返し部12の上端13より前方迄突出されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 略短冊状基板の下端から上方に略J字状に折返され、該折返し部の上端が更に内側に屈曲され、該基板の中途部に設けられた略コ字状の折曲部が該折返し部の上端より前方迄突出されていることを特徴とする係止具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、係止具に関する。
【0002】
【従来の技術】格子状網板や枠体を係止する係止具として実開平3−3278号公報に示されるもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような係止具に於いては、格子状網板等の任意の位置に係止された小物入れ、フック等の部品に、左右不均衡に重量が負荷されると、格子状網板等に回転モーメントを生じて、格子状網板等が係止具から脱落されるおそれがあるという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消し、左右不均衡に重量が負荷された場合にも、格子状網板等が容易に脱落しない係止具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の係止具は、略短冊状基板の下端から上方に略J字状に折返され、該折返し部の上端が更に内側に屈曲され、該基板の中途部に設けられた略コ字状の折曲部が該折返し部の上端より前方迄突出されていることを特徴とする。
【0006】本発明の係止具の材質は、特に限定されず、例えば、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)等の合成樹脂、ステンレススチール等の金属、合成樹脂被覆金属等が挙げられる。
【0007】係止具の厚みは、取着される格子状網板等に負荷される重量によって変形しない程度であれば特に限定されず、例えば、ABS樹脂を用いて射出成形される場合には、2mm程度とすればよい。
【0008】係止具の横杆支承部は、負荷される重量によって格子状網板等が壁側に移動されるように、後下がりに傾斜されるのが好ましく、傾斜角は60度未満、好ましくは10〜20度とされる。
【0009】折曲部の基板表面から前方への突出寸法は、格子状網板等に偶発的に外部から上方への衝撃が加えられた場合にも、横杆の上方への移動が確実に防止されるよう、格子状網板の横杆の直径より大となされていれば特に限定されず、円棒状横杆の直径の10倍未満、好ましくは2〜6倍とされる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の係止具の実施例を図面に基いて説明する。図1は本発明の係止具の一例を示す斜視図、図2は図1に示されている本発明の係止具の使用状態を示す斜視図である。
【0011】図1に於いて、1は厚み2mmのABS樹脂製係止具である。略短冊状基板11の下端から上方に略J字状に折返された折返し部12の上端13は、更に内側に屈曲されており、折返し部12は傾斜角15度で後下がりに傾斜されている。
【0012】基板11の中途部には、後方開口略コ字状の折曲部14が設けられており、折曲部14は折返し部12の上端13より前方に6mm突出されている。又、折曲部14の下辺は、折返し部12と平行に傾斜角15度で後下がりに傾斜されている。
【0013】格子状網板2を壁面に取着する際には、先ず、図2に示されているように、2個の係止具1を、取付孔15に挿通された雄螺子により、壁面の同一高さに間隔を置いて螺着する。
【0014】次いで、格子状網板2の1番上の直径 2.5mmの円棒状の横杆21を、上方から係止具1の基板11と折返し部12の上端13との間隙に挿嵌し、横杆21が折返し部12の基端に到達する迄、順次下方に移動させればよい。
【0015】
【発明の効果】本発明の係止具は、叙上の通り構成されているので、格子状網板等に左右不均衡に重量が負荷された場合にも、格子状網板等の横杆は基板の折曲部により上方への移動を制限され、格子状網板等が上方に持上がろうとした時にも簡単に外れることがない。
【出願人】 【識別番号】000002174
【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
【出願日】 平成10年7月21日(1998.7.21)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−37281(P2000−37281A)
【公開日】 平成12年2月8日(2000.2.8)
【出願番号】 特願平10−205182