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【発明の名称】 額 縁
【発明者】 【氏名】矢野 成一

【要約】 【課題】蓄光塗料や蛍光塗料を塗布した絵画やジグソーパズルを額と一緒に蓄光し、夜間又は暗がりで発光させて特殊な装飾効果を発揮し、装置が簡易で経済的な問題のない額縁を提供すること【解決手段】 パネル本体Aの表面内縁に沿って嵌合溝2を形成し、その溝2に蓄光性又は蛍光性樹脂よりなる発光体Bを嵌合してなり、そのパネル本体を軽金属又は合成樹脂で表面板1と周面板3とを形成し、その表面板の内側縁に沿って嵌合溝を直線状に形成すると共に該表面板の裏側に中空部4を形成する横片5と掛止片6とを設け、その横片に表面板の下部と連結する支持片7を設け、該掛止片には押え具Cの取付け溝8を形成したものである。

【解決手段】パネル本体Aの表面内縁に沿って嵌合溝2を形成し、その溝2に蓄光性又は蛍光性樹脂よりなる発光体Bを嵌合してなり、そのパネル本体を軽金属又は合成樹脂で表面板1と周面板3とを形成し、その表面板の内側縁に沿って嵌合溝を直線状に形成すると共に該表面板の裏側に中空部4を形成する横片5と掛止片6とを設け、その横片に表面板の下部と連結する支持片7を設け、該掛止片には押え具Cの取付け溝8を形成したものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】パネル本体の表面内縁に沿って嵌合溝を形成し、その溝に蓄光性又は蛍光性樹脂よりなる発光体を嵌合してなる額縁【請求項2】パネル本体を軽金属又は合成樹脂で表面板と周面板とを形成し、その表面板の内側縁に沿って嵌合溝を直線状に形成すると共に該表面板の裏側に中空部を形成する横片と掛止片とを設け、その横片に表面板の下部と連結する支持片を設け、該掛止片には押え具の取付け溝を形成し、表面板の嵌合溝に蓄光性又は蛍光性樹脂よりなる発光体を嵌合した額縁
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は額縁、更に詳しくは蓄光塗料や蛍光塗料を塗布した絵画やジグソーパズルなどを収納する額縁に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、額に納める絵画、書、ジグゾーパズル、写真などに蓄光塗料や蛍光塗料を塗布して特殊な装飾効果を期待するものがあった。これらは光(可視光および不可視光)が当ることによって蓄光したり、蛍光して、夜間又は暗がりで発光して一定の効果を発揮しているが、これらは前記の絵画などが発光するのみであり、その周囲にある額とは無関係であった。
【0003】又、額に各種の照明器具を内蔵したり、プリズムやレンズを設けて絵画などを直接又は間接的に照射するか、あるいは屈折光、反射光で発色させている。これらは設備が大掛りになり、配線、重量などを含めて経済的な問題があった。
【0004】さらに、額の表面に幅広溝を形成し、その溝に各種の色彩や凹凸等の模様を施した化粧板を取替え自在に嵌め込んだものがあった。これは化粧板を取替えることによって趣の異なる額縁を提供する手段としてはよいが、各種の模様を施した化粧板を多数用意しておかなければならず、使い勝手としては好ましいものではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、蓄光塗料や蛍光塗料を塗布した絵画やジグソーパズルを額と一緒に蓄光し、夜間又は暗がりで発光させて特殊な装飾効果を発揮し、装置が簡易で経済的な問題のない額縁を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明がこのような課題を解決するため講じた手段は、請求項1においてパネル本体の表面内縁に沿って嵌合溝を形成し、その溝に蓄光性樹脂又は蛍光性樹脂よりなる発光体を嵌合してなるものであり、請求項2においてパネル本体を軽金属又は合成樹脂で表面板と周面板とを形成し、その表面板の内側縁に沿って嵌合溝を直線状に形成すると共に該表面板の裏側に中空部を形成する横片と掛止片とを設け、その横片に表面板の下部と連結する支持片を設け、該掛止片には押え具の取付け溝を形成し、表面板の嵌合溝に蓄光性樹脂又は蛍光性樹脂よりなる発光体を嵌合したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面に基づいて説明すると、パネル本体Aはこの種の技術分野において周知の形態および構造のものでよく特に限定は無く、その表面1の内側縁に沿って嵌合溝2を設けたものであり、この嵌合溝2に蓄光性樹脂又は蛍光性樹脂よりなる発光体Bを嵌合せしめる。
【0008】このパネル本体Aは例えば図2に断面形状を示すごとく表面板1と周面板3とを有し、その表面板1の内側縁に沿って嵌合溝2を直線状に形成すると共に該表面板1の裏側に押え具Cの基部cを収納してスライドせしめるための中空部4を形成する横片5と周面板3に掛止片6とを設け、その横片5には表面板1の下部と連結する支持片7を表面板とわずかな間隔を開けて設け、掛止片6には前記押え具Cの取付け溝8を形成した所謂フレームに押出し成形又は引抜き成形したもので、これを所定の長さで周囲を囲んで額縁本体を構成する。
【0009】前記した図示のパネル本体Aはアルミなどの軽金属を押出しによって前記断面形状に成形したが、この断面形状に何ら限定されないが、支持片7の裏側に透視板Dと裏板Eとの間に蓄光塗料(夜光塗料という場合もある)又は蛍光塗料を塗布したジグソーパズルFを収納し、裏板Eの背面を押え具Cで弾発状に押さえる構成とし、また合成樹脂で成形することも可能である。
【0010】嵌合溝2は表面板1の内側縁に沿って直線的に細溝状に1本形成しているが、複数本形成することや幅広状に形成することも任意であり、この溝2に発光体Bを嵌合せしめる。
【0011】発光体Bは蓄光性樹脂又は蛍光性樹脂を押出し成形により棒状、若しくはある程度の肉厚を有する所定の形状に形成したものであり、可視光線や不可視光線(紫外線など)の所謂光が照射されることによって、その光を蓄え、夜間又は暗がりでその光を発するもので、パネル本体Aの表面板1に形成した嵌合溝2に嵌合せしめて額の内側縁に沿って発光される。
【0012】この発光体Bは蓄光性樹脂又は蛍光性樹脂で成形されるが、任意に着色されていても無色であってもよく、着色の場合にはジグソーパネルFの色彩と同色又は異色にすることも任意であるが、発光性を良好にするためには透明なものがよいが、半透明でも不透明でもよい。その形状も嵌合溝2に沿ってスライド又は押し込み嵌合して脱落しない状態であれば特に限定されないが、図示のように表面板1と略面一状になり発光主体面の両側部分に、嵌合溝2を形成する表面板1の端縁が掛止される窪み部や支持板7に当接する鍔を設けて、該嵌合溝2にスライドさせて又は表面側から押え込んで嵌合を容易にし、発光体Bを安定的に嵌合すると共に蓄光量を多くすることが可能である。
【0013】蓄光性樹脂又は蛍光性樹脂はABS樹脂,PVC樹脂,PP樹脂、アクリル樹脂などの所謂合成樹脂に蓄光塗料、蓄光顔料又は蛍光塗料、蛍光顔料を混合(配合)してなる樹脂配合物よりなるもので、これらの樹脂を押出し成形によって棒状や所定の形状の発光体に形成するが、発光体Bの透明性及び持続性を考慮した場合には透明性の優れた樹脂および蓄光塗料や蓄光顔料が好ましい。これら蓄光塗料や蓄光顔料は夜光塗料や夜光顔料という場合もある。
【0014】
【発明の効果】本発明はパネル本体の表面内縁に沿って嵌合溝を形成し、その溝に蓄光性樹脂又は蛍光性樹脂よりなる発光体を嵌合してなるから、可視光線や不可視光線の光が照射されることによって、発光体がその光を蓄え、夜間又は暗がりでその光を発するのでジグソーパズルの発光に合わせてその周囲の額も発光して装飾効果が向上すると共に従来のような照明装置を内蔵することが不要となるので、構造が簡単で取扱も容易なものを得ることができる。また、発光体を蓄光性樹脂又は蛍光性樹脂で一体成形することで取付けも手間がかからず、確実にパネル本体と一体化すると共に発光体が肉厚や蓄光能力を有することによって、その発光もバラ付きがなく均一なものとなる。なお、蓄光塗料又は蛍光塗料などを塗布していない絵画やジグソーパズルを収納し、額のみを発光するようして使用できることもできる。
【0015】また、パネル本体を軽金属又は合成樹脂で表面板と周面板とを形成し、その表面板の内側縁に沿って嵌合溝を直線状に形成すると共に該表面板の裏側に中空部を形成する横片と掛止片とを設け、その横片に表面板の下部と連結する支持片を設け、該掛止片には押え具の取付け溝を形成し、表面板の嵌合溝に蓄光性樹脂又は蛍光性樹脂よりなる発光体を嵌合したことにより、パネル本体を押出し又は引抜き成形によって簡易に形成することができ、軽量であると共に支持片の裏側に硝子や透明アクリル板などの透視板と裏板との間に蓄光塗料又は蛍光塗料を塗布したジグソーパズルを収納し、裏板の背面を押え具で弾発状に押さえる付けることができるものであり、更に前述の請求項1の効果をも当然に発揮してなお一層有益なものとなる。
【出願人】 【識別番号】591200287
【氏名又は名称】株式会社やのまん
【出願日】 平成10年7月17日(1998.7.17)
【代理人】 【識別番号】100068607
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 政名 (外2名)
【公開番号】 特開2000−33029(P2000−33029A)
【公開日】 平成12年2月2日(2000.2.2)
【出願番号】 特願平10−202975