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【発明の名称】 商品陳列具
【発明者】 【氏名】篠崎 充嗣

【要約】 【課題】様々な商品サイズに対応でき、商品がバラケたり、商品や構成部品が棚から脱落せず、商品を長期に渡り確実に前出しできる商品陳列具を提供する。

【解決手段】棚板3に引出しガイド板4を商品2の前出し方向と平行に着脱自在に設けかつ商品2の前出し方向に直交する方向に移動可能に設けて、引出しガイド板4に商品押し板5及びこれを移動させる押し板6を商品2の前出し方向に進退移動自在に設け、押し板6に引出し具7を回動自在に軸支してなり、棚板3の商品取出部位G近傍で商品押し板5をその移動を規制するストッパー機構8により停止させることで、棚板3上の商品2サイズに合わせて引出しガイド板4を移動して棚板3に設置し、背の高い商品落下防止具14があっても、引出し具7を上に回動して手前に引けば商品押し板5により商品2を前出しでき、商品落下防止具14により商品や構成部品が脱落せず、引出し具7を元に戻しても商品押し板5は戻らず次の前出しの際その位置から前出し方向に移動して商品2を前出しする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】棚板に引出しガイド板を商品の前出し方向と平行に着脱自在に設けかつ商品の前出し方向に直交する方向に移動可能に設けて、該引出しガイド板に商品押し板及びこれを移動させる押し板を商品の前出し方向に進退移動自在に設け、該押し板に引出し具を回動自在に軸支してなり、前記棚板の商品取出部位近傍で前記商品押し板をその移動を規制するストッパー機構により停止させることを特徴とする商品陳列具。
【請求項2】前記引出しガイド板は、棚板に対して垂直に設けて、商品を区分けすると共に商品の前出し移動を導くものである請求項1記載の商品陳列具。
【請求項3】前記引出しガイド板は、棚板に対して水平に設けて、商品を載置かつ移動自在にし、前記引出し具は、前記引出しガイド板に載せた商品を区分けすると共に商品の前出し移動を導くものにした請求項1記載の商品陳列具。
【請求項4】前記引出しガイド板は、棚板に対して垂直に設けると共にその下部に底板を設けて、該底板に載せた商品を区分けすると共に商品の前出し移動を導くものである請求項1記載の商品陳列具。
【請求項5】前記引出しガイド板に所定長さのスライド溝を設け、該スライド溝内に商品押し板及び押し板を移動自在に設けてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の商品陳列具。
【請求項6】前記押し板に引出し具を着脱自在に設けてなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の商品陳列具。
【請求項7】前記商品押し板に押し面積拡大補助具を着脱自在に設けてなる請求項1〜6のいずれか1項に記載の商品陳列具。
【請求項8】前記ストッパー機構は棚板の商品取出部位に設けた商品落下防止具である請求項1〜7のいずれか1項に記載の商品陳列具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にコンビニエンスストアーやスーパー等の店内に設置されている商品陳列ケースの棚等に載置することにより用いられ、商品の手動前出しが容易に出来る商品陳列具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンビニエンスストアーやスーパー等では、図18に示すような商品陳列ケース50の各商品陳列棚51に、多種類の商品52が豊富に陳列されている。商品52は手前の方から売れてゆくため、必然的に手前の部分が空くことになるから、奥にある商品52を手前に出す所謂前出し作業が必要となる。この為、種々の自動又は半自動の前出し機能を備えた商品陳列棚又は商品陳列具が多数提案されている。例えば、(1) 自動前出し機能を有するものとしては、収納ケース53の底部に多数のローラ54が商品陳列ケース50の扉55側に下り勾配となるように取り付けられた商品陳列具56がある(特開平8−24091号公報参照)。この商品陳列具56は、商品52を仕切る機能を有する仕切り板57、57における幅寸法が決められているから、その幅寸法に適合する商品52のみが利用できる。従って、商品52のサイズに合わせた複数種類の商品陳列具56を取り揃えておく必要がある。
【0003】(2) 手動前出し機能を有するものとしては、図19に示すように、仕切り板57の下端を棚板58の上面に設けたスライド溝59に嵌めると共に、仕切り板57の後端に押し板60を連設し、この押し板60に設けた爪片61をスライド溝59に嵌めてなり、棚板58上の奥に残った商品52を仕切り板57を引き寄せることにより、前出しできる商品陳列具62がある(実公平5−27894号公報参照)。
【0004】また、(3) 手動前出し機能を有するものとしては、図20に示すように、底板58aの一側に仕切り板57を起立させて連設し、この仕切り板57にスライド溝59を設け、このスライド溝59に押し板60を設けた商品引出し具63を嵌めてなり、底板58a上の奥に残った商品を商品引出し具63を引き寄せることにより、前出しできる商品陳列具64がある(実開昭63−140254号公報参照)。
【0005】更に、(4) 手動前出し機能を有するものとしては、図21に示すように、商品落下防止枠のある棚板58上にL型仕切り板65を配置し、このL型仕切り板65に押し板60及び商品引出し具63をそれぞれ嵌合することでガイドする案内板66を設け、かつ商品引出し具63に衝合片67を設けて押し板60を後押し可能に構成してなり、L型仕切り板65上の奥に残った商品52を商品引出し具63を引き寄せることにより、衝合片67を介して押し板60を後押して前出し出来るようにした商品陳列具68がある(実開平4−125761号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の(1) 商品陳列具56は、上記の通り複数種類のものを取り揃えておく必要があるから、その費用が高く管理も煩雑となりやすい。また、この商品陳列具56はサイズが決まっているから、商品陳列ケース50内の各商品陳列棚51の模様替えをするときの自由度が低く、やりずらい。更に、この商品陳列具56は、商品52毎に1台必要になり、その製作費用が高くなりがちである。(2) の商品陳列具62は、仕切り板57に連設した押し板60の爪片61をスライド溝59に単に嵌めているだけだから、不用意に仕切り板57を引き寄せると、棚板58上の商品52と共に棚板58から脱落してしまう恐れがある。(3) の商品陳列具64は、ユニットになっているが、商品陳列棚51への止め方によっては、勢い良くあるいは不用意に商品引出し具63を引き寄せたりすると、底板58a上の商品52と共に商品引出し具63自体も、商品陳列棚51から脱落してしまう恐れがある。更に商品落下防止具69の高さが商品引出し具63の設置高さに規制されるから、背の高い商品ではやはり商品陳列棚51から脱落する可能性がある。(4) の商品陳列具68も、ユニットになっているが、棚板58上に単に載せてあるだけだから、商品52が円筒状の缶ジュースで前出しする時や、商品引出し具63を斜め方向に強く引き寄せてしまった時に、商品陳列具68がずれてしまい、陳列してある商品52がばらばらになってしまう。更に、更に商品落下防止具69の高さが商品引出し具63の設置高さに規制されるから、背の高い商品ではやはり商品陳列棚51から脱落する可能性がある。
【0007】従って、本発明の目的は、様々な商品サイズに対応出来、棚板上の商品がバラバラになったり、商品と共に構成部品が棚等から脱落したり、背の高い商品であっても落下するようなことがなく、商品を長期にわたりスムーズかつ確実に前出しすることができる商品陳列具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる状況において、本発明者は、鋭意検討を行った結果、棚板に引出しガイド板を着脱自在かつ商品の前出し方向に直交する方向に移動可能に設け、前記引出しガイド板に商品押し板及びその押し板を商品の引出し方向に移動自在に設け、前記押し板に引出し具を回動自在に軸支し、商品押し板をストッパー機構により棚板の商品取出部位近傍で停止できるようにすれば、様々な商品サイズに対応出来、棚板上の商品がバラケたり、商品や構成部品が棚等から脱落するようなことがなく、商品押し板を商品を前出しする度に元に戻さないから、商品を長期にわたりスムーズかつ確実に前出しすることができることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本請求項1に係る発明は、棚板に引出しガイド板を商品の前出し方向と平行に着脱自在に設けかつ商品の前出し方向に直交する方向に移動可能に設けて、該引出しガイド板に商品押し板及びこれを移動させる押し板を商品の前出し方向に進退移動自在に設け、該押し板に引出し具を回動自在に軸支してなり、前記棚板の商品取出部位近傍で前記商品押し板をその移動を規制するストッパー機構により停止させることを特徴とする商品陳列具を提供するものである。かかる構成を採ることにより、棚板上に載せた商品のサイズに合わせて引出しガイド板を移動して棚板に設置し、背の高い商品に対応したストッパー機構を設置してあっても、引出し具を上に回動して手前に引けば押し板により商品押し板を押すから、商品を前出しでき、ストッパー機構により商品押し板は商品取出部位近傍で停止するから、商品、商品押し板、引出し具及び押し板が脱落せず、引出し具を元に戻しても商品押し板は戻らず、次の前出しの際その位置から前出し方向に移動して商品を前出しする。
【0010】また、本請求項2に係る発明は、前記引出しガイド板は、棚板に対して垂直に設けて、商品を区分けすると共に商品の前出し移動を導くものである商品陳列具を提供するものである。かかる構成を採ることにより、上記機能に加え、垂直に設けた引出しガイド板により、商品を区分け出来るし、引出し具を手前に引けば、商品の前出し移動を導くことが出来る。
【0011】また、本請求項3に係る発明は、前記引出しガイド板は、棚板に対して水平に設けて、商品を載置かつ移動自在にし、前記引出し具は、前記引出しガイド板に載せた商品を区分けすると共に商品の前出し移動を導くものにした商品陳列具を提供するものである。かかる構成を採ることにより、上記機能に加え、引出しガイド板上に商品を載置かつ移動出来、引出し具により商品を区分け出来、手前に引くことで、引出しガイド板に載せた商品の前出し移動を導くことが出来る。
【0012】また、本請求項4に係る発明は、前記引出しガイド板は、棚板上に、商品を区分けすると共に商品の前出し移動を導く平板を、垂直に設けると共に、該平板下部に底板を設けてなる商品陳列具を提供するものである。かかる構成を採ることにより、上記機能に加え、引出しガイド板が底板により自立し、引出しガイド板及び引出し具が振れず、引出し板及び商品押し板も底板にガイドされる。
【0013】また、本請求項5に係る発明は、前記引出しガイド板に所定長さのスライド溝を設け、該スライド溝内に商品押し板及び押し板を移動自在に設けてなる商品陳列具を提供するものである。かかる構成を採ることにより、上記機能に加え、スライド溝の長さを規制することで、商品押し板の移動量を制限できストッパー機構とすることも可能になり、少なくとも商品押し板、引出し具及び押し板を商品取出部位近傍で停止させることが出来る。
【0014】また、本請求項6に係る発明は、前記押し板に引出し具を着脱自在に設けてなる商品陳列具を提供するものである。かかる構成を採ることにより、上記機能に加え、引出し具が不必要の時外せるし、新しい引出し具と取り替え得る。
【0015】また、本請求項7に係る発明は、前記商品押し板に押し面積拡大補助具を着脱自在に設けてなる商品陳列具を提供するものである。かかる構成を採ることにより、上記機能に加え、商品押し板に押し面積拡大補助具を着せば、その分大きな商品を前出し出来る。
【0016】また、本請求項8に係る発明は、前記ストッパー機構は棚板の商品取出部位に設けた商品落下防止具である商品陳列具を提供するものである。かかる構成を採ることにより、上記機能に加え、引出し具により商品を前出しした際、棚板に設けた商品落下防止具に商品が当たり、それ以上商品を前出し出来ず、商品、商品押し板、引出し具及び押し板を棚板から脱落させない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態をあげて本発明を図1〜17に基づいて詳述する。図1は本発明の実施形態である商品陳列具の使用状態を示す斜視図、図2は図1の商品陳列具を構成する各部品の斜視図、図3は図1の商品陳列具を構成する押し板と引出し具との取り付け状況を示す斜視図、図4は図1の商品陳列具を示す断面図である。図において、商品陳列具1は、棚板3上に設けられ商品2を手動前出しするもので、棚板3に引出しガイド板4を商品2の前出し方向(矢線A)と平行に着脱自在に設けかつ商品2の前出し方向に直交する方向(矢線B)に移動可能に設けて、該引出しガイド板4に商品押し板5及びこれを移動させる押し板6を矢線Aの前出し方向に進退移動自在に設け、前記押し板6に引出し具7を回動自在に軸支してなり、前記棚板3の商品取出部位G近傍で前記商品押し板5をその移動を規制するストッパー機構8により停止させるものである。
【0018】前記棚板3は、矩形状をなし、その切欠3aにより商品陳列ケースの陳列段の止め金(不図示)上に載置するもので、多数の商品2の重量に耐え得るように、強度面から箱状になっている。棚板3の商品取出部位G近傍には引出しガイド板4を着脱自在かつ商品2の移動方向に直交する方向、すなわち、矢線B方向に移動可能にするためのレール10が設けられている。なお、図1中3bは商品名等の表示部である。また、棚板3上に置く商品2は円筒状の缶飲料、直方体の紙パック飲料、板状物、瓶入り飲料など限定がない。
【0019】前記引出しガイド板4は、棚板3に対して垂直に設けて、商品2を区分けすると共に商品2の前出し移動を導くものである。この実施形態では、この引出しガイド板4の下部に底板11が取り付けられ自立出来、更に、側面には所定長さのスライド溝12が形成され、このスライド溝12内に前記商品押し板5のスライド片13及び押し板6のスライド片13aが移動自在に嵌められている。従って、商品押し板5及び押し板6は、引出しガイド板4に設けられた所定長さのスライド溝12内に限り、矢線A方向に進退移動することが出来て、少なくとも商品押し板5、引出し具7及び押し板6が引出しガイド板4から脱落することはない。また、引出しガイド板4及び底板11の商品取出部位G側の端部には商品落下防止板14が取り付けられ、その下端部に前記棚板3のレール10に沿い嵌めることのできる溝部15が設けられている。従って、引出しガイド板4を含んだ商品陳列具1は、棚板3上で図1中矢線B方向に自在に移動できる。
【0020】前記商品押し板5は、上述のように、商品2を前出し方向に押すものであり、押し板6により前出し方向に押される。そして、この押し板6も、図3に示すように、側部にスライド片13aが、その上部に前記引出し具7を回動自在に軸支する突起20が設けられている。この突起20に引出し具7の孔21を嵌めることで、押し板6に対し引出し具7を回動自在に軸支する。この引出し具7の商品取出部位G側の端部には、引き出すのに都合良いように孔22が設けられている。従って、この引出し具7を用いて商品2を前出しするには、孔22を手指で掴みそのまま引き出しても、あるいは商品2の背が高いため商品落下防止具14が高くなっている場合には、引出し具7を上に挙げ商品落下防止具14を避けて引き出せば、押し板6を介して商品押し板5により商品2を前出しできる。その後、引出し具7を元に戻しても、押し板6が戻るだけで商品押し板5は商品2を前出した位置に留まる。
【0021】そして、前記ストッパー機構8は、図1における商品陳列具1の場合、商品押し板5と相まって商品落下防止具14により構成される。すなわち、この商品陳列具1は、引出し具7により押し板6を介して商品押し板5を引き出して行き、引出しガイド板4の所定長さのスライド溝12の商品取出部位G側の端部12aに商品押し板5のスライド片13が当たり、商品押し板5が止まるから、商品押し板5、引出し具7及び押し板6が脱落することはない。しかし、商品2が脱落する恐れがあるから、商品落下防止具14により商品2の脱落を防いでいる。また、スライド溝12が引出しガイド板4の商品取出部位G側の端まであっても、商品2が有る場合は商品2が、商品2が無くても商品押し板5が最終的に商品落下防止具14に当たり止まるから、それ以上引き出せず商品2と共に商品押し板5、引出し具7及び押し板6も脱落することがない。
【0022】次に、上記構成になる商品陳列具1の使用方法を説明する。まず、棚板3、必要数の商品陳列具1を用意し、商品陳列ケースの陳列段の止め金(不図示)上に切欠3aを嵌めて、陳列段に棚板3を載置する。次に、図1に示すように、棚板3のレール10に必要数の商品陳列具1を嵌め、最後に仕切り板9を有するエンド商品陳列具1Aを嵌め、これらを図1中矢線B方向に移動して棚板3上の商品2のサイズに合わせて設置する。設置した各商品陳列具1及びエンド商品陳列具1A間に商品2を足して行き満たす。そして、取り出したい商品2が商品取出部位Gから離れ奥にある時は、引出し具7の孔22を手指で掴みそのまま引き出すか、引出し具7が商品落下防止具14に当たる場合は、図5に示すように、引出し具7を上に挙げ商品落下防止具14を避けて引き出せば、押し板6を介して商品押し板5により商品2を押すから前出しできる。その際、商品2が有っても無くても、商品押し板5が最終的に商品落下防止具14に当たり止まって、商品2と共に商品押し板5、引出し具7及び押し板6が棚板3から脱落することがない。
【0023】商品2を取り出した後、図6に示すように、引出し具7を元に押し戻すと、押し板6と共に元に戻すことが出来るが、商品押し板5は商品2を前出した位置に留まる。再び商品2を前出しするために引出し具7を引き出すと、商品押し板5が留まっている位置まで押し板6のみが移動し、その後商品押し板5を押して商品2を前出しできる。従って、商品押し板5が前出しの度に往復せずその分負荷が軽減され長持ちする。
【0024】図7及び8は本発明の他の実施形態である商品陳列具1a及び1bを示し、この図7の商品陳列具1aと図1〜6に示す商品陳列具1との相違点は、引出しガイド板4を棚板3に対して垂直に設けているだけで、底板11を取り付けておらず、底板11上を商品押し板5がスライドできないから、商品押し板5下部に滑り突起5aを設けている点にある。また、図8の商品陳列具1bと図1〜6に示す商品陳列具1との相違点は、底板11の側端部ではなく内側に引出しガイド板4を取り付け、引出しガイド板4を境にして同じ底板11上に商品2を載置できるようにしている点にある。商品陳列具1a及び1bのその他の構成、作用は図1〜6の実施形態とほぼ同様であるから、図面に符号を付してその説明を省略する。
【0025】図9、10は本発明の他の実施形態である商品陳列具1cを示し、この商品陳列具1cと図1〜6に示す商品陳列具1との相違点は、商品陳列具1の底板11と引出しガイド板4とを組み合わせ、棚板3に対して水平に設けて、商品2を載置かつ移動にして引出しガイド板4Aとし、引出し具7aを、引出しガイド板4Aに載せた商品2を区分けすると共に商品2の前出し移動を導くものとした点にある。そして、引出し具7aにより引出しガイド板4A上の商品2を区分けし、手前に引くことで、商品2の前出し移動が出来る。なお、図10中、23は商品落下防止具14を取り付けるための嵌め穴である。その他の構成、作用は図1〜6の実施形態とほぼ同様であるから、図面に符号を付してその説明を省略する。
【0026】図11は本発明の他の実施形態である商品陳列具1dを示し、この商品陳列具1dと図9、10に示す商品陳列具1cとの相違点は、引出しガイド板4Aの幅寸法が引出しガイド板4の2倍ほどあり、所定長さのスライド溝12が引出しガイド板4A上面の側端部ではなく内側のほぼ中央部に設けられ、従って、引出し具7aを境にして同じ引出しガイド板4Aの一方4a、他方4b上に商品2を置けるようにしている点にある。そして、引出しガイド板4Aの他方4b上の商品2は、後に詳述する押し面積拡大補助具30により前出しされる。その他の構成、作用は図1〜6の実施形態とほぼ同様であるから、図面に符号を付してその説明を省略する。
【0027】図12〜14は本発明の他の実施形態である商品陳列具1eを示し、この商品陳列具1eと図1〜6に示す商品陳列具1との相違点は、押し板6に回動自在に嵌めた突起片20aに、線材である引出し具7bを、矢線A方向にスライド自在に通した点にある。その他の構成、作用は図1〜6の実施形態とほぼ同様であるから、図面に符号を付してその説明を省略する。
【0028】図15〜17は本発明の他の実施形態である商品陳列具1fを示し、この商品陳列具1fと図1〜6に示す商品陳列具1との相違点は、商品押し板5に押し面積拡大補助具30を着脱自在に設けて、商品2のサイズが商品押し板5に比して大きい場合に、商品押し板5に押し面積拡大補助具30を着して、商品2のサイズが大でもスムーズに前出し出来るようにした点にある。すなわち、商品押し板5に設けた3つのスリット31のうち2つに商品2のサイズに合わせて、押し面積拡大補助具30の2つの掛止部32を掛けて商品2の押し面積を拡大するものである。図15は商品押し板5より若干大きい場合を示し、更に大きくするには図17に示すようにすることで、達成される。その他の構成、作用は図1〜6の実施形態とほぼ同様であるから、図面に符号を付してその説明を省略する。
【0029】本発明の実施形態である商品陳列具1(1A、1a、1b、1c、1d、1e、1fも同様)を棚板3に設置する方法は、図1に示す棚板3に設けたレール10に商品陳列具1の底板4の溝部15を嵌める方法以外に、以下に示すような種々の形態がある。しかし、この設置方法には、特に限定がないから、以下に示す設置方法以外の形態も本発明の範囲内である。(1) 棚板3にU字型のレールを設け、このレールに沿い移動可能に嵌めることのできる溝部を商品落下防止具14に設けたもの。(2) 棚板3に半円型のレールを設け、このレールに沿い移動可能に嵌めることのできる溝部を商品落下防止具14に設けたもの。(3) 棚板3に凹溝を設け、この凹溝に沿い移動可能に嵌めることのできる突起片を商品落下防止具14の下端部に設けたもの。(4) 棚板3に凹溝を設け、この凹溝に沿い細長い板を嵌め、更にこの細長い板上に沿い移動可能に嵌めることのできる7型スライド部を商品落下防止具14上面に設けたもの。
【0030】(5) 更に棚板3に凹溝を設け、この凹溝に沿い丸棒製柵を嵌め、更にこの丸棒製柵の丸棒に沿い移動可能に嵌めることのできる丸溝を商品落下防止具14の側面部に設けたもの。(6) 棚板3に凹溝を設け、この凹溝に沿いピッチ板を嵌め、更にこのピッチ板のピッチ孔に嵌めることの出来る突起(不図示)を底板4の下面に設けたもの。(7) 棚板3に凹溝を設け、この凹溝に沿いラックを嵌め、更にこのラックの歯に噛合出来るラックを商品落下防止板14の側面部に設けたもの。(8) (7) のものに、商品落下防止板14の反対側の棚板3端部に同じラックを設け、更にこのラックの歯に噛合出来る歯(不図示)を底板11の端部に設けたもの。(9) (1) と同じU字型のレールを商品落下防止板14の反対側の棚板3端部に設け、このレールに沿い移動可能に嵌めることのできる溝部を底板4の端部に設けたもの。(10) (1) のレール及び溝部と、(9)のレール及び溝部とを組み合わせたものである。
【0031】以上、本発明の実施形態を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更、追加は本発明の範囲内である。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明によれば、棚板上に載せた商品のサイズに合わせて引出しガイド板を移動して棚板に設置し、背の高い商品に対応したストッパー機構を設置してあっても、引出し具を上に回動して手前に引けば押し板により商品押し板を押すから、商品を前出しでき、ストッパー機構により商品押し板は商品取出部位近傍で停止するから、商品、商品押し板、引出し具及び押し板が脱落せず、引出し具を元に戻しても商品押し板は戻らず、次の前出しの際その位置から前出し方向に移動して商品を前出しする。従って、様々な商品サイズに対応出来、棚板上の商品がバラバラになったり、商品と共に構成部品が棚等から脱落したり、背の高い商品でも落下する様なことがなく、商品押し板は商品を前出しする分だけ実質的に移動して無駄な動きが無くなり負荷も減り、その分長持ちし、前出し動作も容易になり、商品を長期にわたりスムーズかつ確実に前出しすることができ、しかも保有あるいは在庫管理をすべき構成品の種類が少なくて済む効果がある。
【0033】請求項2の発明によれば、垂直に設けた引出しガイド板により、商品を区分け出来るし、引出し具を手前に引けば、商品の前出し移動をガイドすることが出来る。従って、上記効果に加え、商品押し板の移動を司る引出しガイド板が、商品の区分けとガイドをするから効率的である。
【0034】請求項3の発明によれば、引出しガイド板上に商品を載置かつ移動自在にし、引出し具により商品を区分け出来、手前に引くことで、引出しガイド板に載せた商品の前出し移動を導くことが出来る。従って、上記効果に加え、商品押し板の移動を司る引出しガイド板が、商品を載置かつ移動する面を担当し、引出し具が商品の区分けとガイドとを担当するから効率的である。
【0035】請求項4の発明によれば、引出しガイド板が底板により自立し、引出しガイド板及び引出し具が振れず、引出し具及び商品押し板も底板にガイドされる。従って、上記効果に加え、商品押し板の移動を司る引出しガイド板が、自立して設置し易く、商品の区分けとガイドとを担当し、底板が商品を載置かつ移動する面を担当して、引出し負荷が少なくなり、商品を容易かつ安定確実に前出しすることが出来る。
【0036】請求項5の発明によれば、スライド溝の長さを規制することで、商品押し板の移動量を制限できストッパー機構とすることも可能になり、少なくとも商品押し板、引出し具及び押し板を商品取出部位近傍で停止させることが出来る。従って、上記効果に加え、簡単な構造で少なくとも商品押し板、引出し具及び押し板を脱落させないように出来る。
【0037】請求項6の発明によれば、引出し具が不必要の時外せるし、新しい引出し具と取り替え得る。従って、上記効果に加え、商品陳列具を設置する時や、他の商品陳列具上に商品を移し変える時等引出し具が邪魔になる時外せるし、斬新なデザインの引出し具に取り替えることも出来、様々な要望に対応出来る。
【0038】請求項7の発明によれば、商品押し板に押し面積拡大補助具を着せば、その分大きな商品を前出し出来る。従って、上記効果に加え、押し面積拡大補助具で対応できるサイズの商品まで、スムーズに前出しできる。
【0039】請求項8の発明によれば、引出し具により商品を前出しした際、棚板に設けた商品落下防止具に商品が当たり、それ以上商品を前出し出来ず、商品、商品押し板、引出し具及び押し板を棚板から脱落させない。従って、上記効果に加え、勢い良くあるいは不用意に引出し具を引き出しても、商品のみならず商品押し板、引出し具及び押し板も脱落させず、落下による怪我や破損等のトラブルを未然に防ぐことが出来る。
【出願人】 【識別番号】394016874
【氏名又は名称】河淳株式会社
【出願日】 平成11年6月10日(1999.6.10)
【代理人】 【識別番号】100098682
【弁理士】
【氏名又は名称】赤塚 賢次 (外1名)
【公開番号】 特開2000−350644(P2000−350644A)
【公開日】 平成12年12月19日(2000.12.19)
【出願番号】 特願平11−163332