| 【発明の名称】 |
ショーケースのスライド棚 |
| 【発明者】 |
【氏名】氏家 一男
【氏名】佐藤 知之
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| 【要約】 |
【課題】後退位置でのスライド棚の保持を確実に行うことができ、操作性が良好で、陳列面積や商品陳列量に悪影響を与えることもないストッパ装置を備えたショーケースのスライド棚を提供する。
【解決手段】棚アッセンブリ15を支持するブラケット13の前面部に、前端に操作部17dを有する弾性係合部材17を設け、棚アッセンブリ15に弾性係合部材17に係合して棚アッセンブリ15を後退位置に保持するフック部材18を設ける。弾性係合部材17は、操作部17dを操作することによりフック部材18との係合状態が解除可能で、棚アッセンブリ15を後退位置に押し込む際には、フック部材18との当接により弾性変形してフック部材18と自動的に係合する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前面開放の庫内にスライド棚を支持し、該スライド棚は、庫内両側背面部にある支柱に係合されたブラケットと、該ブラケットに支持され商品が載置される棚アッセンブリと、該棚アッセンブリと前記ブラケットの間にあり、前記棚アッセンブリを前後方向に引き出し自在にするスライドレールとを備えてなるショーケースにおいて、前記ブラケットの前面部に、前端に操作部を有する弾性係合部材を設けるとともに、前記棚アッセンブリに、該弾性係合部材に係合して棚アッセンブリを後退位置に保持するフック部材を設け、前記弾性係合部材は、前記操作部を操作して弾性変形させることによりフック部材との係合状態を解除可能に形成され、棚アッセンブリを前進位置から後退位置に押し込む際には、フック部材との当接により弾性係合部材が弾性変形してフック部材と係合するように形成されていることを特徴とするショーケースのスライド棚。 【請求項2】 前面弾性係合部材は、前記ブラケットの内側面に設けられていることを特徴とする請求項1記載のショーケースのスライド棚。 【請求項3】 前記フック部材は、棚アッセンブリの外側面に設けられていることを特徴とする請求項1記載のショーケースのスライド棚。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ショーケースのスライド棚に係り、特に、栄養ドリンク等の保冷・陳列に使用される冷蔵ショーケースのスライド棚に関する。 【0002】 【従来の技術】薬局等の栄養ドリンクや清涼飲料等の保冷・陳列には、図6に示すような冷蔵ショーケース31がよく用いられている。この種の冷蔵ショーケース31においては、栄養ドリンクN等を手前側に引き出すことができるスライド棚32が備えられている場合が多い。このスライド棚として、従来、例えば特開平8−66278号公報や特開平5−329039号公報、特開平5−317142号公報等のものが開示されている。 【0003】特開平8−66278号公報のスライド棚51は、図7に示すように、ショーケースの庫内両面の背面に設けられた支柱52の係合孔に、その後端の爪を係合させて支持されたブラケット53と、該ブラケット53の内側にあり、陳列品を載置する棚板54を含む棚アッセンブリと、該棚板54を含む棚アッセンブリと前記ブラケット53の間にあり、固定側部材55aと可動側部材55bとからなるスライドレール55とを備えている。そして、棚板54の両側部には立ち上がり部54aが形成され、この立ち上がり部54a外側に取付部材56が固定され、この取付部材56の下方(棚板54の下面より下方)の位置にネジ孔57が設けられ、前記スライドレール55の可動側部材55bが棚板54の立ち上がり部54aの外側(取付部材56の外側)に沿うように配置されて、前記ネジ孔57にネジ止めされている。一方、スライドレール55の固定側部材55aは、その外側に配置されたブラケット53の内側にネジ止めされている。そして、棚板54を含む棚アッセンブリ(棚板+取付部材等)は、スライドレール55の可動側部材55bに固定されて、スライドレール55の可動部材55bの固定側部材55aへの摺動によって、手前側に引き出されるように構成されている。 【0004】一方、特開平5−329039号公報のスライド棚61は、スライドレール62が、棚板63の下面に位置するようになっていて、構成部材は上記特開平8−66278号公報と略同様である。即ち、図8に示すように、スライド棚61は、支柱52に支持されたブラケット53と、該ブラケット53の内側にあり、陳列品を載置する棚板63を含む棚アッセンブリと、該棚板63の下面にあり、固定側部材62aと可動側部材62bとからなるスライドレール62とを備えている。そして、棚板63の下面に逆L字状の取付部材64を下方に向けて垂し、その中途部にネジ孔65を設け、前記スライドレール62の可動側部材62bがネジ止めされている。また、スライドレール62の固定側部材62aは、ブラケット53の頂部53aにネジ止めされ、棚板63とブラケット53の間に垂下された、上下方向に長い取付部材66の中途部の内側にネジ止めされている。なお、67は連結板である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこれらのスライド棚においては、スライド棚を後退位置に保持しておくためのストッパ装置が棚の裏面に設けられていることが多いため、下段の棚上に商品が並んでいる場合は、棚下のスペースがほとんどなくなり、手を挿入してストッパ装置の係合状態を解除することが容易ではなかった。また、簡単な止着機構を使用すれば、スライド棚の引き出しは容易に行えるが、棚に衝撃を受けると止着機構が外れてスライド棚が前方に移動してしまうことがあった。さらに、マグネット等を使用することもできるが、磁力の選定やコストの面での配慮が必要になる。 【0006】本発明は、上記の問題点に鑑み創案されたもので、後退位置でのスライド棚の保持を確実に行うことができ、操作性が良好で、陳列面積や商品陳列量に悪影響を与えることもないストッパ装置を備えた冷蔵ショーケースのスライド棚を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明においては、前面開放の庫内にスライド棚を支持し、該スライド棚は、庫内両側背面部にある支柱に係合されたブラケットと、該ブラケットに支持され商品が載置される棚アッセンブリと、該棚アッセンブリと前記ブラケットの間にあり、前記棚アッセンブリを前後方向に引き出し自在にするスライドレールとを備えてなるショーケースにおいて、前記ブラケットの前面部に、前端に操作部を有する弾性係合部材を設けるとともに、前記棚アッセンブリに、該弾性係合部材に係合して棚アッセンブリを後退位置に保持するフック部材を設け、前記弾性係合部材は、前記操作部を操作して弾性変形させることによりフック部材との係合状態を解除可能に形成され、棚アッセンブリを前進位置から後退位置に押し込む際には、フック部材との当接により弾性係合部材が弾性変形してフック部材と係合するように形成されていることを特徴としている。また、本発明は、前面弾性係合部材が、前記ブラケットの内側面に設けられており、前記フック部材が、棚アッセンブリの外側面に設けられていることを特徴としている。 【0008】上述のようにブラケットの前面部に弾性係合部材を設けることにより、フック部材との係合位置をスライドレールの前方に配置することが可能となるので、陳列商品の邪魔になることがなくなり、係合状態を解除して棚アッセンブリを引き出す操作も容易になる。しかも、棚アッセンブリの後退位置での保持を確実に行えるとともに、棚アッセンブリを押し込んだ際の係合も自動的に行うことができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明が適用された冷蔵ショーケースの全体を示す断面側面図、図2は本発明の冷蔵ショーケースのスライド棚の分解斜視図、図3は本発明の冷蔵ショーケースのスライド棚の正面側から見た断面図、図4は本発明の冷蔵ショーケースのスライド棚の断面側面図、図5は本発明の冷蔵ショーケースのスライド棚の断面平面図である。 【0010】この種の冷蔵ショーケース1は、図1に示すように、前面に開放部3を持つ貯蔵室4に、複数のスライド棚2,2…を有するように形成される。そして、冷蔵ショーケース1の冷気のエアフローは、天部の吹出口5から下方に向けて吹き出され、スライド棚2,2…に載置された栄養ドリンクN等の商品を冷却して、前面パネル7後側の吸込み口8より、内装パネル9と断熱箱体10の間に形成された床下ダクト11aを通り、図示しないファンによって吸引され、冷却器(図示せず)と熱交換されて冷却され、背面ダクト11bを通り天部の吹出口5から吹き出されて循環する。 【0011】前記スライド棚2は、図2乃至図5に示すように、庫内間口(横)方向の両側背面部にある支柱12の係合孔12aに係合される爪13aを有するブラケット13と、このブラケット13に支持され栄養ドリンクN等の載置される棚板14を含む棚アッセンブリ15と、棚板14とブラケット13との間にあり、棚アッセンブリ15を前後方向に引き出し自在にするスライドレール16と、棚アッセンブリ15を後退位置に保持するための弾性係合部材17及びフック部材18からなるストッパ装置とを備えている。 【0012】前記棚アッセンブリ15の両端は、ブラケット13を跨いで、間口(横)方向両端に延設されており、棚アッセンブリ15の両端部に設けられている棚固定板19の内側面とブラケット13の外側面との間に前記スライドレール16が設けられている。このスライドレール16は、ブラケット13の外側面に固定されたスライドレール16の固定側部材16aと、棚アッセンブリ15の両端部に設けられている棚固定板19の内側面に固定された可動側部材16bとから成っている。 【0013】このように、ブラケット13の外側面にスライドレール16の固定側部材16aを設け、棚アッセンブリ15の棚固定板19の内側面にスライドレール16の可動側部材16bを設けることにより、スライドレール16を間口方向の両端まで寄せることができ、棚板14の有効陳列長さを最大限活用でき、陳列面積を大きく取ることができる。 【0014】さらに、棚固定板19の外側には、スライドレール16の可動側部材16bと棚固定板19とを固定するネジの先端を目隠しするための化粧板20が嵌着されており、この化粧版20と棚固定板19との間に前記フック部材18が取り付けられている。フック部材18は、棚固定板19の外面にねじ止めされる取付板部18aと、棚固定板19の前端で内側に屈曲した係合片18bとにより形成されている。また、棚板14の裏面には、断面略縁付皿状の棚補強レール21が設けられており、棚板14の前端には、転び止め22と化粧レール23とが設けられている。 【0015】一方、ブラケット13の後方側上縁13bには、断面略縁付皿状のブラケット連結板24が、前記棚補強レール21と間口(横)方向に平行でかつ同一高さに位置するように設けられており、その前面には、棚板押し込み時の衝撃を吸収するクッションゴム25が取り付けられている。さらに、ブラケット13の前方側上縁13cには、前記弾性係合部材17が取り付けられている。この弾性係合部材17は、ブラケット13にねじ止めされる断面逆L字状の取付部17aと、所定の弾性を得るための弾性板部17bと、外側に屈曲して前記フック部材18の係合片18bに係合する係合部17cと、前端の操作部17dとを有しており、操作部17dと係合部17cとの間は、後方が外側に広がった斜面部17eとなっている。 【0016】このように形成した弾性係合部材17とフック部材18とは、図5に示すように、棚アッセンブリ15をショーケース後方の所定位置に押し込んだ後退位置において、弾性係合部材17の係合部17cの後面とフック部材18の係合片18bの前面とが係合した状態になり、棚アッセンブリ15を後退位置に保持する。 【0017】棚アッセンブリ15を手前に引き出す際には、弾性係合部材17の操作部17dを内側(中央)方向に押して弾性板部17bを弾性変形させることにより、係合片18bとの係合状態を容易に解除することができる。このとき、弾性係合部材17及びフック部材18からなる保持手段を棚アッセンブリ15の両側に設けておくことにより、衝撃により片側の係合状態が解除されても棚アッセンブリ15が前方に移動することを防止できる。 【0018】そして、棚アッセンブリ15を引き出し位置から後方に押し込む際には、フック部材18の係合片18bが弾性係合部材17の斜面部17eに当接して弾性係合部材17を内側に弾性変形させるので、棚アッセンブリ15を所定位置に押し込むと係合部17cが元の位置に復帰して係合部17cと係合片18bとが自動的に係合する。 【0019】また、弾性係合部材17の操作部17dが棚両側のブラケット13の前方、すなわち、スライドレール16の前面部に位置した状態になっているので、陳列商品の邪魔にならず、操作部17dの操作も容易であり、棚板裏面にストッパ装置を設けたものに比べ、棚間隔を狭くして棚枚数を増やすことができるので、商品陳列量を大幅に増加することができる。 【0020】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷蔵ショーケースのスライド棚は、ブラケットと棚側面との間でスライドレールの前面部にストッパ装置が設けられているので、陳列商品の邪魔にならず、操作性も向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000213493 【氏名又は名称】中野冷機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月20日(1999.4.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088720 【弁理士】 【氏名又は名称】小川 眞一
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| 【公開番号】 |
特開2000−300401(P2000−300401A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月31日(2000.10.31) |
| 【出願番号】 |
特願平11−112635 |
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