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【発明の名称】 陳列棚
【発明者】 【氏名】石田 雄文

【氏名】中村 覚

【要約】 【課題】棚板の浮き上がりがなく、組み立てが容易な陳列棚を提供する。

【解決手段】一対の側壁10、10の前縁に前壁12を梯子状に連設し、両側壁10、10の後縁間に後壁13を設け、各前壁12、後壁13及び一対の側壁10、10で囲まれた部分の底部を棚板16で閉止し、各段の棚板16上に物品を載せるようにした陳列棚において、各棚板16を前壁12の上縁に折下板15を介して繋ぎ、各棚板16の後縁に一対の挟持片17を突設し、後壁13に各棚板16に対応して上向きに切り込んだ棚受板18を形成し、挟持片17を下方へ、棚受片18を水平方向へそれぞれ折り曲げ、挟持片17で棚受片18を挟むと共に、挟持片17及び棚受片18の基端部にそれぞれ設けた切込19、20を互いに係合させ、棚受片18で棚板16を受け止める。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 一対の側壁10、10の前縁に前壁12を梯子状に連設し、両側壁10、10の後縁間に後壁13を設け、各前壁12、後壁13及び一対の側壁10、10で囲まれた部分の底部を棚板16で閉止し、各段の棚板16上に商品を載せるようにした陳列棚において、前記各棚板16を前壁12の上縁に折下板15を介して繋ぎ、各棚板16の後縁に一対の挟持片17を突設し、後壁13に上向きに切り込んだ棚受板18を形成し、挟持片17を下方へ、棚受片18を水平方向へそれぞれ折り曲げ、挟持片17で棚受片18を挟むと共に、挟持片17及び棚受片18の基端部にそれぞれ設けた切込19、20を互いに係合させ、棚受片18で棚板16を受け止めたことを特徴とする陳列具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上下に配された複数段の棚板上に商品を載置して陳列する厚紙製の陳列棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の陳列棚として、図7に示すようなものが実登2521250号公報に記載されている。この陳列棚は、一対の側壁50、50の前縁に前壁51を上下に2枚間隔をおいて連設し、両側壁50、50の後縁間に後壁52を設け、前壁51、後壁52及び一対の側壁50、50で囲まれた部分の底部を棚板53で閉止し、各段の棚板53上に商品を載せるようにしたものであって、前記上段側の棚板53は前壁51の下縁に繋がり、この棚板53の後縁から延出した背面片54を下方へ折り曲げて後壁52に形成した上向きの切込55に差し込み、棚板53の側縁から延出した側片56を側壁50の内面に沿わせたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記のような陳列棚では、素材シートの厚さのため、背面片54が切込55の根元まで入らず、棚板53が浮き上がるという問題がある。
【0004】また、棚板53の固定作業を下側から行わなければならないので、作業性が悪いという問題もある。
【0005】そこで、この発明は、棚板の浮き上がりがなく、組み立てが容易な陳列棚を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、この発明は、一対の側壁の前縁に前壁を梯子状に連設し、両側壁の後縁間に後壁を設け、各前壁、後壁及び一対の側壁で囲まれた部分の底部を棚板で閉止し、各段の棚板上に商品を載せるようにした陳列棚において、各棚板を前壁の上縁に折下板を介して繋ぎ、各棚板の後縁に一対の挟持片を突設し、後壁に各棚板に対応して上向きに切り込んだ棚受板を形成し、挟持片を下方へ、棚受片を水平方向へそれぞれ折り曲げ、挟持片で棚受片を挟むと共に、挟持片及び棚受片の基端部にそれぞれ設けた切込を互いに係合させ、棚受片で棚板を受け止めることとしたのである。
【0007】この陳列棚は、棚板の固定作業を上側から行うことができ、棚板は浮き上がることなく水平に維持される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図1乃至図6に基づいて説明する。この陳列棚は厚紙シートから成り、、図1に示すように、本体1、パネル2及び仕切材3から構成される。
【0009】本体1のブランクでは、図2に示すように、一対の側壁10、10の対向縁に各3個の凸部11が形成され、その先端同士が前壁12で連結されている。両側壁10、10のうち、一方の側壁10の開放側縁には後壁13が、他方の側壁10の開放側縁には継代片14がそれぞれ連設され、各前壁12の上縁には折下板15を介して棚板16が連設されている。
【0010】最下段のものを除く各棚板16の先端縁には一対の挟持片17が突設され、後壁13には、上向きに切り込むことにより棚受片18が形成されている。この棚受片18の基端位置は、挟持片17を備えた棚板16が繋がる前壁12の下部にほぼ一致している。挟持片17及び棚受片18の基端両側にはそれぞれ切込19、20が形成されている。
【0011】側壁10、最下段の前壁12及び後壁13の下端縁には底片21が連設されており、側壁10の上端縁には重合片22が連設されている。側壁10の上端前角部及び重合片22には紐孔23が形成されている。
【0012】また、パネル2は、2枚の表示板24、24を連設し、各表示板24の4隅に紐孔25を穿設したものである。
【0013】また、仕切材3は、仕切板26の下縁に貼着片27を、両側縁に側当片28をそれぞれ連設したものである。
【0014】このようなブランクを図1に示すような陳列棚に組み立てるには、本体1において、一対の側壁10、10、前壁12及び後壁13を角筒状に折り曲げ、継代片14を後壁13の外縁部に貼着し、4枚の底片21を組み合わせて底壁29を形成する。また、重合片22を側壁10の内面に貼着する。
【0015】そして、図5及び図6に示すように、折下板15を下方へ折り曲げて前壁12の内面に沿わせ、次いで棚板16を水平方向へ折り曲げ、挟持片17、17で棚受片18を挟むと共に、挟持片17及び棚受片18の基端部にそれぞれ設けた切込19、20を互いに係合させ、棚受片18で棚板20を受け止める。最下段の棚板16は底壁29に載せる。
【0016】また、仕切材3において、仕切板26を貼着片27に対し起立させ、側当片28を仕切板26に対し後方へ折り曲げ、貼着片27を棚板16に貼着し、側当片28を側壁10の内面に沿わせて仕切材3を本体1にセットする。
【0017】さらに、パネル2において、表示板24、24を折り重ねて貼り合わせ、本体1の紐孔23及びパネル2の紐孔25に紐30を挿通する。
【0018】そして、この陳列棚を使用して商品を陳列する際には、紐30により陳列棚を吊り下げ、棚板16上に商品を載置する。
【0019】なお、パネル2は、宣伝用のデザインを施すものであり、不要であれば省略してもよい。また、仕切材3も不要であれば省略してもよい。
【0020】この陳列棚では、棚板16が浮き上がることがなく、水平状態に保持されるので、棚板16上に商品を並べやすい。
【0021】また、棚受片18が挟持片17、17で挟まれているので、棚板16が横方向に振れることがなく、底構造は強固なものとなる。
【0022】また、組み立てに際し、棚板16の固定作業を上側から行うことができ、その固定状態を切込19、20の係合音で確認できるので、確実かつ容易に組み立てられる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る陳列棚では、棚板の先端から突出する一対の挟持片間に後壁から切り起こした棚受片を挟み、これらを切込の係合によりロックし、棚受片で棚板を受け止めるようにしたので、棚板は浮き上がることなく安定して水平状態に保持される。
【0024】また、棚板の固定作業を上側から行うことができ、その固定状態を挟持片及び棚受片の切込の係合音で確認できるので、確実かつ容易に組み立てられる。
【出願人】 【識別番号】000115980
【氏名又は名称】レンゴー株式会社
【出願日】 平成11年4月5日(1999.4.5)
【代理人】 【識別番号】100074206
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 文二 (外2名)
【公開番号】 特開2000−287799(P2000−287799A)
【公開日】 平成12年10月17日(2000.10.17)
【出願番号】 特願平11−97415