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【発明の名称】 チェックアウトカウンター装置
【発明者】 【氏名】松本 通

【要約】 【課題】チェックアウトカウンターにおいて、上方から配線作業が行なえるようにする。

【解決手段】商品の勘定清算を行なうレジスター等を備えるカウンターにおいて、天板7の後部下方に設けた後面板8と、後面板から後方に離間して後面板に設けた覆板13との間に形成された配線収納部14の開口上部を閉塞する補助天板15を、開口上部14aに着脱可能に設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 商品の勘定清算を行なうレジスター等を備えるチェックアウトカウンター装置において、天板の後部下方に設けられた後面板と、前記後面板から後方に離間して前記後面板に設けられた覆板との間に形成された配線収納部の開口上部を閉塞する補助天板を、前記開口上部に着脱可能に設けたことを特徴とするチェックアウトカウンター装置。
【請求項2】 前記配線収納部内に左右方向を向く配線ダクトを設け、前記後面板と前記覆板の左右方向の両端同士を接続する左右の側板に、配線を、前記配線ダクトの左右両側から左右外方へ挿通しうる配線コード挿通部を形成した請求項1記載のチェックアウトカウンター装置。
【請求項3】 前記後面板における前記配線ダクトの上方に、配線を前後方向に挿通しうる配線コード挿通部を形成した請求項1または2記載のチェックアウトカウンター装置。
【請求項4】 前記補助天板が、前記後面板と前記覆板の左右方向の両端同士を接続する1対の側板の上部に形成された達磨孔と、前記補助天板の下面に突設されて前記達磨孔に係合する鍔付きピンとの係合によって、前記開口上部に着脱可能に設けられている請求項1〜3のいずれかに記載のチェックアウトカウンター装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等の各種店舗で使用されるチェックアウトカウンター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種店舗には、店員が、客の購入した商品の勘定清算、梱包等を行なうチェックアウトカウンター装置が設置されている。一方、近年、無駄な商品の仕入を少なくして、確実かつ速やかに販売できるように、各売場の商品販売情報を本部に集めて、商品の仕入計画をたてるPOSシステムが、各種店舗に導入されている。
【0003】このため、チェックアウトカウンター装置には、おびただしい配線が施されている。しかも、チェックアウトカウンター装置は、複数台のカウンターを連結して構成されていることが多く、カウンター同士間で配線を施さなければならず、配線の数は、著しく多いものとなっている。
【0004】図6は、従来のチェックアウトカウンター装置(30)を示す。配線収納部(31)は、カウンター(32)の後面板(33)と覆板(34)との間を利用して形成されている。覆板(34)は、カウンター(32)に着脱可能に設けられており、配線作業時に取り外して、左右方向への配線、チェックアウトカウンター装置(30)上のレジスター(図示省略)等への配線等を行なった後、再度、後面板(33)に取り付けられるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、覆板(34)は、後面板(33)に対して着脱されるため、損傷を受けたり、カウンター同士の覆板が不揃いになったりすることが多く、チェックアウトカウンター装置(30)の見栄えを悪くしたりしていた。
【0006】また、チェックアウトカウンター装置(30)が左右方向に長くなると、覆板(34)も、左右方向に長くなって重くなり、着脱作業が困難になるとともに、落とされて打痕を受けることがある。さらに、覆板(34)と後面板(33)との間は、単に中空の空間であるため、配線コードを確実に保持することができない。
【0007】本発明は、上記の問題点に鑑み、覆板を取り外すことなく、上方から配線作業が行なえるととともに、配線収納部内で、配線コードの弛みが生じないようにしたチェックアウトカウンター装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) チェックアウトカウンター装置は、商品の勘定清算を行なうレジスター等を備えており、天板の後部下方に設けられた後面板と、前記後面板から後方に離間して前記後面板に設けられた覆板との間に形成された配線収納部の開口上部を閉塞する補助天板を、前記開口上部に着脱可能に設けてある。
【0009】(2) 上記(1)項において、チェックアウトカウンター装置に、前記配線収納部内に左右方向を向く配線ダクトを設け、前記後面板と前記覆板の左右方向の両端同士を接続する左右の側板に、前記配線ダクトの左右両側から左右外方へ配線を挿通しうる配線コード挿通部を形成する。
【0010】(3) 上記(1)または(2)項において、前記後面板における前記配線ダクトの上方に、配線を前後方向に挿通しうる配線コード挿通部を形成した。
【0011】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、前記補助天板が、前記後面板と前記覆板の左右方向の両端同士を接続する1対の側板の上部に形成された達磨孔と、前記補助天板の下面に突設されて前記達磨孔に係合する鍔付きピンとの係合によって、前記開口上部に着脱可能に設けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図1〜図5に基づいて説明する。図5に示すように、チェックアウトカウンター装置(1)は、商品の勘定清算を行なうレジスター等(図示省略)を載置しうるようにした、4台のカウンター(2)(3)(4)(5)を1列に接続して、細長く形成されている。
【0013】本発明の実施形態を、図5において、右から2台目のカウンター(3)を例にとって説明する。図1〜図3に示すように、このカウンター(3)は、左右1対の側板(6)(6)と、側板(6)(6)の上部にまたがって設けられた天板(7)と、天板(7)の後部下方に設けられた後面板(8)と、左右の側板(6)(6)の間に渡して設けられた棚板(9)(10)(10)とで形成され、下部に4個のキャスター(11)が設けられている。
【0014】後面板(8)の後側には、その左右両端に設けられた下向きの直角三角形状の1対の補助側板(12)によって、後面板(8)から後方に離間する覆板(13)が設けられており、後面板(8)と補助側板(12)と覆板(13)とによって、下方に行くにしたがって前後幅が漸次小となる配線収納部(14)が形成されている。この配線収納部(14)の上面開口部は、補助側板(12)と覆板(13)とに着脱可能な前後幅の狭い補助天板(15)によって閉塞されている。補助天板(15)上には、客が買物かごを滑らすことができるようになっている。
【0015】なお、補助天板(15)は、左右の補助側板(12)の上面に、大径部(16)を後方とし、小径部(17)を前方として形成された達磨孔(18)の大径部(16)に、補助天板(15)の両側下面より突出させた鍔付ピン(19)を挿入した後、補助天板(15)を前方へ移動させて、鍔付ピン(19)を小径部(17)に進入させることによって、補助側板(12)(12)上に取付けられている。
【0016】補助天板(15)の後方への移動は、補助天板(15)の下面両側端部の後縁近くに、ねじ(27)によって止着した1対の側面視倒立L字状の取付け片(21)(21)を、覆板(13)の上部に設けたねじ孔(22)にねじ込んだボルト(23)によって覆板(13)の上部に取付けることによって、補助天板(15)の後方への移動は阻止されている。
【0017】配線収納部(14)内において、後面板(8)の上部近くには、左右方向を向く側面視前向L字状の配線ダクト(24)が固着されている。この配線ダクト(24)は、後面板(8)の左右端部近くで、かつ配線ダクト(24)の上方に穿設されたコード貫通孔(25)(25)と、補助側板(12)上縁に切り欠いて形成したコード貫通切欠(26)(26)とを通過する配線コードを支持するようになっている。これらの配線コードの配線作業は、補助天板(15)を取り外して行なうのがよい。
【0018】以上の構成は、他のカウンター(2)(4)(5)にも同様に適用されて、互いに配線コードが配線されている。
【0019】
【発明の効果】請求項1の本発明のチェックアウトカウンター装置によれば、補助天板を取り外すと、配線収納部の開口上部の上方から配線作業を容易に行なうことができる。補助天板は、前後幅が狭く軽量であるため、取り扱いが容易であり、配線収納部の上面開口部に容易に着脱することができるとともに、損傷を受けるようなことがない。
【0020】請求項2のように、配線収納部内に配線ダクトを設け、かつ、側板に配線コード挿通部を形成すると、配線コードの垂れ下りや、絡み合い等は防止され、外部からの配線を容易に行なうことができる。
【0021】請求項3のように、後面板における配線ダクトの上方に、前後方向への配線が挿通可能な配線コード挿通部を形成すると、レジスター等の配線コードを、外観から目立たないように、配線コード挿通部を通して、配線ダクト上に配線することができる。
【0022】請求項4のように、達磨孔の小径部に鍔付きピンを挿入すると、鍔が小径部に係合して、補助天板の浮上りを防止することができる。
【出願人】 【識別番号】000000561
【氏名又は名称】株式会社岡村製作所
【出願日】 平成11年3月16日(1999.3.16)
【代理人】 【識別番号】100060759
【弁理士】
【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外2名)
【公開番号】 特開2000−262363(P2000−262363A)
【公開日】 平成12年9月26日(2000.9.26)
【出願番号】 特願平11−70074