| 【発明の名称】 |
ショ―ケ―スの保護材取付構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】高山 勉
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| 【要約】 |
【課題】ショーケースにおいて、バンパーを、取付用の止めねじが見えないようにして、簡単に取付ける。
【解決手段】上縁に上部折り返し片4を、下縁に下部折り返し片5を形成した断面ほぼC字状のバンパー3と、ショーケースの保護材取付部に設けたベースサポート6の上部に設けられ、上部折り返し片4を係止させる上部受け材7と、ベースサポート6の下部に基端部11aが固着され、かつ先端部が、係止された上部折り返し片4を中心とする軌跡を描いて移動する下部折り返し片5に当接して弾性変形し、元の状態に戻ることにより下部折り返し片5を係止する係合部11cを有する下部受け材11とから構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上縁に上部折り返し片を、下縁に下部折り返し片を形成した保護材と、ショーケースにおける保護材を取付けようとする保護材取付部の上部に設けられ、前記上部折り返し片を係止させる上部受け材と、前記保護材取付部の下部に基端部が固着され、かつ先端部が、係止された前記上部折り返し片を中心とする軌跡を描いて移動する前記下部折り返し片に当接して弾性変形し、元の状態に戻ることにより前記下部折り返し片を係止する係合部を先端部に有する下部受け材とからなることを特徴とするショーケースの保護材取付構造。 【請求項2】 下部受け材の係合部を、保護材の下部折り返し片に引っ掛かる鉤部とした請求項1記載のショーケースの保護材取付構造。 【請求項3】 下部受け材の係合部を、断面ほぼW字状をなし、その中央の凹部に保護材の下部折り返し片を受けるようにした請求項1記載のショーケースの保護材取付構造。 【請求項4】 下部受け材の係合部が、ショーケースにおける保護材取付部に取り付けられたベースサポートの下面より弾性的に出没自在となるように、下部受け材を前記ベースサポートに取り付けた請求項1〜3のいずれかに記載のショーケースの保護材取付構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、商店、スーパーマーケット、百貨店等で使用されるショーケース、特にショーケースの前面下部に取り付けられるバンパー、キックプレート等の保護材の取付構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種ショーケースにおいては、カートの衝突保護のためのバンパーは、その上端あるいは下端またはその両方を正面からショーケース本体にねじ止めして固定するのが一般的であった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、ショーケースのデザインの向上と商品の陳列方法の進歩につれ、ショーケースの正面から、バンパー等取付の止めねじの頭部が露出していることは、ショーケースの前方を歩く顧客の目に付き、店舗全体のイメージを損ねることとなる。そのため、止めねじが見えないショーケースの保護材の取付構造が望まれる。 【0004】本発明は、上述の問題点に鑑み、ショーケースにおいて取付用の止めねじが見えず、しかも、取付けが簡単なショーケースの保護材取付構造を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。 (1) 上縁に上部折り返し片を、下縁に下部折り返し片を形成した保護材と、ショーケースにおける保護材を取付けようとする保護材取付部の上部に設けられ、前記上部折り返し片を係止させる上部受け材と、前記保護材取付部の下部に基端部が固着され、かつ先端部が、係止された前記上部折り返し片を中心とする軌跡を描いて移動する前記下部折り返し片に当接して弾性変形し、元の状態に戻ることにより前記下部折り返し片を係止する係合部を先端部に有する下部受け材とからなるものとする。 【0006】(2) 上記(1)項において、下部受け材の係合部を、保護材の下部折り返し片に引っ掛かる鉤部とする。 【0007】(3) 上記(1)項において、下部受け材の係合部を、断面ほぼW字状をなし、その中央の凹部に保護材の下部折り返し片を受けるようにする。 【0008】(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、下部受け材の係合部が、ショーケースにおける保護材取付部に取り付けられたベースサポートの下面より弾性的に出没自在となるように、下部受け材を前記ベースサポートに取り付ける。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したショーケース(A)の側面図で、一部分を破断して示している。ショーケース(A)は、正面(図の左側)が開口し、内部に商品陳列空間が形成されており、ここに、複数段の陳列棚(1)が設けられている。 【0010】ショーケース(A)の台部(2)の下部には、その正面側に、左右方向に延びる保護材すなわちバンパー(またはキックプレート)(3)が、台部(2)から突出して設けられている。本発明は、このバンパー(3)の取付構造にあり、その一実施例が、図2に拡大して示されている。 【0011】バンパー(3)は、一般に鋼板を曲げて形成したもので、図2及び図3に示すように、中間部を緩やかなC字状断面となるように曲げ、その上縁から、鋭角に2回折り曲げて、第1折り返し部(4a)及び第2折り返し部(4b)からなる上部折り返し片(4)を形成し、また、下縁から鋭角に1回折り曲げて、下部折り返し片(5)を形成している。 【0012】ショーケース(A)の台部(2)におけるバンパー(3)を取付ようとする部分に設けられた断面ほぼV字状のベースサポート(6)の垂直に延びる前面には、図2に示すように、上部受け材(7)が止めねじ(8)により取り付けられている。 【0013】上部受け材(7)は、ベースサポート(6)から直角に前方に折れ曲がって延び、その先端(7a)は、鈍角に上方に折れ曲がっている。ベースサポート(6)には、上部受け材(7)の上方において、前面板(9)が止めねじ(8)により取り付けられている。前面板(9)の前面下部には、下端の折れ曲がり下縁(9a)が、上部受け材(7)の先端(7a)の根元に揃うように凹入段部(9b)が形成されている。 【0014】ベースサポート(6)の下部すなわちV字の下側の腕には、スリット状の開口(10)が穿設されており、この開口に遊嵌する下部受け材(11)の後端部である基端部が、開口(10)に臨むV字の腕の後端近くに止めねじ(8)により取り付けられている。 【0015】下部受け材(11)は、ステンレスのばね鋼製とするのが好ましいが、一般に、鋼板、合成樹脂板等の弾性を有するものであればよい。下部受け材(11)は、図4に示すように、止めねじ(8)により取付けられる基端部(11a)から前下方に傾斜して延びる中間部(11b)に続き、上方に逆U字状に折れ曲がる凹部(11c)を設け、それから、なだらかに上方に延びる傾斜部(11d)を形成したものである。これを総体的に見れば、ほぼW字状の側面形状の係合部が形成されている。 【0016】下部受け材(11)が取り付けられた状態では、その係合部である凹部(11c)全体が、開口(10)から出て、ベースサポート(6)の下面から下方に突き出した状態になっている。 【0017】バンパー(3)を取り付けるには、まず、その上縁の上部折り返し片(4)を、上部受け材(7)に引っかける。すなわち、上部折り返し片(7)の第2折り返し部(4b)を、上部受け材(7)の先端(7a)に載せ、若干下方に引き下げると、第1折り返し部(4a)は、その上端の鋭角の折り曲げ部が、表面板(9)の凹入段部(9a)の上端に係合するようにして、凹入段部(9a)の全面に当接し、第1折り返し部(4a)の上方への移動が阻止されるとともに、バンパー(3)の上縁が隠されるので体裁がよくなり、また、バンパー(3)にかかる前方からの衝撃に対して強くなる。 【0018】この際、バンパー(3)の下縁の下部折り返し片(5)は、上部受け材(7)に載せた上部折り返し片(4)を中心とする軌跡を描いて後方に回動し、下部受け材(11)に当たる。下部折り返し片(5)の先端は、下部受け材(11)の傾斜部(11d)に沿って滑り、下部受け材(11)を開口(10)内に屈従的に押し入れて進み、ついには、下部折り返し片(5)の先端が凹部(11c)に落とし込まれる。この時、弾性を有する下部受け材(11)は、図2に示す元の位置まで戻って、下部折り返し片(5)が係止され、傾斜部(11d)はバンパー(3)の裏面に当接する。 【0019】図5に示す第2の実施例では、バンパー(3)の上縁の上部折り返し片(4)を、1回だけ鋭角に折り曲げたものとし、これを、上部受け材(7)の内面と表面板(9)の外面との間に挟み込んで係止するようになっている。また、バンパー(3)の下部折り曲げ片(5)を係止する下部受け材(11)は、先端部を下方に直角に曲げて形成した鉤部(係合部)(11e)としている。この実施例でも、下部受け材(11)の傾斜部分(11d)は、バンパー(3)の裏面に当接する。 【0020】 【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、保護材には、止めねじ等を一切使わないので、外観が優れており、また、取り付けが極めて簡単である。 【0021】請求項2記載の発明によると、保護材に前からの衝撃が加わった場合、保護材は、中間部が弾性撓曲して、下端部が後方に自由に移動できるので、衝撃を容易に逃すことができる。 【0022】請求項3記載の発明によると、保護材の下端部の前後方向の移動を確実に阻止することができるとともに、断面ほぼV字状をなす係合部における保護材の下部折り返し片が係合する凹部の前後に、下部折り返し片を案内する傾斜部を形成することができる。 【0023】請求項4記載の発明によると、下部受け材を弾性変形させて、上方に押し上げることにより、下部受け材の係合部を、保護材の下部折り返し片から離脱させて、保護材を簡単に外すことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000561 【氏名又は名称】株式会社岡村製作所
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| 【出願日】 |
平成10年12月25日(1998.12.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060759 【弁理士】 【氏名又は名称】竹沢 荘一 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−189296(P2000−189296A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月11日(2000.7.11) |
| 【出願番号】 |
特願平10−370743 |
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