| 【発明の名称】 |
ショーケース |
| 【発明者】 |
【氏名】山口 秀樹
【氏名】加藤 一男
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| 【要約】 |
【課題】施錠状態で隙間の発生を防止すると共に、確実な施錠により盗難を防止することを目的する。
【解決手段】内部に貯蔵室14を有すると共に、前面開口を有する断熱箱体2と、この前面開口を開閉自在に閉塞し、一側をヒンジ7にて回動自在に枢支される扉3と、この扉3の非枢支側に設けられ、扉3の上下方向に延在する支軸6と、この支軸6の端部に設けられ、前記断熱箱体2側に設けた嵌合部19に着脱自在に嵌合する係合部17とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に貯蔵室を有すると共に、前面開口を有する断熱箱体と、この前面開口を開閉自在に閉塞し、一側をヒンジにて回動自在に枢支される扉と、この扉の非枢支側に設けられ、扉の上下方向に延在する支軸と、この支軸の端部に設けられ、前記断熱箱体側に設けた嵌合部に着脱自在に嵌合する係合部とを備えたことを特徴とするショーケース。 【請求項2】 支軸は上下方向に移動可能としたことを特徴とする請求項1記載のショーケース。 【請求項3】 支軸の上端に係合部を設け、下端に鍵にて施錠する施錠部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2いずれか記載のショーケース。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、商品を収納するショーケースに関する。 【0002】 【従来の技術】本発明に先行する従来技術として、特公平5−40232号公報(F25D23/02)には、本体前面に一側をヒンジにて回動自在に枢支し他側に設けた把手により開放される観音開き式扉のうち少なくとも片方の扉を上下2枚とし、各扉の把手の前面に当接し、当接する扉の前方移動を阻止する基部と、該基部の左側及び右側を内方へ折曲し、前記右側の扉の把手に係合する右曲片と左側の扉の把手に係合する左曲片とを有するロックプレートと、前記基部に開設される挿入孔に挿入され前記上下2枚の扉の把手端部にて上下方向の移動が規制される鍵杆を有した錠前とを備えたことを特徴とする貯蔵庫の扉の施錠装置が開示されている。 【0003】また、一枚扉のショーケースの場合、図4乃至図7に示す構造が一般的である。 【0004】図4には、ショーケース本体100に固定具101を有し、ガラス扉102の上部に前記固定具101と重なる固定プレート103を備え、固定具101及び固定プレート103の重なる位置に穴を形成して、錠前104を前記固定具101及び固定プレート103の穴に貫通させる事により施錠する構造を示す。 【0005】また、図5には、ショーケース本体100の側面に蝶番105を設け、ガラス扉102の蝶番105が対応する位置に挿通突起106を設けて、この挿通突起106が前記蝶番105の穴を挿通した状態で錠前104にて施錠する構造を示す。 【0006】更に、図6及び図7には、ショーケース本体100の下部に断面コ字型の固定具101を設け、ガラス扉102閉塞時にこの固定具101と重なるL字金具107を設け、固定具101及びL字金具107に形成された穴が重なった状態で、錠前104を穴に挿通して施錠する構造を示す。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上述した様な従来技術では、いずれも扉の一部を錠前などで施錠するため、図7に示す如く扉の片側が自体が自重で下がったり、扉自体がゆがんでしまうと、図4の場合には固定具と固定プレート、図5の場合には蝶番と挿通突起、図6の場合には固定具とL字金具の位置が合わなくなり施錠できないという問題がある。 【0008】また、扉が自重で下がったり、扉がゆがんでしまうと、例え施錠できたとしても、ショーケース本体と扉との間に隙間が生じてしまい、商品の盗難のおそれがある。 【0009】本発明は、上述した様な問題点に鑑みてなされたもので、施錠状態で隙間の発生を防止すると共に、確実な施錠により盗難を防止することを目的としたショーケースを提供する。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための手段として、請求項1の発明では、内部に貯蔵室を有すると共に、前面開口を有する断熱箱体と、この前面開口を開閉自在に閉塞し、一側をヒンジにて回動自在に枢支される扉と、この扉の非枢支側に設けられ、扉の上下方向に延在する支軸と、この支軸の端部に設けられ、前記断熱箱体側に設けた嵌合部に着脱自在に嵌合する係合部とを備えたショーケースを提供する。 【0011】この様に、扉の非枢支側に支軸を設けたため、扉がゆがんでしまうことを極力防止する事ができる。 【0012】また、請求項2の発明では、支軸は上下方向に移動可能とした請求項1記載のショーケースを提供する。 【0013】このため、扉が自重で下がってしまった場合でも、支軸を上下方向に移動させて、扉を断熱箱体側に押しつけて、断熱箱体の嵌合部に支軸の係合部を嵌合させることにより、確実に施錠する事ができる。 【0014】また、請求項3の発明では、支軸の上端に係合部を設け、下端に鍵にて施錠する施錠部を設けた請求項1又は請求項2いずれか記載のショーケースを提供する。 【0015】このため、係合部を嵌合部に嵌合した状態とする事により、確実に施錠する事ができる。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 【0017】図1は本発明を具備するショーケースの斜視図、図2は本発明を具備するショーケースの拡大斜視図、図3は図2のA−A断面図である。 【0018】図1及び図2における1はショーケース本体で、前面に開口を有する断熱箱体2と、この断熱箱体2の前面開口を開閉自在に閉塞し、透明ガラスにて形成された透明扉3と、前記断熱箱体2の下に形成された、凝縮器、凝縮器冷却用送風機、圧縮機を備える機械室とよりなるものである。 【0019】また、前記機械室の前面には、機械室パネル9が設けられており、この機械室パネル9の前面には外気を吸い込む吸込口10が設けられており、機械室パネル9の上面には、機械室内で熱交換し、高温となった排熱を前記透明扉3に送風することにより結露を防止する吹出口11が形成されている。 【0020】また、前記断熱箱体2内の背面には、インターリアと称する背面板12が設けられており、この背面板12は背面冷気通路と商品を収納する貯蔵室14とを区画するものである。 【0021】前記断熱箱体2内の開口部近傍の左右両端には、複数段の棚受け22が形成されている。更に、前記背面板12にも複数段の棚支持穴23が形成されている。更に、貯蔵室14には上下に複数段(本実施例では3段)の陳列棚24、24…が設けられている。この陳列棚24、24…には、前部の両側に突出部が形成されており、後部には後方に延在する延出部が形成されている。前記突出部は前記棚受け22にて支持され、延出部は前記棚支持穴23に差し込まれて支持される。 【0022】以下に図1乃至図3を参照して、本発明の要部を説明する。 【0023】前記透明扉3は、ステンレススチール製のサッシュ4に透明ガラス5をはめ込んだものであり、枢支側は断熱箱体2に設けられたヒンジ7にて開閉可能となっている。更に、透明扉3の非枢支側には把手8が設けられている。また、前記透明ガラス5は結露を極力防止するため二重構造となっており、前記サッシュ4の断熱箱体2側には磁石15を有するガスケット16が設けられている。このサッシュ4の非枢支側には、上下方向に延在する支軸6が設けられている。この支軸6の頂部には、長方形の係合部、具体的にはプレート17が設けられており、このプレート17の一部には穴18が形成されている。このプレート17の穴18は、施錠する際、前記断熱箱体2の開口上縁に設けられた嵌合部、具体的には突起19に嵌合するものである。 【0024】また、前記透明扉3のサッシュ4の上面には、前記プレート17を収納するため、保持具としてのホルダー20が設けられている。このホルダー20に前記プレート17の穴18がはめ込まれる事により、プレート17を透明扉3に保持するものである。 【0025】更に、前記支軸6の下端には平板状の施錠部25が設けられており、この施錠部25には、南京錠26のU字状の金具26Aが挿通する鍵穴27が形成されている。そして、前記サッシュ4の下端部には、前記支軸6の引き上げ時に、前記施錠部25が位置する窪部28が形成されている。 【0026】また、前記断熱箱体2の前面開口の下縁には、コ字状の錠前金具29が取り付けられている。この錠前金具29は断熱箱体2にネジなどの螺設具30にて螺設されるベース29Aと、このベース29Aの上端より前方に突出するスペーサ29Bと、このスペーサ29Bの前端から垂下し、前記施錠部25の鍵穴27と重なる穴が形成されたフロントプレート29Cとよりなるものである。 【0027】以上の構成にして動作を説明する。図2において、実線は施錠状態を示し、二点鎖線は非施錠状態を示す。 【0028】先ず、施錠状態では、前記プレート17の穴18と、断熱箱体2に設けられた突起19とが嵌合しており、前記施錠部25の鍵穴27と、錠前金具29のフロントプレート29Cの穴とが重なり、前記鍵穴27及びこの穴を南京錠26の金具26Aが挿通して施錠されている。 【0029】尚、この様に、プレート17の穴18と突起19とが嵌合し、南京錠26にて施錠する事により、前記透明扉3のガスケット16が、断熱箱体2側に押しつけられ、冷気流出を極力防止する事ができるものである。即ち、透明扉3と断熱箱体2との間に隙間が生じる事を防止できるものである。 【0030】また、この施錠状態から非施錠状態とするには、先ず、前記南京錠26を解除して金具26Aを解放する。次いで、金具26Aを前記施錠部25の鍵27及び前記フロントプレート29Cの穴から外し、支軸6を引き上げ可能状態とする。 【0031】この後、支軸6を引き上げる事により、前記プレート17の穴18と突起19の嵌合が解除され、支軸6は回動自在となる。支軸6を前記透明扉3方向に回動させ、前記プレート17の穴18を透明扉3のホルダー20に差し込み、プレート17を透明扉3側に保持する。 【0032】また、支軸6引き上げ時、前記施錠部25は透明扉3のサッシュ4に形成された窪部28内に位置する。 【0033】この非施錠状態から施錠状態とするには、上述した手順と逆の手順を行えば良い。 【0034】以上の如く、支軸6は透明扉3の補強を行うため、透明扉3のゆがみを防止し、また透明扉3が自重で下がってしまっても、支軸6のプレート17を突起19に嵌める事により、施錠部25と錠前金具29とを所定の位置関係とする事ができるため、確実に施錠できるものである。 【0035】 【発明の効果】 以上詳述した如く、本発明によると、扉の非枢支側に支軸を位置させたため、支軸が扉の補強を行う事となり、扉のゆがみを極力防止する事ができる。 【0036】また、扉が自重で下がってしまった場合でも、支軸の係合部を嵌合部に嵌める事により、施錠する部材が所定の位置関係となるため、確実に施錠する事ができる。 【0037】従って、施錠状態で扉と断熱箱体との間に隙間が生じる事を防止できるため、盗難を確実に防止する事ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年12月10日(1998.12.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100111383 【弁理士】 【氏名又は名称】芝野 正雅
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| 【公開番号】 |
特開2000−166712(P2000−166712A) |
| 【公開日】 |
平成12年6月20日(2000.6.20) |
| 【出願番号】 |
特願平10−351788 |
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